商品詳細
生地は厳選した高品質で有名な、浜ちりめんを使用。
伊勢の高級和紙に柿渋を塗り制作された「伊勢型紙」で、
一柄の型紙を作り上げるのに一か月近く要する事も・・。
丁寧に伝統工芸技術保持者の職人さんに染めて頂きま
した。柄は縁起の良い「宝尽し」のお柄。江戸小紋は帯と
のコーディネートも楽しく着回し度の高さも抜群です。
観劇やお集まり、またお食事会など、どんなシーンにも
対応してくれる、まさに上質の一品です。
【品 質】
生地 |
浜ちりめん(高砂縮緬) |
柄 |
宝尽くし |
色 |
浅緑 |
江戸小紋
登録商標 |
有り |
染元 |
富田染工芸 |
染め師 |
雅号:佐藤勇山 |
生地幅 |
9寸8分 |
長さ |
12.5m |
量目 |
740g |
「江戸小紋」という名称は特許庁で地域商標を取得して
いますので美濃の型紙を使用して、東京で染めたものしか
「江戸小紋」という名称が使用できません。
当社の江戸小紋はすべて東京の染元さんで染めて頂いた
本物の「江戸小紋」です。
【用 途】
結婚式・披露宴・結納や入園・卒園・入学式・卒業式など。又、謝恩会、パーティー、レセプション、発表会、展覧会、お茶会、観劇、旅行、コンサート等の改まったお席や気軽に会食・お茶会などにどうぞ。縫い紋をお入れするだけで、お召になる範囲は広がります。名古屋帯で気軽に又は、袋帯で正式な場所にと色々とご活躍してくれます。
【年 代】
30代から70代でしたら、十分お召いただけます。
【富田染工芸】
明治初めに浅草の馬道で初代が創業し、大正3年に、早稲田に移転しました。東京染小紋の老舗として、伝統と技を現代にも継承しておられます。また、創業より使用されている、江戸小紋には欠かせない12万枚を超える型紙が保存されており、現在でもそれらの型紙を使用して染小紋を行っています。保管されている型紙の中には、200年前に作られた大変貴重なものも含まれており、その豊富かつ貴重な型紙によって「東京そめものがたり博物館」という博物館を運営できるほどです。又、富田染工芸の代表の富田篤さんは、伝統技術を守るだけでなく、若い方々にもっと染色の魅力を伝えて行きたいとの願いから勢力的に文化団体への支援なども行なっています。新宿区染色協議会の会長も兼任し幅広く情報を公開していらっしゃいます。
工房を解放し東京染物の展示も行っています。他には日時限定で江戸小紋染物体験を提供したりプチ着物講座などを開いておられます。
【東京染め小紋(江戸小紋)】
東京染小紋<江戸小紋>は型紙を使用し、生地に防染の糊をのせて柄をつけたあとに、地色を染めて柄を染め抜く技法です。遠目から見ると無地に見え、近くに寄ると柄が浮き出てくるような文様で、地色と柄がはっきりと見えるのが特徴です。
小紋の歴史は室町時代にさかのぼりますが、江戸時代の初めより、広く染められるようになりました。当時の小紋は武士の裃(かみしも)に柄を入れて、大名が参勤交代で江戸城に上がる際、藩を識別するために文様を入れたのが始まりとされています。その後、江戸中期には町人文化が発展して着物に小紋を染めることが流行し、野菜柄や虫柄などの楽しい柄がたくさん生み出されてきました。
【型 紙】
小紋や更紗などの型染めに使用する型紙は美濃和紙に柄を彫刻したものです。型紙は何度も繰り返し糊をのせて捺染加工と水洗いをするため、水に強く、丈夫でなければなりません。そのため水に強い美濃の手漉き和紙を、柿渋で2,3枚張り合わせて強度と耐水性を増したものに、彫り師が彫刻を施し、型紙として使用してきました。この技術は江戸時代から継承され現在も変わっていません。富田染工芸には、創業当時から保存されている型紙が12万枚以上保存されており、現在もこれらの型紙の一部を使用して染小紋を行っています。
保存された型紙の中には数十年前に作られたとは思えないようなおしゃれで繊細な柄も沢山あり、東京染小紋<江戸小紋>が流行の最先端に立っていたことがうかがえます。その柄は多種多様で、その新鮮さにはベテランの職人さんでも驚くことがあるそうです。
江戸小紋は型紙を使用し布地に防染の糊をのせて柄をつけた後に、「しごき」といって地色を染める作業をします。最初に型紙で布全体に糊をのせていくのですが、型紙のサイズはだいたい30cmほど。1反(長さ約13m)の布を染めるには、何度も繰り返し染めていかなければなりません。一枚の型紙を使って隣り合う柄をつなぎ合わせ、ムラなく糊をのせる作業はとても難しく、熟練するまでには10年以上かかります。
【縫い紋について】
ケシ縫い |
ほとんど、目立たないような縫い紋です。
玉結びで縁取るようなイメージです |
マツイ縫い |
一般的な縫い紋です。抜き紋で白く抜く部分の縁取りを色糸で表します。 |
スガ縫い |
ボリュームのある縫い紋です。
抜き紋で白く抜く部分を刺繍で埋めます。 |
※平安紋帳に無い紋の場合には、別途料金が発生いたします。
詳しくは当社までお電話もしくはお問合せ下さい。
・お仕立てを伴う場合:詳しくはこちらをご覧ください。
・八掛のお色は、お任せいただければお選びします。
もしくは、見本帳をお送りいたします。
・ご不明な点は、お電話かお問合せよりご連絡ください。