商品詳細
針ねん金の特徴として、経糸の浮き沈みによる文様表現「経錦」を軸とし、柄によっては緯糸での文様表現「緯錦」と融合させ、新しい織表現の創作です。
元来、織物には文様制作上の制限があり、そこから自由になっていくことへの挑戦ということに長い歴史がございます。
こちらの針ねん金は、現代の技術と独自性の追求から、織の歴史を一瞬に超える夢ある織物といえるのではないでしょうか。糸づかいとしては、従来のねん金綴錦より経糸にねん金糸を多く使用することにより、経糸での文様表現が豊かに、そして深くなるように工夫されています。又、とても軽いですので結んでいて苦にならない帯です。
こちらのお品は、今の社長である「高尾朱子氏」の作品です。女性らしい細やかで繊細な表現が素晴らしいです。
【品 質】
・桝屋高尾 謹製
・西陣織工業組合品質表示証紙No.277
・絹:80%以上 分類外繊維(和紙)ポリエステル:20%未満
・日本製
・全通
・黒5色縞経、黒黒うるし地にド銀
・生地幅 : 約35.0㎝
【用 途】
柄の少ない付け下げや色無地、江戸小紋、とび柄小紋に合わせてみてください。お茶席や謝恩会、パーティー、レセプション、発表会、展覧会、観劇、コンサート等のお席やご友人との会食に是非どうぞ。着物の種類や柄行によって着用シーンは幅広く様々です。
【年 代】
30代から60代
【桝屋高尾】
◇会長である髙尾 弘(ひろむ)氏は1935年に京都・西陣に生まれる。伯父(髙尾菊次郎氏)を師匠として西陣織の伝統の中でその技術と感性をひたすらに磨き、1960年には株式会社桝屋髙尾を設立。
「従来に無い独創的で美しい織物を創りたい」そんな想いで、現在に至る。
その気持ちを継ぐのが、娘であり社長の高尾朱子さん。社長就任後彼女の作品には、「桝屋源助」という、家に伝わる名前を使用されています。代替り後の作品には、髙尾 弘氏の作品にも朱子氏の作品にも同じ落款を使用してございます。
又、企業ではなく家業であることを肝に銘じ、これからも「時に耐える美しい織物」を手がけ、そして桝屋髙尾の着物や帯で心華やぐお客様が一人でも増えることを願っていらっしゃいます。