商品詳細
「きびそ」とは、お蚕さんが一番初めに吐き出す糸のこと。緒糸とも呼ばれている。ごわごわと硬く繊度が不安定なため本来は生糸を引く際に取り除かれ副蚕として絹紡糸の原料として使用されますが、上手にその糸を使ってもじり織ではなく従来の羅の粗さをイメージして経糸緯糸に太糸、細糸をバランスよく織りあげた生地に幾何学文様の柄で染めたお品です。染帯は柔らかいですが、こちらの「キビソ」の生地は糸自体が硬いので生地にしてもハリがございます。おしゃれに、粋に結んでいただけるお品です。
【品 質】
・大倉織物
・二代目川村久太郎 染
・伝統工芸染匠
・松煙染
・日本製
・全通
・絹:100%
・日本の絹印 : 有
・生地幅 :約31.0㎝
・幾何学文様:市松と変形鱗紋
※メーカー大倉織物さんが、「キビソ」の珍しい生地と巡り合ったご縁でこちらのお品が出来上がりました。唯一無二のお品です。「キビソ」がなかなか取れるものでもなく、この生地が入ってこないと同じものは作れないとのことです。
【用 途】
発表会、展覧会、観劇やコンサート、お茶会、パーティー、ご友人とのお食事会等の趣味の集まりにどうぞ。色無地、江戸小紋、とび柄小紋、紬、おめしにどうぞ。
【年 代】
年齢は問いません。
【キビソ】
キビソとは、お蚕さんが最初に吐きだす糸のことで緒糸とも呼ばれている。ごわごわと硬く繊度が安定していないため生糸をひく際に取り除かれ副蚕として絹紡糸の原料に使用される。水溶性のたんぱく質を豊富に含んでいて、手織りでしか扱うことができない硬く不揃いな糸の独特な素材感が魅力的な絹糸
【二代目 川村久太郎】
労をいとわず大量の型紙を使用した型友禅で、独自の作風を磨いてきた初代久太郎の精神と技を受け継ぎながらも、洗練を極めた新しい時代の作品作りを目指されている。
【大倉織物】
昭和48年創業。以来博多織の原点である平地八寸なごや帯をはじめとし袋帯、半幅帯と独自の織の表現を追求。原材料にも妥協せず愚直なまでに創業当時の製法を守っている。現在は、「誠之輔」ブランドとして博多織を追求し博多織770年の伝統技術を継承するとともに新商品作りに励んでいる
【帯の保存とお手入れ法に関するご注意】
〇帯はお締めにならなくても、春と秋の二回湿気の少ない天気の良い日に陰干しをして下さい。
〇ご着用後は、体温や湿気を発散させるために、数時間陰干しをして下さい。
〇帯をおしまいになる場合は、湿気の多い所や風通しの悪い所はお避け下さい。汗・湿りは変色やカビの原因になる事がございます。カビが生えるとしみ抜きをしても落ちない場合がございます。
〇おしまいになる時は、ビニール袋の使用やにおい袋を直接帯に置いたり、香水をかけたりすることはおやめください。変色の原因になる場合がございます。
〇乾燥剤・防虫剤は直接帯に触れないようにしてください。二種類以上の乾燥・防虫剤を使用しますと変色、シミの原因になりますのでご注意下さいませ。
〇汚れやシミ等が付着した場合は、早めにお買い求めの呉服店か百貨店、専門の洗張りシミ落とし店にご相談くださいませ。ご家庭での洗濯はできません。