今日は比較的過ごしやすい一日でした。
縮こまってなくてすみましたので、『丸洗い、汚れ落とし、洗い張り』を京都に出す準備を
しました。横長段ボール二個と縦長段ボール一個で発送となりました。
月末までのキャンペーンですので、もう少し持参されるのではと思います。
喪服のお直しの方も結構いらっしゃいます。
殆ど必要がないので箪笥を滅多に開けないという方が多くて、いざ必要になった時に
大慌てというお話をお聞きします。
又、あまり着ないから『いらない‼』と娘が言うから持たせなかった。
とおっしゃられるお客様もいらっしゃいます。
でも、よくよくお考えになられて、お求めになられる方が増えてます。
一つの例として、
結婚式の時に、親族紹介の折先方のご親族がみんな留袖をお召になっていらっしゃった
ので、『まずい‼』と思われ式が終わってからお越しになられ
喪服の上等をお作りになられました。
お家のお道具としてお持ちになられていた方がいざという時は助かります。
今時期ですと、寒に入りましたので白生地から黒染めをお薦め致します。
寒染めは、発色も良く色落ち(変色)も気にならない程度で良いお色の状態で保管できます。(湿気さえ気を付ければ・・・)
湿気は、カビのもととなりますので是非きをつけてくださいませ。
名 水 【柳の水】
利休の愛した名水『柳の水』を使用して染めています。
こちらは、平安時代末期に崇徳院の御所があった所です。
そこは、清泉があり、千利休が茶の湯に用い、そばに柳の木を植えて
日が差すのを避けたと伝えられています。こちらの創業時(1870年)から以来、一度も枯れることなく
今も尚、お染・飲料水として使用していらっしゃいます。
今日、女性の黒紋付きは不祝儀の際の正式礼装とされています。
その歴史は明治32年、永照皇太后が亡くなられたその際に宮内省(宮内庁)が
「喪服は、白襟紋付」と告知をした事がきっかけです。
その当時は上流婦人たちの風習でしたが、昭和に入って一般に定着したと
言われています。男性の正式礼装である紋付き羽織袴は、江戸の武家の日常着
でした。後に上層町人が式服として着用するようになり、祝儀・不祝儀両用の礼服
として現代に引き継がれています。
また、寒染めで色無地を染め上げられたら宜しいと思います。
何でも応用の利く無地は、何色かお持ちだと助かりますよ。
右のクリーム色のお着物が無地付下げとなっております。
これからのシーズン入学式・卒業式に一番役立つお品です。
(控えめで上品でお色もきれいです。柄はカタクリです。 坂井教人 作)
上の四点すべて東京染めとなっております。
きもの むらたや
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