初釜に向けての着物と帯~普段の着物と帯

投稿日:

今年ももうすぐ終わりです。

新年を迎えると「初釜」がございます。流石に普段のお稽古
ではお召しにならなくてもその日ばかりは着物をお召しに
なられます。

無難は紋付の無地となるでしょう。紋にも縫い紋と抜き紋が
ございます。

この場合は縫い紋で良いかと思います。訪問着も良いのですが、柄が
お道具の柄やお床の花と重ならないように気配りすることも大切です。

 

高級訪問着 正絹[絞りの世界]

独特のにじみや「しぼ」と呼ばれる凹凸で絞り染めは布にさまざまな
表情を作り出すことができます。その絞りの技法を使って柄を描いて
いる手の込んだお品です。子帽子・桶絞り・鹿の子絞りといった色々
な絞り技法を使っております。雪輪・観世水・アヤメ・椿・菊・雲取
等々の柄を絞りで描き趣のある、優しい色合いのおきものに仕上がりました。

【品 質】

100%使用
生地 国産
絞りを使った柄
技法 子帽子絞り
技法 桶絞り
技法 鹿の子絞り
サーモンピンク地
生地幅 約38.0㎝

お茶席でお召しになられるのも良し。披露宴でお召しになられるのも良し。
いざという時の一枚になります。

帯は、年齢に合わせて選ばれるのがベストです。

ですが、50・60歳代だから地味にされない方が宜しいかと思います。

実体験とお客様からのご意見ですが、「実年齢より華やかな方が良い」
「帯は、着物に引けを取ってはいけない」
ということです。

人間国宝・蒔絵 大場松魚先生の袋帯

空想上の鳥とされている鳥が織り込まれていて段重ね中に金・銀と優しい
グリーン色と気品あるパープルの糸でそれぞれの文様を施しています。名門
「となみ織物」ならではの技術で素晴らしく上品で明るさのある袋帯に仕上
がりました。無地から留袖までの、フォーマルなお着物に合わせて下さい。
気品高くお召いただけます。

 

西陣老舗機屋【帯清謹製】の最高級袋帯

カチッとした帯地は、お締め頂いている間に馴染んで大変締めやすくなり
ます。金銀糸箔ですので光沢感があり華やかです。柄も、松・梅・桜や四季
折々の草花、そして風景を思わせるように水辺に船や橋の一部分を入れ込ん
でいて、何時お締め頂いても対応できるような柄行となっています。見た目
に華やかで格のある帯ですので留袖から色留袖、華やかな訪問着や付下げ、
色無地紋入りのお着物に合わせて下さい。

 

【品 質】
・帯清 謹製
・西陣織工業組合品質表示証紙No.161
・正絹 (絹100% 、金属糸等使用)

・日本製
・六通柄
・松・梅・桜そして四季の花
・生地幅   : 約31.0㎝
・長さ      : 約4.4m

 

二度おいしい袋帯【京藝謹製】

 

特選西陣織袋帯【京藝謹製】「謹上之帯令和・百の吉祥文様尽くし」

お太鼓部分が選べる袋帯です。一枚目は名前の通り100のおめでたい柄
が施されています。二枚目は、松の柄となっています。お太鼓をどちらに
するかで肩にかける手先が変ります。

好き好きですが、80くらいになられたら解き洗いをされてお仕立て直して
松の柄をお召しになるというお考えもありではないでしょうか。

(初めから松の柄が良いと言われる方なら別ですが)

 

ろうけつ染め小紋(正絹)[ろうけつ吹雪染]

ペーズリーの地紋の紋意匠の生地。蝋を吹雪加工で全体を和らげ上品に
仕上げています。気軽にお茶席や会食などにお召いただけるお品です。
配色は4色でお色の持っていき方で雰囲気が変わります。京紫色、葡萄染
(えびぞめ)、白菫色、山吹茶の系統のお色の配色です。

 

【八寸名古屋帯】

 

大倉織物の≪誠之輔≫ブランド。博多織の名門処で、真の良い
洒落帯を作っておられます。しなやかなハリと締め心地の良さを
持つ上質な博多織の帯です。小紋や紬の他、御召や江戸小紋など、
普段使いのお着物におすすめです。

 

【品 質】
・大倉織物
・機屋誠之輔 謹製証紙   有
・紋八寸なごや帯
・日本製
・六通柄
・絹:88% ポリエステル
指定外繊維(紙)金属糸風  12%未満
・生地幅 :約31.0㎝
・菱に変わり七宝柄

正絹小紋 京染め[紋意匠に葡萄唐草文様]

気軽なお茶会やお稽古着にどうぞ。勿論ご友人との会食にも是非。
いつもと違った一日を過ごすのも宜しいかと思います。

紋意匠生地に葡萄唐草文様をバランスよく描き上品に仕上げました。
葡萄の葉を染め疋田(絞りの模様を染色で表現したもの)で描いたり、
縁取りに金を使って柄を目立たせて全体に流れのある柄ゆきにしてご
ざいます。

九寸名古屋帯 (正絹)【帯屋捨松 謹製】「忍冬唐草文・パープル地・六通」

大勢のキモノ通の方には定評のある人気ブランドの機屋さんです。
優しくて気品のある神秘的な紫を地色にお柄は「忍冬唐草文」で
お柄は上品にまとめてございます。お着物に対して邪魔をせず尚
且つ趣味性を漂う、洗練された表情をしていますので、ひと味違
う着物姿を演出してくれる逸品の帯です。

 

特選西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「九百佐賀錦・唐華・六通」

「九百佐賀錦」と名をうつくらい華やかな感じの帯です。帯自体
とても軽く締めやすいですが、柄は大変重厚感があります。綺麗な
黄色のお色に唐華を施してあり、格高い名古屋帯となっております。
小紋は勿論、無地、江戸小紋、柄の少なめの付け下げ等に合わせて
頂けます。スリーシーズンお召しいただける、大変重宝する逸品です。

 

【品 質】
・となみ織物謹製
・西陣織工業組合品質表示証紙No.452
・日本製
・六通
・佐賀錦織
・生地幅   :約35.0㎝

 

 

 

 

 

日常の着物と帯~特別な時の袋帯

投稿日:

先日、「まちゼミ」で気軽にお茶を飲みましょうをテーマに
裏千家の先生にお茶を点てて頂くと同時にお茶席の心得や先生の
お若い時の失敗談など盛り込んでお話をしていただき一服

そしてお話

そして二服目をお出ししました。お菓子は「干菓子」お茶は「京昔」を
お薄用に使いました。

掛け軸は「むらたや」の多分祖父が求めたものだと思います。
花は、中国椿を先生が前日に持ってきてくださいました。

鉄瓶は昔からあったのをしまい込んであったので錆が凄くそれを一週間かけて
落とし(正確に言うと先生が丁寧に落としてくださいました)たので見違えるほど
綺麗になりこれは使わねばと思い、今年から使おうと思っています。

 

このような個人的なお茶を習う会ならば服装はどなたからも文句は言われないで
しょう。

本格的にお稽古をされる方でも着物を着てされる方の方が断然少ないと言われています。先日お越しのお客様もそうおっしゃっていました。

それは、ここら辺のことで他の地域はきちんとされているのかもしれませんが

 

練習とはいえキチンと着物を着られてお稽古をするのとしないのとでは所作に違い
が出ます。

これからの季節ブルー地では少し寒そう?そんな気もしますが、このようなお色が
お好きな方もいらっしゃるので合わせてみました。

帯は
特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多 大倉織物謹製・誠之輔ブランド】
着物は
正絹小紋 京染め[紋意匠に華文様/Japanblue]

 

帯は
特選西陣織八寸名古屋帯【安藤謹製】「能衣流水模様・織成なごや」

着物は
特選小紋 京染め[型染め・とび柄]

これからの時期ですと、こげ茶は活用できるとび柄小紋です。また帯によって
メリハリがついて良い感じとなります。小物で上品にするか、粋にするかをその
方がお決めになられたら楽しいのではないでしょうか。

 

帯は、
特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多 大倉織物謹製・誠之輔ブランド】
着物は
紬 【板場友禅】 社交着としてお勧めのお着物です

生地は紬ですが、染ですので気軽なお茶席や研修会などにはお召しになる
ことができます。おしゃれにも、勿論是非お勧めです。

粋に着こなしてください。

 

こちらの帯は、
特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多 大倉織物謹製・誠之輔ブランド】

こちらの、八寸名古屋帯は、シックなっ黒を基調とした帯地です。白茶系
や鼠白の滝縞の模様を織りなして統一感と粋な感じを表現してございます。
博多織伝統の平織を利用した織物で、甲冑をモチーフとした柄は、あらゆ
る災難を除けるようにと想いがこめられています。

小紋の色違いがこちらです

正絹小紋 京染め[紋意匠に細かいとび柄]


お色が分かりにくいです。ご希望なら、別途お色を写メで撮って
PCもしくはスマホに送ることは可能です。

紋意匠生地に細かい柄をあしらった優しい淡いお色です。袷は
勿論ですが、6月や9月の単衣にも是非お召いただける着物とし
てお誂えできます。縁取りに金を使って柄を細かいなりに上品
に施してございます。目立ちにくいので無地感としてお茶席や
研修会などにお召いただけるのではないでしょうか?また、
趣味の集まりにお召いただけるお品です。

自己主張をしないお着物ですのでずっと長くお召いただけます。

柄は、多分踏み石です。
玄関や縁側などに使われている石のことで、靴を脱いで置いて
おく石のことをいいます。また、日本庭園の飛び石なども同じ
です。踏み石があることにより庭園が素敵になるので欠かせな
いものと言えます。

お茶関係の方には良い柄ではないでしょうか。

 

初釜用に袋帯を新調してみませんか?

こちらは、特選西陣織袋帯【加納幸謹製】「縦雲取草花文様 金色・六通柄」

「雲取り」とは、古典的な模様の一つです。雲の形の曲線を図案化して、
その雲取りの中に、草花などの柄が納められています。金には、シックな
泥金を使い、流行に左右されない、まさに高尚な古典フォーマルの高級袋帯
です。 結婚式での黒留袖用に、また正式なお茶席での訪問着や色無地、また
江戸小紋に合わせてその品格ある演出をお楽しみ下さい。

 

特選西陣織袋帯【都 謹製】「松華飾文・六通」

白地に豪華絢爛な吉祥文様で施してある格の高い袋帯です。七宝
の部分を松で施しその中には色とりどりの華文をあしらっています。
お嫁入りのお道具にも、お茶席にも、結婚式や披露宴、結納の場に
もお締め頂ける礼装用袋帯です。華やかに上品にお締め頂けます。

 

概ね50代くらいとサイトには書いてございますが、実際50代になって
始めて分かったことですが、帯はこの程度ならまだまだ結べます。

60代でも結べます。その年齢がこないと分からないことがあるんですね。

【反省】

帯は少々派手な方が良いと言われている意味が分かった気がします。

是非皆様も遠慮せず派手かな?と思われても着物と合っていたら堂々と
お召しになってください。

小物で多少調整をしてみても良いですし。

いかようにも工夫できます。

楽しんでお着物を着ましょう。そして日ごろから「和」の心を持って過ご
してください。