着物の選び方~基礎

投稿日:

久々に基本中の基本をブログに書こうと思います。
「これから着物を着たいわ。」「お稽古で着物を着るから知っておきたい」
という方に必見です。

【着物の種類】

〇白生地を染めた「染の着物」
〇先に染めた糸で織った「織の着物」
こちらの二通りに分けられます。

一般に、染の着物の方が格が高いです。織の着物はどちらかというと
カジュアルとされます。

模様の付け方によって「訪問着」・「付け下げ」・「小紋」などの種類が
あり着用の場やコーディネートも変わります。

何はともあれ、着物には約束事が多く、面倒だなぁ~と思われがちですが、
基本が分かれば決して難しくございません。

【季節と着物】

10月~5月 :裏(胴裏・八掛)の付いた袷の着物
6月・9月  :透けない単衣仕立ての着物
7月・8月   : 夏の着物

時季に合った着物を選び、装いで季節感を表現するのは、着物ならではの
醍醐味・喜びといえます。

昨今、季節感を失いつつある日本に、取り戻すべき感覚であって日本人としての
繊細な部分と思います。日本の季節は、自然現象として目に映るのですから、自ずと慣れ親しんでくるべきものです。

【シーンに合わせた着物選び】

訪問着 :胸と裾に柄合わせをした模様で染めた着物です。
格調高い古典柄や豪華なものは、一つ紋を付けて準礼装として装う
ことができます。婚礼・パーティー・茶会・会食など、最も幅広く
活用できます


合わせる帯はこちらはいかがですか
西陣織袋帯「加納幸謹製」

西陣織袋帯「藤原織物謹製」

西陣織袋帯「藤原織物謹製」

付下げ :同じ絵羽柄でも白生地を裁ってから染める訪問着に対して反物の
まま染める着物のことを付け下げといいます。基本的には縫い目
に柄が渡らない柄行でしたので、訪問着より軽い外出着とされて
いました。
しかし、現代では柄が多様化して、付け下げでも柄合わせがある
のに対し柄合わせのない訪問着もございますので、区別する意味
があまりなくなったのではないでしょうか。
どちらも模様の格と豪華さで着分けしたほうが宜しいかと思います。


合わせる帯はこちらはいかがですか?

特選西陣織袋帯【服部織物謹製】
「手織・こはく錦製造織元・立浪四季花丸文様」

特選西陣織袋帯 【帯清謹製】
「植物や自然の柄文様」正装、準礼装のお着物
こちらは、私が一押しの袋帯です。古典柄で黒留袖にも結べますので便利です。

特選九寸名古屋帯【高島織物謹製】
「九寸唐織 蜀江華文 白地 お太鼓柄」お茶会やお祝いの行事など
こちらは、格のある柄ゆきですので上の付け下げには合うと思います。
上品にお召いただけます。

色無地・江戸小紋
:柄のない無地の着物が色無地。五つ紋を付けて礼装都することもで
きますが、実際に着やすい、使用頻度が多いのは一つ紋です。こち
らですと格のある帯を合わせて準礼装としてお召いただけます。
江戸小紋も細かく格のある柄ならば一つ紋を付けて準礼装にされても
大丈夫です。紋なしの無地やしゃれ感覚の江戸小紋柄は紋ありの着物
より軽い外出着となります。

江戸小紋(正絹・未仕立て)【家内安全柄・薄緑色】

特選西陣織袋帯 【となみ織物 謹製】 ≪優彩正倉院華文・金色≫

特選西陣織袋帯【となみ織物謹製】「織宝華柄」

特選西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「九百佐賀錦・唐華・六通」

特選西陣織九寸名古屋帯【川島織物謹製】「お太鼓柄・ペルーの民族文様風」

特選西陣織八寸名古屋帯【安藤謹製】「桧垣・織成なごや」
綴織りの一つの織成(しょくせい)織といいます。無地や江戸小紋には最適です

小紋  :全体的に柄があり、一方向に柄を繰り返している着物です。
一般に軽い外出着とされ、お稽古や観劇、ご友人とのお食事会など
に向く着物です。小紋でも様々なタイプがありますので、模様の格
や華やかさによって着る場を考えます。
格式張らない場でも、カジュアルなパーティーや軽いお茶会には
格のある古典柄の着物を選びましょう。

グレーのお色で流れるように唐華が施してある小紋です。
お茶席に好まれるお色です。

正絹小紋 京染め[紋意匠に飛び柄華文] 金彩加工で縁取りされた柄

帯を合わせるならばこちらはいかがですか?

特選西陣織九寸名古屋帯【藤原織物謹製】「紹巴 ぶどう笹蔓文 六通」

特選西陣織九寸名古屋帯 【秦生織物 謹製】

西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「三色段に桜・全通」
これからの季節には重宝します。

九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】
「市松地に唐草文様・ライトグリーン色・六通」

他にも色々とございます。是非ご覧くださいませ。

立春~これからの着物と帯

投稿日:

~立春~
「春の気配が立ち始める日」
日本には、ご承知のように一年を二十四等分しています。
立春はその中の一つ。

小寒、大寒、立春、雨水、啓蟄、春分、清明、穀雨、立夏、小満
芒種、夏至、小暑、大暑、立秋、処暑、白露、秋分、零露、霜降
立冬、小雪、大雪、冬至
となります。

日本は、四季を大切されますので、工夫して楽しみましょう。

問屋さんから、風呂敷のカタログが届きました。
「めずらしいなぁ~」と思っていたら、むらたやが仕入れた
風呂敷のような大判のハンカチ(色々とつつめるタイプ)のブランドが
載っていました。

私どもも着物と帯だけでなく小物も少しずつ写真を撮ってアップしようと
昨年末から始めました。
まだまだ、点数は少ないですが、少しずつ写真を撮って載せていきます。
是非ご覧ください。

今現在、帯の写真の修正中です。袋帯なんですが、スリーシーズン用の
帯となっておりますので、大変軽い帯です。
楽しみにしていてください。

今日のお薦めきものと帯です。

春らしく明るい小紋です。

紋意匠生地に葡萄や河骨文と桔梗と唐草文様をバランスよく描き上品に
仕上げました。淡いパープルにグレーが混ざった地色でお茶席などに好
まれる小紋に仕上がっております。


花菱文様の紋意匠生地にグレーが入った淡いブルーのお色に『葡萄文様』
をとび柄で施してあり一部に染びったで描いています。

こちらの着物は小紋ですのでやはり名古屋帯を結ばれた方が宜しいかと
思います。

特選西陣織九寸名古屋帯【川島織物謹製】「お太鼓柄・ペルーの民族文様風」

帯地がベージュと生成りの中間どころで、どんな着物のお色にも合わせ
やすい帯となっております。所々にふっくらとした柔らかな質感の
モール織が施されていて、表情が豊かでオシャレな名古屋帯となってお
ります。江戸小紋やとび柄小紋、総柄小紋でお召し頂き粋におしゃれに
結んで頂きたい一品です。

特選西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「九百佐賀錦」

「九百佐賀錦」と名をうつくらい華やかな感じの帯です。帯自体とても軽く
締めやすいく大変重厚感があります。お色を考えると、淡いお着物に合され
るととても素敵になります。

 

春にお薦めの帯

投稿日:

一月も今日で終わります。やはり早いですね。
今時期は、「暁の茶事」夜が明けてい行く様を楽しむ茶会がございますが
少人数で、水屋も最小限でされて楽しむ。そんな娯楽はあっても良いので
はないでしょうか。

梅から桃、桃から桜と花の季節・・・・・春が近づくのが分かります。
節分には 「福は内」「鬼は外」と豆を撒きますが、今年はどうでしょう。
本来ですと、「鬼は外、福は内」と声を出しながら福豆(煎り大豆)を巻いて
年齢の数(もしくは一つ多く)豆を食べる厄除けを行ったり、柊鰯などを飾っ
たりもします。

皆様、どんな節分にされるのでしょうか?
節分はその名の通り、季節を分けることを意味しています。
季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことです。
主に、立春の前日を指す場合が多いですね。

今日は、おめでたい柄の帯のご紹介です。

帯に施されている通り「松竹梅」の帯です。
西陣織の「河瀬満織物謹製」 の帯です

余り冒険をしない弊社ですが、粋に着こなせる方がいらっしゃるのではと
思い仕入れました。

今時期に結ばれるても良いですし、入卒の時に着物で行こうとお考えの方
に定番の訪訪問着や色無地、付け下げとそれに合う袋帯ではなく、ちょっと
粋におしゃれに出席したいという思いのある方にお薦めです。

勿論、パーティーなどにも向くお品です。また、歌舞伎座などにお越しの際は
粋に決めてみてはいかがですか?
こちらは、まだネットに載せていません。

お問い合わせはこちらよりお願い致します。
お電話でも構いません。

お茶席にもパーティーにも薦めのご紹介です。
西陣織物の老舗「泰生織物 謹製」

こちらはサイトに掲載されています。

西陣織「藤原織物謹製」彩王朝菱文


菱型の中に青海波・紗矢型・有職菱などを織り込んだ中に松竹梅や
紅葉・唐華を施してあるお茶席向きの袋帯です。
格式のあるお茶会のお席でも大丈夫です。
色々なお色も使っていますので、着物のお色のベースがどのような物でも
合わせやすい袋帯となっております。

婚礼仕度~喪服はいるの?

投稿日:

現在では、結婚に至るまでの手続きが簡略化されています。
儀式というより、パーティーと考える方が多く、家と家との
結びつきではなく「結婚する当人同士の意思で物事を進めて決める」
そんな傾向が見受けられます。

しかしながら、今のこの時期に結婚式をされようとしている方、なかなか
大変なことだと思います。「思い通りのお式にできない。」「延期延期
で来られている方」「本当にお式は挙げられるのかしら」とご心配のこと
と思います。


こちらは、平安時代から伝わる貝遊びの「貝合わせ」を元に作られたものです。
その時代には、お嫁入りのお仕度の中に必ずといってご用意されていました。

今では、家財道具「主に電化製品でしょうか」。ひと昔前までは、花嫁仕度に
「着物」は欠かせないものでした。
〇留袖 〇訪問着又は付け下げ 〇色無地(紋付) 〇喪服 最低でも
ここらあたりまでは揃えて嫁がせていたと思います。
お稽古事をされている方なら〇小紋も持たせたでしょう。

私の母がよくこう言っていました。
『貴女が嫁ぐときには晴れ着(訪問着)と喪服をつくりましょうね。』
色無地や付け下げはお茶をしていたおかげで既に持っていましたので・・・・・
そいえば、絽の色無地もお茶をしていたおかげで持っていましたので、特別
作る必要はなかったです。

お稽古事をされている方は、必要な着物を作っている可能性が大ですので
それ以外をお仕度されれば宜しいかと思います。
ただ、今時期は「着物、着ないから」とおっしゃられる方が多く
段々と、日本の伝統的衣装が無くなりつつある現状に寂しさを感じます

着物を着られるということは、大変なこととみんなが承知していることです。
だからこそ、「さらり」と着物をお召しになられると素敵です。
是非、そんな方が増えることを期待します。

話は戻りますが、嫁入りのお仕度で着ないからいらない。と言われるのが
『喪服』です。本来ならお道具として持たせるべきものなのです。
喪服は、留袖と違って着る時は予測がつきません。だから前もってご用意
しておくことが大切なのです。

数十年前までは、ある地域(関西の方)では、袷と絽を持たせ単衣の喪服は
嫁いでから作る。何故なら、全て揃えて嫁ぐと「誰かしら亡くなるのを待っ
ている。」と思われるから単衣(透けない)の喪服は嫁いだ後と言われていま
した。
今は、袷と絽を作られて持たせれば宜しいかと思います。透けない単衣まで
作られる方は殆んどいらっしゃいません。(少なくとも私共の地域では)

喪服は葬の第一礼装となりますので紋を入れます。(書紋で5つ)

さて、この時に問題となるのが「紋」です。
実家の紋を入れる?もう嫁いでるから嫁ぎ先の紋?様々です。

「関東の方は父方で関西は母方の紋。」という風に地域によって紋の
入れ方が違っていました。
「おんな紋」という言葉を聞いたことがございますか?
私も嫁ぐまでは知りませんでした。
「おんな紋」とは、女性が代々受け継がれている紋のことです。
いわゆる母親が娘に伝えていくという習慣です。姓が変わっても女子が
途絶えるまで継承されます。

女性は、紋つきの着物を初めてつくるのは、『喪服』と言われています。
(ちなみに男性は一つ身です)
だからこそ大切な着物です。

《嫁入りのお道具としてお薦めの帯》

【帯清謹製】「植物や自然の柄文様」

黒留や訪問着(晴れ着)に結べる帯です。カチッとしていますので、
間違いのない商品です。

人間国宝・大場松魚の世界【となみ織物謹製】

おとなし目にみえますが、品も良くどんな着物にも合わせやすい帯です。

【洛陽織物 謹製】 「あぜなみ織」

お色からいってお嫁入りのお道具の帯とはいえませんが、
「あぜなみ織」の織技法は、特許登録商品です。立体感を有するうねり紋様織物の「あぜなみ織」の織成法は、地組織を畦彫りにて波形に形成することにより、うねり紋様を形成し、独特の陰影のあるボリューム感と生地のしなやかさが特徴となっています。

【藤原謹製】「正倉院文様尽くし」


嫁ぐときに持たされてもそこから20年30年は結べると思います。
「帯は妹のを借りてでも・・・・」といわれていますので、少々華やか
な方が宜しいかと思います。こちらですとお色が色々と入っていますので
無地ですとある程度のお色を持ってこられても大丈夫です。

 

糸へんに念「ねん」とお薦め名古屋帯

投稿日:

繊維業界に関係の深い「漢字」といえば
『糸』へんです。

糸へんに丸と書いて【紈】かん、がんと読みます
こちらは白い練り絹のことを言います。

糸へんに光と書いて【絖】こう と読みます。
こちらは、書画を書くときに使う光沢のある絹布のことです。

【綜絖】は機を織るとき杼(ひ)の通る口を広げるために経糸を
上げ下げする装置のことです。

糸へんに谷とかいて【綌】きゃく、けき、げきと読みます
葛の繊維で織った目の荒い布のことを言います。

糸へんに希と書いて【絺】ちと読みます。
目の細かいものを言い、又、稀少価値のあるものとなりました。

糸へんに念とかいて「ねん」と読んでいますが、PCではその字は出ません
この字が使われているのは、「ねん金綴錦」などの「ねん金」で
捻は、こよりを作るように手でよるという意味がございます。特に絹に金箔
を巻いてよるところから手へんを糸へんにして「ねん」という字が生まれた
のでしょう。また、この字はこの織物、この商品のためにだけあると字なの
ではないでしょうか。

しかしながら、こちらのお品(針ねん金)は、現在財団法人徳川黎明会蔵
(徳川美術館保管)の中の名物裂「金襴」「緞子」「間道」「蒙流」
と共に「ねん金」と称される撚り金糸を用いた裂が含まれておりその中でも
無地ねん金は、珍品です。

むらたやにある「ねん金」の帯はこちらです。
<遠目から>

<近くから>

こちらのお品は、今の社長である「高尾朱子氏」の作品です。
女性らしい細やかで繊細な表現が素晴らしいです。

しゃれ感があり軽いですので、江戸小紋や紬やお召しに合わせたり
無地でしたら、どのようなお色を合わせても合わせやすい帯となっております。

最近もご紹介いたしましたが、再度ご紹介したいのは、こちらです。

特選西陣織八寸名古屋帯【安藤謹製】「桧垣文・織成なごや」

綴織の一つです。古くは正倉院に伝わる「七条織成樹皮色袈裟」という
裂地から再現された格式の高い技法です。軽くてしなやかで、綴織に準
ずる格式をそなえていますので、「お茶席向きの装い」と言って間違い
ないでしょう。

今は、むらたやにはございませんが、こちらのようなお色も作られて
いました。

※現在西陣でこの技法で織れる方はただ一人で尚且つその方はご高齢の為、
いつの日か生産が途絶えてしまうこととなります。だから今現在希少価値の
高い織物になっています。尚且つ年々作れる数も減っていますのでお値段も
上がっています。

特別にこちらを仕入れるルートがございますのでお気に入りのお色がござい
ましたらお問合せすることは可能です。

遠慮なくお問合せ下さいませ。

お茶席向きの袋帯

投稿日:

「奔走する」この「奔」は、以前は牛を三つ書いて「犇」という字を
使っていたようです。
この字の方が力強さがあって、インパクトを与える気がします。
今年は丑年だからぴったりの字ではないでしょうか。(牛)
昨年の暗い話題から一掃して今年は少しでも気持ちの良い年になればと
願っております。
まずは、色々な商品をアップしてご紹介したいと思います。

こちらは、「かざり錦」の袋帯「お太鼓柄」です

こちらは、まだサイトにアップはしておりませんが、上品な帯です。
お茶席や式典の時の色無地、付け下げ、訪問着に合わせてください。

正絹西陣織袋帯 【秦生織物 謹製】全通のしゃれ袋帯です。「水衣錦」

水衣は能衣装の単衣着として使われてきましたが、その特徴は平織の
生地の上をよろけるように走る経糸です。2種類の、しかも糸の張り
具合の違う経糸を織りこなすことは至難の技ですが、その技法によって
こちらの帯の独特なお洒落感と風合いがございます。

特選西陣織袋帯 【となみ織物 謹製】 ≪優彩正倉院華文・金色≫

「華文唐草文様」のお柄。 見る方に重たい印象を感じさせない女性
ならではの 気品豊かなお品です。 フォーマルな場所で、黒留袖、
訪問着、 付下げ、色無地などのお着物にあわせてください。

特選袋帯【河村織物謹製】「本手織りの逸品 河村つづれ」

帯の手織り職人さんにより、丁寧に織りあげ等レ他フォーマル向けの
袋帯です。 橫段の中におめでたい正倉院の唐草模様の柄が品良く配置
されています。機械織りではなく、職人さんの手織りなので、そのし
なやかさは抜群です。
まさに、THEフォーマルといえる帯です。黒留袖、訪問着、付け下げ
色紋付のお着物にどうぞ。

特選正絹西陣織袋帯 【大庄謹製】灰紫色・モザイク文様

金や銀、またブロンズ色などの落ち着いた華やかさのある色目の糸で、
モザイク文様が織り上げられています。 上品な華やかさを求められる
パーティーなどに、ひときわ印象に残る美しい後姿を演出してくれる
袋帯です。訪問着や付け下げ、色紋付に合わせて下さい。

特選西陣織袋帯【山口美術織物謹製】

「桃山葡萄文」
紺色にブルーグレーがかった地色に葡萄唐草の文様が刺繍で描かれ
ています。葡萄唐草は子孫繁栄と縁起の良い図案でおめでたいお席
向きとなっております。
こちらの帯はお色も色々と使てございますのでどのようなお色の
着物に合わせてもしっくりいくのではないでしょうか。

地色がブルーグレーと控えめですのでピンク系のお色の着物と相性
は抜群ではないでしょうか。

是非、お茶席や式典、パーティーなどで結んで頂きたいお一つです。

 

鏡開き~小紋と名古屋帯~

投稿日:

今日は、鏡開きです。
古来からお餅は歳神様のご神体であると考えられていました。
また、餅は、望月に通じその丸い形から家庭円満を象徴するとも考えられ
ており縁起物としてお正月に飾られるようになりました。
そして1月11日に今年一年の一家円満を願いながら神様に供えた鏡餅をお下
がりとして頂きます。
この日まで、飾っておいて硬くなったお餅をかなづちで叩き「開き」ます。
鏡餅には歳神様が宿っているので、神様と縁を切らないように「割る」「砕く」
とは言わず「開く」と縁起の良い表現を使います。又、鏡餅を食すことを
「歯固め」といいます。これは、硬いものを食べて歯を丈夫にし、歳神様に
長寿を願うことから言われております。

こんなちょっとした行事に着物をお召しになられると気持ちに余裕ができ
素敵な一年をおくれれるのではないでしょうか。

気軽に小紋と名古屋帯をお勧めいたします。

例えば、こちらの小紋  京染め[紋意匠に飛び柄華文]
金彩加工で縁取りされた柄に、白で染めた古典的な花柄を、品良く
飛び柄にあしらっています。
お色も年代層が広く上品にお召いただけます。

こちらの同系色の【山田織物謹製】「三彩織格子柄・淡いピンク色・総柄」

こちらで合わせられると統一感がございます。

特選西陣織九寸名古屋帯【川島織物謹製】
「お太鼓柄・ペルーの民族文様風」趣味の集いやお茶会にどうぞ。

【山田織物謹製】「市松地に唐草文様・ライトグリーン色・六通」

気軽に結べる帯ではないでしょうか。
市松の帯地に名物裂である牡丹唐草文様が施されています。普段使い、
お稽古やお家での行事の折、着物を着られた場合に合わせる帯として
お使いください。

京染め[地紋おこし染め風・花唐草柄クリーム色]


唐華と唐草文様の総柄です。地紋おこし風ですが優しいお色ですので
是非普段使いにお召いただきたいお着物です。

合わせる帯は勿論名古屋帯です。

気どらずさりげないおしゃれをする感じでお召し頂きたいです。

メリハリをつけるために濃いめの名古屋帯を合わせてみてはいかがですか?
【弥栄織物謹製】「幾何学文様に有職文様の融合柄・ 六通」

幾何学文様ですが、一つ一つをよく見ると有職文様が施されています。
お稽古や気軽なお茶会に、またお家で行う行事に時にお召しになる
着物に合わせてください。

【創作帯いまむら謹製】「牡丹唐草文様・全通」

こちらは、お値段の割には価値があります。
何故、お安いのかは、こちらのメーカーさんは西陣協同組合に所属して
いない為、余計な出費がいらず単にこちらの帯を織り上げた労力代と
使用された糸代ですのでここまでお値段がお安くできる様です。

買い求める際にも目を引く品でしたが、西陣織の証紙が無いので躊躇して
おりましたが、最近は京都で織っていても西陣の組合に所属されていない、
または、組合をやめられるメーカーさんが増えているとの事でしたので
私どもの「目」を信じ買い求めました。

こちらの帯で合わせられとちょっとしたお茶席には十分結ぶことができます。

今年は、皆様に外出の為だけに着物をお召しになるのではなく、お家で家族で
行事ごとに着物をお召しになってみてはいかがですか。

なかなか外に出にくい状況下ですので家で楽しく過ごすために気分を変えて
着物で過ごしてみてください。

初ブログ 2021年お茶事にお薦めきもの

投稿日:

今年は丑年。ゆっくりでも良い兆しが見えることを願ってブログを始めたい
と思います。

松の内が明けて間もないのに「コロナ」という目に見えない恐怖を日本
いえ、世界中を襲っています。

その上、寒波が凄くて店内でも寒い。そんな毎日です。
毎年ちらちらと雪は降りますがここまで寒いと感じたことはございません。

「コロナ」と「寒さ」との戦いです。(T_T)

流石に今日はどなたもいらっしゃらないであろうと思っていたら、
初めての方で20代から30代の方がお越しになりました。

店頭にマスクを飾っていたらそれをご覧になられて入ってこられました。

 
市松柄と麻の葉柄色違いあり、和柄となております。

私どもの地域はお年寄りの方が多く若い子は大学で他県に出られる方が
多いので、今の時期は皆さん巣籠されていて窓越しに外を眺めてもだれ一人
歩いている方を見かけません。

それでも本日は「ハピコ」の日。いわゆる結婚相談のボランティアの日
でしたので“むらたや”から2分か3分の所にある施設へ出向いてまいりました。

帰る頃は吹雪いていましたので、部活帰りの学生を見かけたぐらいでした。
(まぁ、お昼になったということも関係しているかもですが)
大雪ではないですが厳寒です。

今は、お茶会も減ってきていますが、せめて社中だけのこじんまりとした
お茶会は催して頂きたいです。
というか十分に気をつけて催して頂きたいという願望です。

こちらは、身内だけの茶会、例えば初釜や暁の茶事などにこちらの
「江戸小紋(つづみと束ね熨斗)」はいかがですか?
控えめでありながら品よくお召いただけます。

こちらは、江戸小紋で小紋と名も付きますので本来なら名古屋帯をお薦めするべきでしょうが、今回はお薦めの袋帯をご紹介いたします。

【洛陽織物 謹製】 「輪(リン)・粋の極み」
柄は、松竹梅とおめでたい柄です。お色は光沢があるグレーがかった
オフホワイトです。ですから、どのようなお色を合わせても間違いがなく
合わせることができます。

名古屋帯ですとこちらはいかがですか?
九寸名古屋帯【川島織物謹製】「お太鼓柄・ペルーの民族文様風」

【高島織物謹製】「九寸唐織 蜀江華文 白地 お太鼓柄」
こちらを合わせると正統派な感じになります。

【桝屋高尾謹製】「針ねん金名古屋帯・彩の冒険」
こちらですと、しゃれ感を出し粋にお召いただけます。


こちらの針ねん金は、糸づかいが、従来のねん金綴錦より経糸にねん金糸を
多く使用することにより、経糸での文様表現が豊かに、そして深くなるよう
に工夫されています。又、とても軽いですので結んでいて苦にならない帯です

特選西陣織八寸名古屋帯【安藤謹製】「桧垣・織成なごや」

こちらは、唯一ご高齢の方お一人が織れる技法です。
それは、織成(しょくせい)とといい綴織の一つです。古くは正倉院に伝
わる「七条織成樹皮色袈裟」という裂地から再現された格式の高い技法です。

黒地もありましたが、今は黒地は見えにくいから織れないとの事で黒地は織って
いらっしゃらないようです。
もし何処かでみかけたらラッキーではないでようか。ご縁があったと思われる
なら是非購入をお勧めいたします。

今“きものむらたや”で置いてございますのは、こちらの(上)お品です。

以前は黒地もございましたが、売れてしまいまして今はないです。
どうしてもと思われる方は問屋さんに頼んで探して頂くこともできます。
その時の柄やお色は、多分こちらと思います。
ただ、可能性は低いと思います。大量生産ではなく限りがあるから価値も
あります。その時のご縁としてお求められるのが一番です。

 

新年に向けてのお薦めきもの

投稿日:

今年はコロナ禍ですのでお茶会もほとんどなく「寂しい」と思われている方も
多いのではないでしょうか。

着物で生活をするスタイル。そこまではいかないまでも、着物に袖を通すこと
により、普段の生活では味わえない感覚。リフレッシュ出来るのではないで
しょうか。

そんな時のお手伝いをさせて頂くのが、私共「呉服屋」であり気兼ねなく
分からないことを聞いて頂きお応えするのも私共のお仕事です。

そうやって、数多くの方に着物の良さを知って頂きそして「きもの」を気軽に
着て頂くことが私共の務めと思います。

最近小物もサイトにアップし始めました。
地元での反響はかなり良いです。色々なものがあるとみるのも楽しくて、それが
可愛ければテンションが上がります。と30代女性のお言葉

まだまだ、数は少ない方ですが陳列に工夫をしていこうと思います。

京友禅染高級小紋[橘桐菊文様]

クリーム色の生地に橘・桐・菊の柄が華やかに描かれています。橘は、長寿と
幸福の理想国、常世国の象徴としています。

優しいお色の小紋です。しゃれ袋や格のある名古屋帯で合わせて下さい。

特選西陣織袋帯 奥田小由女の世界【となみ織物謹製】「綾羅織」


人形作家さんの帯の柄ですので、図柄がかわいい感じになっていますが
着物とあわせるとメリハリがあって良い感じです。

九寸名古屋帯(西陣織)【高島織物謹製】唐織


格のある名古屋帯の帯で合わせると上品にまとまるのではないでしょうか。

正絹西陣織袋帯 【秦生織物 謹製】全通

こちらで合わせても素敵です。メリハリもありこちらの帯自体が能装束の
上衣の水衣のようにふんわりとした風合いです。枯茶色(こげ茶に近い)と
胡桃染め(こげ茶にグレーを足した感)との横段に暈し織り上げられた帯地
にペルシャ小花紋を流れるように施してございます。

こちらは、私一押しの袋帯です。

他のお着物を合わせるとしたらこちらはいかがですか?


生地は国産の丹後ちり緬を使用。 綺麗なライトブラウンの色を基調として、
シルバーグレーとシルバーブラウンの細かい格子柄です。

同系統のお色ですが、泰生の袋帯と相性の良い着物です。

特選西陣織袋帯【織悦謹製】「ルーマニア立菱縞文、有悦織」
こちらの帯と合わせても良い感じになると思います。

帯地はとてもしなやかで、裏地も表と同じ織機で織られたものです。
表と裏が同じ糸、織機を使っているということは手間がかかっていると
いうことです。価格が上がっても良いものを作ると言う志がある織悦さん。
さすがです。良いものを妥協せず作られています。

普段使いから春に向けてのお薦めの着物と帯でした。

 

今時期の着物と帯~和の便利グッズ

投稿日:

こちらの生地は、網代紋です。桧皮(ひわだ)や竹、葦などを細く削って
斜めや縦横に編んだものを言い、天井や垣、屏風、団扇などに広く使われ
きものの柄としても好まれています。

西陣着尺の内の一分野である御召地を組織化したものです。
素材の選択と組織と織り技術の組み合わせにより肉厚の割には比重が軽く
風合いも良く着心地の良さをお楽しみいただけます。

また、羽織、道行、コートとしても活用できますので用途が多彩です。

泰生織物の九寸名古屋帯を合わせると粋におしゃれにお召いただけます。
どちらもお薦めの一品です。

西陣老舗機屋【秦生織物】謹製のしゃれ感のある名古屋帯です。
裏地も同じ機で織っていますので、しなやかでありながらハリがあり
軽い帯地です。ベージュ系の帯地にブルーの花々を施してございます。
むらたやお薦めの帯です。

こちらは、先日仕入れた小紋です。
京染め[紋意匠生地に橘・菊・紅葉]

藤原織物謹製  紹巴の帯  ぶどう笹蔓文様

お茶席、式典、観劇に是非どうぞ

小紋は、こちらです。

京染め[紋意匠生地に橘・菊・紅葉】
さりげない古典柄をあしらった小紋です。生地は上品な紋意匠生地で
「国産丹後ちりめん・紗矢型と桜の地紋」を使用。その生地の地色を
美しいライトパープルグレーに染め上げました。そして四季おりおりで
お召し頂けるように橘、菊、紅葉と施されています。


紋意匠生地にプラチナ箔使用で松文を品良く飛び柄にあしらっています。
お茶席向きの小紋です。
ミントグリーンですので好みが分かれるかと思いますが、淡いお色ですので
上品になります。

最近、便利小物もサイトにあげました。
“かわいい”と評判で結構売れています。

ちょっとしたお買い物に和柄のトートバッグはいかがですか?

和柄の“かわいい”トートバッグのご紹介です。

〇折りたたんでゴムで留めるとコンパクトになります
〇エコバッグとしても便利です。
少ないお買い物の際に持つとかわいい感がありテンションが上がります。
〇マチもございますのでお買いお物の際に入れやすいです

【品 質】
・日本製
・表地 綿100%
・裏地 ポリエステル100%
・たて 34㎝
・よこ 31.5㎝
・マチ 11.5㎝

草履キーパー「花緒守り・竹炭入り」パープルピンク色
大切な草履の花緒の崩れ防止にどうぞ
竹炭入りですので湿気から守ることもできます。

見た目がかわいいですのでお礼に差し上げるということもできます。

着物を着る方へのプレゼント。お茶やお花、着付けの先生へのお年賀などに是非どうぞ。

 

他のお色もございます
No.1  紺
No.2   パステルグリーン
No.3 イエロー
No.5 サーモンピンク

トートバッグは、他にも柄がございます。こちらは、順次アップいたします。