しきたりと装い~礼装~

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今回は、結婚式の装いについて書きたいと思います。

現在は、結婚式を延期という方、細々でも一区切りされたい方
色々です。
最も、結婚式は時代によって変わってきています。
だから、装いも多少は変わりつつあると思います。

【祝儀の場の礼装】
祝儀の場ですから、おめでたい柄、華やかな装いを心がけている
と思います。
例えば、
☆ホテルの結婚披露宴に列席される場合
紋付の訪問着や色無地がお勧め

☆主賓などの重い立場
色留袖が宜しいかと思います

☆最近増えているレストラン形式のウエディング
基本は同じですが、あまり格式ばらない会ならば、少し軽い装い
例えば、軽めの訪問着や付け下げ、華やかな小紋でも宜しいかと
思います。その場合の帯合わせ、小物合わせは必ず祝儀向きにし
ましょう。
新郎新婦のお母さまでしたら、黒留がお勧めですが、カジュアル
な会場で黒留は少し重いと感じられるならば、色留袖でも宜しいかと
思います。
このような場合、ご両家で話し合われてお決めになられ足踏みを揃え
た方が宜しいです。

黒留袖

訪問着

振袖

色留

色留袖

【礼装の時の祝儀扇】
扇は、末広がりの形から、「末広」ともよばれています。祝儀のお席では
礼装の小物として祝儀扇は必需品です。黒塗りの親骨に金銀の地紙を張った
ものが一般的です。
挨拶をする時は、手に持ちそれ以外の時は前帯のの左側にさしておきます。
黒い骨の祝儀扇はフォーマルな着物全般に使えます。
白い骨の祝儀扇は、色留袖、訪問着などに用いますが、黒留袖には使えません。

格式ばらない披露宴ならば、祝儀扇だけでなく、艶やかな末広をコーディネート
されても宜しいかと思います。
カジュアルな着物には、アクセサリー感覚で自由に合わせて楽しんでみては
いかがですか。

※茶扇や喪服扇は、他の用途には使えません

【伊達衿について】
古くは、きものを重ねてお召しになることで、改まった装いを表現しました。
その名残が、礼装である留袖の比翼仕立てです。さらに簡略化したものが
衿比翼(伊達衿、重ね衿)です。
今は、振袖、訪問着、色無地などの晴着に、華やかさを添えるものとして
使われています。
※一般に紬などの街着には用いません

【礼装用お薦め袋帯】

改元記念謹上之帯 『令和』 京藝謹製

百かくの格調高い吉祥文を織りなした「吉祥百宝図」と長寿を願う寿
をかくした「寿松文」を一本の帯に織なしました。
※こちらはネットには載っておりません

特選西陣織袋帯 『人間国宝・大場松魚の世界』となみ織物謹製

「平文花鳥段重」空想上の鳥とされている鳥が織り込まれていて
段重ね中に金・銀と優しいグリーン色と気品あるパープルの糸で
それぞれの文様を施しています。

特選西陣織袋帯『藤原織物謹製』「正倉院文様尽くし」

クリーム地に優しい色使いの吉祥文様を施してある格の高い袋帯です。
忍冬や立湧くに華文、笹蔓、小葵や波を工夫して施してございます。

特選袋帯『河村織物謹製』「本手織りの逸品 河村つづれ帯」

帯の手織り職人さんにより、丁寧に織りあげ等レ他フォーマル向けの
袋帯です。 橫段の中におめでたい正倉院の唐草模様の柄が品良く配置
されています。機械織りではなく、職人さんの手織りなので、そのしな
やかさは抜群です。

お薦めコーデ~無地付け下げと袋帯

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結婚式 それは女性にとって一大イベントです。勿論親御様にとっても
大切な一日です。
簡単でいいと思われる方、きちんとしたい方。それぞれのお考えがある
ようです。

これは、先日のお客様のお話です。
男性の方から「着物と袴をみてもらいたい。」と連絡を受けましたので、
てっきりお嬢様の着物と袴のクリーニングと思っていましたら、ご本人
様のお着物で寸法が合うだろうか見てもらいたいとの事でした。

大島のアンサンブル、紬のアンサンブル、黒紋付の羽織2枚、袴を2枚を
持ってこられました。
お話をお聞きするうちに、ご子息様の結婚式が10月にあるというので、
箪笥から黒紋付と袴を探していたご様子。黒で紋がついていたので、持
参されたとのことです。

取り敢えず羽織って頂きました。小々裄が短いようでした。
体型も変わらたご様子。まして、昔の生地の幅は今より短かったので
尚更です。
ただ、長年箪笥で眠っていた割に状態が良かったので、クリーニング
だけで済みました。

「羽織と袴があるという事は、着物と襦袢も必ずあるはずです。探し
てください。その方が金額も安く済みますので・・・・・・」とお伝えした
ところ
次の日、「来たよ。」といいながらニコニコしながら持ってこられました。

黒紋付の羽織と着物はクリーニングに出し、襦袢はクリーニングから戻って
半襟を白に替えます。羽織ひもはさすがに黄ばんでいましたので新品を注文。
足袋もお求めになられました。

他のものはこまごまと直しがいりますが取り敢えずは、結婚式に出席する
きもののご用意ができて安心されたご様子でした。

お一人様の対応でもお時間が掛かってしまいますが、喜んで頂けるのが何より
と思っております。

【今日のお薦めコーデ】

東京友禅 坂井教人作 「かたくり」 グリーン

東京友禅 坂井教人作 「かたくり」 ベージュ

西陣織の袋帯を合わせてみました。

東京友禅の無地付け下げの「坂井教人作・かたくり」

違うタイプの帯を合わせてみました。

東京友禅のこちらの反物は、裾、袖の裾に「かたくり」の柄を施してあり
全体的にはすっきりと見える上品なきものです。
お茶席などや入卒などにお召しになられても宜しいと思います。

東京友禅作家の坂井教人さんは、具象的なデザインが多く糸目友禅が主体です。
モチーフは「かたくりの花」「水芭蕉の花」などです。
合わせた帯はどちらも西陣織物です。

まだサイトには載せておりません。

着物(無地付け下げ)198,000(税抜)⇒99,000(税抜)です。

伝統工芸士 蔦屋久兵衛の「蔦」シリーズの帯

投稿日:

本日は、袋帯のご紹介です。
こちらの帯も前回同様、「ネットには出さないで下さい」との条件で
仕入れをしました。

せめて、ブログ等でのご紹介をと思い昨日写真を撮りました。

伝統工芸士 蔦屋九兵衛 4代目 作「蔦」
西陣織物証紙番号  №.979 小倉織物(蔦屋久兵衛)

明治25年に小倉捨吉さんが初代蔦屋久兵衛に襲名されました。
こちらの作品は4代目蔦屋久兵衛の作品です。

昭和初期、三代目蔦屋久兵衛は、龍村平蔵氏の仕入れ機として様々な織物の
研究に関わっておられました。その当時の資料や紋図を元に復元させた織物が
四代目蔦屋久兵衛の代表作「蔦」シリーズです。

その中の数点を仕入れさせて頂きました。その中の残りお一つの柄の袋帯です。

こちらですと、江戸小紋、とび柄小紋、無地や付け下げに合わせることが
できます。
斉藤三才のぼかしの無地で合わせてみました。

絹の風合いを生かし、落ち着いた色彩をしっとりと上品に染め上げ、慶弔どちら
でもお召いただける着物となっております。
こちらの無地ぼかしはあと二タイプございます。引きぞめ手ぼかしですので
同じ配色であっても位置が変わりますので世の中に二つと無いお品となります。

少し地味目なお着物でも粋な感じになる袋帯です。

蔦屋久兵衛の袋帯は、お電話もしくは、こちらよりお問い合わせください。
初代斉藤三才の無地ぼかしは、まだネットには出しておりません。
詳しいことがお知りになりたい方もこちらよりお問合せ下さいませ。
お返事、ご対応させて頂きます。

こちらは、帯を(旧)高島屋呉服店、現在の高島屋百貨店が依頼して作った
という証拠のようです。

これからは、コロナ禍で今からどのような時代になるか、私どもの選んだ
着物をお客様がどれだけ好んで頂けるかが試されているのだと肝に銘じて
精進させて頂きます。
よって、まだまだSALE続きますのでよろしくお願い申し上げます。

お勧めの袋帯~百の吉祥文~

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天気も良く、着物をお召しになられても丁度いい気候です。
そんな時は、着物を着て出かけたくなりますよね。

先日、こんなお客様がいらっしゃいました。
「着物が好きなんです。見せて頂けますか?正絹はそこそこあるので
木綿の着物が見たいです。」

お聞きすると益田が地元の方ではなく、遠方から嫁がれてこられたとの事です。
その日も着物を着ていらしたようですが、汗をかかれて着替えてからこちらの
方にお越しになられたようです。

まず、サマーウールと小千谷の綿の着物をお見せしました。
「かわいい。おしゃれ」と好評でした。お話を続けているうちに、「普段家で
洗いたい」とおっしゃられたので東レシルックの着物をお勧めしてみました。

洗濯機で洗えることに感激をされていました。思われていたよりはるかにお安
かったようで、本気で悩んできます。とおっしゃられお名前とご連絡先を教えて
頂きお帰りになられました。

コロナ禍で人通りが程んどない、SALEの展示会もできない。そんな日々ですが、
突然のご来店大変うれしく思いました。

本日のご紹介の帯は、
問屋さんから絶対にネットに出さないで下さい。といわれた帯です。
ですので、ずっと二階の帯の棚におとなしくお休みになっていた袋帯です。

【改元記念謹上之帯 令和】京藝謹製

元号改元というプレミアな時を寿いで、百の格調高い吉祥文を織りなした
「吉祥百宝図」と長寿を願う寿をかくした「かくれ寿松文」を一本の帯に織
なしました。


こちらの帯は、手先が決まっていなくて、どちらの柄を出されても良い
様になっております。結ぶ方向によってお好きな意匠を結んで頂くことが
できます。(二通りのお太鼓の柄があるという事です)

かくれ寿松図は、子孫繁栄やいつまでもたおやかにの願いを込めた常緑の松に
寿の字をさりげなく配してございます。
(松の下に寿という文字が金色で斜めに施してございます。)


こちらが前の部分です。

分かりにくいかもしれませんが、裏も寿字紋が入った市松文様用となって
おります。

「問屋さんは、TPOに合わせてどちらでも使えて便利ですよ」とおっしゃら
れましたが、私が考えるに、お若い時は派手な柄をお太鼓にされて、歳を重ね
られた時に松の柄をお使いになられたらと思います。
そうして、末永くお使いいただきたいという気持ちで作られた特別な帯と思い
ます。
※勿論その時は解き洗いをして仕立て直した方が宜しいかと思います。
お太鼓の部分に折り目が無い方が綺麗です。

サイトに載っていない、お薦めのお品もこのブログでご紹介していきます。

お問い合わせはこちらよりどうぞ↓
         きものむらたや

電話番号はこちら→ 0856-22-0095代表
0856-22-0098(ネット専用)

むらたやの中で、
“きものむらた”と別事業がこちらk-iwami です。
①            ②
    

③             ④
    

コロナ禍で出鼻をくじかれた感がございますが地道に販売をしております。
こちらのサイト(k-iwami)も近直作り直します。
観て頂きやすく、分かりやすいサイトにするつもりです。

今のところは、こちらでご覧ください
全て江戸小紋の伝統工芸士の方に染めて頂きました。
ターコイズブルー大小あられの江戸小紋柄
昔の桜の柄・鱗文様・大小あられのショルダーポシェット
勾玉の形のショルダーポシェット
石州瓦で作ったチャーム

着物のカビ予防のための企画~単衣の着物と帯

投稿日:

先日、お客様とお話をしていたら、

「どうしても喪服がカビになっちゃうのよね。シミにもなるし。」
「どうしたら良いのかしら。」「やはり虫干し?」「面倒よね」
「でもいざという時出したら着れないなんて嫌だし、せめて喪服ぐらい自分で
着れるようになっておきたいじゃない。」

等々。

そこで、「着物のカビ予防のための着方教室」を考えました。
普通の教室は、何処もされていることと思います。
(以前はむらたやでも行っていました。)
今回は、着方を習いたいのではなく、
「着れるけどわざわざ家で着物を出して着ないわ。」
「帯が少し不安。ちょっとアドバイスが欲しいわ。」
などと各々が教えあって談笑して気分を変え、着物のお手入れの代わりに
着物を着てみましょう。という会です。着物は何を持ってこられてもOKです。

とにかく、箪笥から着物を出してみることから始めてみましょう。
そして、ご自身で着る勇気が出ればその時に皆様で「ランチ」というのも
良いですよね。

「着物を着る機会もない。」「せめて喪服ぐらいは自分で着たい」
「我流だから、みんなの着方を見てみたい」というご意見の元
お教室ではなく着物を着て風を通しカビ予防をしましょう。
先生は各々が先生です。場所だけ提供しますという企画です。
勿論、経験のない方でも大丈夫です。

(やはり、ソーシャルディスタンスを考え1日5名まで、と考えております。)

箪笥に仕舞ってある着物をカビ予防のために着てみませんか。

 


ここからは、お薦めの着物と帯です。
夏物にはちょっと早いかもしれませんが、絽の無地と夏の袋帯のご紹介です。

【夏用の色無地と袋帯】

【夏の付け下げと袋帯】

合わせている帯は
夏・特選西陣織袋帯【大光織物謹製】「華唐草文様・六通」 

アイボリー色の地が変わり織りで織られていて涼しさを感じさせます。
松・梅・桜・菊の模様化した図柄に垣根と波や七宝が施されています。
上品にまとまっていますので夏のお茶席、六月や九月のお茶席にも結ぶこと
ができます。こちらですと、無地から上のお着物に合わせられます。
また、合わせやすいという事です。ご覧の通り色合いの違うお着物ですが
結構しっくりきています。

 

【単衣向き小紋と名古屋帯】

京染め[唐織紋意匠に葵文様・薄クリーム色]
特選西陣織九寸名古屋帯【白綾苑大庭謹製】「小花色紙紋・六通」

京染め[江戸五嶋紐監修・ライトパープル色]

合わせている帯は
西陣織袋帯【弥栄織物謹製】「更紗丸華文・スリーシーズン袋帯」

 

※喪服について

私どもの地域は、嫁ぐときに家の家紋をいれるのが主流です。
地域によっては、おんな紋を入れられる方、嫁ぎ先の紋を入れる方
諸事情で、家紋が嫌だからご自身が作られる方色々です。

お客様が、おっしゃられる言葉は、「喪服着ないから」「その日は忙しい
から着ると大変でしょ。」「娘は全く興味がないから。」等々
正直、寂しい気がします。

実際、喪服はお道具ですが、ご自身の御守りなのです。「五つの紋」は、
ご先祖様やご両親をあらわしていて、いつまでもお嬢様を御守りするという
意味がございます。
だからこそ、女性が紋付の着物を作るとしたら「喪服」が一番といわれています。

よき風習は残していきたいです。それも我々の務めと思います。

 

 

コロナ禍の呉服屋

投稿日:

私どもの地域では、コロナ禍のためか、「新しく着物を買って仕立てて欲しい」
そんなお客様が減ってきています。

代わりにネット注文が増えてきています。

ネットですとお顔が拝見できないのでお勧めはこのブログで書いてお伝えする
その方法もしくは、他のSNSを利用してお勧めするくらいでした。

でも、私共のサイトを気に入って頂き、色々な相談をお受けしたり、サイトに
載っていない商品をお勧めして写真を撮り画像を送ったり、
facetime(お客様から教えて頂きました)を使って直にお話をしたり、ブログ
からご注文を頂いたりという事が増えていきますと、遠い方ですが、身近な方
に感じられ、大変うれしく思っております。

お客様にご覧いただき、気に入って頂ければ、それからはご連絡を取り合って
八掛のお色や寸法、帯の仕立てや加工など色々とお決め頂く際に身近に感じる
ことができます。

展示会、催事が執り行うことができない状況で、どうしたら良いのかを考えて
いました。そんな「不便な世の中だな。」と思っていましたが、逆に全国の方
にお勧めができるのは、人口が少ない私共の地域では大変ありがたいことと思
っております。

本日は、は気軽に結べる名古屋帯のご紹介です。

博多織紋八寸名古屋帯【協和織工場謹製・本場筑前博多織】

私が調度仕立て屋さんと柄合わせの相談をしていました時に、この商品を
問屋の出張員の方が社長に見せていました。横目で見ていた私は、心の中で
「あっこれいい。」「合わせやすそう。」そう思い購入することとなりました。

かくゆう「一目ぼれ。」でしょうか。

これから、この帯をどんな方に結んで頂けるのか楽しみです。
お稽古や気軽なお茶席には最適です。

八寸名古屋帯と合わせるお着物のお薦めはこちらはいかがですか?

正絹小紋 京染め[紋意匠に縦に唐華文様]

 

柄に格も有り、社中でのこじんまりとしたお茶席にこちらの名古屋帯は
いかがですか
九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「院蔵特殊織裂・グレー色・総柄」

柄は正倉院の御物にある唐花模様の間に七宝模様の柄が施されています。
全通であるためどこを出しても大丈夫なため重宝されています。

院蔵特殊織裂の名古屋帯にお薦めの着物はこちらです↓↓↓
正絹小紋 京染め[唐花文・パステルグレー色]

こちらの小紋は単衣にされても宜しいかと思います。

これからの季節にお薦めの帯は、こちらです。
西陣織袋帯【ふくい謹製】「雪輪の柄・六通」

お色は濃い目ですが、軽くて、単衣向きの袋帯です。
とび柄小紋や江戸小紋、無地、柄の少なめの付け下げにどうぞ。

しゃれた感じの小紋でお薦めはこちらです。
正絹小紋 秋月洋子監修 [格子柄・ライトピンク色]


単衣にされても、羽織にされても、道行にもお薦めです。

新緑の季節のお薦め小紋と名古屋帯

投稿日:

年度が替わってから初めてのブログです。

お花見の時期は過ぎましたが、新緑の季節。目にも優しくほのぼのさせて
くれる時季です。
本来なら、お茶会があちらこちらで執り行われて、お話も色々お聞きする
はずなんですが、こじんまりと、密かにと皆様気を付けていらっしゃいます。

これからの時期に良いお着物と帯のご紹介です。

東京染め小紋
こちらは、富田染工場のオリジナルの小紋です。江戸小紋と同じ技法と工程
型紙を使っています。

正絹小紋【東京染め】[往年の名女優・沢村貞子好み・ライトブラウン色]

こちらは、合わせる帯によって30代から上はずっとお召し頂ける商品です。

お薦めの帯は、
気軽にお召いただくにはこちらはいかがですか。同系色でまとめてみました。
帯締めで全体を締められたら宜しいかと思います。

【特選西陣織九寸名古屋帯 川島織物謹製】

 

特選西陣織九寸名古屋帯 【秦生織物 謹製】

しゃれ感のある名古屋帯です。こちらの機屋さんは、袋帯でも裏地も同じ機で
織っていますので、しなやかでありながらハリがあるのが特徴です。
上の東京染め小紋と同系の帯地にブルー系の華が施してございますので、食事会
同窓会、ちょっとしたお茶席や観劇などにお薦めです。

正絹小紋 京染め[紋意匠に捺染染め総柄小紋]

こちらは、単衣にされて気軽にお稽古や気軽な会食にもお召いただけます。
野点で立礼のお点前の時にお客様として気軽に出席できるお茶席などにも
お召し頂けます。

西陣織九寸名古屋帯【ふくい謹製】「唐華文様・六通」

お茶をされる方にも絶大な人気を誇る「名門ふくい」の九寸名古屋帯です。
しなやかで、ハリ感のある帯地に、忍冬唐草文様が施されています。
こちらは、ベージュの地色の着物にも合いますし、ここらクラスの帯と合
わせられるとの捺染染めのお着物も良く見えます。

帯の格を上げると、着物も活きてきて全体がよく見えます。
だからこそ、帯って重要ですよね。

 

目上の方へのご訪問の着物と帯

投稿日:

先日、むらたやとお取引して頂いいる小物の問屋さんに注文いたしました。
そちらは、少しお高いですが、品物もしっかりしています。

届いて箱を開けて商品を出すときに一冊のカタログを見つけました。
それは、「ふろしき」のカタログでした。
私が幼いころの風呂敷の感覚を覆すようなカラフルなふろしきのカタログ
でした。
よくよく考えれば、スーパーでレジ袋はお金がかかる時代。
何度も使えテンションが上がるような色合いや柄の買い物袋が欲しいと
あるお客様がおっしゃった言葉を思い出しました。

今回のカタログは「ふろしき」ですが、風呂敷って色々な結び方もでき
お着物をお召しになって紙袋を持つより、「ふろしき」それもきれいなお色や
カラフルな柄で包んで行かれると、ご自身もテンションが上がるし、オシャレで
見た感じも素敵です。

今更ながらですが、「ふろしき」良い所を突いてるなと感心しました。

今日は、「ちょっとよそ行き」という感じできものと帯を選んでみたい
と思います。

まず「きもの」ですが、

これからの季節を考えて明るめのお色の付け下げです。


合わせる帯として
着物が古典ですので、洒落た感じの帯ではなくきちんとした袋帯がお薦めです

特選西陣織袋帯【藤原謹製】「正倉院文様尽くし」

こちらで合わせられると、華やかさもあり品と格がございます。
目上の方へのご訪問の時などのちょっとしたお出かけの時などにどうぞ。

勿論、入学式などでも宜しいかと思います。
年代は、30代40代50代とお召いただけます。

少し地味目にされたい場合は、こちらの帯はいかがですか

特選西陣織袋帯【加納幸謹製】「縦雲取草花文様 金色・六通柄」


色々な場面で活用できますので重宝します。

こちらの付け下げのお色もこれからの季節に良いです。

 

上の袋帯もあいますが、お茶席などにご出席の場合のお薦めの帯は
こちらです。

正絹西陣織袋帯 【洛陽織物 謹製】 「輪(リン)・粋の極み」
お茶席にお薦めの袋帯です。⇓こちらの画像よりもう少し明るい地色です。

お薦めの年代は、せめて40代から上の方をお勧めします。若い方には
地味に感じかわいそうです。40代から上の方ですと落ち着きもあり品格も感じられ
と思います。

正絹西陣織袋帯【織匠小平謹製】「変り七宝菊牡丹唐草」

どちらも光沢のある帯です。
雰囲気を変えたい場合こちらはいかがですか。

特選西陣織袋帯【山口美術織物謹製】「桃山葡萄文」

紺にブルーグレーがかった地色。葡萄唐草の文様が刺繍で描かれていて
日本が誇得る貴重な文化遺産である染・織・繍の最高峰の技術を千二百年に
も及ぶ歴史のなかで禁裏の厚い庇護のもと、技を継承、『紫雲会』同人の
監修の許に駆使し創作した逸品です。

二枚目の付け下げは、お色もですが、柄もおとなし目ですので、格のある
名古屋帯を合されても宜しいかと思います。

お薦めは、
特選西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「九百佐賀錦」

菊や梅を文様化した柄です。柄の色合いも少しずつ変えています。
こちらの画像では、この帯の良さが伝わりにくいと思いますが、
光沢を感じられる帯です。軽くて、結びやすい素敵な名古屋帯です。

こちらは、特選西陣織九寸名古屋帯 【秦生織物 謹製】

西陣老舗機屋【秦生織物】謹製のしゃれ感のある名古屋帯です。
こちらの機屋さんは、袋帯でも裏地も同じ機で織っていますので、しなやかで
ありながらハリがあり軽い帯地が特徴です。

いかがでしたでしょうか?
ご質問、お問合せされたい方はこちらから、もしくはお電話でどうぞ。
お問い合わせフォームからでも構いません。遠慮なくどうぞ。

 

春のお薦めきものと帯

投稿日:

桃は、木へんに兆しを添えられています。
これは、「きざし」であり先見性を表すものです。

春に筍を掘る名人は、地表のほんの少しの節目に「兆し」を感じ
上手に見つけ出します。

桃にも凹になった節目があり、昔は桃を予兆のシンボルとして、
この木でお祓いをして、疫病を早めにみつけ退散させようとしたものです。
桃太郎の由縁はここから来ているのではないでしょうか。

桃の花の明るさが冬の暗さを追い払ってくれる。また、桃の花の香りは、
邪気を追い払ってくれると考えられていました。

日本では、桃の節句といえば「ひな祭り」です。女の子が無事に育つように
願いを込めて家族で祝う行事です。
これは、さかのぼること平安時代、当時の貴族が身体を清め健康を願った
「上巳の節句」に起源を持つといわれています。

最近では、向かって左に男雛、右に女雛が多いようです。
しかしながら、昔の内裏雛はこの逆で向かって右が男雛でした。
日本では、ひな壇の方から見て左側(向かって右側)のお席が
上座とされていたからです。

明治になって、天皇皇后両陛下が写真を撮られる時、国際習慣にに従って
向かって左のに天皇が立たれました。それから、内裏様を飾る時も天皇皇后
両陛下と同じでなければおかしいのではないかということになり、昭和初め、
東京のひな人形卸組合が男雛を向かて左にすると決めたようです。

下の写真は、私の娘の京雛です。
今年もお雛様を出しました。
「お嫁にいけない。結婚ができない。のもかわいそうかな(T_T)」なんて

これからの時期にお薦めの訪問着のご紹介です。

高級訪問着 正絹[橘に絞り・美の花の世界]

「古事記」には、不老不死の理想郷である“常世(とこよ)の国”に自生する植物
と記されているので、橘は長寿を意味するので縁起の良い木とされているいます。
また、元気な子を授かると信じられていました。
文様化されたのは平安時代からで、「つぼみと花、果実」が同時になる植物と
されていますので文様にも花と果実が一緒に描かれています。
又、おめでたい柄である吉祥文様の多くは中国から伝わったものですが、『橘』は
日本で生まれた数少ない吉祥文様の一つです。

こちらの訪問着は、橘を文様化してございますので、通年お召いただけます。
だからこそ、この時期(桃の節句~)にいかがですか?
この時期からののお茶会などにさりげなく上品にお召しくださいませ。


お薦めの袋帯 
こちらはいかがですか

特選西陣織袋帯 奥田小由女の世界【となみ織物謹製】「綾羅織」

奥田小由女さんは、日本を代表する人形作家です。色数をおさえ
抽象的な造形や自然の共生母子の情愛をテーマに華やか且つ安ら
ぎのある作品を作り上げておられます。

正絹西陣織袋帯【織匠小平謹製】「変り七宝菊牡丹唐草」


あまりインパクトのないお色の帯ですが、柔らかく結びやすく、上品な柄で
施されていますので、きものとのバランスは良いのではないでしょうか
お茶席などに結ばれると宜しいかと思います。

特選西陣織袋帯【服部織物謹製】
「手織・こはく錦製造織元・立浪四季花丸文様」

≪名門正統派の品格≫ 精緻な織りの品格です。その中でも意匠・色彩の
素晴しい御品です。 [服部織物謹製]こはく錦の袋帯です。
オフホワイト地に朱や草色・紫などの多色と金箔で立浪四季花丸文様が
柄付けされています。豪華で華やかな袋帯です。

 

春にかけてのお薦め小紋はこちらです。
京友禅染高級小紋[橘桐菊文様]

明るいお色の小紋です。「桐・橘・桜・菊などの文様化柄」ですので、
袷にも単衣にも仕立てられてご着用できます。

お薦めの名古屋帯

特選西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「九百佐賀錦」


梅や菊を文様化したおしゃれで格のある名古屋帯です。
お色の好き嫌いの出るタイプですが、結ぶとしっくりとくるおしゃれな
名古屋帯です。こちらの帯に帯締めは赤系統(着物の柄に使われている
ようなお色の帯締め)などを合わせたら宜しいのでは。
帯揚げは、淡いグリーン系統なんかいかがですか?

雰囲気はガラッと変わりますが
こちらの名古屋帯は貴重で価値がございます。
特選西陣織八寸名古屋帯【安藤謹製】「桧垣・織成なごや」


織成(しょくせい)とは綴織の一つです。古くは正倉院に伝わる「七条織成
樹皮色袈裟」という裂地から再現された格式の高い技法です。軽くてしなや
かで、綴織に準ずる格式をそなえていますので、「お茶席向きの装い」と言
って間違いないでしょう。芯を入れる必要がないため、軽くて結びやすいと
いう利点もございます。一般的な袋帯に劣らない格があります

京友禅染の小紋には少し雰囲気が違うわと感じられる方も多いかと思われ
ますが、お色と邪魔をしない柄ですので結ばれると統一感はございます。
また、こちらの帯は、紬などにも合わせるとしっくりくる帯ですので、普段に
お出かけの時にお召しになる紬などに合されると素敵です。

小物もSALEでお出ししております。
そちらもどうぞ、ご覧くださいませ。
例えば、こちらは浅草仕立ての印伝の鼻緒の草履です

絶えず小物もご紹介いたします。
これからも、何卒、宜しくお願い申し上げます

本日のお薦め小紋と名古屋帯

投稿日:

最も着用時期が長い着物は、「袷」の着物です。
十月から五月は、裏地の付いた(胴裏・八掛)「袷」となります。
四季を表す柄は、その時期に着られるとおしゃれです。
しかしながら、現代では時期を限らず着られる模様のきものが増えました。
そんな場合は、着られる時期に応じて、季節のモチーフを装いのどこかに
取り入れたり、色合わせを工夫するなどして季節感を表現されると
おしゃれ感の楽しみ方が一層増します。試してみてください。

こちらは、江戸小紋染「貞子好み」です。
どちらかというとおしゃれ着です。

少し勿体ない気も致しますが、こちらの生地でコートを作られてもおしゃれです。

こちらの着物で帯と帯揚げ帯締めを合わせてみました。

帯締めはそれぞれ五嶋紐です。
帯揚げはぼかしになっています。

帯はこちらです。
九寸名古屋帯(正絹)【小森織物謹製】「有職段文に菊づくし 六通」

六通ですが、お太鼓の所の菊の雰囲気が違っていておしゃれです。
時期をお考えならば、10月~1月、5月と6月に結ばれたら宜しいかと思います。

逆にいつでも合わせたいとおっしゃられる方ですと、
こちらはいかがですか?

全体をしゃれた感じにするために帯揚げを少し濃いめにしてみました


光の加減によりお色が違って見えます。(T_T)

帯締め帯揚げは合わせていませんがこんな感じも素敵です
九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「三彩織格子柄・淡いピンク色・総柄」


コーディネートをするのは結構楽しいものです。
帯締め、帯揚げでガラリと変わりますもの。その醍醐味を是非皆様に味わって
頂きたいです。