お茶会に着たい小紋と名古屋帯

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九月に入り少しずつ肌寒く感じる時が増えてきました。
「着物は単衣になっても少しまだ暑いのよね。」とお客様が
おっしゃられます。
そんな時は、襦袢を絽にして半襟だけを絽ではなく普通の半襟に
付け直して頂くと少しは違うと思います。

これから、お茶会も増えてきて着物を着る機会が増えてきます。
そんな時の小紋をご紹介します。

◇無地感の小紋(蛍ぼかし)

帯は、河合美術織物謹製の名古屋帯お太鼓柄がお薦めです。
上品なお色の地にハイセンスな柄付(唐花文様)を施してございます。
※垂れの部分は、本来柄はございません。地色と同じ色となります。
九寸名古屋帯(正絹)【河合美術織物謹製】「納経唐花文・クリーム色・お太鼓柄」お茶席・観劇など - ウインドウを閉じる

 

 

◇アイボリー色の紋意匠の生地に葡萄唐草の葉を施してある上品な
小紋です。お茶席、発表会、パーティーや同窓会、ご友人との
お食事会などにお薦めです。

こちらの帯屋捨松謹製の名古屋帯がおすすめです。
唐花が施してあり格の高い名古屋帯となっております。
無地や江戸小紋に合されても宜しいかと思います。

 

 

 

◇クリーム色の生地に橘・桐・菊の柄が華やかに描かれています。
橘は、長寿と幸福の理想国、常世国の象徴です。組み合わせは吉祥文様
ですのでパーティーやおめでたい初釜など色々とお召いただけます。

となみ織物謹製の名古屋帯をお薦めします。淡いブルーグレーのお色に
唐松を施してあり着物と大変相性が良い柄と思います。
佐賀錦織ですので大変高級感がございます。パーティーやお茶席、観劇と
色々と重宝するセットになります。

 

 

◇シンプルなとび柄小紋は、お茶席に好まれます。無地感でお召し
頂けますし、帯も合わせやすいです。同窓会、七五三のお母さまの
お召し頂く着物としても重宝致します。
正絹小紋 京染め [紋意匠に飛び柄華文・薄クリーム色] - ウインドウを閉じる

スリーシーズンの袋帯はいかがですか。弥栄織物謹製で軽くて
締めやすい帯です。シックな感じになるかと思います。

又は、こちらの小森謹製の帯で格調高い柄行きのものをお薦めします。
風合いはしなやかで、柔らかくてとても軽く、締め心地の良さは群を抜いて
います。柄は正倉院文様から「七宝連珠柄」でおめでたい七宝の柄が数珠の
ような連なりで構成されています。格調がありながらモダンですのでお茶席は
もちろん、観劇やパーティー、入卒の式典、七五三のお母さま様の帯に
お薦めです。
九寸名古屋帯(正絹)【小森織物謹製】「粋華七宝連珠柄・六通」お茶席・パーティー・観劇・美術館など - ウインドウを閉じる

 

 

 

◇お茶席で招く側のお点前をされる方々は、付下げくらいはお召いただきたい
と思います。こちらは、茶人が好むグレー地に上品に柄を施してございます。
扇の中に四季のものを施して季節を問わない一品ですので重宝します。


若い方なら、いづくら謹製の袋帯をお薦めします。柄は、季節を問いません
ので着物に合いさえすれば大変重宝する一品です。

こちらの袋帯で合されてもメリハリが効いて素敵です。秋から冬にかけて
重宝する袋帯です。模様も幾何学的ですので締めやすく合わせやすい
着物を習い始めの方に一本是非もって頂きたい一品です。

加納幸謹製の袋帯です。若い方もお締め頂けますが、
ご年配の方がお締め頂くとずっしりとした品格がでます。お召し頂く方を
引き立たせてくれる一品です。

きもの むらたや  

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お彼岸や説法に着る着物と帯

投稿日:

もうじきお彼岸です。『暑さ寒さも彼岸まで』といわれているように
これからは、少しずつ寒くなるのでしょうか。
お彼岸に限りませんが、合同供養や説法を聴かせてもらったりと
色々とお寺に足を運ぶ機会があると思います。そんな時には、着物で
ご出席になると宜しいかと思います。

むらたやのお客様でお寺の帰りに必ずお寄りになってお話をして
帰られる方がいらっしゃいます。その方は、必ずお着物です。
お寺に行かれても着物だから浮くわけでもなく、逆に他の檀家さんから
楽しみにして頂いているということです。
だから、凄く良いものではなく「その場にあったおしゃれな小紋」や
「御召」や紬など色々と楽しんでお召しになってご出席されています。

若い方はピンとこないと思いますが、そんな楽しみ方もございます。
今からですとだんだんと寒くなり洋服より着物の方が何倍も温かいので
防寒代わりになります。

これからのお薦めの着物をご紹介します。
無難を言えば無地なんでしょうが、少し面白みに欠けます。
無地感でしたら、「江戸小紋」、「とび柄小紋」がございます。


色合いからいっても十分お寺にあった装いになると思います。
帯は名古屋帯でもしゃれ袋でもよろしいのではないでしょうか。
例えば

紫地の江戸小紋ですので、上品にと思い紹巴織の名古屋帯でまとめたら
いかがですか。

こちらは、小森の帯です。名古屋帯ですが続き段菊柄になっており
ますもで何処を出されても着物とマッチします。


江戸小紋の地色よりおさえめの淡いグレーパープルの地に帯締めを折り込ん
だように見せている別組織で施した「さがら段文様」です。


しゃれ袋です。山桃の樹皮を煮出した染色液を化学染料に配合して
染め上げた糸を使用して、「よろけ模様」を二重だてにして織上げ、
幻想的な帯の表情を作り上げている独創的な袋帯です。「綾羅織」で
全通ですので、締めやすく柄はどこを出されても良いので大変重宝します。


軽くて締めやすい袋帯です。市松柄で立湧きに華文を施してございます。
柄は六通の為合わせやすく締まりやすく尚且つ合わせやすい袋帯です。
これからの時期に重宝する帯です。

 



蛍ぼかしの柄です。とび柄ですので無地感でお召し頂けます。


網目間道の名古屋帯です。こちらの帯を合わせるとおしゃれになります。
こちらの名古屋帯がおしゃれに仕上がってございますので、ご友人との
お食事会などにも重宝します。


ご友人とのお食事会ですとこちらのモダンな名古屋帯でもおしゃれです。



雪輪ぼかしの小紋です。手作業で柄付けをして、波が天の方向に向いて、
着姿の美しい高級小紋になりました。着用年齢を問わず、着用シーンも
幅の広いひと品です。このくらいですと、お寺に説法を聴きにいかれたり
お彼岸の皆様が集まられる全体供養にお召いただいてもおしゃれです。


こちらのような紹巴織の名古屋帯を合わせてはいかがですか?
他の着用範囲が広いので色々と御召頂けます。

きもの むらたや  

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節目のお祝いの席での着物と帯

投稿日:

最近では、金婚式や銀婚式のお祝いや喜寿、傘寿、米寿、卒寿などの
節目のお祝いに親族や知人を招いて食事会やパーティーを催すことが、
多くなっています。

≪金婚式に出席する本人と列席者≫
お祝いの席ですので落ち着きのある品格を持ちながら年齢を考えた
華やかさが感じられる色や柄が、宜しいかと思います。
親族や親しい知人などが催すアットホームな祝いの席ならば装いは
自由でよく、個性的であったり趣味の訪問着なども素敵です。
祝福される方々は会場の雰囲気に合わせて若々しく華やかにして下さい。

色々な絞りが施されている訪問着です。おしゃれにお召いただける
お品です。節目のお祝いの席でも行けますし、炉開きや初釜、結婚式の
列席者など色々とお召いただけます。
◇袋帯はこちらがお薦めです。

又は、白綾苑大庭の袋帯がお薦めです。
こちらの袋帯は、色使いが綺麗で、困った時の箔綾苑大庭頼みと
思っているくらいどのような着物を持ってきても合います。

シンプルな柄付の訪問着ですが上品にお召いただけます。
節目のお食事会やパーティーにお召しになってください。

帯はもちろん袋帯です。
ゴージャスにお召しになられるならとなみのこちらの帯をお薦めです。

京藝の袋帯もお薦めです。

主役は、色留などをお召いただくと宜しいと思います。

 

裾だけの柄付ですが上品に華やかに施してある柄と色合いが美しいです。

帯を合わせるなら山口織物のこちらの帯をお薦めです。

西陣まいづる謹製

または、こちらの「木村雨山画」の四季を施した柄付の袋帯等は
おしゃれにお召いただけます。

 

≪特別な記念のの日に≫
新春の趣あふれる初釜は、茶道の重要な茶会です。盛装でご出席されるのが
宜しいと思います。お嬢様なら振袖、ミセスなら色留や格のある三つ紋の無地
紋付の訪問着などがふさわしいです。

ミセスの方にお薦めです

振袖まではと思われるお嬢様に重宝する高級訪問着です

加工のしっかりしたお薦めの振袖です。成人式はもちろん初釜にも
パーティーにもお召いただけます。

≪ビジネスパーティー~会社設立パーティー、新年会や忘年会~≫

周りの雰囲気から浮き過ぎない装いを心がけると宜しいと思います。
着物は、正統派の古典文様や、その場に応じてモダンな感じでも宜し
いと思います。

西陣まいづる謹製の袋帯です


メリハリをつけるなら大庄謹製袋帯がおすすめです。

忘年会や新年会は江戸小紋がお薦めです。



家内安全と彫ってある型紙より手仕事で染めてございます。


扇子と小花柄で、遠目から見たら無地に見え細かい柄が上品に趣がある
雰囲気になってございます。

気軽な忘年会や新年会には小紋でおしゃれにがお薦めです。
柄はもちろんおめでたい柄をお薦めです。
とび柄ですと帯は名古屋帯やしゃれ袋帯も合わせられます。
華やかにされたら宜しいとおもいます。


お薦めの名古屋帯(格のある)白綾苑大庭謹製

 

紹巴の帯です

お太鼓柄の名古屋帯 帯屋捨松謹製

こちらは、おしゃれに粋にお召いただけます。

きもの むらたや  

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七五三や十三参りの時のお母さまの着物と帯

投稿日:

七五三や十三参りは、成長をのお祝いでお子様が主役とはいえ、お祝いの
儀式ですから、母親も祖母も年齢に合わせておめでたい気分を見せて装い
ましょう。
訪問着や付け下げ、色無地に格のある模様の袋帯か織名古屋帯を合わせます。
小紋なら品格のある友禅小紋や江戸小紋に格のある帯を締めます。

記念写真が一生残るのです。お子様の装いや同行の他の家族のことを考えて
バランスがとれるようにするとよいでしょう。

若いお母様にお薦めの
着物(付下げ)袋帯≫

雪輪の中に四季の花で、エ霞を金箔で桜で山を施してございます。
季節を問わない柄ですので七五三や十三参りの時にお母さまがお召し
になられたらいかがですか。結婚式にご出席の時にもお召し頂けます。

≪付下げと袋帯≫


色合いや柄ゆきからいって少し控えめな感じでお召し頂けます。
見た感じは秋や冬を連想させてくれる柄です。市松の中に四季の花や
松が施してありおめでたいお席にお召いただけます。帯はエ霞の中に
吉祥文柄を施してございます。

小紋名古屋帯


季節を問わない蛍ぼかしの着尺に正倉院の御物にもある唐花模様の間
に七宝模様の柄が施されている名古屋帯を合わせてみました。
着物は、無地感でお召し頂けます。入学式・卒業式やお花見や観劇など
気軽におしゃれにお召いただけます。もちろんお子様の七五三のお参りに
お召し頂けます。

 


江戸小紋と名古屋帯です。江戸小紋は宝尽くし文様ですのでおめでたい
お席にいけますので、宮詣りや七五三、十三参りや成人式にご出席の
お嬢様のお付きでお出かけのお母さまに是非お召いただきたいお品です。
『東京染め小紋』いわゆる本物の江戸小紋です。
名古屋帯を合わせていますが、袋帯を合されても宜しいかと思います。
例えば、

名物裂の袋帯です。おめでたい柄が施してございますので上の江戸小紋に
大変合う帯となっております。


正倉院文様(華文)です。流れのある袋帯で色合いからいって
江戸小紋に合うと思います。また、こちらの帯は留袖にお締め頂ける
お品となっております。重宝する一品です。


こちらの袋帯は、お太鼓柄ですがしゃれ感もありますが、しゃれ袋帯では
なく正式なお席にお召いただける袋帯です。自信をもってお薦めできます。

 

きもの むらたや  

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着物と帯のしきたりと装い

投稿日:

~楽しく素敵に装うための知識~

最近の結婚式は少し変わってきた気がします。
今まで通り仲人をたててという結婚式はあまり見かけなくなりました。
自分たちで皆様をご招待してお披露目したり、同僚や友人たちが当事者を
招待したりと形は様々です。もちろん現代のルールというものもあるので
しょうが、着物に関しては、祝儀の場ですからおめでたい柄で華やかな装い
を心がけた方が宜しいと思います。

【絞りと花染め・大㐂百花】

【刺繍唐花柄】

帯は袋帯で、こちらの感じに合わせたらいかがですか。

又は、こちらの感じでも宜しいかと思います。

ホテルでの結婚披露宴に列席するなら、紋付の訪問着や色無地などをお勧め
します。主賓など重い立場ならば、親族は黒留袖で身近な方は色留袖がお薦めです。

≪黒留袖≫


こちらの黒留袖は、格の高い袋帯が良いと思います。
例えば、①こちらの帯や②こちらの帯はいかがでしょうか。
お召しになる方が若い方ならば、こちらの帯もお薦めです。
訪問着にも黒留袖、色留袖の柄の雰囲気が合いさえすればこちら
帯をお薦めします。

四季の花や松竹梅に亀甲とおめでたい柄尽くしで落ち着いた雰囲気も
持ち合わせています。若い時にお作りになられた留袖や少し着物を落ち
つかせたいと思われる時に合わせてみてはいかがですか。

≪色留袖≫

 

最近増えているレストランでのウエディングでも基本は同じですが、
あまり格式ばらない会ならば、少し軽い装いでも宜しいかと思います。
列席者なら、軽めの訪問着や付け下げ、華やかな小紋でも良いでしょう。
ただし、帯合わせ、小物あわせは、必ずご祝儀向きして下さい。

≪浜ちりめん地付下げ・花の丸柄古典文様≫


写真の帯はイメージ

≪京染め小紋≫


華やかな小紋は、レストランでの会食パーティーや気軽にお祝いをする
会場向きです。
小紋は、本来名古屋帯が良いとは思いますが、しゃれ袋で少し格を上げて
ご出席されても良いかと思います。

名古屋帯の中でも格の高い帯もございます。それ等は無地や江戸小紋に
合わせてパーティー等に出席してください。

≪江戸小紋・鼓と束ね熨斗柄≫


無地感で袋帯を締めて頂くと格高く召しになれます。

≪白綾苑大庭の名古屋帯≫

≪松の柄:名古屋帯(九百佐賀錦)≫

≪西陣織袋帯  (吉永小百合さん・着用柄 同等品)》


白地にブルーの熨斗が華やかに感じ上品に施しています。

新郎・新婦のお母様ならば、黒留袖をお薦めしますが、カジュアルな会
場で黒留袖は少し重たいと感じられるならば、色留袖でも良いと思います。

 

先日、お客様が「礼装の時に祝儀扇は必要かしら?」と聞かれました。

扇は、末広がりの形から末広ともよばれます。祝儀の席では、礼装の
小物として祝儀扇は必要です。
黒塗りの親骨に金、銀の地紙を張ったものが一般的です。
挨拶をする時は手に持ち、それ以外は前帯の左(本人からいって)に
さしておきます。
 
黒い骨の祝儀扇は、フォーマル全般に使えますが、白い骨の祝儀扇は
色留袖、訪問着などに用い、黒留袖には使えません。

又、喪服扇、茶扇はほかの用途には使いません。

 

きもの むらたや  

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50代からの着物えらび

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西陣では極めて多種の織物が生産されています。その中で代表的なのは
『御召』『紬』『夏の薄物』そして『帯』がございます。
御召は先染め織物の中では最高級品とされ、「紬では失礼だけど訪問着を
着るまでもない」というようなお席に大変重宝します。
袷はもちろんですが、これからの時期は、単衣にお仕立てされてお召いただき
飽きたころに八掛と胴裏を付けて袷にされるというのも一つの方法です。

≪御召≫

        

帯は、染帯や紹巴や渋めの経錦地等の名古屋帯かしゃれ袋帯が良いでしょう。

≪紹巴の名古屋帯≫

≪しゃれ袋帯≫

帯揚げは、飛び絞りで帯締めは単色のものでキリリッと全体をしめましょう。

≪京小紋≫
京小紋は、小紋柄を多色づかいで染め上げた着尺地が特徴です。
あでやかで、はんなりとした色合いはいかにも京都らしい優美な華やかさ、女性
らしい味わいが感じられます。
単衣仕立てにして五月半ばから六月と九月のお出かけ着にされたり、袷仕立てに
されて十月から五月まで風格のある外出着としてお召いただけます。
又、羽織やコートに仕立てて無地っぽい紬などの着物に羽織ると女性らしい風情
が漂います。

≪京染め小紋・四海波雪輪ぼかし≫

≪京染め小紋・華文柄≫

 

≪京染め小紋・シダ唐草≫

⇓ 道行にしてみました。


すごくいい感じに仕上がりました。

≪加納幸謹製・市松しゃれ袋帯≫


こんな感じで合されると着物も帯も映えます。(四海波柄着物に)
シダ唐草・ブラウン色に

≪院蔵特殊織裂・総柄・グレー色≫

時期を選ばず締めやすい名古屋帯です。
まだまだお薦めの名古屋帯がございます。こちらをご覧ください。

きもの むらたや  

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江戸小紋と名古屋帯

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外出着として普段使いできる小紋には、数えきれないほどの種類がございます。元々は、武士の裃(かみしも)にあるような小さな文様を一色で型染めされていた小紋(江戸小紋)です。しかし現代では幅広い種類が揃っています。

今は、江戸小紋と違って模様の大きさや密度などは関係なくなりつつあり、全体的に同じような模様が繰り返し入っている着物を総称して「小紋」とよんでいます。
柄付も洋花などが大胆に描かれた文様などもあり、色々なシュチエーションでお召し頂けるように幅広いのが小紋の着物です。略礼装や気軽に街着としての普段使いからお洒落着まで活用できます。

小紋でも『幾何学文様』・『生活にまつわる柄』・『人物』・『字文様』・『想像上の動植物』等を施してありますとお召しになる時期をあまり考えないで済みます。

≪幾何学文様≫

幾何学文様の名古屋帯です
しゃれた小紋に合います。(ラインアート)


例えば

 

≪字文様≫家内安全

 

≪想像上の動植物≫牡丹唐草柄の名古屋帯

 

『何にでも合う着物がいいわ。』とよくお客様がおっしゃいます。しかし一枚でどこにでも出席できる着物はございません。せめて、この時期にはこの着物でないとという考えが煩わしいとお考えの方には先ほどの柄を施してある着物や帯にされたら重宝します。
ただ、『この季節にこの着物を合わせたいわ。』を言うお客様はどんどんその時期に合ったお召し物でいらして下さい。それが一番の粋ではないでしょうか。

 

きもの むらたや  

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帯は先取りです

投稿日:

明日はお盆に入ります。先ほど墓掃除に家族で行ってきました。
“むらたや”は先代、先先代、それ以上のご先祖様が頑張って頂いたので
今があるのだと思います。感謝の気持ちを込めてきれいにして参りました。

【西陣織】
西陣では、極めて多種の織物が生産されています。
その中で代表的なものが
“御召” “紬” “夏の薄物” “帯”がございます。
お召しは、先染め織物の中では最高級品とされています。
紬は、訪問着を着るほどでないようなお席に重宝します。
そんな時の帯は、染帯、紹巴や渋めの経錦地の名古屋帯か
しゃれ袋帯がいいでしょう。

羽織を合わせる場合は、友禅や小紋、あるいは絵羽の染の
物を。コートは、ビロードや紋意匠ちりめん、ふくれ織り
等を道中着や道行衿型に仕立てたものが調和します。

小紋やお召し、紬に向く帯として“紹巴織り”があります。
名古屋帯で観劇、クラス会など気のおけない外出に重宝です。


【紹巴織とは】
「紹巴・しょうは」という名の由来に明確な史実がないのは残念ですが、一説では千利休の弟子の「里村紹巴」から名をとった説があります。 高級品として代表的な「つづれ織」に似ていて、緯糸(ぬきいと)が経糸(たていと)を包み覆うような織り方であり、緯糸によってのみ、柄デザインや配色を織り上げています。よってきもの着用の帯として、締められた時、他の織物の帯と比較すると、緯糸同士の摩擦が大きいので「絹鳴り」がして、ゆるみにくく、締めやすいのが特徴となっております。
更に、最高級の国産絹糸のみが持つ、しなやかさと柔軟性、伸縮性に優れ、織物として薄くて、軽くて型くずれしにくい、最高の帯の風合いと締め心地です。

【御召】

袋帯を合わせるならば

この世な感じに合わせるとメリハリがききます。

こんな感じでも宜しいかと思います。

 

きもの むらたや  

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袋帯と名古屋帯

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【西陣織について】
西陣織とは、西陣地域で生産される高級絹織物の総称です。
西陣織は先染めの絹糸による織物で、手機によるジャガー織りや
力織機による機械織、つづれ機による手織などがございます。

金襴、緞子、唐織など様々な種類の高級織物を生産しております。
西陣の帯には、西陣織工業組合が発行するメガネ証紙が必ず添付さ
れています。この証紙に生産番号を入れることにより帯地の種類と
生産者の責任を明確にし西陣のデザインと技が作り上げた西陣製品
であることの証明をしてお客様に安心して西陣織ブランドをお買い
求めいただけるように心がけています。

~気軽に着物を~
なるべく多くの方が着物をお召いただけるようにと
むらたやでは、普段使いの小紋と名古屋帯を推奨しております。

シダを施した小紋です。帯は織成織の八寸名古屋帯です。

帯は織成袋なごや帯です。
こちらの織物は、組織が綴れ織の一種であり特徴として横糸は、生地の
端から端まで貫かず必要な部分だけを手織で縫い取ります。
京・西陣でも希少な技法です。
古い遺品に校倉造りで有名な正倉院蔵「七条織成樹皮色袈裟」がございます。

 

江戸更紗の小紋です。


観劇や同窓会、お食事会など気軽にお召ください。
帯は、こちらが宜しいのではと思います。

又は、

いかがでしょうか。

小紋によっては、袋帯でお出かけも可能です。(質と柄行)
江戸小紋によっては、紋が入れば準礼装としてお召いただけます。
格の高い小紋の着物には、しゃれ袋帯又は格の高い名古屋帯が良いです。

白綾苑大庭の名古屋帯です。 

格がございますので、無地、江戸小紋、柄の少ない付け下げ等にお締め
頂けます。

松の柄を金糸、銀糸、有色糸を使い雅に豪華にと施し無地や付け下げに
合うように格高く仕上げています。

こちらの付け下げに合わせてはいかがですか。

こちらの江戸小紋(鼓と束ね熨斗)に合されても宜しいかと思います。


同じ江戸小紋です。写し方や遠目で見ると白場がありますので色が
淡く見えます。

(以上のシールあり)

江戸小紋にこちら貝合わせの貝を施した袋帯で合されてもお洒落です。

 

きもの むらたや  

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夏帯について

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袷用の帯と夏帯の違い

夏の帯は、織り目が粗いというのが第一印象です。
織り目が粗いというのは、透けて見える、涼しそうに感じられる。
お締め頂いても袷用の帯と違って軽い印象を受けます。
夏帯
    

袷、又は透けない単衣
    


夏帯の種類について

代表的なもので、絽、紗、羅、麻、博多帯、等々あり織り方や素材によって
変わります。
代表的な織り方をご紹介いたします。

【絽つづれ】
お締め頂く時期・・・・・最近は暑くなっているため5月下旬から6月上旬に始まり
9月上旬まで
※あくまで単衣のきものにお締め頂くことが第一です。

つづれ地に横段に絽目を通した帯です。多くはかがり帯ですが、柄によっては
礼装向きからしゃれ着までございます。
かがり帯・袋帯で夏を通して使用します。
   

 

【絽の帯について】
お締め頂く時期・・・・・最近は暑くなっているため5月下旬から6月上旬に始まり
9月上旬まで
※あくまで単衣のきものにお締め頂くことが第一です。

平織に搦め織を併用して絽目を表した帯です。絽目の間隔によって透け方が異なります。
同じく竪絽もです。袋帯・名古屋帯とも夏を通して使用します。
縞の幅によっても名称がわかれています。三本路、五本絽、七本絽です。
   

 

【紗の帯について】
お締め頂く時期・・・・・・6月上旬から9月上旬まで

絽と同じで、搦め織で隙間を織り出した帯です。絽より紗の帯はざっくりと織られています。絽の帯は縞模様に見えますが、紗の帯は格子状の織りです。無地と柄物があり透け感も様々です。
袋帯・名古屋帯・袋名古屋帯ともに夏中使用しますが、透け感が強いものは盛夏に使用します。

 

【羅の帯について】
お締め頂く時期・・・・・・盛夏といわれる7月から8月いっぱいまでです。
※最近は早々と暑くなりますので6月下旬も許容範囲です。

目の粗い搦め織の帯で、織の中で最も透け感がある織り方で、格子状ではなく幾何学柄の隙間になっています。様々な柄を織りによって表現しています。紗以上にざっくりしていて幾何学な織り柄ならば羅の帯です。趣味的な装いに向きます。
袋帯・袋名古屋帯で盛夏に使用します。

 

【麻の帯】
お締め頂く時期・・・・・・盛夏といわれる7月から8月いっぱいまでです。
※最近は早々と暑くなりますので6月下旬も許容範囲です。

麻糸の平織で、繊細なものからざっくりとしたものまで様々です。通気性、吸水性など、夏の服地や浴衣にもよく使われています。素材の性質上パリッとした硬い生地などで綺麗なお太鼓が結べます。シワのできやすさは問題ですが、それも麻の良さの醍醐味です。
名古屋帯。袋名古屋帯で盛夏に使用します。

 

【博多帯】
お締め頂く時期・・・・・オールシーズンご使用可能です。(紗献上を除く)

絹鳴りのするしっかりとした横畝地の帯で、献上柄が有名です。紗織りを併用した盛夏向きの紗献上もありますが基本的にはオールシーズン使えますので、一本持っていると大変重宝します。浴衣や織物や小紋にお締め下さい。
袋名古屋帯・半幅帯で夏中ご使用いただけます。
      

 

きもの むらたや  

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