入学式や卒業式の名古屋帯と袋帯

投稿日:

今日は、帯の問屋さんがいらっしゃいました。

最近、名古屋帯が良く出ますので、何か良いものがあれば
と思いながら拝見していると、“良いもの”と一目で分かるお品を
色々とお出しになられました。さすが、この道50年のベテランの
方です。色々な機屋さんをご存じです。小さな機屋から大きな織物
メーカーまでです。結構、本当の家業といって良いような機屋さんが
丁寧で上品な帯を作られます。
西陣織組合には入っていないけど締めやすく、お茶席にはもってこいの
袋帯などを作られています。
全てを買うことはできませんが、私共も色々と拝見させて頂き勉強させ
て頂いています。

白綾苑大庭の名古屋帯・藤原織物の名古屋帯などは、目を引く一品でした。
白綾苑大庭の帯はボリュームもあり上品ですので無地にお締め頂ける
名古屋帯です。藤原織物は、お茶席向きの定番といっていいほどおしゃれに
上品に仕上がっている“しょうはの帯”です。

先日仕入れたばかりのほやほやの小紋に合う帯を探していました。
やはり、小紋の加工が上等となるとのせた時にしっくりくる帯というのが
なかなか見つからず、ボリュームのある白綾苑大庭の名古屋帯ですとしっくり
いきました。

現在“きものむらたや”にも白綾苑大庭の袋帯はございます。しかしまた違った
趣ですので是非楽しみにしていてください。

こちらの袋帯は、良いものを作る機屋さんの帯です。袋帯ですので小紋には・・・
と思いましたが、やはりここらあたりまでボリュームがないと良い着物が良く
見えません。というか着物の上に乗せてもしっくりこないのです。

 

こちらの袋帯は本当にボリューム感があり無地のお着物でしたら何色のお色を
持ってきてもしっくりくるというお品で、柄は宝尽くしですので嫁がれる時に
持っていかれたら、ずっとお締め頂けるまた、お着物を良く見せてくれる
袋帯です。江戸小紋に合わされても素敵になると思います。
良いものや 山城機業店さんの袋帯です。

人形作家 奥田小由女の世界 となみ織物謹製です。
優しい帯ですので付け下げ、無地、江戸小紋に合わせられたら素敵です。

綺麗なブルーのお色の名古屋帯を悩んでいます。どちらが良いかしら?

これらの帯でしたら、入学式や卒業式にお締め頂けます。
綺麗なブルーのお色ですので華やかな感じにもなり、又、しょうは織
ですのでお茶席にも上品にお締め頂けます。

こちらは、袋帯です。綺麗な地色に色とりどりのクジャクの羽を施していて
こちらも無地や付け下げ、江戸小紋に合わせて入学式や卒業式、宮参りなどに
お締め頂けます。

これから写真を撮ってサイトにアップします。
その時までこうご期待くださいませ。

きもの むらたや 

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TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

入学式や卒業式の着物と帯

投稿日:

立春を過ぎれば 暦の上では“春”です。

その後に春を告げる“春一番”が吹くこともあり
少しずつ足音をたてながら近づいてくる春が待ち遠しいです。

春になったら色々な場面で着物をお召しいただけます。
卒業式、入学式にあうお薦めの着物をご紹介しましょう。

とび柄小紋はいかがですか?
あくまで主役は、お子様です。そのお母様でしたら気張らずに
さりげなく小紋でご出席されても良いのではないでしょうか。

金彩加工で縁取りされた柄に、白で染めた古典的な花柄を品良く
飛び柄にあしらった一品です。生地は紋意匠ですので素無地と違って
少し華やかに感じます。色は抑え目ですが帯で色々と工夫ができます。

こちらのような大人しめの袋帯で合されても宜しいかと思います。
着物はあくまで小紋ですので、正式な袋帯より少ししゃれ感があった方が
何かと締めやすいのではないでしょうか。
帯締めを少し明るめにして全体を締める感じにされたら統一感が出て
素敵です。

名古屋帯で合わせるとこちらはいかがですか?
小森織物謹製の名古屋帯です。格のある帯ですので、付け下げや無地に
合されても良いです。

こちらの名古屋帯もお薦めです。アイボリー色ですので綺麗な淡い
パープルグレー色に大変合うと思います。
柄も古典的で品もあり入学式や卒業式にはお薦めです。
河合美術織物謹製の名古屋帯です。

こちらの小紋は、30代前後からお召いただけます。
華やかで、加工がしっかりしていて、どなたが見ても良いものだなと
分かるお品です。おめでたい柄が施されていますので、お茶会、宮参り
七五三の付き添い、入学式、卒業式にお召いただけます。
このお値段ならお買い得です。

上の小紋には、こちらの名古屋帯を合わせてみてはいかがですか。
小紋にしては格もありますので帯も名古屋帯の中でも格のある帯が
合うのです。着物は、「橘・菊・桐」などを施していますので、名古屋帯は
松の柄を施してある帯にしてみました。色合いもマッチしていて上品に
お召し頂けます。

 

 

お召しをご紹介します。
お色はお茶席に好まれるグレーで生地はひと昔前の張りのあるお召し
とは違って、生地がサラッとしていて大変着やすくなっております。
無地ですので、紋を入れて入学式や卒業式、もちろんお茶席でも
お召し頂けます。

このお召しに合う帯をご紹介します。グレーですので比較的
合わせやすいかと思いますが、特にお薦めの袋帯です。

少し華やかにとお考えの方にはこちらの袋帯はいかがですか。
[となみ織物謹製]の袋帯です。

様々な色の花の色を施してどのようなお色の着物にも合わせやすい
重宝する袋帯です。年代は20代では派手目なお色の着物に合わせ
50代以降になりますと抑え目なお色の着物に合わせられると大変
華やかに上品にお召いただけます。

きもの むらたや 

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40代・50代からの小紋と羽織の重要性

投稿日:

最近とてつもなく寒いです。
そんな時のお出かけに着物をお召しになられる方は帯付ではなく
羽織、道行などを羽織ってお出かけになられます。

むらたやでは、少しずつ羽織を見直してご用意されるお客様が
少しずつ増えています。

入学式・卒業式など道行は脱がないといけませんが、羽織はそのまま
で式に出席できます。

諸々を考えたうえで、「羽織の方が良いかしら」と思われる方が
増えています。


江戸更紗の着尺で羽織をお仕立て致しました。少し長めの羽織です。

羽織にお薦めの小紋をご紹介します。
シダ柄でお色は落ち着いたブラウンですので、羽織や道行にされるなら
長くお召いただける着尺です。
もちろん元々小紋で、生地もしっかりしていますので、小紋でお召し頂いて
飽きたごろに、羽織や道行に仕立て変えることもできます。


抽象的な華文を施していますので季節を気にせずお召いただけます。
流れるよな柄付ですので、上品に気品のある羽織や道行になると思います。
小紋としてお召いただくときは、名古屋帯でも格のある名古屋帯をお締め頂くと
マッチするのではないでしょうか。

 

落ち着いた地色でほのかに雪輪がぼかして施されています。
生地の地紋も面白く着物でお召しになられても良いですし道行、羽織にされても
面白いのではないでしょうか。
観劇、お食事会などちょっとしたお出かけにどうぞ。


地味目のお着物の時に少し明るくとお考えの方に、このような着尺で
羽織、道行を作られたらいかがですか?
アイボリーの地色で紋意匠ですので、明るくなり、柄も葡萄文です。
葡萄の葉と蔓を文様化したもので豊穣の象徴として貴ばれています。

それぞれの良さがあり人それぞれ合うあわないがあるとは思いますが、
比較的合わせやすく洒落た感じになりますので道行にされても羽織にされても
もちろん小紋でお召し頂いても良いです。
アイボリー色の小紋は、できればパールトーン加工をお薦め致します。

続いてお薦めの名古屋帯です。
40代・50代・60代の方にいかがですか。

左は「小森織物謹製」の名古屋帯です。名古屋帯とはいえ上品に仕上がって
いますので、お茶席や普段のお出かけにとおしゃれにお締め頂けます。
菊尽くし段紋の六通ですので締めやすくお太鼓になる部分は優しい雰囲気の
菊で施されています。

中央も、「小森織物謹製」のお品で、七宝連珠柄となっております。
小紋に合わせても無地に合わせても江戸小紋に合わせても良いです。
こちらの帯は名古屋帯にしては格高くございますので、入学式、卒業式
お茶席、観劇などなど色々とお締め頂けて重宝します。六通ですので
ご自身でお締め頂いても出す場所を考えませんので締めやすいです。

右側も「小森織物謹製」の名古屋帯です。有職柄七宝に若松菱 の六通となって
おります。こちらも締めやすいので重宝します。
若松菱の柄は、単純で洗練された美しさがあり、若松文と同様に、おめでたい柄
として礼装用の帯などに用いられていますので、江戸小紋、無地で合されても
大丈夫です。

きもの むらたや 

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小紋の需要

投稿日:

小紋の需要は多彩で、歌舞伎座に行っても良し、お食事
お稽古着、初詣、柄さえ選べばセミフォーマルとして着用
可能です。

[京友禅染小紋]

格高くお召いただける小紋です。お茶席、入学式、卒業式、七五三の
付き添い、観劇、お食事会など多岐にわたり重宝します。
帯は名古屋帯でも格のある帯をお締め下さい。袋帯ですとしゃれ袋帯を
お薦めします。

[となみ織物謹製]
「九百佐賀錦」と名をうつくらい華やかな感じの帯です。
柄も松ですのでおめでたいですし、上の小紋と合わせてお召いただけると
お茶席、入卒などに着用できます。小紋と名古屋帯ですが、普段着とは
言い難い格を持っています。

 

[京染め小紋・蛍ぼかし]
ご友人とのお食事会や観劇、とび柄であるため格の高い帯をして
入卒等にお召いただけます。柔らかい印象の柄ですので同系色の帯
で合わせますと小紋の雰囲気を壊さずにお召いただけます。

[東京染め小紋]
こちらは、いつも江戸小紋を染めて頂いている会社の「貞子好み」
というブランドがございます。技法は江戸小紋と同じで人の手にて型染です。
遠目から見ると無地感に見える小紋です。


実際の柄はこちらです。

気軽にお出かけするならこちらの帯はいかがですか?
[弥栄織物謹製]藍染斜め立湧きに唐花文様

こちらは、袋帯ですが上の小紋にぴったりくるお品です。
まだ、サイトの方には載せていませんので店内販売のみとなってお
ります。この袋帯は、見る方向によって違う色合いをみせてくれます。
比較的お値段もお手頃で、私一押しのお品です。

色無地は、用途別の着分けができます。帯次第でフォーマルにもカジュアル
にもなりうるマルチアイテムです。どんなお色を選ぶのかが、個人のセンス
が問われる所ですが、人によっては、月ごとに12枚の色無地を作り、色合
わせで季節を楽しんでいる方もいらっしゃいます。
12枚は多いと思われますが、それだけ無地の活用が広いと言うことです。

今むらたやでは、無地感お召のセール中です。
無地としてお召いただけて、お召ですので、格は十分です。
昔のお召は、パリパリした感じが多かったですが、最近は、技術も発達して
たれ物に近い感覚のお召しがございます。

[雪輪重ね文様のお召しです]

こちらの
[となみ織物謹製]の袋帯に合わせても上品にお召いただけます。
メリハリもききますので赤みのある帯締めで全体を締めたら
より一層宜しいのではないでしょうか。

きもの むらたや 

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着物ブームに乗りましょう

投稿日:

着物ブームもあって、着物に関心を持ち着付けを習いたい方が増えて
いるみたいです。
呉服屋にとっては有り難いお話です。
着付け教室が多くあった時代は、自分で着られるようになって、何れは
人に着付けができるくらいの知識と技術を得たいという人もいらっしゃって
お免状を頂く為に、技術とペーパーテストに挑んだものです。

最近は、定年や子育てがひと段落して、自由な時間ができてから
「着物を着てみようかしら。」と思われる方が増えています。ですから
むらたやのお客様の年齢層は30代から50・60と上がっていっています。
今まででしたら、ご結婚の際にお道具として親御さんが揃えてお買い求め
頂いていたお客様が殆どでしたが、「自分のために」とか「今必要だから」
昔の着物は、色や柄がとおっしゃられる方もいらっしゃいます。

少し余裕ができたのでお稽古事でもと思われてる方もいらっしゃいます。

「お茶を始めたから。」「若い時に親が作ってくれた着物を着たい。」
「お姑さんをみて私も素敵に着こなしたい。」
「嫁ぎ先のお母さまが譲って下さったから。」
「嫁ぎ先で着物をお仕立てして頂いたから」等々
着物を着たい、着れるようになりたいと思われる方は、確実に増えています。

初めは、洗える着物の小紋あたり練習をして、帯は正絹をお薦めします。
袋帯・名古屋帯どちらにしても他の着物にも合わせるので、練習しておいた
方が良いと思いますので、帯は練習用と考えずに締める時にその帯を練習
したらいかがですか。
私の知っている着付け教室の方でお茶を習っていて、お茶会があるたびに
違う着物と帯を合わせてお出かけになられます。そんな時すんなりとした
着方ができるために何回か練習をされます。すると本番が練習通りにすれば
手の位置、締め具合、どのあたりで太鼓を作るのかが分かっているので
スムーズに着物が着れるのだそうです。

お茶会でも色々とございますが、
「気軽にいらして下さい。」などといわれた場合は、正直どこまで気軽に?と
思ってしまいます。
そんな時は、江戸小紋やとび柄小紋あたりをお召し頂いてご出席ください。
間違いはないと思います。

例えば、
江戸小紋[家内安全柄]

江戸小紋[扇子に小花柄]

京都手描き友禅 付下げ小紋

七宝柄のとび柄小紋

お茶席にぴったりの落ち着いたブルーグレー色ですので抑え目であり
ながら品よくお召いただけます。

これらは、袋帯でも名古屋帯でも合わせられる上等なお品です。
「いづくら謹製」の袋帯です。柔らかく優しいイメージのする
袋帯です。上記のどの小紋にも合わせることができます。

こちらは、「加納幸謹製」の袋帯です。帯に濃い色を使っていますので
パーティーでもいけますが、お茶席ですと淡いお色のお着物で合わせら
れたらメリハリがきいて素敵になると思います。



名古屋帯で合わせるならばこちらはいかがですか?
三色のお色の段重ねに桜の文様です。四季を問わない花ですので
お召し頂く期間も長くなります。
「となみ織物謹製」

「河合美術織物謹製」
お太鼓柄ですが、品も良く格も高いですのでお茶席向きです。

 

きもの むらたや 

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仕入れ

投稿日:

新作の帯が入荷しました。

問屋さんが上手にお話をされるから思わず「買おうかな?」て
気になります。
但し、むらたやの社長は結構目利きですのでチェックは厳しいです。
帯の良し悪しから始まり、値段の交渉、そして最後に国産なのかを確認
します。帯でしたら西陣織の証紙が付いているかでわかります。

そうして入荷した帯がこちらです。

≪となみ織物謹製≫ 人間国宝「大場松魚の世界」より

留袖や色留など格の高い着物にあわせてください。正式なお茶席などにも
お締め頂くと主張しすぎず、控えめ過ぎずと好い加減でお締め頂けるのでは
ないでしょうか。

≪岡文織物謹製≫

華やかなパーティーや、結婚式、入卒の時のお着物にあわせたり
色々と重宝します。繁殖力の強い藤の花をモチーフにしていますので
おめでたく縁起の良い袋帯となっております。
女性の厄年に送られても良いのではないでしょうか。

≪京藝謹製≫

鞠をモチーフにして四季の花々を施し有職文様の七宝を上手にいかし
流れある柄行にしています。こちらも上と同様にパーティーや、結婚式、
入学式・卒業式の時のお着物にあわせたりと色々と重宝します。

小紋も持ってきていただきました。

訪問着も色々と拝見させて頂きました。

こちらは、なかなかのお品です

一品一品丁寧に見させていただき、今のむらたやに必要な物を見定めます。
そして、お客様のニーズにあわせて仕入れをさせて頂いています。

こちらは、江戸小紋がしたてあがりましたので、吊って確認をしている所です
写真では柄が分かりにくいです。[竹垣根に松竹梅]

人間の手作業、特にこの業界の伝統工芸士さんは長年の修行で培った技を
持っていらっしゃるので素晴らしいできです。

江戸小紋を一つお持ちになられていると、大変便利で重宝します。

[鼓と束ね熨斗柄]

こちらの商品は、江戸小紋でSALE対象外となっておりますので、
お手元でのご確認ができます。気に入らなければ返品可能です。
詳しくはこちらをご覧ください。

社内のことですが・・・・・・
先日、むらたやの新年会を致しました。一番楽しみにしていた社長が
熱でダウンしまして少し人数が減りましたが、皆さんむらたやにとって
掛け替えのない方たちでどの方が欠けてもむらたやは回らなくなります。

感謝を込めてささやかな会を開かせて頂きました。
皆様今後とも宜しくお願い致します。

きもの むらたや 

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着物の魅力

投稿日:

着物には、女性らしさがあふれています。
十二単に象徴されるように、日本の着物は何枚も重ねることにより
身体の線を隠し、動作を制約させ、か弱く見せることで女性らしさを
追求してきたと言われています。
つまり、女性が女性らしいということは、か弱くて色っぽいと言う
ことでした。
タイトスカートを穿いたかの様に意外とはっきり表現されているヒップラインや
襟から覗くうなじの美しさ、階段を上がる際にちらりと見えるふくらはぎ、
ふとした瞬間に袖口から覗く二の腕などこれらは洋服にはないセクシーさを
感じさせます。ミニスカートやノースリーブの洋服の時とは違った、隠すことで
色気を引き出してくれる衣装が着物なのです。


綺麗ですねぇ~

組み合わせの妙
着物姿の女性が、袖口や裾などから「ふき」(袖口や裾に出した裏布/八掛)
を覗かせたり、また上前を揺らして歩きその度にちらりと見える裏地(八掛)
からは奥ゆかしいおしゃれ美を感じます。袖口や振りから覗く長襦袢の柄や
色などにも気を配るのが、着物のお洒落の醍醐味でもあります。

後ろの美しさ
先程お話したように、うなじがとても女性らしさを感じさせます。
綺麗に見せるためには、着物を着る時衿(衣紋)を抜いて着ます。そこに
女性らしい色気や美しさを表現しているのです。着物姿の女性とすれ違って
何となくもう一度振り返って見たくなるのも、きっとこの後ろ姿の美しさ
があるからでしょう。

東レの襦袢とウロコ文様の丹後ちりめんの襦袢

丹後ちりめんの襦袢

襦袢にも柄がございます。「見えないから何でもいいわ。」とおっしゃらず
着物に合わせておしゃれになる色合いのもの(小紋等の場合)やおめでたい席
に出席の場合には、ウロコ文様や大人しめで品のある正絹襦袢で…とか。
普段のお稽古にもおしゃれをといわれる方には東レの襦袢などをお薦めします。


袋帯は、[白綾苑大庭謹製]です。
こちらは、困った時の帯として活用できます。殆どの着物に合わせられる
といっても過言ではないと思います。

[となみ織物謹製]の袋帯です。パーティー向けの袋帯ですが、
入学式、卒業式、七五三の時お母様のお着物に合わせられても
美しいと思います。


[加納幸謹製]の袋帯です。こちらもパーティーに是非どうぞ。
シンプルがゆえ合わせる着物が色々とあります。
もちろんお茶席や入卒などにもお締め頂けます。

きもの むらたや 

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礼装の袋帯

投稿日:

着物を着る機会でよく知られているのが、冠婚葬祭です。
結婚式、成人式、卒業式、様々なパーティーなどで着る着物は、
留袖、振袖、訪問着となっております。
これらの着物が、礼装にあたります。そしてこちらの着物に合わ
せる帯は、袋帯となっております。
帯には、様々な種類がございますが、礼装用に合わせる帯は
幅が広く、長さのある袋帯です。着物の色合いや柄に合わせ全体が
引き締まる色合いのものを合わせることにより“品のある和装スタイル”
にすることができます。

[いづくら謹製]
若松の祥寿柳松文で金・銀・箔・白などを使い松を施してある
留袖に合う袋帯です。慶事の装いの模様として、季節を問わなくて
もいいので重宝する一品です。

[川上織物謹製]
高級手織佐賀錦帯です。
黒留袖などに合せたり、訪問着、付け下げなど色々と重宝します。
落ち着いた雰囲気のある帯ですのでしっとりとお締め頂けます。

[いづくら謹製]
白地をベースに淡いお色でまとめた品の良い袋帯です。
若い方の留袖や色留に合わせたり、訪問着、付け下げと着回のきく一品です。

 


着物と帯の組み合わせで悩む時がございませんか?

着物と帯を同系でまとめて統一感を出されている方、こちらは洋装感覚で
選ばれている方が多いように感じます。
私もたまに統一感を持たせ同じ系統の色を組み合わせて濃淡で変化を持たせて
小物で締めたり致します。

着慣れた方の着物と帯の色の、伝統的な組み合わせ方は素晴らしいと思います。
大胆な組み合わせで、粋なムードを演出する。そんな美的センスは、受け継いで
いくべきと思います。
例えば、帯の色は、着物のお色と反対色でマッチする色が最も美しくバランスが
良いと言えます。帯はアクセントと思われても良いかもしれません。

小物の帯締め帯揚げもなかなか合わせるのが難しいです。
基本として、帯締めは帯の中の一色を使って色を選んだり、帯揚げは着物と帯の
橋渡しとして考えられると決めやすいです。

組み合わせ方は、その方その方のセンスや雰囲気にも左右されますが、
着物の上に帯をのせ、帯締め帯揚げも合わせてみられて
「良い感じ」と思われたら間違いはほぼないと思います。
自信を持って合わせてみて下さい。

それでも不安な方は、着物を良く知っているお母さま、お婆様にお聞きするのが
一番と思います。きっと良いアドバイスを頂けると思います。

着物を気軽に楽しく着ましょう。

きもの むらたや 

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古風・古典的な帯

投稿日:

日本の女性ならば尚更ですが、おそらく誰もが、和服を様々なシーンで
できるだけ品よく着こなしたいと思っていることと思います。
その為には、着物そのものだけでなく合わせる帯を賢く選ぶことも重要
となってきます。小物に限っても引き立たせたり、統一感を持たせたりと
変わってきます。

一般に和服は、襦袢や帯などを合わせて身に着けるものであるため、それ
ら小物の柄をどのようなものにするのかによって全体のイメージがずいぶん
変わってきます。

古風な古典的な帯を選んで着物に合わせるならば、おめでたい席はもちろん
のこと、その他のどんなシーンでも上品で美しい装いができます。
一般に“古風な帯”ときいて多くの方が真っ先に思い浮かべるのは、花の模様や
季節を表すもの、または吉祥文様などでしょう。
これらは、時代や流行に左右されることなくいつの時代にも多くの方々から
好まれるものと言えます。
女性らしく、華やかでありながら、飽きの来ない装いをしたいと思っていらっ
しゃる方なら、このような古風で古典的な帯を上手にお選びいただき着物と
合わせてください。

[高島織物謹製]  七宝に華文を施してございます。色留袖や訪問着
付け下げなどに合わせられます。

[加納幸謹製]   こげ茶色地に華文を施していてパーティーや
お茶席にお締め頂けます。


[加納幸謹製]   市松模様で施された鹿の子絞りに見える文様に金を
所々施してあり、写真より素敵になっております。
粋にお締め頂いたり、付け下げや訪問着、シンプルに
無地や江戸小紋に合わせて下さい。

[となみ織物謹製]  古典的というよりゴージャス感がございます。
黒留や色留にお締め頂けるお薦め品です。


[いづくら謹製]   吉祥文様である松をモチーフに施してあり
華やかな色合いですので、留袖、色留等に
合わせて下さい。訪問着や付け下げでお茶席に
ご出席されるのも宜しいかとおもいます。

このように着物の帯の柄には様々な種類のものがございます。
それぞれの柄に込められた思いがございます。
春になると人気の帯の柄に桜の柄模様がありますが、“さくら”の“さ”は
稲田の神様を表現していて、“くら”は坐する所を示しています。従って
桜は稲田の神様のよりしろであり、桜の文様は五穀豊穣を表した吉祥文様
を意味していて、大変おめでたい文様です。そのため桜の柄模様の着物は、
張るだけに限らず、いつでもお召いただけるのです。


振袖用袋帯  [酒井守謹製] おめでたい桜の柄が施されています


[となみ織物謹製]   全通名古屋帯で三色の段文様の中に桜が施さ
れています。

きもの むらたや 

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着物と帯の歴史

投稿日:

着物は日本の伝統衣装で長い歴史がございます。
時代によって衣服は形を変え、現代の着物と帯のスタイルに
なってきました。
着物の始まりは、平安時代に着用されていた小袖と言われています。
小袖は本来、貴族や皇族や公家の下着のようなものでしたが
室町時代末期になると、小袖のみの衣服にかわり帯が誕生しました。
当時の帯は、細長いもの(紐)でしたが、安土桃山時代には、小袖と共に
華麗な染が流行しました。
江戸時代に入ってから、小袖にも豪華さが現れ、名前がそぐわなくなり
“着物”と呼ばれるようになったといわれています。

橘柄の訪問着は、ご結婚の際に持たせて上げられれば
ご友人の結婚式や宮参り、七五三、入学式、卒業式など
色々と重宝します。

合わせている袋帯は、となみ謹製の帯です。
こちらは、無地や江戸小紋、付け下げなどにお召いただけます。
軽くて締めやすい帯です。しゃれた付下げや訪問着に合わせて
華やかなパーティーや落ち着いた色目の無地や江戸小紋に合わせて
お茶席にもお締め頂けると大変重宝する一品です。

帯について、こちらは次第に幅広になり江戸時代中期には
九寸幅と一丈二尺の長さが基準になりました。
(今は、もう少し長くなっています。)
結び方も多様化され、女装美に欠かせないものとなりました。

お茶席に最適な袋帯です。[藤原謹製]

着物は、織りのものより染のものが格が上
帯は、染のものより織のものが格が上
となっております。
[帯について]
「織り」は色のついた糸を表に出したり、隠したりして文様を表します。
有名な錦織と唐織はとても重厚感があって主に礼装用に使われます。
「染め」は白い生地に図柄を染めたものでとても柔らかいイメージがあり
準礼装から普段着まで幅広く使われます。金や銀の彩りを施したもので
したら準礼装向きです。様々な季節や個性を表現できるので普段に楽し
めます。
注意点として着物とのバランスを考えて帯を選ばないと全体のバランスが
悪くなりますので気を付けて下さい。

カチッとしたほうが宜しい方は織をお薦めします。
粋に着慣れた感じにされたい方は、染をお薦めします。

※格がもっとも高い帯は、花嫁衣裳や本振袖に合わせます。
但し最近は、振袖を着られる時に美容師さんが変わり結びを工夫されて
いますので、お値段ばかりでなく柔らかく締めやすい袋帯をお薦めします。

かなり格の高い金銀が沢山入っているものは、留袖に使われます。

[河村織物謹製 本手織の帯]


[西陣まいづる謹製]
淡い紫色をベースに金糸風で柄を施してございます。
正倉院華文様で華やかな帯に仕上がっております。

このように色々とランクがございます。
TPOにあわせてバランスの良いきものと帯選びをして下さい。

 きもの むらたや 

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