お茶席にあう着物と帯

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天気が良いのは、今日までと言うことですが、明日からは
実感はさほどないのですが段々と秋めいてくるのでしょうか?
お茶会も今週末から来週にかけてございます。

そんなお茶事茶会の装いについてです。
茶席は、お茶やお菓子からお道具、しつらいまで主催する方(亭主)の
思いが込められています。お客様を思いながらどうおもてなしをしようかと
誠心誠意の心でご準備をされます。
招かれた方は、会の趣向に合った装いを心がけると共に、大切なお道具類を
傷つけないように気を配ることが大切です。

[着物と帯]
お茶を初めて習う方、あるいは初めて茶会に出かける方にお薦めが
一つ紋付きの色無地又は江戸小紋です。色無地の着物は、帯を変えることで
様々なお茶会にお召いただけます。
格のあるお茶会は、訪問着や付け下げ、色無地などに袋帯をお締め下さい。
小紋や紬は、ごく親しい方のお茶会などにお召いただくのが宜しいかと思います。
ただ、最近無地では寂しいとおっしゃられる方もいらっしゃって、そんな時は
とび柄小紋にしゃれ袋などを合わせられる方もいらっしゃいます。
お出かけにも良い装いとなります。
≪お茶席向きの訪問着と袋帯≫

帯を変えずに着物に変化を持たさせてみました。

かなり重みのあるお着物です。帯は白地の袋帯で高島織物謹製です。
留袖に合されても十分なお品です。

≪付下げ≫

≪お薦めの帯≫
左の辻が花の付け下げに

中央の付け下げには

右の付け下げ
柄が少なめですのでメリハリのある格の高い袋帯を選びました。

≪左より色無地・無地のぼかし(斉藤三才)・紬≫

≪無地付け下げ(坂井教人作)かたくり底柄≫

上の無地付け下げに華やかな【となみ謹製】の袋帯を合わせてみては
いかがですか。

[衿元]
お茶会の際の衿元は清潔感のある白半襟を用いましょう。
たまに「刺繍衿や色半衿はどうかしら?」と尋ねられます。こちらは少し
華美になりがちで茶室の雰囲気とそぐあない場合がございます。注意して下さい。
留袖や色留袖、訪問着など格のある着物の場合は、白半襟を多めに出すと
品格と重厚感のある装いとなります。
衿元を詰めすぎ折ると若い方ですし、下げ過ぎないほうが良いです。

きもの むらたや 

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TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
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これからお嫁入りの方の為に揃えるもの

投稿日:

これから、嫁ぐあなたにお薦めのお着物です。
最近は、「着物着ないからいらない。」「着物の手入れが大変だし・・・」
色々と理由を付けて嫁入りのお仕度に着物を作らない方もいらっしゃいます。

確かに色々と面倒かもしれませんが、あれば必ず着用されます。
又、嫁ぎ先によっては、着物が必要だったと後になってお買い求めされる方も
多々いらっしゃいます。

今回は、嫁入り仕度として最小限必要なものや地域によってあった方が良いものをご紹介します。

[喪服セット]

人によっては葬儀の時着ないからいらない・・・・・とおっしゃられます。
確かに着ないからといわれれば必要ないと思われがちですが、
今は、いらないと思うだけで、後々「作っとけば良かった」と大抵の方が
おっしゃられます。
できれば、お家のお道具としてご持参された方が宜しいかと思います。

嫁ぐときに留袖を持たせられる親御様も少なくないです。
その時に留袖にするのか色留にするのかを迷われます。

若い時は、色留をお召しになって、年齢を重ねたら(40を超えたら)
黒留に染めなおす。そんな方もいらっしゃいます。

[色留袖]

シルバーグレー色に四季の花が施されています。季節は問いません。

以前染め替えをご希望された色留袖です。

染め替えた後、黒留袖にかわりました。

色留をお持ちですとこのように黒に染め替えができます。
今からお嫁入りの方はお若い方が多いと思いますので、色留袖をお作り
になられるか、染め替えはしたくないからとおっしゃられる方には。
黒留をお薦めします。

[色留袖]

[色留袖]

[黒留袖]

帯によって雰囲気が変わります。また、年齢によって帯を替えることにより
長くお召いただけます。

同じ留袖ですが、帯を派手にすると違います。

黒留袖は、あまり作り変えることはございません。この辺りの地域では、
嫁ぐときに作って持っていきその着物を大切に保管してお子様の結婚式や
ご身内の結婚式にすべてその留袖をお召しになる方が多いです。ですから
十分お召いただいてます。大切にされているとお嬢様に譲ることもできます。

先日お越しのお客様は、色留袖を二枚お買いになられ、お母様と寸法がほぼ
同じですので出る場所によって貸し借りをするわとおっしゃられた方も
いらっしゃいます。
いずれ、どちらかをお嬢様用の黒留袖にして1枚は色留として残しておくと
いうことです。

[訪問着]
お薦めの訪問着は色々とございますが、ネットに載せている中で言えば

 

こちらの訪問着は、手描き友禅の上、色々な絞りをの技法を使って柄を
施してございます。
ピンク地で若々しく見えますが、半身がベージュ系のお色ですので長く
お召し頂ける色使いとなっております。
締める帯を替えることにより表情も変わります。
柄は絞りを使ってますので華やかでどの方がご覧になっても納得がいく
素晴らしいものと一目でわかります。

[無地付けさげ]
いざという時は、無地が一番重宝します。
こちらは、無地より格が上がります。
坂井教人作  かたくりの図柄を生地に織り込んでいますので、無地感の
付下げの柄付となっております。肩山は、無地となっていますのですっきりと
した印象を受け、帯も合わせやすくなっております。

こちらは、上の着物と色違いで綺麗なベージュです。
名物裂の袋帯をあわせてみました。
所によってはお通夜の席は、必ず無地をお召しになる地域もございます。
そんな時の為に無地(紋付)をお作りになったら宜しいかと思います。

着物を着られる時は必ず晴れとは限りません。
できることなら雨コートと道行は持たせて差し上げたら宜しいかと思います。
よく言うのが、雨コートは2度作ったら良い。初めは若い時に、次は、60近く
なってからお作り頂くとずっとお召し頂ける柄や色を選べるからです。
道行も若い時と年配になってからですと色味も変わってきます。
初めに40代くらいまではお召いただけるような色合いでお作りになって
次はご自身が必要ならお作りになれば宜しいかと思います。

嫁がせるときに持たせてあげられるとしたらこの位はお揃えになられた方が
後々お嬢様にとっても着回しができるのではないでしょうか。

お稽古事をされている方ならば、小紋と名古屋帯を持たせてあげられるのも
助かると思います。
[小紋と名古屋帯]


小紋は先日入荷したばかりのお品です。
このように着回しのきく着物やどのような色柄にも合わせやすい名古屋帯を
お求めいただければ重宝致します。

これだけのものを一度に揃えるのは大変ならば、徐々に揃えられてご準備
されておくといざという時に困りません。
思い立った時にお考え下さい。

きもの むらたや 

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お出かけの小紋と帯(名古屋帯・袋帯)

投稿日:

京小紋は、小紋柄を多色づかいで染め上げた着尺地が
特徴です。あでやかで、はんなりとした色合いはいかにも
京都らしい優美な華やかさがございます。

今は9月ですので単衣仕立てにしてお出かけにお召し頂いたり
袷にすれば10月から4月、5月まで風格のある外出着としてお
召し頂けます。

その小紋を羽織やコートに仕立てて無地っぽい紬の着物に羽織ると
なかなか素敵です。

              ⇓

長めの道行コートをお仕立て致しました。
若いお嬢様のお仕度にお持ちになられるそうです。

[京小紋]


こちらは、お薦めの紋意匠生地にとび柄小紋で白色の古典文様に金の縁取りを
施してございます。若い方からご年配の方までお召いただけるお品です。

合わせる帯について

[名古屋帯]

お茶席やパーティー、観劇や入園式・卒園式、入学式・卒業式や七五三の
お母さまの召しものに、又は、謝恩会や格式の高いコンサートの改まった
お席に重宝するお名古屋帯です。
とび柄小紋はもちろんですが、無地や江戸小紋、付下げに合わせることが
できる格のある名古屋帯です。

[名古屋帯・八寸]

メリハリを出したい方は、こちらの織成帯をお薦めです。
大変締めやすく季節の植物が施してありますので季節を問わずお締め頂けます。

[袋帯]

こげ茶色の生地に上品な華文を形や大きさを変えて位置してございます。
控えめな地色により柄が華やかになり嫌味のない品格を表しています。
軽くて締めやすい袋帯となっております。淡い色のお着物に大変マッチ
すると思います。

[袋帯]

白っぽい生地に淡いグレー色をぼかしてあります。そこに円のような異国を
思わせる柄を施してあり、中世的な感じのする袋帯です。とび柄小紋に合わせて
お出かけ用の着物としてお召し頂けます。

[小紋・雪輪ぼかし]


こちらも無地感でお召し頂ける小紋です。
「四海波」とは、日本を取り巻く四つの海の波の通称で、国の内外が平和で
ある事を文様化したものです。お茶席やお出かけのお着物として、入学式や
卒業式にお召し頂いても宜しいかと思います。

あわせる帯としてお薦めは

小森謹製の名古屋帯です。しなやかに織り上げた生地に七宝や若松菱を
施してある合わせやすく締めやすい名古屋帯です。四海波の雪輪ぼかし
の小紋に合わせるとメリハリも効いて大変しっくりくると思います。
お茶席はもちろん、観劇や七五三のお供をされるお母様や若いお婆様にも
お薦めです。

[袋帯]

お茶席にお召しいただくならしゃれ袋帯でも宜しいかと思います。
こちらは、スリーシーズン(夏以外)お締め頂ける帯で尚且つ全通
いわゆる手から垂まで同じ柄が施されていますのでどこを出されても
大丈夫ですので、締めやすい帯です。これからですと、炉開きや
忘年会でお召し頂けます。比較的合わせやすい帯の地色や柄ですので
気軽にさりげなくお締めください。

[七五三のお供のお母様にお薦めの訪問着と袋帯]


訪問着は紋意匠に様々な技法の絞りを巧みに使い描いた柄です。若いお母様や
これからお嫁に行かれるお嬢様に“むらたや”一押しのお品です。
ここまでのお品ですので、袋帯も柄的に重みのあるものでないと合いません。
そんな時に品よく合わせる帯としてお薦めなのが
“白綾苑大庭”の袋帯です。ネットにはまねっこした帯も多数出ておりますので
気を付けてください。



こちらが白綾苑大庭の品質表示証紙番号です。

こちらが、白綾苑大庭の帯であるという証拠のマークです。

良い品をお安くご提供できるように“むらたや”は、日々精進していきたいと
思います。
分からないことがございましたら、遠慮なくお電話して頂ければお応えを
させて頂きます。

 

 きもの むらたや 

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50代からの着物と帯~小紋・袋帯・名古屋帯~

投稿日:

50代となるとお子様から手が離れ自分の時間を作れる年代です。
だからこそ、習い事はこれからの趣味として始められたらいかがですか。

私共のお客様で、着付け着方教室や茶道を習う方、華道、箏、習字など
色々です。習い始めると「着物にも興味が湧いたわ。」とおっしゃられ
新規のお客様が増えた気がします。

もちろん最初は、ある着物を有効利用して頂いてます。
サイズ直し、染め替え、羽織を名古屋帯に等々色々と多岐にわたります。



こちらは、八掛だけ付けて仕立てました。(お化け仕立て)
そうすると9月の終わり位のまだ暑さが残っているに日にはお稽古に
気軽なお出かけに重宝するということでこのような仕立てにされました。

こちらなら半幅あたりを結ばれても宜しいと思います。
気軽なお茶会にご出席なら名古屋帯をお薦めします。
[弥栄織物謹製]


淡く優しい表情のライトベージュ色の帯地です。そこに異国の情緒あふれる
唐草花を品良く配置しています。 小紋や織りのきものにコーディネート
していただけます。お気軽にオシャレを楽しむことができます。

 

[小紋と袋帯]

正絹小紋 [江戸五嶋紐監修・ライトパープル色]
西陣織袋帯【弥栄織物 謹製】(更紗丸華文)

小紋は、お茶席や発表会、展覧会やパーティーやレセプッション、観劇や
コンサート等々、着用シーンは幅広いです。この辺りのクラスの小紋をご
用意されると色々と重宝致します。
本来年齢を問わないお着物ですので、帯で雰囲気を替えて頂ければ宜しい
かと思います。
合わせている帯は、あまり重厚感がございませんので気軽にお締め頂ける
袋帯となっております。更紗の柄を使った創作文様となっていて 袷のお着物
にはもちろんの事、6月や9月の単衣の着物にもお締めていただける、スリー
シーズンの袋帯です。

ライトパープルの小紋に合わせるとしたらこちらの名古屋帯はいかがですか?

九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「和紙彩紐織・お太鼓柄」です。

上の小紋のお色に対してメリハリが利いていて、尚且つパープル色が小紋の
お色と和紙に色とりどりの箔を貼り付けた柄がマッチして統一感もございます。

帯締めは、暖色系で全体を締めて帯揚げは淡いクリーム色やグリーンでまとめたり
逆に濃い茶あたりでキリッとさせるのも宜しいかと思います。

[小紋と名古屋帯]


一つの着物に色違いの名古屋帯を合わせてみました。
山田織物謹製の「彩色網目織間道文様・ベージュ色とブルーグレー色」です。
網のような立体感ある地紋の中に、ところどころ帯締めかと間違えるようなストライプが配置をされオシャレ感覚のなかにも高級感があります。 見る角度によって様々な表情を見せてくれる名古屋帯です。全通の帯ですので、贅沢且つ締めやすい名古屋帯です。

[小紋と名古屋帯]

小紋は丹後ちりめん生地の紋意匠に唐花文様が施されています。
柄は、吉祥文様として四季にこだわらず身に着けることができるので
重宝します。気軽なお茶会に招かれたり、ご友人とのお食事会、これから
ですと忘年会・観劇等々とお召し頂く場面はいろいろございます。
帯は、弥栄織物謹製の名古屋帯で草花文様・黒色・六通ですので合わ
せやすく重宝します。こう合わせますとメリハリが利いています。

[江戸小紋と袋帯]


袋帯は、小倉織物謹製の四代目 蔦屋九兵衛の代表作「蔦」シリーズです。
こちらは、くれぐれもネット通販はやめて欲しいとのことですので
本店舗「むらたや」にて販売」をしております。
お気に召しましたらお電話もしくはこちらまでご連絡くださいませ。
ご対応させて頂きます。

[東京染め小紋(貞子好みより)と袋帯]

東京染め小紋は、生地が柔らかく単衣向きです。
袋帯は、にんな織物謹製で有職唐花・濃茶 ・おしゃれ袋帯・六通ですので
観劇・お茶会・お稽古色々と活用できます。お色は濃い目ですので淡い
とび柄小紋や無地に合わせるとしっくりします。

[東京染め小紋(貞子好みより)と袋帯]

 
小紋は、東京染め小紋の貞子好みより綺麗なライトブラウンの色を基調と
して、シルバーグレーとシルバーブラウンの細かい格子柄を施している
オリジナルの一品です。帯も合わせやすい色合いですので色々と楽しめます。

着物にされてお茶会、観劇、同窓会、忘年会と活躍の場は多いです。
又、コートや羽織にされてもおしゃれです。なにかと重宝する一品です。

他に合わせるとしたら

加納幸 謹製のお洒落帯「破れ市松柄」
薄いベージュ色の地に、細やかな鹿の子絞りのような柄で、ランダムな
市松模様を配置した上品なお品です。 モダンでもあり、シンプルな柄です。
さりげなく織りこまれた金銀糸が、華を添えてくれています。
ホテルでのパーティーやレセプション、お茶席やお稽古ごとでの発表会に
最適なひと品です。

きもの むらたや  

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可愛い一つ身と羽織の仕立て

投稿日:

先日ご注文をされた、一つ身の着物と羽織のお仕立てが
出来上がりました。仕立て屋さんも一つ身は仕立てたことが
あっても、一つ身の羽織は初めてだったみたいです。
お品が大島でしっかりとした生地ですので、なかなか針が
裁ちにくく大変みたいでした。

でも、頑張って頂いたおかげで大変可愛い一つ身と羽織が仕立て
あがりました。(羽織に限っては、衿の所を折り返さず半纏のように
お仕立てをしました。)

[着物]

[羽織]


裏は八掛のみですべてまかなえました。

こちらは、お母様のお着物です。日本の風景が描かれています。

肩山から身ごろを取ると規則的に柄が左右同じ位置に来るように描かれ
ています。

こちらも独特の生地でその生地でないとなかなかこのようなお色が出せ
ないという、それほどしっかりとした生地です。
多分今は、こちらのような商品は見かけません。貴重だと思います。


[江戸更紗]のご紹介です。

江戸更紗は型紙を使い、刷毛を使って生地に直接色を刷り込んで染めて
いきます。こちらはステンシルのようなイメージで、グラデーションの
ようなぼかしの表現もすることができ、何色にも染め分けられている
のが特徴です。
更紗とは、元々インドから発祥した文様で、タイ、ジャワなどの
東南アジアや中近東のペルシャで使われていた文様ですが、室町時代に
渡来し、江戸時代末期に型染めと更紗の技術が融合して江戸更紗が誕生
したのです。

これからのお茶席や観劇、忘年会などの皆で集まってのお食事会やコンサート
色々と着用場面があるお薦めのひとしなです。

帯はこちらのような名古屋帯をお薦め致します。

お色はシックな濃い茶系ですので上品に合わせられます。
お茶席、お稽古ごと、気軽にショッピングなどお洒落にお召いただけます。

同系色で合わせるならば、こちらの名古屋帯をお薦めします。


美濃和紙を折り込んでいて同系で合わせることにより、帯の柄が引き立ち
帯を締める帯締めもいきてきます。
是非、ちょっとしたお出かけからお茶席のようなしきたりが強い場面での
およばれにいかがですか。お色もベージュですのでお着物も合わせやすい
と思います。

 

こちらは、紬の生地の袋帯です。

柄は古典調ですが、江戸更紗と相性の良いピンクで仕上がってございます。
きっとおしゃれな感じになると思います。
西陣でも名門中の名門として歴史を重ねてこられ、特に唐織の世界では他の
メーカーの追随を許さないほどの格式を誇る織元の「藤原」さんです。
唐織はとくに最高の技術で織られた逸品です。

きもの むらたや  

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これからのお茶席用のきものと帯

投稿日:

九月に入りお茶会のお誘いが増えてきています。
どんな着物を着ていこうか?悩みますよね。

無難にとお考えの方でしたら、季節を問わない柄でなるべく柄の
細かいものを選ばれると宜しいかと思います。

≪七宝柄のとび柄小紋≫

七宝は縁起のいい吉祥文ですので、お茶席むきです。
合わせる帯としてお薦めの名古屋帯
≪小森の帯≫

≪葵文様のとび柄≫

円形にデザインをした葵の柄を、飛び柄として配置してございます。
帯合わせも難しくありませんので、袋帯や九寸名護帯との組み合わせに
よって着用シーンが広がる、とても重宝な小紋です。
お薦めの名古屋帯
≪となみ織物≫

お茶席など狭い暗い場所では、華やかというよりももう少し小柄でまとまりの
有る柄いきで、和風や季節やその場面に合った色柄のおきものや帯をお選びに
なられても素敵です。

≪淡いクリーム地に橘・桐・菊文様≫

橘は、長寿と幸福の象徴としています。高貴な象徴である桐との組み
合わせは吉祥文様です。是非おめでたいお席にお召しになってください。
初釜、炉開き、社中のおめでたいお席などにどうぞ。
お薦めの名古屋帯
≪小森の帯≫

着物と同系の帯になりますが、帯締めで赤色や濃いめの色を持ってきたら
全体が締まります。

 

五十の手習いという言葉がございますが、子育てもひと段落してから
改めてお稽古事を始めるという方が増えてきています。
お茶は楽しむ程度で教わりたいという方や今まで箪笥で寝ていた着物を
着たいという方に着方教室で教わるなどと色々とお話をお聞きします。

呉服屋としてはうれしい響きです。
新しいものを作ってお召し頂きたい所ですが、着物に抵抗なく携わって
頂ける方法としての第一歩と思い喜んでます。
着物のことを知りこんな着物が着たいわ。と思われた時に是非むらたやを
思い出して頂ければと思っています。

◇まず、初めに作るとしたらどんな着物???

茶道のお稽古を始めた方ならば、まず初めにお誂えしたら良い着物なら
“江戸小紋”をお薦め致します。
元々武士の裃の柄からくる江戸小紋ですので、格の高い柄やおめでたい
柄をお作りになられていたら重宝します。
お茶会だけでなく披露宴(柄にもよります)や観劇パーティーや入学式や
卒業式にと活躍の場は多いです。

≪鼓と束ね熨斗≫

生地は品質の良さでは信頼の厚い浜ちりめんを使用しています。
柄は鼓でおめでたい束ね熨斗の柄がバランスよく配置されております。

「江戸小紋」という名称は特許庁で地域商標を取得していますので
美濃の型紙を使用して、東京で染めたものしか「江戸小紋」という
名称が使用できないのです。
パッと見て本物かどうかはなかなかわかりません。
見極める一つの目安として以下の証紙の有無をご確認ください。

江戸小紋に合わせるお薦めの帯
≪となみ織物の帯≫

品格あるシルバーグレー色で名門「となみ織物」ならではの独特な花の柄を
施しています。その柄に使ってあるお色は様々な色合いの中にも落ち着いた
色目をつかって全体をまとめていますので、他では見ない独特な存在感がご
ざいます。 着用年齢も幅広ですのですので重宝する一品です。

 

きもの むらたや  

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これからの着物と合わせる帯

投稿日:

海外赴任に決まったから、着物を持たせたいわ。という
お客様がいらっしゃいます。
海外で着物を着て頂けるなんて嬉しいことです。

本来は、洗える着物が楽だからいいわ。とおっしゃっていたのですが
外国(アメリカ)で着るのだから洗える着物の色合いでは少しおとなしめ
でしたので、正絹の華やかな小紋を気に入って頂けました。
その小紋は、外国の方から見ても華やかで色合いが美しいと感じるのでは
ないでしょうか。日本の風景が描かれていて柄合わせも左右同じ位置に
来るように考えられています。

衽の柄合わせで悩んだ仕立て屋さんから相談を受けました。
同じ高さに同じ柄を持ってくるべきか。どうしたらいいのかと・・・
身ごろは肩山が決まっているので変えられないのですが衽は、
その方の身長がすっごく高くないので融通が利くので
少しずらした柄合わせが良いのかそれとも規則的にしたほうがいいのかと
悩んだあげくにいらっしゃったのです。

本来ならば、規則的に柄の高さを合わせるほうが良いのかもしれませんが
全て左右の柄が同じ位置にあるより前から見たら少しずれていた方が
見栄えが良かったので少しずらすことにしました。

それと同時にお孫様の着物を作りたいけど、すぐ大きくなるから、でも
持たせたいということでしたので、むらたやが最近仕入れたのではなく
昔仕入れた商品で、赤と白のチェック柄でかわいい生地が(黄八丈柄の大島紬)
を大変お安くさせて頂き一つ身とその羽織に仕立てることとなりました。
きっとかわいいと思います。仕立て屋さんも、もちろんお買い求めいただいた
お客様も「かわいい‼」と絶賛でした。


10 月になるとお茶会が結構な数ほど催されます。
そんな時いつもいっしょの着物という訳もいかず悩んでいる方も多い
のではないでしょうか。紹巴お召などをお召し頂くと気軽にお茶会を
楽しむことができます。

紅型の小紋です。
こちらもお客様や点てだしのお手伝いなどには華やかに又、目をひく
お品になります。


 

帯は名古屋帯がお薦めです。

山田織物謹製で「院蔵特殊織裂・グレー色・総柄」となっております。
総柄ですので何処を出してもいいですので考えることなくお締め頂けます。
又、着用時期を問いませんので、単衣時期にも適しています。

弥栄織物謹製 斜め立湧きに唐花文様です。地の色が藍色ですので
上品に優しいですが着物を淡いお色にするとメリハリが効きます。

 

お茶席でお点前をされる方なら付け下げくらいはお召しに
なって下さい。こちらは、花筏に松・橘・菊・梅などを施して
ございます。お茶席いがいでしたら、観劇、七五三などの宮参りに
入学式や卒業式にもお召し頂けます。ご友人の結婚式などにも重宝
します。

合わせる帯は袋帯です。
こちらの帯はいかがですか。
となみ謹製の袋帯です。上の付け下げと合わせられるとメリハリが
あってとても調和しています。

西陣まいづる謹製の帯です。こちらは、おとなしめな感じになりますが、
上品にお使いいただけて重宝します。無地や江戸小紋等に合わせられると
大変重宝する一品です。

江戸小紋はこちらを合わせてみてはいかがですか。
色合いが調度よく帯をのせるとバランスの良い色配合になっています。
帯締めを少し濃いめのお色を持ってきて帯揚げは淡いベージュやお召し頂く
年齢によって淡いピンクや淡いブルーグレーなどを合わせてみてはいかがですか。

 

きもの むらたや  

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九月のお月見に合う着物と帯.

投稿日:

九月に入り本格的な秋がやってくるはずなのですが、日中はそれが
あまり感じられません。
でも、夜は涼しい風がふき過ごしやすくなっています。

九月といえば、お月見です。毎年、観月会と名して気軽にお茶を戴く
ことができる会が催されます。

     


外でのお茶会です。毛氈の上に座り丸盆にのせられたお茶とお菓子が
水辺を流れてくるのです。各自がその盆を取りそして頂戴いたします。
二煎目は、持ってきてくれるのです。
若いご夫婦で赤ちゃんやお子様をを連れて、親子(お母様とお嬢様)や
男性の方もイベント感覚でお越しになるみたいです。
お点前の最中は、オカリナの演奏などもあり、和洋折衷で気軽に楽しめます。

そんなお茶席には、小千谷綿紬などをお召いただくと宜しいのではと思います。
 

帯は名古屋帯で合わせてみてはいかがですか。
山田織物謹製の名古屋帯です。


ベージュ色の地に、経済産業省認定で日本の世界遺産にも認定されている
伝統工芸美濃の和紙を使い、和紙に色とりどりの箔を貼り付けたものを橫
に裁断し、横糸として織り込み、気品の高い柄を完成させました。
お太鼓柄になりますが、合わせやすく締めやすいお品です。

こちらのような幾何学的なパズルのような名古屋帯で遊び感覚で
お召し頂くと楽しいですしお洒落です。

気軽なお茶会だけでなく、同窓会などご友人とのお食事会や観劇など
色々と活躍の場はございます。
お召しなどにも合されたらなお一層お洒落になりますし着用場も増えるの
ではないでしょうか。

こちらの御召は、大変柔らかく着心地が良い生地となっております。
紋をいれて無地としてお召し頂くと格高い色々な場で重宝致します。

写真では分かりづらい部分がございますが、“むらたや”から自信を持って
お薦めできるお品です。
お気になりましたらお問合せもしくはお電話いただければ対応いたします。

 

~イベント情報~

むらたや店舗にて、行います。
第一弾は、10万円均一商品(仕立て上げて)を目玉にして
新商品もたくさんご用意しております。お召も出してございますので
気になっている方は是非ご連絡して頂ければ対応させて頂きます。
喪服(冬)セット仕立て上げて、¥137,000(純国産・仕立ても国内)
礼装用きものを全品70%~50%off としております。

これからの時期に必要な七五三のきもの、ハコセコ、帯などと
宮参りの着物(一つ身)など色々と催してございます。

きもの むらたや  

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TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

お彼岸や説法に着る着物と帯

投稿日:

もうじきお彼岸です。『暑さ寒さも彼岸まで』といわれているように
これからは、少しずつ寒くなるのでしょうか。
お彼岸に限りませんが、合同供養や説法を聴かせてもらったりと
色々とお寺に足を運ぶ機会があると思います。そんな時には、着物で
ご出席になると宜しいかと思います。

むらたやのお客様でお寺の帰りに必ずお寄りになってお話をして
帰られる方がいらっしゃいます。その方は、必ずお着物です。
お寺に行かれても着物だから浮くわけでもなく、逆に他の檀家さんから
楽しみにして頂いているということです。
だから、凄く良いものではなく「その場にあったおしゃれな小紋」や
「御召」や紬など色々と楽しんでお召しになってご出席されています。

若い方はピンとこないと思いますが、そんな楽しみ方もございます。
今からですとだんだんと寒くなり洋服より着物の方が何倍も温かいので
防寒代わりになります。

これからのお薦めの着物をご紹介します。
無難を言えば無地なんでしょうが、少し面白みに欠けます。
無地感でしたら、「江戸小紋」、「とび柄小紋」がございます。


色合いからいっても十分お寺にあった装いになると思います。
帯は名古屋帯でもしゃれ袋でもよろしいのではないでしょうか。
例えば

紫地の江戸小紋ですので、上品にと思い紹巴織の名古屋帯でまとめたら
いかがですか。

こちらは、小森の帯です。名古屋帯ですが続き段菊柄になっており
ますもで何処を出されても着物とマッチします。


江戸小紋の地色よりおさえめの淡いグレーパープルの地に帯締めを折り込ん
だように見せている別組織で施した「さがら段文様」です。


しゃれ袋です。山桃の樹皮を煮出した染色液を化学染料に配合して
染め上げた糸を使用して、「よろけ模様」を二重だてにして織上げ、
幻想的な帯の表情を作り上げている独創的な袋帯です。「綾羅織」で
全通ですので、締めやすく柄はどこを出されても良いので大変重宝します。


軽くて締めやすい袋帯です。市松柄で立湧きに華文を施してございます。
柄は六通の為合わせやすく締まりやすく尚且つ合わせやすい袋帯です。
これからの時期に重宝する帯です。

 



蛍ぼかしの柄です。とび柄ですので無地感でお召し頂けます。


網目間道の名古屋帯です。こちらの帯を合わせるとおしゃれになります。
こちらの名古屋帯がおしゃれに仕上がってございますので、ご友人との
お食事会などにも重宝します。


ご友人とのお食事会ですとこちらのモダンな名古屋帯でもおしゃれです。



雪輪ぼかしの小紋です。手作業で柄付けをして、波が天の方向に向いて、
着姿の美しい高級小紋になりました。着用年齢を問わず、着用シーンも
幅の広いひと品です。このくらいですと、お寺に説法を聴きにいかれたり
お彼岸の皆様が集まられる全体供養にお召いただいてもおしゃれです。


こちらのような紹巴織の名古屋帯を合わせてはいかがですか?
他の着用範囲が広いので色々と御召頂けます。

きもの むらたや  

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型染の着物

投稿日:

型染の世界では、沖縄は紅型(びんがた)、西は京型友禅、
東に江戸小紋のあることが、日本人の染色に対する美意識を
如実に表しているように思えます。
それは、三種の型染が三様の色彩意匠を歴史の中で発展形成
させて嗜好で淘汰された文様と色調の中に気質(らしさ)が
でているからです。

日本には、型染という型で模様を表現する染色技法が数々ご
ざいます。それぞれに名工がおり、優れた着物を作り続けて
います。ただし、いかに名人上手といえども、良い型に出合え
なければ良い仕事はできないのです。
≪紅型≫

≪京友禅≫

≪江戸小紋≫
鼓と束ね熨斗柄


遠目には無地に見える細やかな柄を、スッキリと一色使いで染めた小紋型を
「江戸小紋」と呼びます。
小紋の名でよばれる染物は、桃山時代から作られていたのですが、現在の
ように精緻な柄ゆきのものに発展していくのは江戸時代以降のことです。

江戸時代に入り、武士の裃に小紋が染められるようになって、小紋染めは
技術的にもデザイン的にも大きな進歩を遂げるのです。
それまで藍無地だった裃に、各大名はこぞって細やかな柄を染めさせることに
熱中し、デザインを競うようになりました。
又、自家の小紋柄を定めて「留柄」「定め小紋」と称し一般の使用を禁じた
ともいわれています。
【鮫文】

拡大すると

数ある江戸小紋の文様の中でも、最も愛好されている文様の筆頭に『鮫紋』
が挙げられます。鮫皮のまだら目を写したともいわれる意匠は、彫り目が
円弧の重なりのように配してあり緻密な美しさを見せています。
裃小紋として愛用されているのが、
薩摩の島津家、紀州の徳川家などが少しずつ型の異なる『鮫紋』として
用いていました。

【行儀文】

細やかな彫り目が斜めに走る意匠を『行儀文』とよびます。
この『行儀文』は『鮫文』、『通し文』と共にもっとも典型的な裃小紋の
柄とされ、この三柄を合わせて「小紋三役」とよんでいます。
小紋三役は、いずれも目の細やかさと整然とした美しさが眼目されて
一寸角(約三cm平方)にいくつの目が入るかによって「極」、「似たり」
「サ印」などのよび名で区別されています。

【通し文(角通し)】

彫り目が縦横に通っていることから『通し文』とよばれている文様です。
目の形が“丸い通し文”と四角の“角通し文”とがありますがどちらも
小紋三役になります。
もっとも細かい「極通し文」では、一寸角に入る目の数は九百個です。
型彫りの難しさはもちろんですが、型付のゆがみや染ムラにも細心の注意が
いります。簡潔な美しさが生きる江戸小紋です。

 

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