小紋を羽織や道行にどうぞ

投稿日:

もうじき節分で、節分が終われば暦の上で季節は春となります。
しかし、なかなか暖かくならず、着物を着てもやはりコートが
はなせません。

ですから、コートや羽織が最近見直されていて帯付だけでなく
羽織や道行や道中着を着てお出かけになられます。

羽織は、長羽織にして入学式や卒業式にお召しになられる方が
増えています。
その反対に「羽織は着ないから。」とおっしゃられる方もい
らっしゃいます。その方は、あまり着物を着られないお方が多い
ように見受けられます。

着物を着られる方は、羽織に興味があり卒業式に着物をお召しになって
いらっしゃるお母さまは、殆ど羽織を着ていらっしゃいます。

確かに、一枚あると暖かいですしお洒落にもなります。
道行と違って式の最中でも脱がなくていいので助かります。

長羽織をお仕立てしようと思うと羽尺ではなく一反使われた方が
好きな長さにお仕立てできます。

素敵な小紋で羽織を作られるのも良し、無地で作られるのも良しです。
小紋で羽織を仕立てる方がおしゃれになります。

羽織にお薦めの小紋


全体にシダ唐草文様が施してあり、上品に仕上がります。
きものを江戸小紋にされたり少し遊び心を持たせてとび柄小紋の上に
羽織られたり、道行にされても宜しいと思います。
色違いで道行を作られた方がいらっしゃいます。

こちらのような小紋で道行はいかがですか。
グレーのお色が効いていて優しい感じがうかがえます。

 

少し勿体ない気がしますが、こちらはいかがですか?
本物の江戸小紋を型染めして頂いている所のオリジナルの東京染め小紋
です。生地は、丹後ちりめんで染め元は東京です。

往年の女優『沢村貞子さん』と富田染工芸の今の社長のお母さまが大親友
ということ色々な意見を交わすうちに実現した柄が『貞子好み』という訳です。
時代を超えて今も生き続ける伝統で染められたおきものは、素晴らしいです。

もちろん、きものの小紋としてお召しになれます。
コート柄、羽織柄だからと気負わずに好きな柄で好きな長さの羽織や道行
そして、着物としてお召しください。

次に新入荷の袋帯をご紹介します。
入学式や卒業式で、無地・江戸小紋・付け下げ・訪問着などでご出席され
ようとお考えのお母さまに必見です。

こちらは、藤原織物謹製の「錦繍平安段文」袋帯です。

織匠小平謹製の袋帯です。
こちらでしたら長くお締め頂ける一品です。入学式、卒業式はもちろん
お茶席でもパーティーでも大丈夫です。年代もあまり問わずにずっと
お締め頂けて重宝する袋帯です。

きもの むらたや 

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きもの着用中・着用後のお手入れ

投稿日:

最近、「着物のお手入れをお願い致します。」というお電話が増えています。
多分、成人式も終わり、また初釜も終わりその時にお召しになられた着物は
当分着ることが無いから丸洗いに出しておこう。と言うことなのでしょう。

既にお召しになっていらっしゃる方は、今後の為に参考にして下さい。

[急場のお手入れ]
●ジュース・お酒・醤油など水性のもので汚れた場合は、すぐに、水で湿らした
ハンカチまたは綿ガーゼで叩くように落とすか、または、写し取ります。

●肉煮汁・バター・牛乳など油性のもので汚れた時は、かたまりをティッシュで
摘み取り乾いたハンカチで軽く押さえて写し取ります。家に帰ってから良質の
ベンジンなどの揮発性の溶剤で落とせます。白い綿ガーゼにたっぷりと液を付け
汚れを叩くように落とします。

●泥はね・墨汁は、ティッシュで水分をとりそのまま乾かしてください。無理し
て泥はね等を取ろうとしたら余計に広がります。口紅やボールペンは、触らずに
そのままにしておいて、後日専門家に依頼しましょう。

※お手入れの注意点は汚れた部分を 「こすらない・強く叩かない・強くつま
まない。」です。どんな汚れでも安全に除去できるとは限りません。着用後は早めに専門店にへご相談下さい。
※業務用のおしぼりは使用しないで下さい。(殺菌用の塩素が使用されている場合があります。)

[お召しになった後のお手入れ]
●着物は洋服ほど簡単に洗えませんので、日ごろから汚さないように心がけることが大切です。中でも忘れがちなのが、手を洗うこと。手による汚れは侮れません。
着る時、脱ぐとき、片付ける時など、着物に触れる前には必ず洗いましょう。

●着物をしまう前には必ずほこりを払いましょう。これは、実は大切なお手入れです。見過ごしがちですが、放っておくと知らず知らずのうちに汚れとして定着してしまいます。
ハンガーに掛けたまま柔らかい毛ブラシかビロード布団で全体のほこりをきれいに
取ります。特に肩から袖、衿付の縫い目、裾は丁寧にしてください。

●衿・袖口・裾など気づかずに汚れている箇所がございます。その場合は是非ご
相談ください。

●着用後のシワは裏からアイロンをかけ、次に表を白い布なので直接着物に触れないようにしてしわを伸ばします。
高熱アイロン・スチームアイロンは、生地が縮んだり、金銀箔を傷め剥がれる場合がありますので、使用しないでください。

また、シワにはシワ取り名人をお薦めします。

着物にも帯にも使えます。

きもの むらたや 

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着物から生まれた言葉

投稿日:

着物から生まれた言葉に
「袖を引く」「袖にする」など

遥か昔の飛鳥時代には、女性たちは着物の袖先をおしゃれとして
指先より長く垂らしていました。その長い袖を振ることは、別れ
を意味するのではなく、恋人へのラブコールといわれています。

そんな着物から生まれた言葉を考えていきたいと思います。

袖を引く・・・・・・・・・袖を引いて注意を促す
袖にする・・・・・・・・・ないがしろにする
袖の下・・・・・・・・・・賄賂、袖の下からそっと金品を渡す
袖振り合うも他生の縁・・・ちょっとした出来事にもすべて前世
からの因縁がある
無い袖は振れぬ・・・・・・ないものはどうしようもない、仕方がない
袖を絞る・・・・・・・・・涙で袖がびしょびしょになるほど泣く

これらは、必ず耳にしたことのある言葉です。

「躾」をきちんとする
私も娘がいますので「しつけ」は厳しく飴とむちではないですが
きちんと教えなければと思っている母親の一人です。
まさか、この「躾」が着物から来ているとはさすがに知りませんでした。
仕立てあがったばかりの着物は、仕付け糸(躾糸)で閉じられていますが
家庭教育などで礼儀を教えるのも「躾」といます。これは、和語で、
つまりの所日本人の作った言葉なのです。
着物は、仕立てあがった時、仕立てが正しくされていないと型崩れして
長持ち、着にくいといった不具合が出てしまいます。
着物の仕付け、仕立ては先人達が着物をどれだけ大切にしたかを教えて
くれると言えるのではないでしょうか。
日本の礼儀作法も、そんな着物生活から生まれたと考えられています。

柄合わせから気を配ります。

訪問着ですので、肩・袖、上前と衽、後ろ身ごろ、脇など色々と考え
お客様にとって一番最善な柄合わせで仕上げます。
寸法は人それぞれですので大変ですねぇ~。

そうやって一つの着物が仕上がっていきます。

仕上がったら、私の出番です。

美装紙をいれます。シワになったりしない為です。


衿フトン(三角のクッション)を衿方の所にあてて、上に乗せる袖が
へこんでシワをふせぎます。

きもの枕を入れ折ります、腰のあたりのシワを防ぎます。
すべて終了したらたとう紙に入れます。

このような順序で納められる状態まで整えます。
そして検針をしてお客様にご連絡をしてお納めいたしております。

もちろんネットサービスでも一緒です。こちらでお仕立てさせて頂いた
商品もこのようにしてたとう紙に入れてお納めいたします。

本日お薦めの訪問着
とても綺麗なお色と流れるように刺繍をされている華が大変素敵です。

きもの むらたや 

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着物の魅力

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着物には、女性らしさがあふれています。
十二単に象徴されるように、日本の着物は何枚も重ねることにより
身体の線を隠し、動作を制約させ、か弱く見せることで女性らしさを
追求してきたと言われています。
つまり、女性が女性らしいということは、か弱くて色っぽいと言う
ことでした。
タイトスカートを穿いたかの様に意外とはっきり表現されているヒップラインや
襟から覗くうなじの美しさ、階段を上がる際にちらりと見えるふくらはぎ、
ふとした瞬間に袖口から覗く二の腕などこれらは洋服にはないセクシーさを
感じさせます。ミニスカートやノースリーブの洋服の時とは違った、隠すことで
色気を引き出してくれる衣装が着物なのです。


綺麗ですねぇ~

組み合わせの妙
着物姿の女性が、袖口や裾などから「ふき」(袖口や裾に出した裏布/八掛)
を覗かせたり、また上前を揺らして歩きその度にちらりと見える裏地(八掛)
からは奥ゆかしいおしゃれ美を感じます。袖口や振りから覗く長襦袢の柄や
色などにも気を配るのが、着物のお洒落の醍醐味でもあります。

後ろの美しさ
先程お話したように、うなじがとても女性らしさを感じさせます。
綺麗に見せるためには、着物を着る時衿(衣紋)を抜いて着ます。そこに
女性らしい色気や美しさを表現しているのです。着物姿の女性とすれ違って
何となくもう一度振り返って見たくなるのも、きっとこの後ろ姿の美しさ
があるからでしょう。

東レの襦袢とウロコ文様の丹後ちりめんの襦袢

丹後ちりめんの襦袢

襦袢にも柄がございます。「見えないから何でもいいわ。」とおっしゃらず
着物に合わせておしゃれになる色合いのもの(小紋等の場合)やおめでたい席
に出席の場合には、ウロコ文様や大人しめで品のある正絹襦袢で…とか。
普段のお稽古にもおしゃれをといわれる方には東レの襦袢などをお薦めします。


袋帯は、[白綾苑大庭謹製]です。
こちらは、困った時の帯として活用できます。殆どの着物に合わせられる
といっても過言ではないと思います。

[となみ織物謹製]の袋帯です。パーティー向けの袋帯ですが、
入学式、卒業式、七五三の時お母様のお着物に合わせられても
美しいと思います。


[加納幸謹製]の袋帯です。こちらもパーティーに是非どうぞ。
シンプルがゆえ合わせる着物が色々とあります。
もちろんお茶席や入卒などにもお締め頂けます。

きもの むらたや 

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礼装の袋帯

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着物を着る機会でよく知られているのが、冠婚葬祭です。
結婚式、成人式、卒業式、様々なパーティーなどで着る着物は、
留袖、振袖、訪問着となっております。
これらの着物が、礼装にあたります。そしてこちらの着物に合わ
せる帯は、袋帯となっております。
帯には、様々な種類がございますが、礼装用に合わせる帯は
幅が広く、長さのある袋帯です。着物の色合いや柄に合わせ全体が
引き締まる色合いのものを合わせることにより“品のある和装スタイル”
にすることができます。

[いづくら謹製]
若松の祥寿柳松文で金・銀・箔・白などを使い松を施してある
留袖に合う袋帯です。慶事の装いの模様として、季節を問わなくて
もいいので重宝する一品です。

[川上織物謹製]
高級手織佐賀錦帯です。
黒留袖などに合せたり、訪問着、付け下げなど色々と重宝します。
落ち着いた雰囲気のある帯ですのでしっとりとお締め頂けます。

[いづくら謹製]
白地をベースに淡いお色でまとめた品の良い袋帯です。
若い方の留袖や色留に合わせたり、訪問着、付け下げと着回のきく一品です。

 


着物と帯の組み合わせで悩む時がございませんか?

着物と帯を同系でまとめて統一感を出されている方、こちらは洋装感覚で
選ばれている方が多いように感じます。
私もたまに統一感を持たせ同じ系統の色を組み合わせて濃淡で変化を持たせて
小物で締めたり致します。

着慣れた方の着物と帯の色の、伝統的な組み合わせ方は素晴らしいと思います。
大胆な組み合わせで、粋なムードを演出する。そんな美的センスは、受け継いで
いくべきと思います。
例えば、帯の色は、着物のお色と反対色でマッチする色が最も美しくバランスが
良いと言えます。帯はアクセントと思われても良いかもしれません。

小物の帯締め帯揚げもなかなか合わせるのが難しいです。
基本として、帯締めは帯の中の一色を使って色を選んだり、帯揚げは着物と帯の
橋渡しとして考えられると決めやすいです。

組み合わせ方は、その方その方のセンスや雰囲気にも左右されますが、
着物の上に帯をのせ、帯締め帯揚げも合わせてみられて
「良い感じ」と思われたら間違いはほぼないと思います。
自信を持って合わせてみて下さい。

それでも不安な方は、着物を良く知っているお母さま、お婆様にお聞きするのが
一番と思います。きっと良いアドバイスを頂けると思います。

着物を気軽に楽しく着ましょう。

きもの むらたや 

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古風・古典的な帯

投稿日:

日本の女性ならば尚更ですが、おそらく誰もが、和服を様々なシーンで
できるだけ品よく着こなしたいと思っていることと思います。
その為には、着物そのものだけでなく合わせる帯を賢く選ぶことも重要
となってきます。小物に限っても引き立たせたり、統一感を持たせたりと
変わってきます。

一般に和服は、襦袢や帯などを合わせて身に着けるものであるため、それ
ら小物の柄をどのようなものにするのかによって全体のイメージがずいぶん
変わってきます。

古風な古典的な帯を選んで着物に合わせるならば、おめでたい席はもちろん
のこと、その他のどんなシーンでも上品で美しい装いができます。
一般に“古風な帯”ときいて多くの方が真っ先に思い浮かべるのは、花の模様や
季節を表すもの、または吉祥文様などでしょう。
これらは、時代や流行に左右されることなくいつの時代にも多くの方々から
好まれるものと言えます。
女性らしく、華やかでありながら、飽きの来ない装いをしたいと思っていらっ
しゃる方なら、このような古風で古典的な帯を上手にお選びいただき着物と
合わせてください。

[高島織物謹製]  七宝に華文を施してございます。色留袖や訪問着
付け下げなどに合わせられます。

[加納幸謹製]   こげ茶色地に華文を施していてパーティーや
お茶席にお締め頂けます。


[加納幸謹製]   市松模様で施された鹿の子絞りに見える文様に金を
所々施してあり、写真より素敵になっております。
粋にお締め頂いたり、付け下げや訪問着、シンプルに
無地や江戸小紋に合わせて下さい。

[となみ織物謹製]  古典的というよりゴージャス感がございます。
黒留や色留にお締め頂けるお薦め品です。


[いづくら謹製]   吉祥文様である松をモチーフに施してあり
華やかな色合いですので、留袖、色留等に
合わせて下さい。訪問着や付け下げでお茶席に
ご出席されるのも宜しいかとおもいます。

このように着物の帯の柄には様々な種類のものがございます。
それぞれの柄に込められた思いがございます。
春になると人気の帯の柄に桜の柄模様がありますが、“さくら”の“さ”は
稲田の神様を表現していて、“くら”は坐する所を示しています。従って
桜は稲田の神様のよりしろであり、桜の文様は五穀豊穣を表した吉祥文様
を意味していて、大変おめでたい文様です。そのため桜の柄模様の着物は、
張るだけに限らず、いつでもお召いただけるのです。


振袖用袋帯  [酒井守謹製] おめでたい桜の柄が施されています


[となみ織物謹製]   全通名古屋帯で三色の段文様の中に桜が施さ
れています。

きもの むらたや 

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きもの豆知識

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帯には様々な種類がございます。初心者の方はどんな帯を選んだら
良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

着物の柄や色によて雰囲気も変わります。
着物を着るときには必要なものですので納得がいくお品を選んで着こなす
ことが大切です。本日は、初心者の方でも迷わない帯の選び方をお話します。

帯の種類は、大きく分けて三種類ございます。その中でも初心者の方に
お薦めの帯は、名古屋帯といわれるカジュアルで扱いやすいタイプのものです。
帯の柄にも様々のものがございますが、選び方のポイントとして
「柄が全通か六通」といって全体的に同じ間隔で柄が全体的に続いているもの
ですと、ご自身で帯を締める時どの辺をお太鼓に出したらいいのか
あまり考えないで帯を結べます。

六通(帯をまいた時一番下に来る部分に柄がない)で、柄も同じ柄続きですので
悩むことなくお締め頂けます。


こちらは、全通です。(手先~垂れ先まで柄あり)

このように全通、六通の同柄続きでしたら締め方に悩まず手軽に扱うことが
できます。また、ご購入の際にご自身の着物とのバランスを考えてお店の方に
相談するなり、ご親族のなかで着物慣れしている方にお知恵を借りるのも
良いのではないでしょうか。


正装で着用するのは、袋帯です。主に留袖、振袖、訪問着、付け下げ、無地等。
名古屋帯には、小紋や紬等
半幅は、浴衣に締めます。普段使いで、ウールの着物にもお締め頂けます。


着物を着るとなると、着慣れていない方の多くが「和装の主役は着物」と
イメージされています。すべてが着物という訳ではありません。又、和装にとって
帯はとても大切です。帯の色合いや結び方を変えるだけで着物のイメージが変えられます。

例えば、
帯は、結び方と位置によって着物の表情の違いです。

全般的に、若い方は高めに結び、お歳を召すごとに低くします。
しかし、高すぎると野暮ったくなり、低すぎると品がなくなります。

若いお嬢さんなら胸のトップからこぶし半分上げた位置に帯の上の線が
くるくらいが良いのではないでしょうか。
ミセスなら、もう少し下で、胸の丸みの底辺あたりに下げても良いの
ではないでしょうか。
締める方によって(雰囲気)もございますので一概には言えませんが
そうすることによって品よくお着物をお召し頂けると思います。

名古屋帯【河合美術織物謹製】 お太鼓柄

名古屋帯【白綾苑大庭謹製】六通

それぞれ格のある柄行ですので、無地や付下げにも合わせられます。

こちらは、普段使いの小紋に合わせて下さい。
地模様が市松になっていますので、高級感もあり、古典的な柄ゆき
ですので長くお締め頂けるお薦めの一品です。

小紋や紬に向く名古屋帯です。
網のような立体感ある地紋の中に、ところどころ帯締めかと間違えるような
ストライプが配置をされオシャレ感覚のなかにも高級感がございます。


きもの むらたや 

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着物の保管や着る前後の扱い方

投稿日:

成人式も終わり、初釜も終わっている方も多いのではないでしょか。

着物をお召しになった後が大変!!
と思われている方も多いと思います。
だからこそ、レンタルという部門が流行ってきたのでしょう。

「むらたやさんもレンタルはしていないの????」と
良く聞かれます。レンタルとなるとその方の寸法どおりにはなかなか
納められません。弊社は、仕立て屋さんを抱えていますのでお仕立て
上がり品を売ることは、概ねないのです。(東レのシルックの襦袢は別です。)

なるべくお客様のもとにお安く提供できるように、一品一品厳選をして
仕入れをします。
お客様のお得になる情報や着物についての知恵をプラスしてお喜び頂いています。

例えば、サイトの中にある着物のワンポイントなども口頭でお教えしています。

又、綺麗に保管をしたつもりがシワになっていたと言うことがございます。
そんな時には、着物にアイロンをかけることができます。
着物に使われている素材には様々なものがありますので、素材にあったかけ方
をすることが大切です。

絹だけを使った(正絹)着物は、水に濡れると縮んでしまうため霧吹きは
使わないようにします。
アイロン台に表側のシワのある部分を置きます。のりけを落とした薄く白い布
手ぬぐいなどをその上に置いて当てていきます。中温~高温でシワのある所を
軽く抑える程度の力で布の目に沿って素早くシワを伸ばします。
刺繍や金銀箔などが施されている部分はあてないようにします。
木綿の場合は、台の上にのせたらアイロンをかける部分を形を整えます。
シワのある部分を霧吹きで霧をかけてその都度かけていきます。
絹とは違って力をかけていきますが、先の尖った方に力を入れると余計なシワが
できてしまうため、なるべく後ろの方に力を入れ、先はわずかに浮かせてアイロンをかけるのがポイントです。

ただ・・・・・何となく面倒くさいわと思っていらっしゃる方には、
こちらがお薦めです。
シワとり名人 (きものと帯用)

簡単にお手入れできる和装衣類のシワ取り専用スプレーです。
化繊類の静電気防止の抑制効果があります。
和装衣類に生じたスレや軽い色あせなどにヌレ感を与え生地に応じて
風合いや色合いを調整します。また、シミ後抜きのゴワツキ感をなくし
元の風合いに戻します。

【使用方法】
⒈和装衣類を専用ハンガーに掛け、約20㎝程離してシワの部分がしっとり
濡れる程度にスプレーして下さい。
⒉手でシワの部分をピンと引っ張って伸ばし乾くまで自然乾燥をしてください。
⒊帯の場合は、スプレー後アイロンを(あて布、低温)かけてますと一層効果
的です。
⒋厚手の生地には、繰り返し使うと効果的です。

※近くから集中して使用されますと、稀にシミになる場合がありますが、
ドライクリーニングで元にもどります。
※生地によっては色落ちのテストを行ってからご使用下さい。

以上になっております。
こちらの方が断然簡単です。興味のある方は是非お試しください。

きもの むらたや 

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帯について

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12月も残りわずかとなりました。
お正月をお迎えする準備はまだまだです。皆様はいかがですか?

来年成人式を迎えるお子様をお持ちの親御さんは尚更お忙しいのでは
ないでしょうか。
すでにご用意をされていらっしゃると思います。

こちらは絞りを使った熨斗の柄の振袖です。

着物は日本の伝統衣装で長い歴史があります。
時代によって衣服は形を変え、現在の着物と帯のスタイルになりました。
時に着物の始まりは平安時代に着用されていた小袖と言われています。
小袖は本来貴族や公家の下着のようなものでした。
しかし室町時代末期になると、小袖のみの衣服に変わり、帯が誕生したのです。
その時代の帯は細いもの(紐)のみでしたが、安土・桃山時代には小袖と共に
華麗な染めが流行りました。
江戸時代に入ると小袖にも豪華さが現れたので、名がそぐわなくなり着物と
呼ばれるようになったと言われています。
また、帯も次第に幅広になり、江戸時代中期には九寸巾と一丈二尺の長さが
基準になり、結び方も多様化、女装美に欠かせないものとなったのです。

確かに帯ひとつで雰囲気がガラッと変わります。又、着物に対して重すぎる
帯(格の高い)、軽すぎる帯(着物に比べて格が追い付かない)等と色々と
ございます。着物の上に載せてみると良く分かります。
見た目にも帯にもランクというか格があるのが分かります。金糸・銀糸を
て使ってあったり、柄によっても分かります。

また「織り」と「染め」が着物と同様あり、一般的に「織り」のほうが
「染め」よりもランクは上になります。これは着物の場合、染物のほうが
格が上なので反対の格付けになっています。
「織り」は色のついた糸を表に出したり、または隠したりして文様を表現
します。有名な錦織と唐織はとても重厚感があって、主に礼装用に使われます。「染め」は白い生地に図柄を染めたもので、とても柔らかいイメージがあり、
準礼装から普段着まで幅広く使われます。金や銀色の彩色をしたものであれば
披露宴にも向いていますし、様々な季節や個性を表現できるので普段着とし
て楽しむ事もできます。ですから着物とのバランスを考えながら帯を選んでい
かないと全体のバランスが悪くなってしまいます。

格が最も高い帯は花嫁衣裳や本振袖を着る時にお締め頂き、かなり金銀が
沢山はいっているものは留袖などに使われます。格は高いけど留袖に締め
るまでもはいかない場合は、普段外出する時に身につける着物の時など
幅広く使われています。

他にも浴衣などに使うものや、裏表両方使えるもの、子供用のものなどよく使う
一般的なものもあります。それぞれ帯の形があり長さや素材も違うので、ランク
がさらに細分化されています。

きもの むらたや 

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振袖と留袖について

投稿日:

もう師走です。来年の成人式の方々はすでにご用意をされてると
思います。

これからという方は、流石に今からお仕立てをするのは難しいので
レンタルをお薦めします。

本来でしたら、お嬢様の寸法に合わせてきちんと見定めてお決め頂いた
方が宜しいと思います。
私も二十数年前の成人式の時両親と一緒に振袖を見に京都まで行きました。
その時は、父が仕事上の付き合いで京都に知り合いがあり地元ではなく
京都に出掛けました。

概ねの呉服屋さんは、京都で仕入れをし地元で売るので、同じといえば同じ
なのです。そこを、「京都まで行って振袖を買ったのよ。」といえば、凄いね。
といわれますが、今になって考えれば同じことなのです。
歳を重ねると良く分かることで、
その時は、お付き合いのため出かけて行って買った。ただそれだけだったのです。
その時の着物です。

これから振袖をお考えになられる方のための知恵袋としてお話します。

着物の中で最も豪華なのが振袖です。未婚の第一礼装と決められています。
袖の長さは、
大振袖(約115センチ・三尺三寸)
中振袖(約105センチ・二尺八寸)
小振袖(約85センチ・二尺三寸)があります。
模様は、絵羽模様という付け方で、着物の上部(上前)は、衿・肩・胸・袖
の縫い目を渡って模様が施されています。下部(衽、下前)・脇・背の中心
を模様が繋がるように施されています。

昭和初期までは、黒地の大振袖を花嫁衣裳に用いていました。(私の母の時代
より少し前の写真で見たことがございます。)
現在では、お色直しの衣裳として色の大振袖を用いられる方がいらっしゃいます。ご友人の結婚式等にお招きを受けた時は、少しひかえられて考え中振袖にする方が無難で良いのではないでしょうか。(私も中振袖でした。)
それでも、お嬢様の一生で一度の成人式だから大振袖が良いわとお考えの方も決して間違いではございませんので是非そうなさってください。
人それぞれの考え方ですので、気になさらずに・・・・・

又、振袖にも染め抜き日向五つ紋を付けていたことがございます。
今日の振袖は、総柄模様で多彩で華やかなっていることから、紋を付けても
目立たないということで、付けなくなりました。
振袖は、紋がなくても、ミスの第一礼装として立派に通用しまのでご安心
ください。

振袖に用いる生地は、朱子縮緬〈シュスチリメン〉や紋綸子縮緬〈モンリンズチリメン〉などの、光沢があり、地紋のあるものが多く使われています。

色々な絞りを使ったお得な振袖です。地は赤で熨斗の柄です。
青海波や松エ霞、菊、流水、竹、梅などを絞りで上手に表現しています。


黒留袖は、既婚者の第一礼装です。格調が高いキモノで、生地は一越縮緬や
無地意匠縮緬等、地紋のないものを用いるのが一般的です。
模様は上半身には付けず、衿下から上前裾、後ろ裾にかけて、絵羽模様に付けられています。裾回しは、表地が引き返しになっており、表と関連のある模様が衽裏に付けられます。主に、吉祥〈キッショウ〉文様・有職〈ユウソク〉文様などを組み合
わせ、金・銀箔に刺繍などの入った大変豪華な着物で、親族の結婚式等、正式な祝儀の席にふさわしい着物となっております。
この着物には必ず染め抜き日向五つ紋を付けます。

※ 以前、黒留袖の下には、白い下着を用いて二枚重ねにして着用していましたが、現在では、ほとんど比翼(付け比翼)仕立てにして着用しています。

これまで、ミス・ミセスの第一礼装を取り上げました。次回は、色留や訪問着
などを書こうと思います。又、ご愛読宜しくお願い致します。

きもの むらたや 

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