品質が良くお安い江戸小紋をお求めなら「きものむらたや」の通販サイトがおすすめ  

投稿日:
◇江戸小紋の粋と気品

 江戸小紋に憧れを抱きながらも、なかなか手が出せないとお考えの方も
多くいらっしゃるのではないでしょうか。
反物の一面に散りばめられた白抜きの繊細な柄、その中に感じる何とも
いえない気品など、さまざまな歴史的経緯があります。
おしゃれ着としても、略式の礼装としても着られてきたものが江戸小紋です。

もとは武士の礼装である裃(かみしも)がルーツで、かつては各大名家が
競って特定の柄を定めていたといわれています。
幕府からの規制の影響もあって、一見すると地味にも感じられるような柄の
中にさまざまな趣向がこらされているのが江戸小紋の特徴です。
こうした伝統柄に江戸の粋を感じるのも、江戸小紋の楽しみ方でしょう。
非常に高度な染色技を駆使している江戸小紋は経済産業省指定の伝統工芸品
としても知られています。

[ 柄: 家内安全 ]

江戸小紋は、小紋とはいえ色無地の感覚に近くて極めて細かい模様を型染めしたものを言います。(美濃の型紙を使用して、東京で染めたものしか「江戸小紋」という名称が使用できません。) 柄が非常に細かいため、遠目には無地に見えます。


[ 柄:鼓と束ね熨斗 ]


このようなタイプの場合、通常は名古屋帯で合わせますが、しゃれ感のある
袋帯を合わせても大丈夫です。

こちらは、加納幸謹製の破れ市松の柄のしゃれ袋帯です。
こちらのような袋帯を合されても良いです。

◇より良いものをより安く

 「むらたや」は、2代目村上公の代から「より良いものをより安く」をモットーに、帯や着物を厳選して仕入れてきました。それは、4代目である現店主の代にも変わることのない「むらたや」の姿勢です。職人のもとを訪ね、1点1点の着物や帯の品質を、店主自らの目で確かめてきた歴史が「むらたや」にはあります。その一方で、当店にわざわざ足を運んでくださったお客さまが決して無理されることなく、着物の美を日常で楽しんでくださるようにと、よりお求めいただきやすいお値段にするべく努めてきました。

 

1890年に創業して以来、現在でも、このモットーが「むらたや」には生きています。卸問屋を介することのない仕入れ方法で、より良い品をよりお求めいただきやすいお値段でご提供することが、「むらたや」のプライドです。

 

例えばこちら↓
奥田小由女先生の作品を老舗のとなみ織物が上品に仕上げました。
江戸小紋にも合いますし品格と上品さをも兼ね備えたお品です。
お値段はこちらから

 

 

◇まとめ

 「むらたや」では高品質でお安い江戸小紋をお求めの皆さまに「欲しかった着物はこれだ」と喜んでいただくため、着物の通販を行っています。着物や江戸小紋を愛する日本全国の方に気軽にご利用していただき、良い品をよりお安い値段でお届けしたいと考えるのも、お客様の声があるからです。より手軽な通販という形で着物の裾野を広げ、お客様に喜んでいただくため、社員一同今後も努めますのでご期待ください。

 

参考情報
https://www.kimono-murataya.com/

 

着物の染め替えできます

投稿日:

早い方でお子様から手が離れた方もいらっしゃいます。
逆にまだまだこれからという方もいらっしゃいます。
環境は人それぞれですので、着物へ重きを置くタイミング
というのも違ってきます。
ただ一つ言えるのは、タイミングは違っても若いころの着物は
今着るとなると厳しいかも。
色、柄とその時代に流行ったものを使っているので今着ると
『ん~どうだろう?』と考えてしまいます。

そんな経験ございませんか?

「ただ、捨てるには勿体ないし、かといって着ないし、色が派手
すぎるし。どうしようかしら。売ったらお金になるかしら。」
などとおっしゃられる方もいらっしゃいます。

そんな時は、お客様に染め替えや仕立て替えをお薦めしております。

ご存知の方は、宜しいのですが、結構、染め替えや仕立て直しができる
と言うことをお知りになっていない方も多くおいでです。

最近も、無地でお色はオレンジ系のお着物でお客様曰く
「流石にこの色は着れないからどうしようかしら。」とご相談を受けました。
無地でしたので、きれいに抜けるならどんなお色にも染め上げられますよ。
とお伝えしましたら、値段を出して欲しいとご要望がございましたので、
ざっと見積もらせて頂きました。

正直、新しい反物を買われて作られるより、はるかにお安く出来上がります。
ただ、新品ではないし一度トキ洗いをしてお色を抜いて染め上げるという
作業になりますのでお時間は多少かかります。

お色を決める時も決断力というものが必要になると思います。
こちらもできる限りの情報をご提供いたしますが、お色をお決めになるのは
やはり“お客様”です。
むらたやでは、お客様のご意見に重きをおき、満足というより納得して
染め替え・仕立て替えに入らせて頂いてます。


奥様の若いころの羽織です。それをお嬢さまにお譲りになられると言う
ことで洗張りをして一色かけて地味に染めなおしました。

お嬢様もご納得のお色となりました。
(このお色に決まるまで試し染めを2、3回していただきました。)

このお色でしたら、30代からかなり50代まではお召いただけます。

 

お客様のほうから新しいきものを作りたいとおっしゃられるのであれば
もちろんご相談にのらせて頂きます。


小紋は、京染め[江戸五嶋紐監修・ライトパープル色]
名古屋帯は、【小森織物謹製】「有職段文に菊づくし 六通」


小紋は、高級京友禅染 [とび柄七宝・ライトブルーグレー色]

帯(袋帯)は、【西陣まいづる 謹製】 「柄名銀影・シルバー色」

このような感じで合されるとお召しになる場も広がります。

きもの むらたや 

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TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

30代から70代向けの小紋

投稿日:

少しずつ春めいてきましたが、
何故でしょうか?あまり気分が乗りません。世間全体が冷え込んで
いるからなのでしょうか。

問屋さんが来られても良い話(売れている)は聞きません。
あえて言うなら振袖が売れていると言うことでした。
周りも振袖を着るから、娘にも晴れ姿をという親心が売り上げに繋がって
いるのではないでしょうか。
他の着物については、「着ないから」・・・・と言われます。
「喪服は着なかったから、要らないと思う。だから娘にも作らないのよ。」
寂しい話です。

喪服は、無地に五つ紋です。最高礼装に入ります。その喪服を着て
故人をお送りするのは当たり前のことでした。又『五つの家紋』には
ご先祖様やご両親を現していて、お嬢様を御守りするという意味も入
っているのです。

大抵喪服を着る時は急ですよね。結婚式と違って前もって分かりませんし
予想もつきません。長い間病床についていたならば時間もありますが
「病人を抱えているから喪服をつくります。」何ておっしゃられる方も少
ないです。又、亡くなるのを待っている様に思われるので作りにくいものです。

喪服は、反物から紋を入れてお仕立てをするのに時間がかかります。
むらたやで最短で4~5日かかりました。それは、稀で本来ならできない
お仕事です。
その時は、仕立て屋さんに無理を言って仕上げて頂きました。
もちろん紋屋さんにも大急ぎでお願い致しました。(今から10年位前の話です)

できれば、前もって作っておかれた方が宜しいかと思います。

地域によっては、白生地から染めてお仕立てされる所もございます。
無地がいい例で、白生地を選びお好きなお色に染められる。
(色見本があれば分かりやすいです。)

昔、この辺では、「やはり反物がないとね。」とおっしゃって白生地から
選ぼうとはされませんでした。
しかし、今は色無地といっても色々とあり、呉服屋に好きな色があるか
どうかが分からないので、好きな色に染める方が良いとおっしゃられる方
も増えたので “むらたや”では、白生地と色見本を置くようにしてございます。

お急ぎの方には、弊社においてある紋意匠の無地や斉藤三才の無地ぼかしを
お見せしております。

 

こちらは、とび柄小紋などの春らしい小紋です。
30代から70代までの小紋を揃えてみました。
上段左(グレーに雪輪ぼかし) →こちらより
上段中(サーモンピンクに格子)→こちらより
上段右(華縁取りに染びった) →こちらより
下段左(蛍ぼかし)      →こちらより
下段中(華文パステルグリーン)→こちらより
下段右(サーモンピンク)   →こちらより

上段ひだり

上段中央

上段みぎ

下段ひだり

下段中央

下段みぎ

店内にてこんな感じでセールを行っております。
お近くの方は、是非足をお運び頂き色々とご覧ください。

セール期間  3月26日まで
遠くの方は、お電話を頂けるとご相談にも乗れます。

きもの むらたや 

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サイトでの小紋SALEは、こちらより↓

着物を着るなら小紋から

投稿日:
小紋の着物とは

全身に小さい紋様が散りばめられている着物のことで、前回お話を
したように、初めての一枚は行事ごとで活躍する訪問着や付け下げを
選ぶ方が多いです。しかし、小紋の着物を着られていると着物好きで
着物が良く分かってらっしゃるという雰囲気を感じます。着物離れと
言われているので尚更と思います。
実の所小紋は、普段のちょっとしたお出掛けから、格の高い着物にまで
なれる小紋あり、その魅力をご存じかどうかで着物の着方も変わってきます。

小紋の種類

小紋の着物は、とにかく種類が多いです。
代表的なのは江戸小紋や京小紋ですが、加賀小紋・紅型・更紗・ローケツ
絞りなど様々な染色技法がございます。

[江戸小紋]
江戸小紋は、色無地と同格に扱うことができ、一つ紋を入れて袋帯をお締め
頂ければ、格式のあるお茶席や式典、形式的な訪問などにも着られて大変便利
な一枚となっております。

「鮫」は、江戸小紋にも様々な柄がありますが、代表的といって良いのでは
ないでしょうか。
遠くから見ると色無地にも見えるほどの細かい柄が特徴的です。

お定め柄の三役の内の一つです。

「行儀柄」は、仙台藩伊達家の定め柄で、たくさんの点がお行儀よく
お辞儀をしたような模様から行儀と付けられました。

「角通し」は、細かい正方形が縦横に連続した模様です。
こちらも江戸小紋三役のひとつです。 先端が正方形の彫刻刀で彫り抜いた
錐彫りの型紙で染められる江戸小紋で、角通しは縦にも横にも筋を通す
という意味を持つと言われています。

以上がお定め柄三役とよばれています。

江戸小紋に袋帯を締めれば、お茶席やお宮参り、形式的な訪問などに
お召し頂けます。
他の技法の詳しくは、こちらをどうぞ

小紋はおしゃれ着なのでちょっとした外出にどんどん着ていけるのですが、
とは言え「着る場所を用意して欲しい」とよくおっしゃられます。
おしゃれ着であることを考えるとこのような場所に着て行けます。

展覧会や展示会
レストランや懐石料理でのお食事
ホテルのレストランやティールーム(アフタヌーンティーも◎)
京都・金沢・浅草など「和」の街でのお散歩や観光
美術館
歌舞伎などのお芝居
クラッシックコンサート
同窓会
新年会や忘年会

着物を着てレストランにお食事に行くと、華やかな雰囲気になりますので
レストラン側にも喜んで頂けます。良い席に通してくれることもあり、やはり
日本の民族衣装だなと思います。華やかな感じになるので、通りすがりの人に
も「素敵ね」なんて声を掛けてもらえたりもします。


右の小紋
中央の小紋
左の小紋

これらは、とび柄小紋で柄行も小紋の中では格があります。しかし色目
や柄などでおしゃれに着こなすことができ、しゃれ袋帯をお締め頂くと
又、お召いただく場の幅も広がります。

こちらは、となみ織物謹製の袋帯です。少し格がございますが、
このような袋帯をお締め頂くと全体がしまって見えます。

こちらは、加納幸謹製の袋帯です。

こちらは、藤原謹製の本紬唐織


とび柄小紋ですとこのような袋帯を合わせられます。
レストランでのお食事や歌舞伎等にお召いただくとおしゃれになります。

名古屋帯を合わせるならば

九寸名古屋帯[山田織物謹製]のような帯ですと
楽しくなると思います。

こちらは、小森織物謹製の名古屋帯七宝柄です。

一般的な小紋の着物は、気軽に着れるオシャレ着として1枚持っていれば
存分に楽しめます。

しゃれ着として楽しめる染めの着物が「小紋」ですので、格調が高い正装
にはなりませんので、結婚式などフォーマルな場には不向きとなります。

ただし、柄のデザインによって幅広く活用できる小紋は、街着にもなり、
多くのシーンで楽しめる着物です。織りの着物とはまた一味違ったやわらかな
風合いが魅力の小紋ですので、気軽に街着に、格式張らない場所に、ゆったりと
しとやかに着物で決めたい気分のときに楽しめるのが小紋です。

何気ない日常も、着物をサラッと着こなすだけで気分は華やぎ、違う空間の中に
いるようなリフレッシュ気分で着物を着こなして下さい。古典柄や個性的など
お好きな小紋をお一つご用意して、普段と違ったご自身を発見して下さい。

きもの むらたや 

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袋帯と名古屋帯の違い~基本編~

投稿日:

今回は、基本のお話をさせて頂きます。

私も呉服屋に嫁がないと分からなかったことが多いのが
この業界です。

例えば、「これは何の帯?どんな時に締めるの?」という具合に
お聞きになられます。
私も今ここにいなかったら同じことを聞いていただろうな。と
考えさせられます。

呉服業界も切磋琢磨して新しい物を生み出しているのに、寂しい
話です。しかし、聞いていただくだけ興味があると言うことだと
思います。話すらお聞きにならない方は、多分・・・・・・
聞くのが恥ずかしい。もしくは全く興味がないか。
どちらかと思います。

せめて、興味のある方には知っていてほしい初心者向けにお話を
していきます。ホントに基本ですので着物をお知りの方は少々退屈
と思いますが、ご勘弁下さいませ。

普段から着物を着慣れていない方にとって、着物をお召しになる時
というのは、結婚式・お葬式等ではないでしょうか。

それでは、袋帯と名古屋帯の違いからお話します。


[袋帯(二重太鼓)]

[名古屋帯(一重太鼓)]


「結婚式なんだけどどんな着物を着てどの帯を締めればいいのかしら。」
と質問された場合(よく聞かれます。)

ご友人の結婚式に出席する場合
結婚している女性の場合は訪問着が一般的ですね。
格上の方(部下の結婚式)でしたら色留をお召しになられる方も
いらっしゃいます。
実際、私共の結婚式に懇意にして頂いている先生の奥様は色留でした。

「着物なんて成人式の振袖以来だわ」という人ですと着物や帯の種類
等は分からないものです。
だからこそ、みなさんお聞きになるのです。恥ずかしくて聞きにくいわ
という方ご安心ください。結構な数の方がお聞きになられたり、確認を
されたりします。

・袋帯と名古屋帯の違い

「結婚式に着ていく訪問着に名古屋帯は大丈夫かしら?」と問われたら

袋帯とは、礼装の丸帯の代わりとして明治時代後期に作られたものです。
丸帯は高価で重くて締めにくいために軽くて二重太鼓ができる袋帯が作
られたのです。詳しくはこちらより

名古屋帯は、大正時代に名古屋の女学校の先生が考案し、昭和初期にか
けて開発されたといわれています。袋帯は二重太鼓にしなければならない
為に長い帯である必要があり、一重太鼓にすると時間も節約し生地も節約
できるので袋帯よりお安くできる為です。詳しくはこちらより

 

・長さの違い

袋帯の方が名古屋帯よりも60~70cm以上長くいです。(二重太鼓にするか否か)

  • 袋帯→4m~4m30cm程度
  • 名古屋帯→3m60cm程度(仕立てる前の長さは4m73cm程度)

[袋帯(二重太鼓)]

[名古屋帯(一重太鼓)]
・結び方の違い

長さが違うため、結び方も違ってきます。

  • 袋帯は、二重太鼓ができます。
  • 名古屋帯は、一重太鼓しかできませんが、その分、軽くて締めやすいです。

※お太鼓の四角い部分が二重になることを「二重太鼓」と言います。

・それぞれの帯の用途

結び方が違うため、使う場面も違ってきます。

二重太鼓は、おめでたいお席で、それは喜びが何回あっても良い場面
いわゆる「喜びが重なるように」という意味があり
一重太鼓は、不幸があった場面のお席で「重ならないように」の意味が
ございます。

このことから、現在では、

  • 結婚式などのおめでたい場面では袋帯を使います。
  • 葬儀などの不幸があった時の喪服の帯は一重の名古屋帯になっています。
    喪服は、五つ紋が付いていて正装ですが、「喪」と言うことで帯は必ず
    一重の黒共名古屋帯となっています。
    簡単に言えばそうなのですが、
    ただ、この通説は戦後の一般であり、それ以前に作られた喪服については
    丸帯や袋帯というのが一般的でした。黒の名古屋帯が喪の場面になったのは、縁起ということもありますが、どち
    らかというと、袋帯よりも名古屋帯の方が葬儀の場面で急いで着付けがしや
    すいので二重太鼓よりも一重太鼓の方を好むようになりました。
・結婚式にお薦めの袋帯

[加納幸謹製]

フォーマルの袋帯で訪問着、付け下げ、無地等にお締め頂けます。
黒留袖にもお締め頂けますので重宝する袋帯です。

[いづくら謹製]

こちらも留袖・色留袖・訪問着・付け下げ・無地にお締め頂けます。
柄行から言ってご年配のお方にお薦めです。

[藤原織物謹製]

こちらは、若い方にお薦めで20代から40代の方の訪問着や付け下げ
色無地、留袖や色留袖にお締め頂けます。

一般的に言われているのが
袋帯は、フォーマルで、名古屋帯は、セミフォーマルにお締め頂く

これは、帯結びについて(振袖の変わり結びを除けば)二重太鼓の方が
一重太鼓よりも格が高いとされていて、当然、礼装は二重太鼓となって
いるからです。ただし袋帯でもカジュアルな柄ものが多く作られていて、
袋帯だからといってすべてがフォーマルかというと、そうでもありません。

逆に名古屋帯も金銀紙を使って格の高い帯も多々ございます。

[となみ織物謹製・名古屋帯]

[白綾苑大庭謹製・名古屋帯]

・合わせる着物について

格が違うことから、合わせる着物も違ってきます。

袋帯
礼装として、振袖、留袖、訪問着、付け下げ等に使います。
ただし、金糸銀糸が控えめなものや色糸だけの袋帯はお洒落着用で紬や小紋、
江戸小紋、付け下げ、色無地に使います。

名古屋帯
準礼装として付け下げ、色無地、江戸小紋等(金糸銀糸を使う場合)。
お洒落着として小紋や紬などに使います。

・結婚式には袋帯と名古屋帯のどっち?

結婚式では古典柄の訪問着に金糸銀糸を使った華やかな袋帯(二重太鼓)にして、
帯揚げや帯締めも白系や淡いお色でまとめると上品になります。
しかし絶対に「名古屋帯では駄目」とか「二重太鼓にしなければならない」
ということではございません。

格の高い訪問着ですとこちらの袋帯をお薦めします。

[山口美術織物謹製]

[となみ織物謹製]

 

着物に慣れていない方には結婚式にその帯が相応しいかどうか。
という判断は難しいのでお知り合いの呉服屋さんにお聞きするのが一番
ですが、お知り合いの呉服屋さんがいらっしゃらなかったら、着物の詳
しい方にお聞きしてみて下さい。
今回の基本を頭に入れておくと、分かりやすくなると思います。

きもの むらたや 

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名古屋帯と袋帯の選び方

投稿日:
帯を選ぶとき

まず初めにどの着物に合わせるかを考えた上で、帯の格について
お考え下さい。
考え方として一般的なのが
・袋帯→フォーマル
・名古屋帯→セミフォーマル

これは、帯結びは(振袖の変わり結びを除けば)二重太鼓の方が
一重太鼓よりも格が高いためであり、礼装は二重太鼓となっている
からです。しかし、フォーマルな場である喪の場面では名古屋帯が
使われています。それは、不幸があった場合は「重ならないように」と
いう意味ですので、喪服の黒共帯は一重となっているのです。

袋帯でも最近はカジュアルな柄ものが多く出回っており、袋帯だからといって
全てがフォーマルかというと、そうではございません。

[吉村織物謹製・綾羅織全通柄]

[大光謹製・格子に唐草文様]


こちらのような袋帯は、お洒落に付け下げや小紋江戸小紋やお召しに合わ
せられますので幅広く重宝する袋帯です。

合わせる着物

格が違うため、合わせる着物も変わってきます。
袋帯の金糸銀糸が控えめなものや色糸だけの袋帯はお洒落着用で紬や
小紋、江戸小紋、付け下げ、色無地に使えます。

[京染め・唐華文]

[東京染め・貞子好みより]

[高級付け下げ・花筏柄]

[高級付け下げ・流水に橘柄]

[西陣織お召し・皇室献上工場謹製]

[西陣織お召し・皇室献上工場謹製]

 結婚式には袋帯と名古屋帯のどっち?

結婚式では古典柄の訪問着に金糸銀糸を使った華やかな袋帯でお出かけください。
二重太鼓ですので、おめでたいことは二重にという意味を込めています。
帯揚げや帯締めも白系もしくは淡い色合いでまとめると上品になります。
しかし、絶対に「名古屋帯では駄目」とか「二重太鼓にしなければならない」と
いうことではありません。

これは、私の娘の卒業式でした。紋付色無地を着て名古屋帯を締めました。
おしゃれ感の名古屋ではなく、金銀の使った格の高い名古屋帯でしたので
着物の上に乗せてみても全体のバランスも良く着物に引けを取らない感じでし
たのでそのコーデで出席しました。

格の高い名古屋帯

[河合美術織物謹製]

[帯屋捨松謹製]

結婚式では「喜びが重なるように」という意味で二重太鼓を締めますが、
これは単なる縁起担ぎですので「一重太鼓だから結婚式に絶対使えない」
ということではなく、ただ単に「二重太鼓の方が望ましい」という程度の
ことなのです。
結婚式などの礼装において重視すべき点は、袋帯とか名古屋帯という種類
ではなく、生地の良し悪し(金糸銀糸を使っているか否か)、絵柄が格調
高いかどうか(おめでたい柄行か等々)という事が最も重要と思います。

袋帯や名古屋帯については長さの違いが一番大きいです。しかし、それだけ
では語れない様々な違いがあります。いわゆる格の違いは「袋帯だから~、
名古屋帯だから~」という話ではなく、素材に金糸銀糸を多く使っているのか、
吉祥文様など格の高い柄なのか、というようなことでお締め頂く場所や着物が
変わってきます。

全通の名古屋帯を袋帯に直された方も、むらたやのお客様には、多々おい
でです。お茶をされていらっしゃったので、紹巴織の全通の名古屋帯を裏を
付けて(裏はお好きなお色を選ばれたり地紋があるしゃれた裏地にされたり)
楽しまれています。このようなことも可能ですので是非覚えておいてください。

きもの むらたや 

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小紋と名古屋帯

投稿日:

小紋とは、日本の着物の種類のひとつです。普段着として着用しているので、
生活に身近な着物といえます。
具体的な特徴とどのような場面でお召し頂けるのかをお話いたします。

小紋とは

小紋とは、着物全体に細かい模様が描かれていることから小紋と
言われるようになりました。柄の上下関係なく、同じ模様が繰り
返して入っているために礼装としては使用せず、普段着として
お召しになっています。

その中でもドレスアップした華やかなものから、カジュアルなもの
まで、小紋の種類は大変豊富で、帯は名古屋帯で合わせるのが一般的
となっています。

小紋着用の場について

普段着として手軽に着用できる小紋は、友人との食事やお買い物を
はじめとして、観劇やお稽古ごとなどにお召いただけます。
礼装にはなりませんが、ちょっとしたパーティーや結婚式の二次会
などにお召し頂くこともできます。洋装の皆様の中では、華やかな小紋の
着物が大変映えと思います。

小紋の種類

染めの技法によって多様な種類の小紋は、それぞれに特徴があります。
ですから目的や用途に合わせた着こなしができるのです。

小紋は、留袖や訪問着のように見た目の豪華さでは寂しい気がします。
しかし、小紋とは日本人の粋やしなやかさを供えている着物ですので
お洒落に着られると楽しい着物です。
着られる方の魅力を引き出しその方の生活スタイルに合わせてお召し
になられたらいいのではないでしょうか。
小紋を選ぶ時は、着用時を想像してみてはいかがですか。
もし実際に手にとってご覧いただけるのでしたら体に合わせるなど、
自分の印象をチェックしてください。

むらたやでは、『見てさわて』お決め頂けます。
こちらをご覧ください↓お客様安心購入システム

※バーゲンセール以外
お仕立てはご自由です。八掛の必要な方は八掛見本帳を一緒に送らせて頂きます。

小紋は、普段着感覚で気軽に着ることのできる着物ですので、格式を考える
ことなく、目的にあったものを選べます。自分の好きな模様や色合いからお選
びいただくと探しやすいのではないでしょうか。

葡萄唐草の紋意匠に華縁取りの中に吉祥文様のとび柄小紋です。

パステルグリーンに華文に唐草

格の高い名古屋帯

とび柄小紋や流れのある上品な小紋には、格の高い名古屋帯をお薦めします。

[となみ織物謹製]おめでたい松の文様(佐賀錦織)

[小森織物謹製] 格の高い七宝連珠柄

きもの むらたや 

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厄年に袋帯をどうぞ

投稿日:
厄年に長いものを送る意味

なぜ、厄年には「長いもの」なのでしょうか。

その意味には長寿を願う気持ちが多く含まれています。

昔の権力者たちは、不老不死を望んでいたとされています。
その多くの人の願いは長寿でした。長く生きられるようにという願いを
込めて厄年の時に長いものを贈るという習わしは昔からなのです。

贈りものに限らず昔から日本人は長い物に長寿の願いをかけてきました

例えば大みそかに食べる年越しそばです。
細く長くと言うことから延命や長寿を願ったものであると言われています。
このそばを噛み切らないように食べることで長く生きられるようにと長寿を
願ったのです。

昔の人々は今と比べれば大変短命で幼児のうちに亡くなられる方が大変多く
そのため今とは比べ物にならないくらい長寿への憧れがあったのだと思います。

長いものを送る習わしによく帯が使われます。
むらたやでも厄年に帯をお作りになる親御さんが多くいらっしゃいます。

[鈴木謹製]


こちらは、表が短冊に吉祥文様でおめでたい柄続きで、裏がウロコ文様で
厄除けとされている柄が使われています。全体を見てもベージュのような
アイボリーのお色ですので比較的着物に合わせやすい袋帯です。

ウロコ文様は、魚などの鱗に似ているところから「鱗(うろこ)柄」と名前が
ついたと言われていて、鱗は蛇の脱皮を連想されるので
「厄を落として再生する」という意味でウロコ文様の袋帯や名古屋帯、紋意匠の
無地や訪問着や付け下げ等にウロコ文様が使われています。

厄年を迎えると鱗柄の帯や柄にウロコ柄のある着物をお召しになってそして
厄落としをする風習があります。

[大庄謹製]

又、厄除けに『青海波』の文様も用いられています。こちらは、帯地の中
の柄や着物の柄の中に多く入っています。

青海波は「能」の演目にもありますし、江戸時代の武士の裃(かみしも)や、
江戸小紋の「小紋三役」の中の「鮫小紋」の原点とも言われています。

[加納幸謹製]


きもの むらたや 

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着物を引き立てる帯選び

投稿日:

帯にも色々とございます。
結婚式などに出席するフォーマルな場では、袋帯
お茶やお花のお稽古では、気軽に結ぶ名古屋帯を
袋帯の中でもしゃれ感の強い袋帯
名古屋帯ですが格の高い名古屋帯
貴方のお持ちの帯はどの部類に入るのでしょうか?
考えただけで悩んでしまう場合が多々ございます。

取りあえず、覚えておいてほしいのがこちらです。↓
袋帯は、二重太鼓で結ぶ。↓お太鼓の所が二重になっています。

名古屋帯は、一重です。

当たり前のことをお話していますが、
これから着付けを習ったり、お茶を習ったりお花も習いはじめもしかしたら
華展で着物を着ないといけない場合もございます。
当たり前がまだ、ピンとこられていない方に知っておいて欲しいことを
書かせて頂いています。

以前、お嬢様がお子様の入学式に出席する為にお友達と一緒に帯を結びあいこ
された時に、二重太鼓を名古屋帯の一重で結ばれて余計な所がシワになり
お母様が飛んできてシワを直して欲しいということがございました。

努力と着たいという思いは伝わりましたが、一見分かりにくい所ですが、帯に
負担をかけてしまい、これが箔の帯でしたらシワが取れない場合もございます。
お気を付けくださいませ。

着物の着方を良くお分かりの方には、単純かもしれませんが、
初めは誰でも分からないことだらけで困っています。でも、この私でも
帯を結べるようになりました。きっとどなたでも結べるようになります。

練習には、結びやすい名古屋帯から練習して下さい。染帯は柔らかいのですが
それより、カチッと締めやすい帯が宜しいと思います。
こちらのような帯はいかがですか?

弥栄織物の斜め立湧き唐華文様です。六通ですのでお太鼓は決めやすく
締めやすい名古屋帯です。おしゃれにもなりますし、練習だけでなく
お茶を習っている方には喜ばれているお品です。

こちらも弥栄織物謹製の名古屋帯です。
こちらも六通ですのでどこを出しても良いですので大変締めやすく
お太鼓が作りやすい名古屋帯です。


こちらは、山田織物謹製の名古屋帯です。カチッとしていて締めやすく
お洒落に施された牡丹唐草文様が市松の帯地の上で存在感を現しています。

この辺りの名古屋帯で練習をしてみてはいかがですか?

きもの むらたや 

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TEL 0856-22-0095 (代表)
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入学式や卒業式にむく訪問着と袋帯

投稿日:

日本で最初に「デパートメント宣言」を発表した百貨店の三越が
「訪問服」のネーミングで新しい感覚のきものを売り出したことが
きっかけで、「訪問着」が誕生したといわれています。それまでの
着物の名称は特に統一化されておらず、一般に「小袖」といわれて
いました。当時の小袖には全体に柄のある総模様のタイプと、裾に
模様のある裾模様のタイプしかなく、一般の人が気軽に着られる
よそいきの着物が欲しいという時代のニーズに答えたものでした。

明治の終わり頃から始まった「和」の復活の動きもあり、西洋のものも
良いけれど、やはり“いざ”という時はきものがいいわ!という声もあり
三越が「訪問服」、白木屋が「社交着」、銀座松屋が「プロムナード」
といったネーミングで新しいデザインの着物を発表し、斬新でおしゃれ
な着物は、女性が社会に進出し始めたこともあり、大ヒットとなり今の
訪問着となったと言われています。

しかし当時の訪問着は一枚一枚手作りのものしかなく、その為どうしても
高価になりがちでした。一部の人の「ぜいたくな楽しみ」だった訪問着で
したが、昭和30年代に入ると、若い女性の間で白地の訪問着を披露宴の席
で着るのが流行した為、それをきっかけに「訪問着」は広く一般に着用さ
れるようになりました。

訪問着は着用の場所がとても幅広い着物です。タイプも様々ですので、それ
だけに「その場にふさわしいタイプ」を選び、そして「その場にふさわしい
装い」をすることが大切になってきます。 例えば披露宴に出席するのなら、
少し明るめの色で華やかなタイプを。とか、またお子様の七五三や入卒業式
でしたら、主役はあくまでお子様ですから、少し控えめで上品なタイプを
お薦めします。お茶席であったら、無地感のタイプや、ワビサビのきいた、
うんと凝った柄使いのものもおもしろいのではないでしょうか。
一枚の訪問着で着まわしをしたい場合は、かっちりとした飽きのこない
古典柄を選び、帯や帯〆・帯揚などの小物を変えていくのも一つの方法です。
しかし、あまり形式にこだわりすぎるのも考えものですので、基本は押さえた
上で自由な発想をして貴方らしいそんな着こなしを工夫して下さい。

そこでお薦めの訪問着です。
こちらは、入学式や卒業式、お茶席等にお薦めです。

柄は橘ですので、入卒時期にはぴったりです。流れるような背中の枝は
あまり強調していなくて、お色も主張しすぎていないので合わせる袋帯により
長くお召いただけます。

お薦めの袋帯をご紹介しましょう。

【となみ織物の袋帯です】


華やかな袋帯ですので、晴れ晴れしい卒業式や入学式におすすめです。

こちらは、鈴木謹製の袋帯です。
丁寧に施されている短冊の中のお柄は勢いがあり上の訪問着の
地色ともマッチしていて素敵です。短冊の文様はそれぞれおめでたい
柄となっておりますので、おめでたいお席でしたらきっと上品に
お締め頂けます。

 

きもの むらたや 

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