これからのお茶席に良い「しゃれ袋」

投稿日:

9月に入り肌寒い朝・夕ですが、だんだんときものを着る機会が増えていく
時期です。お抹茶・お煎茶の研修会等が催されたり、観劇にきものでお出掛
けしてみたり、結婚式や叙勲で晴れ着を着る機会も増えていきます。

むらたや では、特に小紋・名古屋帯・袋帯を数多く取り揃えてネットで
販売しております。勿論、本店舗での営業は呉服全般を扱っております。

「きものを着てみたいという方」や「お稽古等で着物が色々欲しい。」という
方々大歓迎です。

今日も新しい商品をアップしました。


「あぜなみ織」という技法を使って織り上げた袋帯です。
立体感を有するうねり紋様を施しているおしゃれな袋帯です。洛陽織物が
抱える「伝統工芸師」の資格を持つ最高の職人によって丹念に手織りで仕上
げた袋帯は、織の密度が高く、華やかな色合いを表現しており、着物愛好家
や呉服のプロをうならせる仕上がりとなっています。

こちらの帯に合わせるとしたら


こちらの付け下げなどに合わせてみたらいかがですか。
柄は、少ないですが、加工が素晴らしく扇面の中に四季折々の花や樹木が
施されていてこれからの季節、お茶席、七五三、結婚式と色々と重宝する
付下げです。結婚式の場合は、あぜなみ織の袋帯ではなく、下のような
袋帯の方が好感度が良いです。



西陣老舗機屋【帯清謹製】の最高級袋帯

こちらの袋帯などは結婚式に丁度良い帯です。留袖に合わせても良い
ですし、色留、訪問着にも大丈夫です。いわゆる無地から上のお着物
でしたら間違いございません。

秋の大茶会などにも重宝します。又、最近の若い方は、披露宴をレスト
ランで簡単にされる方が増えています。そんな時にも重宝します。
その時の案内状に「平服で」とあります。これは、普段着ののことでは
ないので、注意しましょう。この時は、略礼装を指します。パーティー
の趣旨や会場に合わせて装いは考えましょう。

又、貸衣装でという方も増えてきました。振袖がいい例です。
後の片付けやお手入れが楽ということみたいですが、それは、いかがな
ものでしょうか。貸衣装になるとサイズがぴったりではなく概ねのサイズ
となっております。着物を着るという事は、「大変」なのはどなたも承知
のことです。だからこそ相手や同席者の方に、礼を尽くすという意味でお
着物が良いのではないでしょうか。

サイズが合わないことが、着た時にはっきり分かるようではいただけません。
サイズがあわないと動作が不自然になります。

最近は、外国の方のほうが衛幾、きもの等「和」のことに興味を持たれてい
て、逆に外人の方から、日本の素晴らしさを教えて頂くことがあります。

是非とも日本の誇らしい所を残していきましょう。

秋のお薦めの名古屋帯

これからのお茶席に是非どうぞ

 

嫁ぐときに持たせる着物~家紋について~

投稿日:

現在では結婚に至るまでの手続きが簡略化され、儀式と言うよりはパーティ風
考える方が濃くなっています。
家と家の結びつきではなく、結婚する当人同士の
意思で物事を決める……
表向きは
そうですが、こと結婚に関しては現代っ子といえども、保守的になる
傾向がみえます。

家財道具や電化製品とともに花嫁支度のひとつを成すきもの。
留袖・訪問着又は付け下げ・色無地・喪服などを用意するのが一般的なのです
が、最近の事情で
は、嫁ぎ先によって変わって来るように思えます。

私の母は、良くこう言ってました。『貴方が嫁ぐ時は、晴れ着と喪服を作って
あげます。他は既に用
意してある物を持って行きなさい。』と……確かにお茶を
されている方は小紋・色無地や訪問着を
お持ちの方が多いと思います。
だから、改めて作る必要は無いのだと思いますが、喪服に関し
ては、必ず持って
嫁がれたほうが宜しいと感じます。
きもの離れで着ないからと言う理由で、喪服
を作らないのではなく、ひとつのお道具として是非ご持
参されたほうがお嬢様に
とって宜しいのではないでしょうか。急に言われてすぐ用意できるものではござ
いません。だからこそ、夏・冬は前もってお作りになって持たせてあげられた方
が良いです。又、嫁ぎ先にもお嬢様のお顔がたちます。

以前、結婚のご仕度をされる時にかなりのお品を誂えられた方がいらっしゃいま
した。嫁ぎ先のご家庭は、お母様がお茶の先生で、この地域はお茶が盛んでした
ので、何を作って持たせたらいいのかをじっくりお考え頂き改めてご覧いただき
ました。その時は、喪服夏冬セット、訪問着、帯2本、無地、襦袢、道行など
をお誂え頂きました。後にお聞きしたお話ですが、「まぁ、お母様は、道行まで
用意して下さったのね。」とお褒めの言葉を頂いたそうです。


お嬢様が「着ないから」という理由だけでお作りになられないのは、あまり
お勧めできることではございません。

お越しになられた方々に礼を尽くすという意味で着物をお召しになられると
ご自身もですが、嫁ぎ先のお家の株も上がるというものです。
人は、見ていないようで見ているものです。お気を付けくださいませ。

さてこの時に問題となるのが「どこの紋をいれるか?」ということ。
実家の紋を入れる。嫁ぎ先の紋
を入れる等々、様々なケースがあります。

『関東では父方の紋、関西では母方の紋』と言う風に地域によって紋の
入れ方が違ってきています。
『おんな紋』という言葉をきいたことがございますか?私も嫁ぐまで全く
知りませんでした。

女性は父方の家紋を使うことは殆どなく、母親が自身の結婚に際して持ち
込むもので、母親の母
親(祖母)から伝えられたものです。女性は、着物や
持ち物にはこの『おんな紋』を入れて、母方
の血縁集団の一員であることを
示すのです。

女性は、紋つきの着物を初めてお誂えるとしたら『喪服』と言われています。

男の子は生まれた時に宮詣りの一つ身に紋を入れます。それが最初になります。

喪服に合わせて無地をお誂えされる方も多いです。
お通夜の時に必ず色無地をお召しになられる地域もございます。

こちらは、色無地の色見本です。色々なお色がございます。
こちらのお色に近いお色にお染致します。

染め替えも可能です。その時はお見積りを取り見本の中からお色を決めて頂き
ご持参の着物の端(隠れている)で仮に染めてみてご納得いただいたら本染めに
入らせて頂きます。

白生地からお染頂く場合は、色見本と同様のお色にお染致します。
その時は、手間が掛かりますが良い色合いのでる引きぞめでさせて頂きます。

無地をお作りになられたら、帯は袋帯が宜しいかと思います。
お薦めの袋帯のご紹介です。

お茶席に良い袋帯です。



西陣織袋帯 奥田小由女の世界【となみ織物謹製】「綾羅織」

奥田小由女さんは、日本を代表する人形作家です。
色数をおさえ抽象的な造形や自然の共生母子の情愛をテーマに華やか
且つ安らぎのある作品を作り上げておられます。その素晴らしい
『奥田小由女の世界』として織りの技術で再現しました。



西陣織袋帯 【洛陽織物 謹製】 「輪(リン)・粋の極み」

白地にグレーでおめでたい松竹梅をお洒落に粋に変形させて施して
ございます。菱の形を基本に松・竹・梅他の柄を菱の形になるように
描き落ち着いた雰囲気を持つ帯です。上品に仕上げている袋帯で、色
の取り合わせがおしゃれでお茶席には好まれる袋帯です。
どのようなお色の無地を持ってこられても良いお品です。


こちらは、サイトの画像とは質感が違って見えますが同じものです。
比較的上の画像の方が現品に近いと思います。

西陣織袋帯【川上織物謹製】「葛飾北斎図案・高級手織り・佐賀錦帯」

葛飾北斎が唯一残した図案集を専門家に依頼して復刻した柄が、川村織物さんの
手によって、手織りの佐賀錦帯として甦りました。 本来は八寸の全通帯だったの
を当社が同じ織機で裏地の製作を依頼。 この世に一品だけの袋帯ができました。


9月いっぱいは、訪問着・付け下げ・無地お召・小紋・袋帯・名古屋帯が
感謝セールにて30%offとなっております。是非ご覧ください。

女性の厄年に贈る帯~喪服のセット~

投稿日:

女性の厄年に、長いものを贈ると良いといわれてます。だから、よく帯を
お母様がお買い求め頂きお嬢様に贈られます。

又は、19才の厄落としのために喪服を作って差し上げる方もいらっしゃ
います。いづれは必要だから早々とお仕立てされるのは、反物のまま置く
より数段良いと思います。

しかし、人は成長をします。他人ごとではありませんが、私も若いころに
作った喪服は、身幅が合わなくなり、洗い張りをして仕立て替えました。

喪服は、あまり袖を通すお着物ではないので、箪笥に仕舞いっぱなしだから
「箪笥を開けるのが怖い。」とお客様がおっしゃいます。
しかし、いつ必要になるか分からないのでお時間がある時には是非ご確認
下さい。もし余裕があるのならば、カビなどがある場合は是非落としてお
いた方がいいです。急には難しいです。

先日もお客様が「黒の帯揚げはあるかしら。」とお越しになられました。
その時にお話をしたことですが、「喪服がカビになっているか一度ご確認
された方が良いです。」・・・・と
すると翌日お越しになられこれはどうかしら?とご持参された喪服を拝見
したら、やはり白っぽいカビになっていました。
しかしながら、お話を聞いた限りではカビ落としを京都に出す時間がないと
思い苦肉の策として「白いカビの所を軽く洋服用ブラシで軽くすると少しは
白っぽいものが分かりにくくなると思います。式が終わってからお出しにな
られた方が確かです。もし間に合わなかったら大変なことになりますので。」
そうお伝えしてから次の日にお亡くなりになられたという事でした。

着物は、本来融通がきくものです。ですから着物は着て着れないことはない
のです。呉服屋に嫁ぎ着物を自分で着れるようになって、身幅が大きくなっ
て分かったのですが、被さる部分が減って大変着づらくなるのです。

最近の方は裄がございます。ならば、身幅を痩せているときに合わせるの
ではなく裄に合わせて無理のない仕立てにして頂いた方が、身幅が合わなく
なる可能性が減ってくるのではないでしょうか。

~むらたやお薦め袋帯~


西陣織袋帯【山城機業店謹製】「寿宝尽くし段文」
能装束唐織は、西陣を代表する織物「唐織」は綾織地の上に多彩な
色糸を使い、 柄を刺繍のように縫い取りで織り出す技法で、錦地の
中で最も高級とされる織物です。


西陣織袋帯【山城機業店謹製】「雪輪取吉祥文」
おめでたいお柄ばかりですので、結婚式や結納、七五三や
入学式や卒業式に最適です。
勿論、正式なお茶席に紋付の訪問着にお締め頂いても十分です。
それだけ格の高い袋帯となっております。


西陣織袋帯【加納幸謹製】「華丸文に吉祥柄」
華丸の中に、鳳凰や華文やなどが施されていて、古典的な模様ですので、留袖
や色留袖、訪問着や付け下げや無地に合わせやすいお品となっております。

 

秋の小紋と袋帯と名古屋帯

投稿日:

本日より秋の感謝セールを致します。
気になっているお着物や帯がございましたら是非こちらよりお入りください。

きものの買い上手になる秘訣は『貴方自身のきものを見る目を肥やす』ことです。
日頃から『本当に良いきものを数多く見ておくことが大切』です。
呉服店のウィンドーやデパートの呉服売り場、きものの作家の展覧会等、少し気
にかけていれば案外あるものです。
今ではネット社会となっておりますので、インターネットで色々と検索すれば
てきます。しかし実際に手に触れるのと画面だけでは違いが分かりずらいと思い
ます。写真はいくらでも修正ができますが、生で見ると修正はききません。
でも今現在では、ネットで買い物をされる方が増えてきていますので、注意する
点だけは押さえておいて賢い買い物をされるようにお手伝いできたらと思ってお
ります。

きものの選び方の基本
実際にきものを選ぶ際に、基本的な心づもりとして色や柄ゆきを選ぶ。
① 決して無理をせず、予算に見合う範囲で出来るだけ良い品を選ぶ。
② 自分がきものを着る機会を考えてその場にふさわしい柄ゆきの 物を選ぶ。
③ 洋服にはないきもの特有の季節を大切にして、季節に合った 柄ゆきの物を
選ぶ。
④ 自分の髪や肌の色、背丈、体型などを考慮して、自分にあった柄ゆきや
色合いのものを選ぶ。私の経験上ですが、訪問着を選ぶ時絶対に選ばない
ような色合い、柄ゆきを選びました。ですから、自分が着たい好きな色と
似合う色と違う事もあると思います。身近な方の意見も参考にしてください。
⑤ 店内の蛍光燈の下だけで色を判断しない。必ず外光のもとで 正しい色調を
確認する。

小紋:変わり七宝とび柄小紋です。生地もしっかりしていますので単衣にも
お召し頂けます。袷にすると長い間お召し頂けます。
 :袋帯です。古典的な「青海波」の柄を、洋風なアラベスク模様に
ちょっとアレンジした、都会的な感覚の袋帯です。

こちらの小紋は、東京染め小紋[貞子好みより]です。

こちらの小紋に合う袋帯は、これからですと秋らしい色合いのこちらの袋帯は
いかがですか。

少し明るく合わせたいならばこちらの名古屋帯はいかがですか。

幾何学模様ですのでお締め頂く時期は問いません。
どちらかというと、気軽にお締め頂く名古屋帯と思います。
ご友人とのお食事会やお茶会のお手伝い、紅葉狩りなど着用場面は様々
です。楽しんで着物を着て頂ける手助けになると思います。

雰囲気を変えたいならば濃いお色のこちらの名古屋帯はいかがですか。


秋らしいお色で、柄も季節を問わないので締めやすく、ポイント柄ではない
ですので、お急ぎの時もどこを出してもOKですので締めやすくメリハリも付き
バランスも良いです。

秋のお茶席に良い江戸小紋と帯

投稿日:

むらたやは、東京染江戸小紋に力をいれております。出会いは、明治時代から続く老舗の東京の染色工芸の会社の社長さんが、快く弊社の話を聞いて頂いた事が始まりです。
社長さん自らが弊社にお越し頂き講義をして頂きました。
「目から鱗が落ちる」のは、こう言う事を言うのだと思いました。
東京染小紋とは江戸時代、諸大名が着用した裃の染めに由来する小紋です。
現在は、伝統柄で基本的には、単色染め絹しか使わないという特徴の『江戸小紋』と自由な創作が特徴の『東京染おしゃれ小紋』二種類に分けられてます。
前者は、大名家間で模様付けの豪華さを張り合うようになり江戸幕府から規制を加えられたため、遠くから見たら無地に見えるような細かな模様になり、よってかえって非常に高度な染色技を駆使した染物となりました。
後者は庶民がこの小紋を真似するようになり、生活用品等身近にある物を細かい模様にして洒落をたのしみました。宝尽くしなどのおめでたい柄や野菜や玩具、動物や気象などさまざまです。このような庶民の遊び心から発祥した柄を『いわれ小紋』といいます。江戸小紋は、型紙を使って染めるのが特徴です。この型紙は、江戸で作ることができずもっぱら伊勢に注文していました。(伊勢型紙)

柄【家内安全】

【品 質】

生地 浜ちりめん(高砂縮緬)
家内安全
薄紫
江戸小紋
登録商標
有り
染元 富田染工芸
染め師 雅号:佐藤勇山
生地幅 9寸8分
長さ 12.5m
量目 740g

江戸小紋にあう帯のご紹介です。

【浅山織物謹製】「蘭奢待」おしゃれな袋帯です。
色合いから上の江戸小紋に合わせて上品にお召いただけます。

クジャクの羽をイメージした柄と唐草文様を調和させ銀糸を折り込んで
施されて華やかさを表現しています。

【吉村織物謹製】備長炭染 全通
袷・単衣のスリーシーズンご使用いただけますので長い期間ご使用に
なれます。


地色の黒はどんなお色のお着物にも合わせやすく落ち着きます。
持っていて重宝するお品です。柄も雪輪ですので時期は問いません。
柔らかさと“こく”のある色彩がひと味違う『上質』を漂わせています。
羅織物に見られる独特の「よろけ模様」を二重だてにして織上げ、幻想
的な帯の表情を作り上げています。全通ですので、お太鼓の部分を気に
せず安心してお締め頂けます。軽くて、しなやかな締め心地です。
お茶席などにもぴったりなひと品です。

お薦めの名古屋帯です【藤原織物謹製】「紹巴 正倉院草花文 六通」

紹巴という、しなやかな帯地がチョコレート色の濃さで、華やかなムードで
立湧きの唐草の中に華文を施しお締めの時期を考えずに重宝する一品となっ
ております。江戸小紋に合わせてお茶席に是非どうぞ。

【弥栄織物謹製】「忍冬に華文様・淡グレー系色」

柄の中に紫のお色がございますので、上の江戸小紋にもピタっとしくる
名古屋帯です。また、グリーンやサンドベージュなどのお色の小紋などに
合わせても素敵です。

【白綾苑大庭謹製】「色紙集・太白」付け下げや無地や江戸小紋
とび柄小紋にどうぞ

白綾苑大庭の九寸名古屋帯は、名古屋帯といえど重厚な感じを受けます。
柄も松竹梅や観世水や波、シダなど施した図柄を切り取って大胆であり華や
かに仕上げています。流行に左右されない古典柄ですので長くお締め頂けます。
帯あわせのむずかしい、加賀友禅のきものや、東京染江戸小紋などに合わせて
下さい。

秋のお茶会の着物

投稿日:

先日、お茶会のために着物を見に来られました。
男性の方で、その流派は男の方のお点前なのです。

である程度お持ちなのですが、お稽古程度のお着物
という事でしたので
(ご本人さんがおっしゃっているだけで本来は良いものではないかと思います)
素無地の着物を探すこととなりました。
紬や紋意匠の生地では、お茶席には無理という事でちりめんで探すことと
なりました。“ちりめん”???どうかしらと心配をしていましたら
それはそれは、しっかりとした生地でパリっと感があり染めてお仕立てを
するときっと良い感じになると思いました。
また、通し裏が良い感じです。生地から色から素敵です。
他にもいろいろなお色がございますのでどのような表のお色にしても大丈夫です。


白生地も通し胴裏も1尺1寸ございます。
ですから、ある程度の男性の方にお仕立てができます。

昨日は、色無地が良いのですが・・・・とご相談にお越しになられました。
ご予算は、お仕立て上げて10万円くらいとお聞きしましたので
ご予算の範囲になるようにその方にも白生地(4丈)をお薦めしました。

既に染め上がっている反物で言えばお仕立て上げて10万はきついのですが
“むらたや”のお薦め商品として
坂井教人作「かたくりの地紋無地付け下げ」
斉藤三才作「無地ぼかし」
こちらがお薦めです。


坂井教人作色違いとなっております。
地紋にかたくりが施されていて付け下げ調になっています。しかし肩には
地紋がなくすっきりとしていてお召しになられて上品に着こなせます。

帯を合わせてみました。
【服部の帯】

こんな感じになります。
具象的なデザインが多く糸目友禅が主体で希には蝋も併用する場合も有る。
今までに多制作してきたモチーフかたくりの花、水芭蕉の花です。
風景では、木場風景・オーロラ等となっております。

こちらは、斉藤三才の無地ぼかしです。

こちらの色無地ぼかしは、生地もしっかりしていて結構評判で好んで
お仕立てされる方が多かったお品です。ぼかし加減がそれぞれ違っていて
お仕立てすると同じ着物には思えないようになります。


地味目なお色ですが、無地ですので格のある袋帯を合わせてみました。
坂井教人作のかたくりの無地付け下げと同じ袋帯を合わせてみました。



北出与三郎さんの無地付け下げです。
お茶席に良いグレーのお色で、画像では分かりにくいですが地紋が付け
下げ調になっていています。肩はすっきりとしていて帯は色々と合わせ
られ重宝する一品です。

月も超しましたので透けない単衣の時期となりました。
むらたやでは、決算も無事に済み新しい年度となります。
今までのお客様、又これから“きものむらたや”を知って頂いた方に
感謝を込めてセールを致します。

楽しみにしていてください。

 

お仕立て付き袋帯のお薦め品

投稿日:

お盆も過ぎ日差しも少し緩やかに感じます。
だからでしょうか?一見さんがお越しになられます。
有り難いことです。

先日は、若いご夫婦で「宮参りの着物はあるけどフードセットが
ないのでありますか?」と尋ねていらっしゃいました。

またある時は、「名古屋帯が見たいのですが」・・・・とご来店
されました。こちらも若いご夫婦でした。
実家に家族で帰られた時で、明日にはお帰りになられるという事で
仕立て屋さんに大急ぎで出して23日には必着という形をとらせて
頂くことになりました。

只今、着物(訪問着・付け下げ・江戸小紋)と名古屋帯と袋帯がお仕立て
付き価格となっておりますので喜んで頂きました。


小紋:京友禅染め [蔦草花模様・ライトグレー色]
小ぶりの柄が流れるように施されています。

袋帯: 西陣織袋帯 【高島織物 謹製】鎖美織全通銀白
鎖美織全通柄のおしゃれな袋帯です。裏地はグレーで表は鎖美の織と
流水ぼかしが施されています。袷のお着物はもちろんですが、単衣の
お着物にもお締め頂けます。


小紋:京染め[紋意匠生地に蛍ぼかし]
凹凸のある立体的な紋意匠の生地が、一色のはずなのに平面的でなく
霞やさざ波のように見える軽い濃淡があるように見えてしまう素敵な
生地に、どこからとも分からず現れたホタルが飛んでいるような配置。
全体が優しく柔らかい雰囲気に見えます。女性らしい大変品の良いお着物です。

名古屋帯:西陣織九寸名古屋帯【大光織物謹製】「伊勢型紙浪漫・全通」
しなやかに織り上げられたグレーをベースにした帯地です。透け感のある
薄い織り地ですので4月頃より秋頃までスリーシーズン締めていただけます。

これからの季節に良い袋帯のご紹介です

特選西陣織袋帯 【加納幸 謹製】「華文平」
こげ茶色の生地に上品な華文を形・大きさを変えてバランスよく位置
してあり、 派手ではなく、控えめな色彩が、より一層品格を表しています。
見る方に重たい印象を感じさせず、軽くて、しなやかな締め心地は、どの
ようなお方にもお薦めできます。


特選西陣織袋帯 【となみ織物 謹製】「優彩正倉院華文・金色」
品のある薄金、銀で表現をした配色に、優雅に装飾 された
「華文唐草文様」のお柄です。

まさにこれからの袋帯です。お茶席や結婚式や同窓会など色々と活用
できるお品です。袋帯はお仕立て付きとなっております。

むらたやは、決算市ですのでお仕立て付きとさせて頂いています。

きものむらたや 

%e3%82%80%e3%82%89%e3%81%9f%e3%82%84%e5%86%99%e7%9c%9f

TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

お仕立て付き特別価格の商品のお知らせ

投稿日:

お盆も過ぎ少しずつですが日も和らいでいる気もします。
9月は単衣の時期です。
この度、お仕立て付き価格で『訪問着』『付下げ』『江戸小紋』
『袋帯』『名古屋帯』をお出しいたします。
8月末までの価格ですので是非ご覧ください。

夏の着物と絽の名古屋帯はお仕立て込みall30%offとなっております。

九月に入るとお茶会やご友人とのお食事会、観劇などと、暑い夏には
動くことができなかった分活動的になります。
そんな時のお着物や帯はいかがですか。

この度は、お仕立て付きと言うことで、単衣、袷もさせて頂きます。
訪問着や付け下げ、江戸小紋などはこの機会にぜひお求めくださいませ。

※袷の場合は、八掛のお色が必要となります。
ご相談の上、対処させて頂きます。必要ならば本品と八掛の見本長を
お送りいたします。その中からお選びください。
お任せいただけるのならばそれでもかまいません。

【江戸小紋・家内安全柄】

上品なお色の紫ですので主張しすぎずお召しになる事ができます。

こちらの証紙も貼ってございます。
正真正銘の江戸小紋です。
最近は、シルクスクリーンなどで綺麗に江戸小紋らしきものが多々出ています。
本来は、「江戸小紋」という名称は特許庁で地域商標を取得していますので
美濃の型紙を使用して、東京で染めたものしか
「江戸小紋」という名称が使用
できません。


こちらの袋帯で合わせたらいかがですか。
【吉村織物謹製】備長炭染 全通 《袷・単衣のスリーシーズン特集》

玄人好みの上質なお品を作る帯屋さんとして有名で、備長炭を細かく砕き
混合液として先染めいたしました。柔らかさと“こく”のある色彩がひと味
違う『上質』を漂わせています。羅織物に見られる独特の「よろけ模様」を
二重だてにして織上げ、幻想的な帯の表情を作り上げました。総通しの全通
ですので、お太鼓の部分を気にしなくてすむ安心なお品で、軽くて、しなや
かな締め心地です。 カジュアルな訪問着、付下げ、江戸小紋や小紋など、
幅広いコーディネートでお楽しみ頂けます。

【浅山織物謹製】「蘭奢待」です

クジャクの羽をイメージした柄と唐草文様を調和させ銀糸を折り込んで
施されて華やかさを表現しています。

お茶席向きの袋帯を合わせますとこちらはいかがですか。

【洛陽織物 謹製】 「輪(リン)・粋の極み」


白地にグレーでおめでたい松竹梅をお洒落に粋に変形させて施してございます。
お茶席に適している袋帯と思います。
これからのちょっとしたお茶会から、正式なお茶席までお締め頂ける重宝する
袋帯です。

 

きものむらたや 

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着物を次の世代の方へ~新企画~

投稿日:

最近、私共の地域では新しいものを買うより、昔のものを何とか利用できないか
とお考えになる方が増えてきています。古くても良いものは沢山ございます。
そこで弊社は、10年前からリフォームに力を入れはじめました。
実のところ、レンタルも考えたことはございますが、呉服屋としての本質から
かけ離れてしまう気がして、色々と葛藤した上で出した答えが、きものを売る
だけでなく、お客様のご希望
に副えるよう何か所かの悉皆専門業者さんと取引
してその方に合ったきもののお色の染め替えや選び方を一緒に考える・・・
というスタンスでやってまいりました。おかげさまで、嫁いでから20年になり
ますが、私自身勉強をさせて頂いたと思ってます。

きものは、奥が深く又、絶えず進歩していてシミ落としなど、落とせないもの
はないくらいのレベルまで行きついていると思います。しかし、まだまだ進歩
は続くと思います。だからこそ毎日が勉強だと思い、経験を大切にして知識を
増やしていくつもりです。「お客様からのお預かりの羽織です」

こちらは、染め替えてお仕立て直しをして羽織にします。
こちらは、白場を残して欲しいとのご要望でしたので、巻きぼかしで
させて頂きました。↓

お嬢様にお譲りになられると言うことで、お色を地味目に致しました。

「こちらは、染帯です」

オレンジというお色が気になって締めれないと言うことですので
柄を伏せて、一色掛けました。↓

こちらなら永く締められるとおっしゃられお喜びになられました。


むらたやは、在庫を持ちいつお客様がいらしても対応出来るよう品揃えは
万全を期しているつもりです。よって、年数によっては難が出てくるき着物も
ございます。いつまでも寝かしておいても仕方がないですので、この様な企画を
考えました。(振袖)
欲しい方や安くレンタルされたい方にご提供させて頂く企画です。

この企画は、私の娘の同級生のお母さまからの持ち込み企画です。↓

そのお母様は、美容師で長女さんもお手伝いをして頑張っていらっしゃいます。
着付けはお母さま、ヘアーとメイクはお嬢様の担当で今風の髪型や個性のある
髪型にして下さいます。(何度か打ち合わせあり)

着物は、むらたやがこの際見切ってお出しします。

沢山の中から選ぶのも良いですが(200着や300着)、プロが選んだしっかり
とした商品の中から選ぶのは一番の早道で間違いございません。
かと言って10枚や20枚程度ではございませんのでご安心を・・・・・・

こちらは、定番中の定番赤の地色に熨斗の柄、柄が絞りを使っています。

こちらは、訪問着と袋帯です。

訪問着はこちらより
袋帯はこちらより

多くのファンを持つ、「白綾苑大庭」の六通の高級袋帯を合わせています。
軽くて締めやすく、丈夫で長く愛用して頂け尚且つ困った時に頼りになる帯です。
きものによって、なかなかピンとこない帯合わせの時にこちらを合わされると
どのようなお着物にでものせ易く合わせやすい重宝する帯です。
大胆で鮮やかな色使いですが、「彩美色紙文」の名のごとく色紙の中に四季折々
の草花の柄を配置し、流行にとらわれない古典柄ですので安心してお締め頂け
ます。

こちらは、私がお薦めの袋帯です。↓

晴れの場所:結婚式や披露宴のお呼ばれや結納と色々とお締め頂けます。

きものむらたや 

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TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

 

60代のお着物事情~お茶席にお薦めの着物と帯~

投稿日:

譲り受けた着物と帯を使ってお茶のお稽古をされている方が多いです。
ただ、お母様と雰囲気や似合うお色が違うのにお母様のお着物を無理やり
着てお稽古される方も多いです。それも一つの手ですので、あるのならば
着た方が絶対に良いと思います。
しかし、時代もありますので「そのままで」友人とのお食事会などは
「センス」を問われますのでそんな時は、安くてもご自身に合ったきものと
帯を選ぶのが良いと思います。

今、お薦めの名古屋帯です。
九寸名古屋帯(西陣織)【藤原織物謹製】「紹巴 正倉院草花文 六通」

紹巴という、しなやかな帯地でチョコレート色の地色となっています。
華やかなムードで立湧きの唐草の中に華文を施しお締め頂く時期を考えずに
重宝する一品となっております。ワンランク上の帯姿を楽しみたいお方に
ぴったりです。 品格のある柄ですので、お茶席やお稽古事、観劇、など…
またパーティーなど様々なお席にお使い頂けます。

こちらの帯でしたら、淡いお色の小紋などに合わせやすいです。
例えば、こちらはいかがですか?


正絹小紋 高級京友禅染 [とび柄七宝・ライトブルーグレー色]
七宝の柄で上品に優しい雰囲気に仕上げてございますので、普段使いから
気軽なお茶席までお召しいただけます。


正絹小紋 京染め[紋意匠に飛び柄華文]お茶席にコンサート・観劇に洒落袋や
格高い名古屋帯でどうぞ
金の縁取りに白色の古典文様の柄を飛び柄として品良く配置しています。
地色はまさに品格を感じさせる淡いクリーム色。都会的なセンスあふれる
高級小紋です。

どちらも淡いお色ですので【藤原織物】の名古屋帯にはぴったりです。
どちらも年代を問わないお品となっておりますので長くご愛用して頂けると
思います。

とび柄小紋ですので、袋帯をお締め頂くこともできます。
その時は、こちらの帯はいかがですか?

西陣織袋帯 【吉村織物謹製】備長炭染 全通
《袷・単衣のスリーシーズン特集》

こちらですと、おしゃれ感も出て楽しく着物がお召し頂けると思います。
単衣時期になかなか帯を探すのが大変とおっしゃられる方には重宝します。

帯は先取りという事で、6月の単衣は、絽を締めて、9月の帯に悩みます。
生地が暑すぎると涼しく感じませんし、単衣の着物に合わせにくいです。
そんな時の帯です。もちろん袷にお締め頂いても大丈夫ですので長く締め
られて便利です。
他にと言えば、

西陣織袋帯 【高島織物 謹製】鎖美織全通 普段におしゃれにと重宝します

 

裏地はグレーで表は鎖美の織と流水ぼかしが施されています。
袷のお着物はもちろんですが、単衣のお着物にもお締め頂けます。
5月ごろから6月にかけての単衣時期には軽くて締めやすく重宝します。
しかし、元々袷用ですので、できれば9月からの単衣時期から5月の袷時期に
お締めいただくほうが良いと思います。

西陣織袋帯【にんな織物謹製】「有職唐花・濃茶 ・おしゃれ袋帯・六通」

 

こちらもメリハリがあってこれからの季節には合う帯と思います。
洒落感のある付け下げや無地、江戸小紋やとび柄小紋、紬などおしゃれな
着物に合わせてほしいです。

◇お嫁入りの時に持参した着物と帯

今は、お持ちのお着物を何とかしたいと言うお声を最近よく耳にします。
それだけ思い入れのあるお着物ですし、ご両親が作ってくれたから・・・
とおっしゃいます。

今の60代~70代の方がお嫁入りの時には、沢山のお着物をお持ちに
なって嫁がれた時代とお聞きします。その方々が今やっと自由になって
『着付けでも習おうかしら。』というお気持ちになられたみたいです。
私共呉服屋としては、有り難い事と思います。

そこで、お客様はご自分のお着物を何とかしたいと思ってらっしゃいます。
勿論、私共からすれば新しいお着物を買って頂きたいと思いますが、呉服屋
の観点からしたら・・・やはり お客様の思いを尊重しお持ちのお着物を
染め替え・仕立て直しをして再生して思い出と一緒に着用して頂く。
とにかく着物を着て楽しんで頂くことが大切だと思っています。

それからお付き合いが始まり・・・何かの時にお役にたてれればと考えて
おります。

又、私共も勉強してお客様にきものとは・・・とお伝えできるようになら
なければ、本当の呉服屋にはなれないと思います。

少しずつですが、ブログにも書いて記憶に残していき、地元のお客様に喜んで
頂ける呉服屋を目指していきたいと思ってます。

京友禅染高級小紋[橘桐菊文様]お茶席や新年会、初釜や弾き初めなど
おめでたい場にどうぞ

高級訪問着 正絹[絞りの世界] 結納やお茶席やご結婚の決まった際に持た
せてあげられる一品

【京都手描友禅 つけさげ小紋】


友禅・・・・
模様を筆で彩色する。防染して刷毛で引き染めする。江戸時代初期
宮崎友禅斎によって始められました。産地は、京都・加賀・東京・十日町など。

【東京染め小紋(江戸小紋)・家内安全柄】


江戸小紋・・・・
もともと小さいもよう言う意味。江戸時代に武士の裃の柄が変化したものです。
色は一色、遠くから見ると無地染めにみえます。

辻ケ花・・・・

桃山時代を中心に染められていました。その後絶えてしまった幻の染めです。
絞りを主体にした染めで箔や刺繍も加わり現代の染めとして復元しました。

紅型・・・・


沖縄で染められた型染。模様や色彩は南国にふさわしく鮮やかな独特な
タッチです。

更紗・・・・(古渡更紗)

更紗・・・・・(江戸更紗)

桃山時代にインドから渡来。ジャワ・ペルシャ・シャムなどはそれぞれ
違うムードがありま使用す。

絞り・・・・

鹿の子絞り・一目絞り・帽子絞りなど様々な技法があります。
大変手間がかかり、豪華でよく振袖にも使用されます。

草木染・・・・

合成化学染料に対して草木の天然の染料による染めで、化学染料
では出せない味があります。

【お薦めの袋帯】
今からですと、気軽に締められる袋帯などをご用意されて9月のお茶会に
供えてはいかがですか。

むらたやの本日のお薦めの袋帯です。

備長炭を細かく砕き混合液として先染めいたしました。柔らかさと“こく”の
ある色彩がひと味違う『上質』を漂わせています。羅織物に見られる独特の
「よろけ模様」を二重だてにして織上げ、幻想的な帯の表情を作り上げました。
総通しの全通ですので、お太鼓の部分を気にせずお締め頂けるのでお薦めです。


【高島織物 謹製】鎖美織全通金白 普段におしゃれにと重宝します。

 

きものむらたや 

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