お茶席の着物と帯

投稿日:

 

◇初めて着物に挑戦する方におすすめ

ご友人とのお茶会やお稽古などで初めて着物をお召しになる場合、小紋が
おすすめです。
小紋とは普段着からちょっとした食事会など、セミフォーマルな場にまで
対応可能な着物です。
染め柄も多種多様で、お好みの染め柄をお選びになることが可能です。
その小紋の中でも、伝統と職人の粋が光る「江戸小紋」はいかがでしょうか。
江戸小紋とは、非常に精緻な模様が特徴の着物です。

→江戸小紋の魅力はこちらから

 

こちらの型(家内安全)に左下のお色で染めますと右のような色になります。

(染めたお色の半分のお色の見え方となります。)

遠目からは無地に見え、着物全体の色合いを。近くでは職人の技だから
こそためせる、精緻でおしゃれな模様を。一つの小紋で何度でも粋を感
じることができます。

≪格のある名古屋帯≫

帯もご一緒にお選びになるなら、名古屋帯がおすすめです。

[となみ織物 謹製 ]

[河合美術織物 謹製]

こちらのような名古屋帯をお締め頂くとお茶席に観劇にと色々な場面で
重宝します。


≪気軽におしゃれに≫

西陣織九寸名古屋帯【山田織物謹製】はいかがですか。

[山田織物 謹製]

[山田織物 謹製]


基本名古屋帯はカジュアルな場面に適した帯ですので、お太鼓は一重で
結びます。
お太鼓の部分の調整が効くのは六通でお太鼓柄は(お太鼓の部分にのみ
柄あり)出る柄の位置が決まっていますので締めにくいとおっしゃられ
る方が多いようです。

しかしこれも慣れというもので、ご自身のお持ちのお太鼓柄の名古屋帯
ならどの程度の長さを手にして締めると丁度良い位置にお太鼓がきてく
れるということが分かってきます。そうなると楽しいですよ。

≪お太鼓柄の名古屋帯≫

西陣織九寸名古屋帯
【小森織物 謹製】

[小森の帯]

[お太鼓の部分]

こちらは、一見お太鼓柄には見えません。お太鼓を作ってみると良く分かり
ます。お太鼓の部分だけ多少ひと工夫ございます。
お客さまのために仕立てられた江戸小紋と名古屋帯で、粋をお楽しみください。

 


◇初めてのお茶席の着物と帯

お茶を初めて習う方、または初めてお茶会に出掛ける方にお薦めするお着物は、一つ紋付きの色無地です。
こちらは、帯を替えることで様々なお茶会に着られます。

≪格のあるお茶会:袋帯≫
訪問着や付け下げ、紋付色無地に袋帯をお締め下さい。
お薦めの袋帯です。

[となみ織物 謹製 ]

[加納幸謹製]

[西陣まいづる謹製]

[帯清謹製]

 

≪格のあるお茶会:付け下げ≫

[高級付け下げ・正絹未仕立て]

[高級付け下げ・未仕立て松波]

≪親しい方だけのお茶会≫

小紋やお召し、紬(シャリ感のない)などお召し頂けます。
こちらは、普段使いもできるため、お稽古やお食事会など
ご友人との集まる場にお召いただけるため重宝します。

気軽なお茶会でしたらこちらの小紋に名古屋帯を合わせてください。
格のある名古屋帯をお締め頂くと着用範囲が広がります。

 

[西陣お召し・雪輪重ね文様]

[京染め小紋・唐織紋意匠に葵文様]

お稽古など、お手頃で気軽にといわれる方にお薦めの小紋です。
名古屋帯でどうぞ。

 


江戸小紋でしたら袋帯でも名古屋帯で合わされても大丈夫です。 とび柄小紋は、しゃれ袋や格の高い名古屋帯をお薦めします。
江戸更紗は、おしゃれにお召いただけます。流れるような小紋は、上品にお召しになってください。
どちらも“”格のある袋帯“しゃれ袋帯”や“
格のある名古屋帯”をお締め頂けます。
西陣お召は、風合いも柔らかく、格高く無地としてお召しいただけます。
とび柄小紋でも本当小さな柄付ならば、遠目から無地として見えますので重宝します。
こちらも格の高い名古屋帯や袋帯を合わせてお締め下さい。

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お気軽にこちら迄お問合せ下さい↓↓↓

着物と季節について

投稿日:
◇着物と季節の決まり事

[袷]   透けない反物に裏地(胴裏・八掛)を付けて仕立てます。          ( 10月~5月)

[単衣]  袷用の透けない反物に裏を付けずに仕立てたものを言います。          (6月と9月)

[夏物]  絽や紗といった透けるもの麻といった夏物の反物に裏をつけずに仕立てます。 (7月と8月)

基本は、このようになっておりますが、最近は温暖化のためか季節感がなくなってきています。

春の良い日に寒かったり暑かったりとその日によって変わりますのでお召しになる着物に悩みます。
お茶会や結婚式ご出席などの格や参加されるメンバー内で統一の決まりごとがある場合を除いては、

お天気や行動する場所によって判断する方が良いかと思います。

その方がお召しになる方にとっても良いですし、端から見ていても気持ちがいいです。
ただ、春に夏物はまだ早いかと思いますのでご注意ください。

この辺りが悩むところではないでしょうか。

 

≪これからの季節に良い単衣向きの小紋≫

 

[東京染め小紋・貞子好みより]

[京染め小紋紋意匠に吉祥文様]

 

[京染め・紋意匠に蛍ぼかし]

[京染めとび柄小紋・薄クリーム色]

≪単衣の着物に合わせる名古屋帯≫

 

[大光織物謹製・伊勢型紙浪漫全通]

[山田織物謹製・三彩織格子柄・総柄]

透け感のある薄い織り地ですので春ごろからお締め頂けます。単彩ですので着物にあわせやすいです。
涼しそうな印象になりますので、濃いめのお色の小紋などに合わせても清涼感は感じられます。
これからのシーズンには最適な名古屋帯です。
汗ばむ季節ほど軽い帯をと思われる方には最適です。

 

[山田織物謹製・校倉裂さがら段文]

[山田織物謹製・院蔵特殊織裂・総柄]

左は、お洒落にお稽古にと気軽にお締め頂き  右は、格式のある柄ですので
「無地」「江戸小紋」「とび柄小紋」などにお締め頂きお茶席やちょっとし
たお出かけに重宝します。

 

 

≪単衣時期に向く袋帯≫

 

 

[吉村織物謹製・綾羅織]

[吉村織物謹製・綾羅織 全通]

スリーシーズン向けの袋帯です。礼装というよりおしゃれな感じで合わせて下さい。
お洒落な付け下げ、江戸小紋、とび柄小紋などにどうぞ。

[弥栄織物謹製 更紗丸華文・スリーシーズン袋帯]

[弥栄織物謹製 市松花立湧・スリーシーズン袋帯]

古典柄だけでなく、様々な染織り作品を手掛けて、独自にアレンジすることを得意としている西陣織メーカーの弥栄織物さんの袋帯です。
モダンで上品で軽量の袋帯ですので気軽に、改まったお席にもと きもの愛好家からも評判です。
こちらは、スリーシーズン向けの袋帯となっておりますので、特に軽く締めやすい袋帯です。略礼装やおしゃれな感じで合わせて下さい。
付け下げ、江戸小紋、とび柄小紋などにどうぞ。
気になる商品がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ

急場しのぎのお手入れとお茶席お薦めの帯

投稿日:

昨日は、「着物の収納」と「着用後のお手入れ」についてお話ししました。

本日は、急場のお手入れ方法についてです。

例えば、飲み物が着物に付着したら?
飲食を伴う会では在りがちなことと思います。
1.直ちに糊けのない白い綿ガーゼ(ハンカチ)で水分を取り除きます。
2.少し水分を含ませた別の布で軽く押さえて写し取ります。
この二点だけはしておきましょう。

次に食べ物が着物に付着したら?
1.同じく白い綿ガーゼ(ハンカチ)で食べこぼしを取り除きます。
2.少し水分を含ませた別の布で軽く押さえて写し取ります。

※ お手入れの注意点として
とにかく「こすらない」「強く叩かない」「強くつままない」です。
どんな汚れでも完璧に取り切れる訳ではございません。
取りあえずの応急処置をされて、終わってから早めに専門店へご相談ください。

※ おしぼり等は使用しないで下さい。
それは、営業用おしぼりには、薬品(塩素系漂白剤)が含まれていることが
ございますので着物のお色を脱色させる可能性がございます。

何人もの方がこすられたり、(それもおしぼりで)叩いたりして持ってこられた
着物をみております。

披露宴などで、着物にこぼすと必ずおしぼりをすぐ持ってきてくださいます。
それだけならまだ良いのですが、こすってこすってこすりあげて生地を傷め
しまうのです。
パールトーン加工済みでしたのに生地から傷めたので直すのにいくらかの金額が
発生しました。もしふき取る程度でしたらパールトーンでアフターサービスで
落とせたかもしれません。

ミニ知識として頭の片隅にでも入れておいてくださいませ。

【お茶席向きの着物】

着物は、坂井教人作「かたくり」をモチーフに生地に織り込んであり
無地付け下げのような感じです。

袋帯は名物裂の帯です。一見地味目になりますが、着物を明るめにすると
帯も引き立ち良い感じになると思います。

名物裂ですので、出してあるところが変われば印象も変わります。
お薦め訪問着と袋帯

お薦め袋帯

左  : 特選西陣織袋帯【加納幸謹製】「バチカンⅡ」
中央左: 特選西陣織袋帯【藤原謹製】「正倉院文様尽くし」
中央右: 特選西陣織袋帯【山城機業店謹製】「寿宝尽くし段文」
右  : 特選西陣織袋帯【都 謹製】「松華飾文・六通」

三つとも同じ帯です。出すところによってイメージも変わります。
そして、サイトに載っている写真は、光沢があるように見えますが
質感はこちらの写真が近いと思います。
“きものむらたや”サイトの写真

こちらは、《雁金百撰》
錦絵・摺者・絵本・肉筆画など様々なジャンルに渡り作画した
不世出の天才絵師“葛飾北斎”が残したお手本を基に創作した帯です。
名は「北斎上代佐賀」

 

こちらクラスになると、正式なお茶会にお締め頂ける上品な袋帯です。
特にお薦め致します。

詳しくは、ショッピングサイトのページをご覧ください→こちらです

只今、セール中につきお買い求めやすくなっております。
併せて他もご覧くださいませ。

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これからの季節着物を着てお手入れ(クリーニング)に出される方が
多いと思います。そんな方の為に
きものむらたやのLINE公式アカウントポイント付与付きQRコードが
ございます。そちらをお支払いの時に着物と帯、襦袢をクリーニングに出されてお支払いされた数だけポイントがたまります。

10枚たまれば1枚丸洗いがサービスとなります。
※着物と帯どちらを買われても1ポイント付きます。
そんな特典を付けて沢山の方に気軽に着物を着て頂く企画を始めました
注)有効期限1年です。

商品についてのお問い合わせは下記の所からもご連絡いただけます

ご利用くださいませ

お薦めの袋帯

投稿日:

明日からショッピングサイト並びに店舗にてセールを実施いたします。
サイトと店舗が同時にというのは、初めてです。

店舗 むらたやには、サイトに出していない商品もございます。
それと同時にサイトに出してある商品も出しております。

今回は、ショッピングサイトに出せない袋帯のご紹介です。

こちらは、令和を記念して作られた袋帯です。

上下とも一本の帯です。
どちらを手先にしても良いように作られています。

一つは、宝尽くしで色々な柄が施されています。

反対からだとこちらがお太鼓になります。

裏は、洒落ています。

箱付きです。

こちらの素敵な帯の活用方法として、
お若い時は、宝尽くしの方をお太鼓にして出してください。

「そろそろ帯を買い替えたいわ。」と思われた時、反対の松の柄をお使いに
なられるというのも一つの方法です。

逆にお婆様が先に「松」の方をお使いになられて、お孫様にお譲りになる
と言うこともできます。

何代もお使いになられる帯です。

だからと言って、着物に合わせてその都度宝尽くしにされたり、松の柄に
されたりすると、お太鼓の部分が折り目がついてますのであまりよくないかと
思います。お譲りになられる時にプレス加工、もしくはもう一度お仕立て直さ
れるときれいになりますので、大丈夫です。

その時、折り目の程度をご覧になられて、「このくらいなら気にならないわ。」
そうおっしゃられる方には、大丈夫です。二度おいしいこちらの袋帯を活用
して下さい。

詳しいことがお知りになりたい方はこちらから。もしくはお電話で。
お問い合わせくださいませ。

【お薦めセール商品】
袋帯50%off(むらたや価格より)超特価です。

特選西陣織袋帯【河村織物謹製】「本手織りの逸品」


正式なお茶席や結婚式など格のあるお着物にあわせてください。
上品に、着姿を表現してくれます。

特選西陣織袋帯【河合美術織物謹製】「華能衣・六通」

こちらもお茶席や結婚式に格のある着物でお締め下さい。

特選西陣織袋帯【川上織物謹製】「葛飾北斎図案・高級手織り・佐賀錦帯」

付下げや江戸小紋にどうぞ。

特選西陣織袋帯【藤原謹製】「正倉院文様尽くし」

こちらも、結婚式やお茶席にどうぞ。

西陣織袋帯【京藝謹製】「鞠に華文と四季の花」

礼装、略礼装に合わせられます。
紋付の無地に合わせるとお色は、概ねどのお色を持ってきても
この帯には合うと思います。

明日からの、催事色々とございます。
是非、ご覧くださいませ。

単衣向きお薦めの帯~セール品~

投稿日:

【袋帯】

西陣織袋帯【弥栄織物謹製】「更紗丸華文・スリーシーズン袋帯」

帯地は軽くてしなやかな風合いですので、締めやすく、重さを
まったく感じさせません。柄も更紗の創作文様となっておりますので
年齢は問いません。6月・9月の単衣時期には最適です。
又、袷時期でもまだまだ暑い日には宜しいかと思います。

正絹西陣織袋帯 【高島織物 謹製】鎖美織全通

鎖美織全通柄のおしゃれな袋帯です。裏地はグレーで表は鎖美の織と
流水ぼかしが施されています。袷のお着物はもちろんですが、単衣の
お着物にもお締め頂けます。五月ごろから六月にかけての単衣時期には
軽くて締めやすく重宝します。普段からおしゃれに粋にお召いただけます。

 

特選西陣織袋帯 人間国宝・大場松魚の世界【となみ織物謹製】
「平文花鳥段重」

空想上の鳥とされている鳥たちが織り込まれていて段重ね中に金・銀と
優しいグリーン色と気品あるパープルの糸でそれぞれの文様を施しています。

こちらは、単衣向きとは言えませんが、九月から五月までお締め頂けます。
訪問着はもちろんのこと。結婚式でお召しになる黒留袖などにはこちらの帯を
お締め頂いて格高く上品にされてください。

こちらは、お茶席にお薦めの袋帯です。

正絹西陣織袋帯 【洛陽織物 謹製】 「輪(リン)・粋の極み」

白地にグレーでおめでたい松竹梅をお洒落に粋に変形させて施してございます。
菱の形を基本に松・竹・梅他の柄を菱の形になるように描き落ち着いた雰囲気
を持つ帯です。
お茶席に大変重宝する袋帯です。

 

 

【名古屋帯】

九寸名古屋帯(正絹)【帯屋捨松謹製】「唐花華文・薄黄色・お太鼓柄」

サラリと明るく上品な薄黄色の帯地。柄には「唐花華文」と表題されました。
さらっとした素材、計算され尽くした色彩が、奥行きのある柄感をかもし出
しています。

特選西陣織九寸名古屋帯【白綾苑大庭謹製】「源氏香に秋草文様」

白綾苑大庭の九寸名古屋帯は、名古屋帯といえど重厚な感じを受けます。
柄は源氏香と秋草で9月の単衣からお締め頂ける名古屋帯です。
しゃれ感もあり流行に左右されない古典柄ですので長くお締め頂けると
きもの通のお客様からも定評があります。
帯あわせのむずかしい、加賀友禅のきものや、東京染江戸小紋などに
対応してくれる、まさに上質な一品です。

 

単衣の着物に合わせる軽い袋帯

投稿日:

【衣替え】

四季にあわせて衣服を着替える習慣は、はるか昔の平安時代に始まります。

生活様式が変わった今日では、体調に合わせて衣服を考える等々。

衣替えの習慣はあるもののその定義が変わってきているように思えます。

お茶会や伝統を重んじる主旨の会等では、更衣のしきたりを心得る事は

大切だと思います。

十月から五月中は袷の着物で、六月からは単衣仕立の着物になり、

七月・八月は薄物とよばれる 絽や紗、麻等の盛夏の生地の着物を着ます。

帯も夏用の 絽・紗・羅 のように 単衣の帯を用います。

九月は六月と同様に単衣仕立ての着物に夏帯です。

帯は先取りと言われ、六月の単衣は夏帯で、九月の単衣の着物には

袷用の帯をしめるとも言われています。

その時に注意して頂きたいのは、着物の雰囲気をみて合わせてください。

軽い雰囲気の着物に重い雰囲気の帯では合いません。

温暖化の今日では、趣味の会や個人的な集まりには

六月一日を待たずとも単衣仕立てを着用します。

現代なら五月中旬から夏帯を締めても構わないと

思います。とはいえ なかなかその勇気もない場合は

最近スリーシーズン用の軽い帯もございますので、そちらをお薦めします。

西陣織袋帯【弥栄織物謹製】「市松花立湧・スリーシーズン袋帯」
お茶席・お稽古・観劇向き

西陣織袋帯【弥栄織物謹製】「更紗丸華文・スリーシーズン袋帯」
お茶会・お稽古・観劇や同窓会の会食に

西陣織袋帯【弥栄織物謹製】「更紗華裂文・スリーシーズンの袋帯」
お茶席・お稽古・観劇向き

 

昔は四季と言うものを重んじるほど、春夏秋冬がはっきりしていましたので

あまり悩まずすんでいたと思います。

今は、ご自分の体調や天気を考えてお着物を選んで着てください。

『六月に薄い雰囲気の衣単衣が良いわ。』という方には

紗袷をお薦めします。薄物を二枚重ねて仕立てますから

六月九月に着ます。紗は糸が少ない軽い生地ですので

二枚重ねると生地が揺れ、モアレがでて清涼感を

誘います。大変贅沢なお着物といえるでしょう。

 

少し早いですが、夏の着物をご紹介します。
こちらは、絽の無地です。
落ち着いたお色ですので、お茶席には重宝します。
帯は、夏の袋帯です。
こちらは、6月くらいからお締め頂けます。

 

こちらは、絽の付け下げです。
大人しめな柄付です。
ブルーがかった淡いグレーで帯を描いた柄と帯締めを描いた柄が調和して
いる上品な付け下げとなっております。
訪問着より気軽にお召しいただくことができ、よそゆきから準礼装まで
対応ができる着用範囲の広いお着物です。格の高い袋帯をお締め頂いたり
すると色々な場での活躍がされ重宝致します。

 

令和元年のSALEを企画しております。予定では、15日ころから催せればと
考えています。

その時は、是非“きものむらたや”をお願い致します。

50代からの着物選び

投稿日:

令和最初のブログ第一弾は

50代からのお着物えらびです。

子育てから解放、または少し余裕が出てきたから趣味で。

はたまた、着物があるから何かしようかしら。

などなど理由は様々ですが、お茶に興味を抱きお稽古を始める方が

増えてきているのは確かです。

私どもの所でさえ、着付けから茶道の道へ入られる方がいらっしゃいます。

だからこそ、この年代からのお着物探しにお手伝いをさせて頂きたいと思い

令和元年5月1日のブログはこのお題にしようと決めていました。

50代からとひとえに言っても色々といらっしゃいます。

昔と違って皆様お若いです。そしておきれいです。見た目もですが、気持ちも

お若く明るいですのでお着物選びも楽しいですよ。

本日のお薦めは、

こちらはいかがでしょうか
正絹小紋 京染め[唐花文・パステルグレー色]

グレーというお色は大変お茶席に向くお色です。
かといって、濃すぎたり暗めのグレーですと地味になりがちです。
こちらでしたら、明るいイメージでお召し頂けます。
流れるように施された唐華は、地色と調和して主張していません。
ですから、お茶席に、お稽古に、ご友人との会食にと気軽に着て頂ける
そんな小紋です。

こちらは、無地付け下げに袋帯です。

無地付け下げは、「かたくり」をモチーフにされている、
鎌倉の友禅作家 坂井教人先生の作品です。
(こちらは、ネットには出しておりません。)
袋帯は、特選西陣織袋帯【服部織物謹製】
「手織・こはく錦製造織元・立浪四季花丸文様」です。
結婚式のお着物やお茶席のお着物。無地、付け下げ、訪問着
そして黒留袖にも合わせられます。
※無地付け下げが気になられる方は、お電話もしくはこちら から
ご連絡いただければ、お返事させて頂きます。

こちらは、東京染め小紋~貞子好み~です

全体的にベージュで柄は格子のようになっています。
オシャレに粋にお召しになられたい方にはお薦めです。
古典調とは少し離れた感じですが、江戸小紋染の技術で染められています。
型紙が工夫されているだけです。

本物の江戸小紋は、美濃の型紙を使って東京で染めたもの(伝統工芸士)
を江戸小紋といいます。

上の東京染め小紋は、東京で伝統工芸士が染めたものには違いありません。
“きものむらたや”がいつもお願いしている江戸小紋染のメーカーにお願い
をしてそのメーカーのオリジナルの~貞子好み~というブランドから
選んで染めて頂きました。

こちらは、正絹小紋 秋月洋子監修 [格子柄・ライトピンク色]

滑かな格子をあしらっていて、一見、洋?のように感じさせる雰囲気は
正に気軽に着て出かけられる。そんな小紋です。定規で引いたような線で
はないので、型ぐるしい感じがいたしません。
勿論、お茶会に着用できます。また、観劇やご友人とのお食事会など
多岐にわたる活用方法がありますので重宝致します。

お薦めの袋帯です。
正絹西陣織袋帯 【吉村織物謹製 】 全通 、袷はもちろん単衣時期にも
重宝する帯です。

「綾羅織」と題された独特なよろけ模様を織り上げた帯です。
軽やかな風合いは、単衣の時期にも重宝して頂けます。 意匠は銀色の地に
淡い桃色の横段柄です。その中は細かい市松模様になっていますので、 シンプル
且つモダンな表情の意匠なので、飽きのこないオシャレな袋帯に仕上がりました。 オシャレな訪問着や付下げ・色無地にそしてとび柄小紋などに合わせて頂けます。観劇、コンサート、お茶会など様々なシーンでご着用できます。

上の三反の小紋でしたらどれでも合いますよ。

「小紋だからやはり名古屋帯がいいわ。」とおっしゃられる方に
こちらはいかがですか。
西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「三色段に桜・全通」

お茶席やご友人とのお食事会、そしてお稽古など
気軽にお締め頂ける名古屋帯です。
桜の花模様ですが、昨今「さくら」は日本の花の象徴とされていますので
着用時期はあまり気にせずとも大丈夫です。

楽しんで着物lifeを満喫してください。

令和の時代は、また、着物に目を向けて下さる方が増えることを
期待しております。

平成最後の着物と帯のSALE

投稿日:

今日からGWです。

皆様、お出かけになられる方も多いと思います。
お客様で、すでに海外に出発された方もいらっしゃいます。

そうかと思えば、5月1日に新天皇ご即位そして令和となり
お嬢様が、そのお祝いの席のご案内状を頂いたという事で、
お母様が、急いで半襟と下着の襦袢と足袋、一応白の帯締め帯揚げと末広
のセットをお買い求めにいらっしゃいました。

今から、半襟を付けて送り出すとの事でした。

都会にお住いのお嬢様ですので、たまに着物を着てお食事会などを
催すみたいです。そうして日常にメリハリをつけられておいでです。

普段着は、手元に置いてるみたいですが、格の高い着物は実家に置いているので
その都度お母さまが送って差し上げてるようです。
何はともあれ、
このようなおめでたいお席にお招きされることは、まずありません。
「楽しんで」というべきか、「その場の雰囲気を味わって」といった方が良いのか
それは分かりませんが、
ただ、お嬢様の心からのお祝いがあれば良いのだと思います。

今日は、パーティー向きのお着物をご紹介します。
(叙勲を頂くときは色留でしょう。)
【訪問着】


【尾峨佐染繍】
世界中のあらゆる地域や民族に広く伝わっている歴史ある技法「刺繍」。
他の表現方法では決して真似できない立体感ある刺繍の美しさを創り上げ
着姿がより美しく、華やかになるように努力されているメーカーです。三大刺繍と称される「汕頭刺繍」・「蘇州刺繍」・「相良刺繍」をはじめ、刺子・金駒刺繍などを熟練した職人の手により作品が創り出されています。糸の光沢感と立体感を生み出し、着物になじむ柔らかな風合いは手刺繍でしか表現する事は出来ません。それを尾峨佐染繍は続けていかれています。

こちらの訪問着ですと、今からの時期や10月11月がお薦めの着用時期です。
しかし、おめでたい行事
お茶会、結婚式、入卒などはお薦め致します。

時期を区切ったのは、ブルー地と白場があり真冬では寒そうに感じられ
のではないかと感じたからです。お召しになる方が良いと思われれば
時期を問わない柄ですので大丈夫です。

【お薦めの袋帯】

特選西陣織袋帯 人間国宝・大場松魚の世界
【となみ織物謹製】「平文花鳥段重」
空想上の鳥とされている鳥が織り込まれていて段重ね中に金・銀と
優しいグリーン色と気品あるパープルの糸でそれぞれの文様を施して
います。名門「となみ織物」ならではの素晴らしい技術で上品な袋帯に
仕上がりますた。ここらクラスの帯でしたら訪問着だけでなく、黒留袖にも
お締め頂けます。

 


特選西陣織袋帯【となみ織物謹製】「織宝華柄」
訪問着や付け下げに合わせてお茶席に、パーティーにお締め頂けます。

地色はどんな色にも調和する、品格あるシルバーグレー色。
その上に名門「となみ織物」ならではの独特な花の柄をあしらっています。
その柄に使ってあるお色は様々な色合いの中にも落ち着いた色目をつかって
全体をまとめていますので、他では見ない独特な存在感のある袋帯に仕上が
りました。 着用年齢も幅広く、また観劇やパーティーなどいろいろな場所に
合わせて使っていただける最適な帯です。

この様に、色々と帯で変化します。
是非一度手に取ってご覧くださいませ。

平成の時代もあと少しです。
感謝の気持ちを込めて只今セール中です。

[お詫び]
本日気が付きました。全商品が何かしらのSALEとしたつもりでしたが
一部(付け下げ、訪問着)がセールとなっておりませんでした。
誠に申し訳ございませんでした。

これからの付け下げお薦め品~袋帯と名古屋帯

投稿日:

今回お薦めするきものは、付け下げです。

お色からいってもこれからの時期にはぴったりと思います。

淡いブルーグレーのお色に古典柄をあしらった付け下げです。
こちらは、単衣にされても十分お召いただけます。

袋帯:正絹西陣織袋帯 【洛陽織物 謹製】 「輪(リン)・粋の極み」
光沢のある白地にグレー系統のお色で松や梅、笹(竹)、菱を施してございます。
こちらは、お茶席に是非、お締め頂きたい袋帯です。

こちらの帯は、特選西陣織袋帯【小森織物謹製】「松・梅・紅葉に巻物柄・六通」
こちらもお茶席向きの袋帯です。
京の老舗[小森の帯]の帯で、松・紅葉・梅などの植物を豪華に施し、雲取りの中に、波・唐華唐草・鳳凰をあしらっています。全体的に優しい色使いですので上品に合わせることができます。

こちらは、名古屋帯で合わせてみました。

特選西陣織九寸名古屋帯【白綾苑大庭謹製】「扇面松竹梅・六通」

白綾苑大庭の九寸名古屋帯は、大変珍しいお品です。
名古屋帯といえど重厚な感じを受け、又、柄も松竹梅と菊や紅葉そして
霞などを施してあり扇面に青海波や花菱などの柄も帯の雰囲気に溶け込んで
いて格の高い名古屋帯になっています。

だからこそここらクラスの名古屋帯は、小紋はもちろんですが、付け下げ
色無地にも合わせられます。

締めやすく、使いやすく合わせやすい。そんな重宝する名古屋帯です。

こちらは、白綾苑大庭の帯のマークです。
ここの帯は、名古屋だろうが袋帯だろうが、必ず入っています。

次にお薦めするのが、単衣向きの小紋です。

近くで見るとこんな感じです。
紋意匠の生地ですので、光沢がありますが、かといって煌びやかな雰囲気
ではなく、正にこれからのお茶席に良い小紋となっております。

小紋といえど、遠目から見れば無地感に感じられます。
しゃれ袋で合わせても十分おしゃれにお召いただけます。

こんな感じに合わせると、お茶席にうってつけではないでしょうか。
メリハリも利いています。
帯は老舗の(有)華陽の袋帯です。上質な感じが東京染め小紋「貞子好み」の
きものに合っています。
※こちらの帯はまだサイトには載っておりません。
お問い合わせはこちら もしくは、お電話0856-22-0098までお問合せ
下さいませ。

只今、平成ありがとうSALEを行っております。
こちらから是非どうぞ↓

五月のお茶会

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新緑がまぶしい季節。

外での野点のお茶席が催される時期です。

そんな時のきものどうされますか?

季節に合った着物と帯にされると周りから高評価を頂けると

思います。

では、季節に合ったきものと帯?といえば、と聞き返したくなるかたも

おいでです。

時期的に、暑いのかどうか分からないのがひとつ。

季節に合うと言えば柄?生地?何をどうすればと悩まれる。

そんなこんなで迷う方が多いみたいです。

そこでむらたやがお薦めするのが、

【小紋】

京染め[紋意匠に飛び柄華文]


お色はアイボリーで五月の日差しを受けても涼し気に品よくお召いただけます。
シダの葉のような葉っぱを風車のように施してある華文は、金で縁取って有り
高級で上品に、主張せずお召いただけます。紋意匠生地で、都会感覚の小紋です。
お茶会、お稽古にと役に立ちます。

帯を合わせてみましょう。

【袋帯】
小紋の位置づけですので、本来は名古屋帯が宜しいかと思いますが、
とび柄小紋ですので、金銀箔の使っていないしゃれ袋でしたら合うと思います。

正絹西陣織袋帯 【田原大(京洛苑たはら)謹製】 「金唐」

淡いブルーグレーの地に唐草の柄を茶やグレー、金茶などの色糸で織り上げ
上品に仕上げてございます。

西陣織袋帯【織匠小平謹製】「変り七宝菊牡丹唐草」

変わり七宝を施した正統な帯に仕上がってます。
どちらの帯も帯締めで全体を締めたらグッとバランスが良くなると思います。

【名古屋帯】
九寸名古屋帯(正絹)【小森織物謹製】「有職柄七宝に若松菱 六通」

しなやかに織り上げられたオフホワイトをベースにした帯地。その中に細やかに七宝や若松菱を施し、おめでたいお席に良いお柄となっております。

着物と帯でメリハリをつけようと思えばこちらの帯はいかがですか?
九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「校倉裂さがら段文・濃茶色・六通」

生地の地模様には正倉院の校倉造りのデザインをモチーフにして、その間には
まるで帯締めを織り込んであるような別組織のストライプを配して、とても
モダンな間道模様の柄を作り上げました。 品格を持ちながら、創作性に富んだ
デザインとなっております。

次回は五月向きの付け下げをご紹介します。