これからの季節ですと寒染めをお薦めいたします。
寒の時に色を染めると発色も良く色が安定します。
黒もですが、色無地もそめてみたらいかがですか。
染からですと抜き紋が確実にできます。紋なきもほぼありませんし、
無地や喪服などを染めるのにこれからの季節が適していて良いというわけです。
紋なきとは・・・湿気や雨などにより紋がにじんだ状態をいいます。
ずっと入れっぱなしのきものは、なりがちです。少しでも風を通して差し上げると
違ってくると思います。
名水『柳の水』
利休の愛した名水の『柳の水』を使用して染めています。
こちらは、平安時代末期に崇徳院の御所があった所です。
そこには、清泉がり線の千利休が茶の湯に用い、そばの柳の木を
植えて日が差すのを避けたと伝えられています。
こちらの創業時(1870年)から 以来一度も枯れることなく
今も尚、お染・飲料水をして使用していらっしゃいます。
お気づきになられた時がご準備の時だと思います。
お家のお道具としてお考え下さい。
その時は、是非寒染めでお染頂けたらと思います。
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