七夕

投稿日:

明日は七夕ですが、あいにくの雨で天の川は見えそうにありません。
寂しいですね。

ところで、七夕を“たなばた”と読むのはなぜでしょう。
「たな」とは棚のことで、「はた」は機なのです。
七夕の夜 神を迎える為に、水上に棚づくりをしてその上で女性が機を織る
ことからきた言葉のようです。
しかも、それが七月七日の夕べの行事だったので『たなばた』に『七夕』の字
を当てたのです。
万葉集では、「織女」と書いて「たなばた」と読ませています。
新古今和歌集では、七夕となっています。

ともあれ、機(はた)を織る祀りからきたものですから、
七月七日は、夏のきものの日と言えるのではないでしょうか。

本日は、夏の着物をご紹介します。
言わずと知れた「小地谷ちぢみ」こちらが涼し気で良い感じです。

七夕の日の夕べに夕涼みで着られてたら素敵ですね。

帯は、普段使いの名古屋帯でおしゃれにどうぞ

“きものむらたや”に最近入荷したお仕立て上がりの名古屋帯をどうぞ

上の三点はお仕立て上がりの品です。一番目と三番目は西陣織名古屋帯です。
真ん中は、絽綴れとなっておりますが、証紙がございませんし綴れにしては
なんとお安いので、もしかしたら国産ではないかもしれません。
ただ、大変使い勝手のいいお品ですのでお薦めです。

無地の小地谷ちぢみですので、袋帯を合わせても宜しいかと思います。
その時は、こちらはいかがですか?


優しい色合いですので上品になります。ピンク系の小地谷ちぢみにも
濃いめのお色の小地谷ちぢみにも合います。

夏の名古屋帯です
併せている帯締めは、夏用帯締め五嶋紐です。

こちらの帯締めは、上の帯締めの色違いで紺色です

小物を替えるだけで雰囲気も変わります。

こちらは、麻の名古屋帯です。シンプルなお太鼓柄の帯ですが、
涼しさを感じることができる帯です。小地谷ちぢみに合わせてどうぞ。

 

夏の帯

投稿日:

6月ももう終わろうとしています。4月5月とお茶会やお稽古がなかなか
出来なかった方も多いと思います。

6月になりお稽古は始められている社中もあるようです。

先日、裄が短いから直して欲しいとお稽古帰りにその着物を着て来られました。
涼しそうなブルー紺のお色で同色少し濃いめで唐草が単調に施されているお着物
でした。合わせやすく着やすいのでお好きみたいですが、ただ、頂き物ですので
裄がかなり短い感じでしたのそれだけが気になってお直しということとなりまし
た。その後、クリーニングに出されるそうです。

来月からは、夏物だからです。

“きものむらたや”も夏物をサイトにアップすることにしました。
先日、写真撮りを終えた品がこちらです。

こちらは、袋帯です

夏<絽>・特選西陣織袋帯【京都イシハラ謹製】「厳島道長・六通」


夏・特選西陣織袋帯【大光織物謹製】「華唐草文様・六通」
お茶席向きの柄行です。夏のお茶事に是非どうぞ

私どももお仕立て上がりの帯がない訳ではございません。
しかし、殆どが未仕立ての帯です。
帯は「西陣織・博多織」帯芯は、「三河帯芯」仕立ては「国内」です。
先日、どうしても急ぎで夏帯が欲しいと言われお仕立て上がりの名古屋帯を
お薦めしたら喜んで頂きました。お仕立て上がりと言えど西陣織です。

着物も帯もですが本来はお仕立がつきものです。呉服屋に行くと何でもいつ
でもすぐ手に入る時代は既に終わっています。

しかし、寸法があまり関係のない帯でしたらお仕立て上がりの品もございます。
また、その方がお安いので喜ばれたりもします。

そちらをご紹介します。
お仕立て上がり九寸名古屋帯

夏・西陣織名古屋お仕立て上がり【京都イシハラ謹製】
帯地は、ほのかにアイボリー色で織ってあり、柄は幾何学文様ですので
気兼ねなく結ぶことができます。お稽古にどうぞ。

八寸名古屋帯

つづれのような織です。しかしながら西陣の証紙がございません。
西陣織ではないのかと思います。とうことで、目玉商品となっております。
結ばれるには何ら問題はございません。お色もおとなし目で上品です。

帯は先取りですので、今すぐにでも結べる帯です。
只今、SALEですのでこの機会に是非どうぞ。

 

単衣時期のお仕立て上がり名古屋帯

投稿日:

もう6月単衣の時期です

単衣の時期は短いですが、着用頻度を考えれば多い気がします。
今は、自粛で着用する機会も減っています。
だから、「今は要らないわ」とお考えの方も多いのも分かります。

コロナで大変な時期だからこそ、生き残りをかけて頑張っています。

だからこそ今6月1日より全品50%offを打ち出しました。

単衣向きの小紋、名古屋帯、袋帯と気軽に着られる着物から訪問着や付け下げ
と格式のある着物まで取り揃えてございます。

今、夏物は少ないですが半額となっておりますのでお求め安く喜んで頂ける価格
となっております。

夏の仕立てあがった名古屋帯もございます。
まだサイトにはあげてございませんが、何れ載せようと思います。
【お仕立て上がり名古屋帯】

まだまだ、まだまだ、夏物の名古屋帯や袋帯がございます。又アップします。
お問い合わせは下記からもできます。
又は、お電話で直接でも構いません。
きものむらたや のお問合せからでも構いません。

お茶席向き名古屋帯

投稿日:

少しずつですが、お客様のご要望が届いています。
一つ身(初めてのお孫様)や忙しくない時期に四つ身を決めておこう等。

3月、4月、5月の初めはさすがに厳しかったです。いまも完璧に戻った
わけではないですが、春のお茶席の時期にすべて自粛は本当に気分が
どよんでいました。

「仕立て屋さんに仕事を出さないと」という課題も残っています。
洗張りでも裄直しや身幅直しでもいいから仕事を取ってこないとと奮闘して
います。まだまだ、持ち直すのに時間がかかりますが、頑張っていきたいと
思います。

今日は、名古屋帯をご紹介いたします

特選西陣織九寸名古屋帯【白綾苑大庭謹製】

白綾苑大庭の九寸名古屋帯は、名古屋帯といえど重厚な感じを受けます。
全体は色紙の図柄の一部を切り取ってあるかのようにも見えますしお城の石垣
の部分に柄を施している様にも見受けられます。
合間に波や七宝などを施して上品に仕上げています。

特選西陣織八寸名古屋帯【安藤謹製】「市松に梅松柄・織成なごや」

織成(しょくせい)とは綴織の一つです。古くは正倉院に伝わる
「七条織成樹皮色袈裟」という裂地から再現された格式の高い技法です。
軽くてしなやかで、綴織に準ずる格式をそなえていますので、「お茶席
向きの装い」と言えます。

※現在西陣でこの技法で織れる方はただ一人で尚且つその方はご高齢の為、
いつの日か生産が途絶えてしまうこととなります。だから今現在希少価値の
高い織物になっています。

特選西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「九百佐賀錦・市松に四季の花」

「九百佐賀錦」と名をうつくらい華やかな感じの帯です。
帯自体とても軽く締めやすいですが柄は、大変重厚感があります。
お色を考えると、透けない単衣のお着物に合わせてはいかがですか?

特選西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「九百佐賀錦・唐華・六通」

「九百佐賀錦」と名をうつくらい華やかな感じの帯です。
綺麗な黄色のお色に唐華を施してあり、格高い名古屋帯となっております。

特選西陣織九寸名古屋帯【藤原織物謹製】「紹巴 ぶどう笹蔓文 六通」

紹巴という、しなやかな帯地に優雅なムードのあるぶどう笹蔓文で、
唐草と共に松・竹・梅・桜を感じさせるおめでたい柄を施してござい
ます。帯のお色がきれいですので今からの時期にはぴったりです。


織成名古屋帯について

投稿日:

【織成袋名古屋帯】
平織組織の紋織で綴れ織りの一種です。
本来、綴れ織りは緯畝の平織で、地を表す地緯糸を用いず、色緯糸を折り
返して織るためにハツリ孔を生じますが、織成は地緯糸と文様を表す色緯糸
の2種の緯糸を用いて交互に折るため緯畝やハツリ孔が見られません。
正倉院裂にもみられる技法です。

こちらの「織成」の技法で織れる方はご高齢で、今、おひとりしかいらっ
しゃらなくて(私が問屋さんからおききしたところ)、その方がお亡くなり
になられたらこの技法を受け継ぐ方がいらっしゃらないということで大変
貴重なお品となっております。


今“きものむらたや”にございますのはこちらの色合いの織成袋なごや帯
です。
明るめのお色が宜しければこちらもございます

こちらは、私共が買い求めなかったお品ですが、問屋さんに聞いてみる
ことも可能です。

【紹巴】
名物裂の一つです。
千利休の弟子である、里村紹巴が所持していたとこからこの名があると
言われています。経、緯ともに強撚糸を用いて、細かい横の杉綾文や山形文状
のを地紋を出し、幾何模様や花や唐子が遊んでる様子を文様化したものもござ
います。現代では、帯地に作られています。

特選西陣織九寸名古屋帯【藤原織物謹製】「紹巴 ぶどう笹蔓文 六通」

【品 質】
・藤原織物 謹製
・西陣織工業組合産地証明証紙№107
・日本製
・六通柄
・絹:90% ポリエステル:5%
レーヨン(金属糸風):5%
・紹巴のぶどう笹蔓文
・きれいなブルーの地色
・生地幅 :約35.0㎝

西陣織九寸名古屋帯【藤原織物謹製】
「紹巴織り華唐草柄・淡いクリーム色」

【品 質】
・藤原織物 謹製
・西陣織工業組合産地証明証紙№107
・日本製
・六通柄
・紹巴の華唐草
・淡いクリーム色
・生地幅 :約35.0㎝

【装 束】
平安時代の公家の正装から、狩衣などの略装迄の総称です。
古くは、「そうぞく」と言い、儀式や行事の施設を整備することを指し
季節によって変える調度品のことを言っていましたが、その後、服装を
整える意として用いられるようになりました。
男性の装束は衣冠、束帯、布袴(ほうこ)、直衣(のうし)、狩衣がござい
ます。女性の女房装束、子供用の童装束などがございます。

特選西陣織袋帯【山城機業店謹製】「寿宝尽くし段文」
能装束唐織


【品 質】
・山城機業店 謹製
・西陣織工業組合品質表示証紙No.216
・絹52%、レーヨン21%指定外繊維(和紙)17%ポリエステル10%
・日本製
・寿宝尽くし段文
・六通柄
・生地幅   : 約31.0㎝
・長さ       : 約4.4m

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明日よりいよいよセールが始まります↓

ご質問があれば遠慮なくこちらからどうぞ。お問合せフォームです。

単衣向きの小紋と帯

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6月・9月は単衣のきものです。
しかし5月になれば、まぁまぁ暑いです。だから皆様工夫をして
着物を着られています。
夏の襦袢に半襟だけを替えたり、横絽ではなく縦絽の襦袢にしたり
麻の襦袢にされる方もいらっしゃいます。

6月は確実に単衣ですが、5月が微妙ですので皆様、頭を悩ませます。
お茶の世界は(社中によりますが)きちんと伝えられたように着物を
お召しになられます。

暑くても涼し気に着られているんです。さすがですよね。

今は、お茶会も自粛ということでなくなることが多いです。
だから、今はいらないわ。とおっしゃられる方もおいでです。
でも、だからこそ今がお買い得かもしれません。

単衣向きのSALEを私どもも考えています。4月半ばまでには打ち出し
ますので楽しみにしていてください。

本日のお薦めの単衣向きの小紋と帯です。



練色の小紋で葵文様です。
淡いお色のとび柄小紋ですので帯によって雰囲気がかわります。
だから、年齢もあまり関係なく着用できます。

お薦めの帯は、名古屋帯、袋帯(堅苦しくない)を合わせられます。

お好みによりますが、こちらはいかがですか?

九寸名古屋帯(正絹)【大光織物謹製】「伊勢型紙浪漫・全通」


しなやかに織り上げられたグレーをベースにした帯地です。透け感のある
薄い織り地ですので4月頃より秋頃までスリーシーズン締めていただけます。
そして、軽いです。上の小紋と合わせると優しい感じになると思います。
帯締めで全体を締めるとまとまりが良いです。

西陣織袋帯【弥栄織物謹製】「更紗丸華文・スリーシーズン袋帯」

帯地は軽くてしなやかな風合いですので、締めやすく、重さをまったく
感じさせませんので長時間結ぶときには重宝します。こちらの袋帯は
重たい雰囲気の着物には合わないと思います。
今回ご紹介した単衣向きのとび柄小紋などには大変合わせやすくましてや
これからの時期にはぴったりです。

お茶会、お稽古に是非お使いください。

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自粛の中楽しい事、上達したい事を見つけて楽しみましょう。
着物のお好きな方是非“きものむらたや”のLINE公式アカウントに
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付下げとは~お薦めのきものと帯

投稿日:

【付け下げの語源】

「付け下げ」は、着た時に前から見ても後ろから見ても柄が上を向いています。
小紋は、一方付けといって、板に張った白生地に端から型紙を送っていくので
染め上がった時に柄は、一方方向を向いています。それを裁って着物にするの
で、前は上向きにすれば後は下向きの柄となります。逆にすれば前が下向きで
後が上向きになります。又は、上前の身頃を中心に、互い違いに上下を向かせ
ようかと考えるのが柄合わせです。

しかし、付け下げは、柄の中に「花や鳥」があればそれぞれ上を向くように
あらかじめ計算して柄付をされています。鋏(ハサミ)を入れる場所は決まっ
ているんです。

この「付下げが」急速に広まったのは、昭和40年代の初めです。
小紋より改まって、訪問着より気軽に着られるというおしゃれ着は、あっさ
りとした柄付の着物でした。

この、付け下げの模様が次第に位を高くして、ついに訪問着代わりに着られ
るまでに至りました。

「肩山や袖山から柄を付け下げる」と言うところから「付け下げ」の用語
がきたとご理解して頂いて宜しいかと思います。

【付け下げ】
帯は参考です。
こちらの帯は加工会社が合わせた帯となります。
私的には今一つパッとしないです。

瓶覗色…いわゆる水色にグリーンやグレーが混ざった感じの綺麗なお色です。
全体的に目立った柄付とお色ではございません。どちらかというとおとなし
めの付け下げになります。

この付下げにお薦めの帯です。
【袋帯】
特選西陣織袋帯【藤原謹製】「彩王朝菱文」


落ち着いたお色がベースになっていて菱型の中に青海波・紗矢型・有職菱
などを織り込んだ中に松竹梅や紅葉・唐華を施してあるお茶席向きの袋帯です。

【付け下げ】

帯は参考です。
こちらの帯は加工会社が合わせた帯となります。

主張しすぎず控えめ過ぎない柄行はお茶席向きです。又、何らかの式典
には重宝する一品です。
こちらの付け下げにお薦めの帯です。
【袋帯】
正絹西陣織袋帯 【秦生織物 謹製】全通


しなやかでありながらハリがあり軽い帯地は、能装束の上衣の水衣のよう
にふんわりとした風合いです。枯茶色(こげ茶に近い)と胡桃染め(こげ茶に
グレーを足した感)との横段に暈し織り上げられた帯地にペルシャ小花紋を
流れるように施してございます。
こんな感じで合わせるとメリハリがあって良いかと思います。

こちらの二つの付け下げでしたら、格のある名古屋帯で合わされても宜し
いかと思います。

【名古屋帯】

特選西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「九百佐賀錦」
こちらの帯ですと二つの付け下げには合います。

「九百佐賀錦」と名の通り絢爛豪華です。帯自体とても軽く締めやすく、
柄は金銀色和紙を使用してますので大変重厚感があります。

【名古屋帯】
特選西陣織八寸名古屋帯【安藤謹製】「市松に梅松柄・織成なごや」


織成(しょくせい)とは綴織の一つです。古くは正倉院に伝わる
「七条織成樹皮色袈裟」という裂地から再現された格式の高い技法です。
八寸名古屋帯ですが、お茶会のきもの(無地、付け下げ、小紋)には
大変重宝します。

 

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明日で最終日です。

次回も色々と考えています。

着物の右前と左前~お薦めの帯

投稿日:

着物を着られる時に右前・左前と言いますが、その言葉の使い方を
誤解していらっしゃる方も少なくありません。

ご存知の方が多いかもしれませんが、今一度お話します。
ご自身で着られて、上にくる方が前と思われている方がいらっしゃいます。
着物を着られる場合、前とは胸に近い方を言いますので右前が正解です。

そして、右前であるわけは、ほとんどの方が右利きということで、
右手がすぐ懐に入れられて懐に入っている小物をすぐ取り出せるという
合理性が必然的にルールを生み出し、作法になったといいます。

「生きている方は、右前。亡くなられた方は左前。」というのは
勿論、ご存知でしょう。
転じて、財産が傾くと死に近くなるという意味から「左前になる」という
言葉が使われます。
また、品物が使い物にならなくてオシャカになるとかオシャカにしたと
言います。これは、お釈迦様が左前の着物を着て寝ている所からきた
ものです。

先日は、小紋のお薦めをしましたので今回は、帯のご紹介です。


藤原織物の名古屋帯です。
お色がきれいですので、これからの季節に映えるのではと思います。

九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「有職文様段・六通」

年齢を選ばない名古屋帯です。
気軽に、お稽古やちょっとしたお茶会、会食などに是非どうぞ。

正絹西陣織袋帯 【吉村織物謹製】備長炭染 全通

モノトーンのお色ですのでおとなし目に感じます。だからこそ
合わせやすい帯といえます。黒地ですが、帯自体が軽いですので
これからの小紋にメリハリをつける際に重宝します。

九寸名古屋帯(正絹)【大光織物謹製】「伊勢型紙浪漫・全通」


こちらは、特に薄くて軽い名古屋帯です。スリーシーズン用ですが、
裏を絽にすれば全通の袋帯にもなります。
気軽に結ばれるなら名古屋帯が良いとは思います。

九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「幾何学模様・菱垣重ね」

幾何学文様ですので結ばれる年齢は関係なくご使用になられます。
合わせる小紋のお色によって色んな表情をしてくれます。
気軽に結べる一本と思います。

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お聞きしたい事があれば下記のお問い合わせフォームからご連絡くださいませ。
遠慮なくどうぞ質問して下さい。

残心とお薦め着物と帯

投稿日:

「残心」茶の湯の用語です。
お茶をされていらっしゃる方はご存じのことと思います
意味は、
紹鴎(千利休を教えた先生)は
「道具は、取る時よりも置くときにより綿密であれ。」
そう教えていらっしゃいます。
確かに、花瓶でもお茶碗でも、取る時はさほど神経を使わなくても
粗相をすることが少ないものです。
しかし、置く段になって「ガッチャン」と大きな音をたてたり、手を
滑らせたりします。
よく、大工さんの仕事も同じで梯子を上る時より降りる時に、それも後
一段と言う所で足を踏み外して怪我をすることが多いといいます。

幕末の大老、井伊直弼は「茶の湯一会集」で亭主は客の姿が見えなくなる
まで見送る。そして再び炉辺に独座して独服するのが、一会の極意だと
教えています。

残心は、人だけでなく、お道具のたたずまいに至るまで余韻を残します。

お茶事をされた時は、余韻を是非楽しんでください。

こちらは、これからの時期のお茶席に良い着物と帯です
このオフホワイトの帯は、特にわたくしがお薦めです。
お茶席に重宝し、着物の合わせやすいです。

袋帯:正絹西陣織袋帯 【洛陽織物 謹製】 
付下げ:高級付け下げ [正絹未仕立て]

左の小紋:正絹小紋 京染め[地紋おこし染め・ユリの花の総柄模様]
右の小紋:正絹小紋 秋月洋子監修 [格子柄・ダーク・ブラウン色]

左の帯:西陣織九寸名古屋帯【山田織物謹製】「校倉裂さがら段文」
中央の帯:特選西陣織九寸名古屋帯【河合美術織物謹製】
「納経唐花文・クリーム色・お太鼓柄」
右の帯:西陣織九寸名古屋帯【山田織物謹製】「三彩織格子柄・総柄」

お薦めの名古屋帯

九寸名古屋帯(正絹)【東京染め江戸更紗 富田染工芸謹製】

「市松に染びった柄」
しなやかな帯の生地に江戸小紋・江戸更紗染めで有名な富田染工芸さん
と相談しながら染め上げた逸品です。有職菱の紋意匠生地を使っていて
その帯地には銀糸が織り込まれていますので白生地だけでも十分に価値
があり、その上江戸更紗を上品に施しています。

今こんな時期だから目の保養になればと思います。
気に入って頂ければ尚嬉しいです。

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気になる商品があればお問い合わせください。

 

お茶の心とお薦め着物と帯

投稿日:

茶の心・・・・・「百尺竿頭一歩を進める」
百点満点で満足しないでそれ以上のものを目指す。
かと言って百十点を取るという意味ではないんです。
百尺の缶竿を上りつめて、さらに登れば墜落します。
頂上を確かめた上で少し降りなければならない所を見つけるのです。

千利休が豊臣秀吉を茶に招いた時のお話です。
最高の客来ということで弟子たちは大騒ぎで準備をし、庭や路地などは
塵一つないほどに掃き清めました。
下見に来られた千利休は、暫く眺めていたのですが、突然庭木に手を
かけて、ざわざわとゆさぶりまし。
せっかく掃除をした庭に木の葉が5,6枚パラパラと舞って散りました。
家人は、びっくりしたとの事です。しかしながら、改めて見直すと庭の
風情が格段に良くなっていました。

百達成して戻るのは、手を抜くのではなく風情なのです。
お茶の世界は、特にそうなのだと思います。

お薦めの小紋と帯

こちらは、京染め[江戸五嶋紐監修・ライトパープル色]です。
お茶席に重宝する小紋です。
単衣にされても宜しいかと思います。

合わせる帯は、名古屋帯、しゃれ袋帯などでしょう。


こちらの袋帯を合わせるとメリハリもありおしゃれになると思います。

九寸名古屋帯(正絹)【小森織物謹製】
「有職段文に菊づくし 六通」


しなやかに織り上げられた淡いベージュと半色(はしたいろ)を交互に
段々で表した地をベースに、菊を施した帯となっております。
段々によって、菊の表情が変化してお太鼓に出す部分を変えると雰囲気も
変わります。

今は、自粛ムードですのでお茶会の話を聞きません。
この度、「益田まつり」「万葉まつり」もございません。
3/29日に予定していた桜を見ながらのお茶を出す会もキャンセルとなりました。
ですが、茶道をされている方は、研修会などはきちんとされて日頃から
鍛錬されています。いつなんどき何があっても良いように日々努力をされて
いらっしゃいます。素晴らしいことです。

私も、少しでも皆様にご協力ができればとブログで「きもの」「お茶会」「お茶」
について発信していきたいと思います。

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