鏡開き~小紋と名古屋帯~

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今日は、鏡開きです。
古来からお餅は歳神様のご神体であると考えられていました。
また、餅は、望月に通じその丸い形から家庭円満を象徴するとも考えられ
ており縁起物としてお正月に飾られるようになりました。
そして1月11日に今年一年の一家円満を願いながら神様に供えた鏡餅をお下
がりとして頂きます。
この日まで、飾っておいて硬くなったお餅をかなづちで叩き「開き」ます。
鏡餅には歳神様が宿っているので、神様と縁を切らないように「割る」「砕く」
とは言わず「開く」と縁起の良い表現を使います。又、鏡餅を食すことを
「歯固め」といいます。これは、硬いものを食べて歯を丈夫にし、歳神様に
長寿を願うことから言われております。

こんなちょっとした行事に着物をお召しになられると気持ちに余裕ができ
素敵な一年をおくれれるのではないでしょうか。

気軽に小紋と名古屋帯をお勧めいたします。

例えば、こちらの小紋  京染め[紋意匠に飛び柄華文]
金彩加工で縁取りされた柄に、白で染めた古典的な花柄を、品良く
飛び柄にあしらっています。
お色も年代層が広く上品にお召いただけます。

こちらの同系色の【山田織物謹製】「三彩織格子柄・淡いピンク色・総柄」

こちらで合わせられると統一感がございます。

特選西陣織九寸名古屋帯【川島織物謹製】
「お太鼓柄・ペルーの民族文様風」趣味の集いやお茶会にどうぞ。

【山田織物謹製】「市松地に唐草文様・ライトグリーン色・六通」

気軽に結べる帯ではないでしょうか。
市松の帯地に名物裂である牡丹唐草文様が施されています。普段使い、
お稽古やお家での行事の折、着物を着られた場合に合わせる帯として
お使いください。

京染め[地紋おこし染め風・花唐草柄クリーム色]


唐華と唐草文様の総柄です。地紋おこし風ですが優しいお色ですので
是非普段使いにお召いただきたいお着物です。

合わせる帯は勿論名古屋帯です。

気どらずさりげないおしゃれをする感じでお召し頂きたいです。

メリハリをつけるために濃いめの名古屋帯を合わせてみてはいかがですか?
【弥栄織物謹製】「幾何学文様に有職文様の融合柄・ 六通」

幾何学文様ですが、一つ一つをよく見ると有職文様が施されています。
お稽古や気軽なお茶会に、またお家で行う行事に時にお召しになる
着物に合わせてください。

【創作帯いまむら謹製】「牡丹唐草文様・全通」

こちらは、お値段の割には価値があります。
何故、お安いのかは、こちらのメーカーさんは西陣協同組合に所属して
いない為、余計な出費がいらず単にこちらの帯を織り上げた労力代と
使用された糸代ですのでここまでお値段がお安くできる様です。

買い求める際にも目を引く品でしたが、西陣織の証紙が無いので躊躇して
おりましたが、最近は京都で織っていても西陣の組合に所属されていない、
または、組合をやめられるメーカーさんが増えているとの事でしたので
私どもの「目」を信じ買い求めました。

こちらの帯で合わせられとちょっとしたお茶席には十分結ぶことができます。

今年は、皆様に外出の為だけに着物をお召しになるのではなく、お家で家族で
行事ごとに着物をお召しになってみてはいかがですか。

なかなか外に出にくい状況下ですので家で楽しく過ごすために気分を変えて
着物で過ごしてみてください。

初ブログ 2021年お茶事にお薦めきもの

投稿日:

今年は丑年。ゆっくりでも良い兆しが見えることを願ってブログを始めたい
と思います。

松の内が明けて間もないのに「コロナ」という目に見えない恐怖を日本
いえ、世界中を襲っています。

その上、寒波が凄くて店内でも寒い。そんな毎日です。
毎年ちらちらと雪は降りますがここまで寒いと感じたことはございません。

「コロナ」と「寒さ」との戦いです。(T_T)

流石に今日はどなたもいらっしゃらないであろうと思っていたら、
初めての方で20代から30代の方がお越しになりました。

店頭にマスクを飾っていたらそれをご覧になられて入ってこられました。

 
市松柄と麻の葉柄色違いあり、和柄となております。

私どもの地域はお年寄りの方が多く若い子は大学で他県に出られる方が
多いので、今の時期は皆さん巣籠されていて窓越しに外を眺めてもだれ一人
歩いている方を見かけません。

それでも本日は「ハピコ」の日。いわゆる結婚相談のボランティアの日
でしたので“むらたや”から2分か3分の所にある施設へ出向いてまいりました。

帰る頃は吹雪いていましたので、部活帰りの学生を見かけたぐらいでした。
(まぁ、お昼になったということも関係しているかもですが)
大雪ではないですが厳寒です。

今は、お茶会も減ってきていますが、せめて社中だけのこじんまりとした
お茶会は催して頂きたいです。
というか十分に気をつけて催して頂きたいという願望です。

こちらは、身内だけの茶会、例えば初釜や暁の茶事などにこちらの
「江戸小紋(つづみと束ね熨斗)」はいかがですか?
控えめでありながら品よくお召いただけます。

こちらは、江戸小紋で小紋と名も付きますので本来なら名古屋帯をお薦めするべきでしょうが、今回はお薦めの袋帯をご紹介いたします。

【洛陽織物 謹製】 「輪(リン)・粋の極み」
柄は、松竹梅とおめでたい柄です。お色は光沢があるグレーがかった
オフホワイトです。ですから、どのようなお色を合わせても間違いがなく
合わせることができます。

名古屋帯ですとこちらはいかがですか?
九寸名古屋帯【川島織物謹製】「お太鼓柄・ペルーの民族文様風」

【高島織物謹製】「九寸唐織 蜀江華文 白地 お太鼓柄」
こちらを合わせると正統派な感じになります。

【桝屋高尾謹製】「針ねん金名古屋帯・彩の冒険」
こちらですと、しゃれ感を出し粋にお召いただけます。


こちらの針ねん金は、糸づかいが、従来のねん金綴錦より経糸にねん金糸を
多く使用することにより、経糸での文様表現が豊かに、そして深くなるよう
に工夫されています。又、とても軽いですので結んでいて苦にならない帯です

特選西陣織八寸名古屋帯【安藤謹製】「桧垣・織成なごや」

こちらは、唯一ご高齢の方お一人が織れる技法です。
それは、織成(しょくせい)とといい綴織の一つです。古くは正倉院に伝
わる「七条織成樹皮色袈裟」という裂地から再現された格式の高い技法です。

黒地もありましたが、今は黒地は見えにくいから織れないとの事で黒地は織って
いらっしゃらないようです。
もし何処かでみかけたらラッキーではないでようか。ご縁があったと思われる
なら是非購入をお勧めいたします。

今“きものむらたや”で置いてございますのは、こちらの(上)お品です。

以前は黒地もございましたが、売れてしまいまして今はないです。
どうしてもと思われる方は問屋さんに頼んで探して頂くこともできます。
その時の柄やお色は、多分こちらと思います。
ただ、可能性は低いと思います。大量生産ではなく限りがあるから価値も
あります。その時のご縁としてお求められるのが一番です。

 

新年に向けてのお薦めきもの

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今年はコロナ禍ですのでお茶会もほとんどなく「寂しい」と思われている方も
多いのではないでしょうか。

着物で生活をするスタイル。そこまではいかないまでも、着物に袖を通すこと
により、普段の生活では味わえない感覚。リフレッシュ出来るのではないで
しょうか。

そんな時のお手伝いをさせて頂くのが、私共「呉服屋」であり気兼ねなく
分からないことを聞いて頂きお応えするのも私共のお仕事です。

そうやって、数多くの方に着物の良さを知って頂きそして「きもの」を気軽に
着て頂くことが私共の務めと思います。

最近小物もサイトにアップし始めました。
地元での反響はかなり良いです。色々なものがあるとみるのも楽しくて、それが
可愛ければテンションが上がります。と30代女性のお言葉

まだまだ、数は少ない方ですが陳列に工夫をしていこうと思います。

京友禅染高級小紋[橘桐菊文様]

クリーム色の生地に橘・桐・菊の柄が華やかに描かれています。橘は、長寿と
幸福の理想国、常世国の象徴としています。

優しいお色の小紋です。しゃれ袋や格のある名古屋帯で合わせて下さい。

特選西陣織袋帯 奥田小由女の世界【となみ織物謹製】「綾羅織」


人形作家さんの帯の柄ですので、図柄がかわいい感じになっていますが
着物とあわせるとメリハリがあって良い感じです。

九寸名古屋帯(西陣織)【高島織物謹製】唐織


格のある名古屋帯の帯で合わせると上品にまとまるのではないでしょうか。

正絹西陣織袋帯 【秦生織物 謹製】全通

こちらで合わせても素敵です。メリハリもありこちらの帯自体が能装束の
上衣の水衣のようにふんわりとした風合いです。枯茶色(こげ茶に近い)と
胡桃染め(こげ茶にグレーを足した感)との横段に暈し織り上げられた帯地
にペルシャ小花紋を流れるように施してございます。

こちらは、私一押しの袋帯です。

他のお着物を合わせるとしたらこちらはいかがですか?


生地は国産の丹後ちり緬を使用。 綺麗なライトブラウンの色を基調として、
シルバーグレーとシルバーブラウンの細かい格子柄です。

同系統のお色ですが、泰生の袋帯と相性の良い着物です。

特選西陣織袋帯【織悦謹製】「ルーマニア立菱縞文、有悦織」
こちらの帯と合わせても良い感じになると思います。

帯地はとてもしなやかで、裏地も表と同じ織機で織られたものです。
表と裏が同じ糸、織機を使っているということは手間がかかっていると
いうことです。価格が上がっても良いものを作ると言う志がある織悦さん。
さすがです。良いものを妥協せず作られています。

普段使いから春に向けてのお薦めの着物と帯でした。

 

お薦めの小紋と帯

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「お茶会がないから寂しいわね」とお客様とそんな話をしていました。
「いつになったら皆でお稽古できるのかしらね(T_T)」

せめて、コロナが流行る前のように楽しんでお茶会がしたいという願望が
多いと思います。でも、我慢、我慢と自身に言い聞かせているようです。

お稽古はされているようですが、大勢ででなく、一人か二人でされている
ようです。
本来は、炉開きが有り、初釜、年末はチャリティーのお茶会等々あるはず
なんですが、「何か初釜は、しない気がする」とおっしゃっていました。
それが何とも言えず「寂しさを」物語っていました。

でもいつの日かの為に“きものむらたや”はむらたやが選んだ品を今こんな時期
だからこそSALEを致しております。

高級京友禅染め [シダ唐草柄・ブラウン色]


小紋にされても宜しいですし、コートにされても素敵です。
年齢関係なくお召し頂けます。

普段使いということでしたら江戸小紋染め風の生地がございます。

葡萄唐草文様の紋意匠生地に極萬筋文様を施しています。
あくまで江戸小紋風柄と言う意味でお安くなっております。
こんな感じのものを気軽にお召しになられてお過ごしになるか
お稽古着にされても宜しいかと思います。

 

こちらは、先日入荷したばかりのとび柄小紋です

地色は画像よりもう少しきれいです。💧

特選八寸名古屋帯【斎藤織物工房】「手織・ぜんまい裂織帯・伝統工芸織元」


気軽に、普段使いにされたらおしゃれです。

こちらは、藤原織物の袋帯です。

名古屋帯と比べると格は上がります。色留、訪問着にあわされたり、無地ですと
ある程度のお色でも合わせられて便利です。

普段使いにお薦めの袋帯はこちらです。
【織の弘彩 謹製】「籠目」

柔らかい帯です。気軽に結んで頂きたいおしなです。

正絹西陣織袋帯 【秦生織物 謹製】全通

こちらは、濃いめですのでこれからの季節には重宝します。上品に結んで頂ける
お品です。西陣織物の老舗の機屋さんですので質を第一にお考えですので一本は
持っていたい帯ですね。

泰正織物のお薦めの名古屋帯も入荷しております。こちらも素敵な名古屋帯ですので是非ご覧くださいませ→こちらより

10月のお薦めきものと帯

投稿日:

京友禅染高級小紋[花の夢舞・友禅]

これからのお茶席などに是非どうぞ。
11月の炉開き、1月の初釜、今は大々的には出来ませんが、社中の中での会は
催すことができるのではないでしょうか。(勿論十分に気を配って・・・・)
そんな場にいかがですか?

チョコレート色の地色ですので、帯は淡いお色などでしたらバランスがよくなる
と思います。
小紋ですから名古屋帯何でしょうが、こちらの小紋はなかなかのお品ですので
しゃれ袋で結ばれても十分かと思います。

例えば、
特選西陣織袋帯【織悦謹製】「ルーマニア立菱縞文、有悦織」


派手過ぎず落ち着いた雰囲気のある帯です。
帯地はとてもしなやかで、裏地も表と同じ織機で織られたものです。表と裏が同じ糸、織機を使っているということは手間がかかっているということです。
紬などに合されても宜しいかと思います。

こちらの八寸名古屋帯も合うのではないでしょうか?

特選西陣織八寸名古屋帯【安藤謹製】「桧垣・織成なごや」

織成(しょくせい)とは綴織の一つです。古くは正倉院に伝わる「七条織成樹皮色袈裟」という裂地から再現された格式の高い技法です。軽くてしなやかで、綴織に準ずる格式をそなえていますので、「お茶席向きの装い」と言って間違いないでしょう。普段に結ばれるとおしゃれです。
時にこの技法で織れる方は今現在お一人ということです。その方がおやめになられたら二度とこの帯とのご縁はなくなってしまいます。
今は、黒地でこの技法は織られていません。残っているとしたら問屋さんが数点
お持ちというくらい希少価値のある帯です。

正絹小紋 秋月洋子監修 [格子柄・ダーク・ブラウン色]

着物にされておしゃれに、普段にとお使いできるお薦め品です。
又、こちらですとコートに作ると面白いかもしれません。


地色は真っ黒ではなく鉄紺のようなお色です。
「気軽にお茶席」「ご友人とのお食事会」「忘年会・新年会」「同窓会」
そんな気の知れた方々とご一緒の時に是非どうぞ

こんな感じの名古屋帯で気軽に結んでください。こちらの帯ですと
「少し派手にかな?」と思われる着物でも落ちついて着用できます。


こんな感じの名古屋帯を結ばれるとおしゃれですね。
着物の柄に帯の柄と同じ系統のお色が使われていて尚且つ、メリハリが有ります
のでグッと締まった感じになると思います。

これからあろうとする会に是非新しい着物でお出かけされると気分も上がります。

※総柄小紋と紬の帯はこれから商品としてサイトにアップします。

お薦めの小紋

投稿日:

袷の時期となりました。
お茶会などは未だ開催が難しい状態ですが、お稽古はされていらっしゃいます。
(勿論十分気をつけながら)

ただのお稽古と思わず、着物を着てお稽古をされると雰囲気もその気になり
気分も上昇。(#^.^#)

とにかく、普通と違うことにチャレンジしてみてはいかがですか?

取り敢えず着物でしょう。普段使いの着やすい小紋あたりから着用されて
毎日に変化を持たせてはいかがですか?

お薦めの小紋をご紹介します。

流れるように施された唐華の小紋です。お色はグレーでお茶席向きのお色です

「となみ織物謹製」の九百佐賀錦の名古屋帯です。
こちら辺りですと付下げに合わせても十分大丈夫なお品ですので
今回は、とび柄小紋に合わせました。
縦の柄が飛んでいますので無地感で着用できます。
お稽古はもちろんですが、気軽なお茶会などに招かれた時にいかがですか。
これからですと、年末のチャリティーお茶会などにどうぞ。

小紋はこちらから

白綾苑大庭の名古屋帯に月象紋のとび柄小紋
秋草をモチーフに施されているこちらの帯は濃いめのお色の名古屋帯ですので
源氏香との取り合わせで季節をあまり気にせず結べる優れものです。
できれば9月の単衣時期や10月からの季節で結ぶことをお薦めします。
帯にもある程度の期間があった方が季節感がありおしゃれに粋に結べるのでは
ないでしょうか。

小紋はこちらより

こちらは、「江戸小紋」の柄は「家内安全」です。
江戸小紋だけあって遠目は無地です。しかし、近くに寄ると江戸小紋ならではの
風合いが感じられます。これは、スクリーン染めには出せない技です。

ここでお一つ豆知識:何を基準に江戸小紋というのでしょうか?

それは伊勢型紙を使い東京で染めたお品。それも伝統工芸士が染めたものに
限ります。

主として日常生活の中で使われているものであること
主要部分が手づくりであること
伝統的な技術又は技法が守られていること
(東京染小紋は「つくる技術の基本が江戸時代までに完成されている」
とされています)
伝統的に使用されてきた天然の原材料が用いられていること
製品を作る産地が形成されていること

 

などと厳しいのです。

熟練した技で染め上げますので、それも手染め型染ですのでお時間や手間が
かかります。だから高いのです。

それを“きものむらたや”では、只今、SALE実施中です。
本来ならば江戸小紋のSALEは何一度のみとさせて頂いておりますが、
この様な状態ですので今回に限りALL商品のSALEとしております
(着物と帯のみですが)

是非ご覧くださいませ。

お薦め名古屋帯

投稿日:

気軽に結ぶ名古屋帯

九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「有職文様段・六通」

小紋にこちらの帯を合わせて普段使い、お稽古色々と使えます。
例えば、こちらのような綿紬に合されても宜しいかと思います。

九寸名古屋帯(正絹)【小森織物謹製】「有職柄七宝に若松菱 六通」

これからの季節に良い名古屋帯です。光の加減で光沢のあるように
見えますが、落ち着いた良い帯です。

こちらのような、とび柄小紋に合わせてはいかがですか?

こちらのような名古屋帯で合わせても明るくなり雰囲気が変わります
九寸名古屋帯(正絹)【小森織物謹製】「有職段文に菊づくし 六通」

二つの帯で共通して言えるのは小森織物の名古屋帯ということです。
卓越した意匠力と織りの技術を持つ小森織物さんは、問屋間でも高い
定評がございます。

九寸名古屋帯(正絹) 【山田織物謹製】「創作アート柄・群青色・六通」

シンプルでいて、モダンでポップな感覚の名古屋帯です。
ジグソーパズルのような柄行です。
総柄の小紋や大きめの柄のとび柄小紋でおしゃれに結ぶと粋な感じになります。

こんな感じの小紋に合わせてみてはいかがですか?

またお薦めの着物と帯のご紹介をします。
こうご期待下さいませ。
お聞きになりたいことあれば、お問い合わせフォームをお使いくださいませ。

秋の装い着物と帯

投稿日:

本来ならば、秋は「お茶席」「大茶会」「大寄せ」と名は色々ですが
茶道をされている方には大変お忙しい日々のはずです。

しかし、今は自粛で、思うように活動ができない日が続いて大変残念なことです。

それでも、お稽古などはされていらっしゃいます。
これから、「炉開き」「初釜」「お初炉」などの行事の時期です。
きっと各社中でソーシャルディスタンスを保ちながら執り行われるのではない
でしょうか。

そんな時の為にお薦めの小紋や名古屋帯・袋帯のご紹介です

お茶席でのお手伝い、気軽なお茶会でのお客様向きとび柄小紋です。

高級生地の丹後ちりめんを使用し、しっとりと柔らかく滑らかな大変心地の
良い生地です。紋意匠生地に淡いパープルグレー色の地色に縦長に唐華柄を
施したとび柄となっています。柄自体は主張しないので、帯も合わせやすい
お品です。

 

こちらの小紋に「藤原織物・しょうは」の名古屋帯などを合わせたらまず
間違いございません。

こげ茶のようなチョコレート色にも近い地色という濃いめですので上の
小紋とよく合います。

特選西陣織九寸名古屋帯【山田織物謹製】「有栖川文様・紺に引き箔・六通」


有栖川文様とは
有栖川宮が所蔵していたといわれる「有栖川錦」にみられる文様のことで、
鹿や馬、飛龍を菱形や襷形、八角形などで囲んだものを言います。

引き箔を使っていますので格は高いですが、あくまで名古屋帯。小紋、無地
柄の少ない付け下げには合うでしょう。しかし訪問着のように柄全体が重みのある着物ですと難しいと思います。

とび柄小紋は、無地ではないですが、遠目から見たら無地感に感じます。
しゃれ袋で合わせるということもできます。格のある袋帯は無理ですが
しゃれ感のある袋帯でしたら合うのではないでしょうか。

【吉村織物謹製】備長炭染 全通 《袷・単衣のスリーシーズンにお薦め》

上質なお品を作る機屋さんとして有名な『吉村織物』さんの袋帯です。
軽くて結びやすいです。柄に重みが無い分小紋でも十分結んで頂けます。
又、9月のお単衣時期にも適した帯です。

こちらの帯が濃いと思われましたらこちらはいかがですか?

正絹全通袋帯【いちご文】

こちらの機屋さんは、元々西陣織物協同組合には入っておられませんでしたので
その分、質のいい結びやすい帯をお安く提供して頂けています。

こちらのしゃれ袋もお薦めです
西陣織袋帯【にんな織物謹製】「有職唐花・濃茶 ・六通」

濃いめのお色のしゃれ袋は、気軽に合わせられ重宝します。

次回は違う視点から商品をご紹介いたします。

通し染めとは~秋のお薦め単衣と名古屋帯

投稿日:

本日は、染め替えのお客様のお宅に訪問させて頂きました。

派手になった色無地(ピンク系)のお色を変えたいとのことでした。

ご年配の方がゆえ最善の注意を払ってお伺いさせていただきました。
(マスクと除菌スプレー)

ピンク色の観世流水の地紋の着物と薄墨桜色付け下げ地紋の無地二枚
でした。

ピンクの観世流水地紋の無地は通し染めをすると縮みが強いため染めた後
元の寸法にならない可能性があるため洗いトキ羽縫いして漂白して何色にでも
染められるようにすることに決まりました。

もう一つの無地は通し染めをしても大丈夫ということでしたので解かずに
そのまま通し染めをすることに決まりました。

但し、染めた後浮き出るシミは直しが必要ですのでプラスしみ抜き代となります。

そのようにご説明をするためにお伺いさせて頂いたのですが、殆ど世間話。
お茶とお菓子まで頂き有り難かったです。

(簡易的とはいえ教授の資格をお持ちの方にお茶を点てて頂いたのですから)

お茶碗は、メダカの柄で涼し気でした。
先生は、「ちゃんとお茶をこしたのに点ちが悪いわね」とおっしゃってい
ましたが、おいしく頂かせて頂きました。それも二服も(#^.^#)

染め替えのお話から脱線しましたが、利休色にお決め頂きました。

上に書いた「通し染め」についてお話してみたいと思います。

【通し染め】の特徴
・着物の仕立てあがった状態のままで、染加工を行うことを言います。
こちらは、加工期間が短縮できます。
・お仕立て替えの費用(お仕立て代)がかかりませんので従来の染価からすると
非常に安価で染め替えができます。
・湯洗効果がありますので、薄汚れ等もある程度落ちるため、さっぱりとした
手触りに仕上がります。
・胴裏の黄ジミも染めることにより目立ちにくくなります。
・ガード加工がかかっていてもそのまま染められます。
(その場合ガード加工の効力は若干減退します)

◆注意点◆
・柄にも均一に染まりますので柄部分の色の調整はできません。
・化繊は染めることができません(縫い糸も同じ)
・お着物の素材によっては、染めたのち生地の若干のちぢみが出ることも
ございます。
・元ジミは、大体、薄くなりますが、一部見えなかったシミが染めることに
より浮き出てくる場合もあります。(スレ、汗ジミ、タンパクジミ、地直し跡)
この場合、先にお見積りを出してもらった方が宜しいかと思います。
・古い金彩物、刺繍物、空絞り物など一部の着物で加工ができないことも
ございます。
・元の寸法に仕上げますが、裏地の素材によっては表生地と裏生地との副いに
違いが出ることもあります。
・縫い糸の劣化によりホツレを引き起こす場合もございます。
・既に染色してある上から染めますので、100%指定色には染め上がりません。
色々なことを含め指定色の70%~80%程度とお考え下さい。

等々と、一長一短ございます。
参考にして下さいませ。

~これからのお薦め名古屋帯~

特選西陣織九寸名古屋帯【藤原織物謹製】「紹巴 ぶどう笹蔓文 六通」


光の加減で写真映りが違います。(T_T)
上は明るすぎ、下は暗すぎです。

紹巴という、しなやかな帯地に優雅なムードのあるぶどう笹蔓文で、
唐草と共に松・竹・梅・桜を感じさせるおめでたい柄を施してございます。


こちらの小紋に合わせても素敵ではないでしょうか。
正絹小紋 京染め[紋意匠に捺染染め総柄小紋]

丹後ちりめんを使用し、全体に柄を捺染染めで染め上げた着物です。
藤原織物の名古屋帯で合わせると全体的に締まると思います。

とび柄小紋に合わせると無地感となります。
京友禅染とび柄小紋[松文様柄]

こちらの小紋に合わせても素敵です。
正絹小紋 京染め[唐花文・パステルグレー色]

流れるような柄付です。
モダンな地模様の上に、上品な花の柄が品良く染めてある上品な小紋です。
ブルーの藤原の名古屋帯を合わせるとメリハリもありおとなし目の小紋が
一層素敵になります。

#小紋 #名古屋帯 #とび柄小紋 #着物のSALE #きものむらたや

九月の着物と帯

投稿日:

暑さが厳しいから家から出れないという方へのご提案です。
そんな時だからこそ、気分を変えて「着物生活」をしてみたら
いかがですか?

もし着物が着れない方は、着方の練習をしてみても宜しいかと思います。
お茶をされている方は、多分着物の着方はご存知でしょう。もし他の方に
お願いをされているのでしたら、今この時を着物の着方の練習時間にして
過ごされたら良いのではないでしょうか。
最近は、YouTubeなどの動画配信で教えてくださいます。
便利な世の中になりましたよね~。我流でもきちんと着れていれば何ら
問題はございません。(きちんと着るとは、衿右前で着つけてある等です)

間違った着かたさえしなければ、着物を着る回数を重ねるだけ要領がつかめ
上達します。得手不得手を隠す工夫もできますよ。

取り敢えずチャレンジしてみてはいかがですか?

~気軽に着れるおすすめ着物~

京染め[紋意匠に葵唐草文様]

お色も優しく柄は葵を文様化した柄でかわいくもありおとなし目でもある。
落ち着いたイメージです。

上の小紋にこちらの名古屋帯を合わせてみてはいかがですか?
練習にも普段使いにもできます。
九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「有職文様段・六通」

色は白地を八ツ藤や小葵の柄でその合間にミントグリーンやグレー色の
七宝や市松が施してあります。全体的に有職文様で織り上げられていま
すので、古典的で流行のない柄ですので、お茶席などには重宝します。

同系で合わせるならばこちらの名古屋帯はいかがですか?
九寸名古屋帯(正絹)【弥栄織物謹製】「異国唐草花文様」


おびじめで全体を締めるとまとまりがよくなります。

こちらの小紋は、 京染め[紋意匠に縦に唐華文様]
お茶席や観劇にいかがですか。

こんな感じで合されても宜しいかと思います。

同じ小紋で帯を替えているだけなんですが、写真によって小紋の色合いが
違って見えます。

合わせている帯はこちらです。
特選西陣織九寸名古屋帯【藤原織物謹製】「紹巴 縅花段文 六通」


紹巴という、しなやかな帯地に鎧の「さね」の部分を模様化した
名古屋帯です。格式が高く上品に施された「縅花段文」です。

お色違いもございます。
色が変われば雰囲気も変わります。しかしながら、格の上では
変わりませんので合わせる着物は、とび柄小紋や江戸小紋、色無地
といった所でしょうか。柄の少ない付け下げに合されても宜しいかと
思います。

【品 質】
・藤原織物 謹製
・西陣織工業組合産地証明証紙№107
・絹90% ポリエステル5% レーヨン5%(金属糸風)
・日本製
・六通柄
・紹巴 縅花段文
・花の部分はブルー系
・生地幅 :約34.0㎝

こちらは、特選西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】「九百佐賀錦」

光沢のある生地に柄は家紋をモチーフにして施してあるように感じます。
これからの季節には重宝する名古屋帯ではないでしょうか。

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