50代からの着物と帯~春~

投稿日:

春のお茶会やお花見、観劇と着物が重宝する時期となりました。

そんな時の着物と帯のご紹介です。最近若い方でも着物を着たい
とおっしゃられています。
しかしその反面、70代の方で着物はもういいわとも言われる方も
いらっしゃいます。(皆さんではございません。)
お話を聞くと『着物を持たせてもらったけど袖を通さないままだから
もったいないわ。』とおっしゃるのです。
確かに着物を着るという行為は大変で時間もかかります。みんな着物を
着る大変さは良く分かっているのです。
だからこそ、着物を着て来て頂くと喜ばれるのです。

「今日何かあるの?」なんておっしゃる方は、きっと羨ましいのでしょう。
皮肉を込めておっしゃっている様にしか聞こえません。

気にせず、着物を大いにお召しになってください。

お茶席にお薦めの袋帯です。


[加納幸 謹製 ]

[山口美術織物 謹製]

 加納幸の袋帯は光沢のある帯地で華やかに感じます。
訪問着や付け下げ、色無地や江戸小紋に合わせて下さい。
濃いめのお色の着物ですとメリハリが利きます。女性の最高礼装の留袖に
合わせても宜しいかと思います。右の山口美術織物の袋帯は大変凝っていて、帯地が黒っぽいですので留袖
には合わせにくいですが、色留ですと上品におしゃれに合わせることがで
きます。紋付無地や江戸小紋、訪問着や付け下げに合わせてお茶席にご出席
されると着物の着姿がおしゃれに、綺麗に見えることと思います。帯に使っ
てあるお色に近い着物を着られると合わせやすいです。又、グレー系の地色
の着物を合わせてもメリハリが利いて素敵です。例えばこちらはいかがですか。


上前です。

上前です。もちろん小紋で合されてもおしゃれです。
但し、袋帯に格がございますので、軽い小紋ではなかなか着物の上に袋帯を
乗せてみてもしっくりきません。

こちらの小紋ですと加工も良いですし袋帯を合わせてもチグハグな感じは
うけません。きっとしっくりくるのではないでしょうか。
本来小紋は、名古屋帯を締める方が無難と思いますが、ここらクラスの
小紋となりますと袋帯を乗せても大丈夫です。それだけ素晴らしい加工が
施してあると言うことです。

こちらは、シンプルな変形七宝柄のとび柄小紋です。
施してある柄は少ないですが、とび柄となっている変わり七宝をひとつ一つ
見ますと上品に仕上がっています。生地もしっかりしていますので、無地感
でお召しになってはいかがですか。黒地の山口美術織物の袋帯などを合わせ
たらいいのではないでしょうか。


きもの むらたや 

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TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

春の小紋とそれにあう名古屋帯と袋帯

投稿日:

これからの季節は、気軽に小紋を着て名古屋帯を締めてお出かけ
してみてはいかがですか。

むらたやでは、皆様に気軽に着物を着て頂きたいと思いお手頃価格まで
大幅値下げをして“小紋まつり”を行っています。→こちらより

そしてむらたやの強みである名古屋帯も次々と入荷しています。
しかしながら写真を撮ってサイトに載せるのが間に合わない名古屋帯も
ございます。その時は、気兼ねなくお電話もしくはこちらよりご連絡い
ただければ対応させて頂きます。

上段左から2番目→こちらより
上段右端→    こちらより
下段左端→    こちらより

他はまだサイトには載っておりません。
只今、むらたや店舗にてもセールを行っておりますのでお気軽に
お問い合わせくださいませ。

上段が名古屋帯です。下段が袋帯です。

上段左側  →こちらより
左から二番目→こちらより
右から二番目→こちらより
上段右側  →こちらより

下段の袋帯は、サイトには載っていません。

こちらは、加納幸の新作の袋帯です。

これらの袋帯は、小紋にもお締め頂ける重宝する帯です。
これからの季節にメリハリをつけたい時にお締め下さい。

こちらの小紋もこれからの季節には重宝します。

上段左はグレー雪輪ぼかしです。 →こちらより
上段中央は秋月洋子監修の格子柄 →こちらより
上段右の小紋、紋意匠に華縁取り →こちらより

下段左は紋意匠に蛍ぼかし    →こちらより
下段中央は華文パステルグリーン色→こちらより
下段右は東京染め小紋貞子好みより→こちらより

こちらの名古屋帯をお締め頂くとおしゃれになります。

 

こちらは、色違いです。

それぞれ締めやすくおしゃれに小紋を着ることができます。
観劇や同窓会、友人とのお食事会など色々とご活躍の場がございます。

こちらも同様におしゃれに小紋を着こなせます。
名古屋帯の雰囲気が気軽にお締め頂けますし、ちょっとしたお出かけや
お茶席やお稽古などもちろんご友人とのご食事会などにお締め頂けます。

こちらは、上の色違いです。淡いお色の小紋等にあわせるとメリハリが
あってお洒落に着こなせます。

こちらは袋帯です。
淡いお色のとび柄小紋などに合わせると締まった感じで粋に着こなせます。
織楽浅野謹製
新蒔絵七宝と銘打った花七宝柄が施されています。

こちらは、綾羅織で全通柄の袋帯です。吉村織物謹製

こちらも綾羅織で全通柄です。吉村織物謹製

小紋に合わせるとおしゃれに着こなせます。紬などにも合わせて
観劇や同窓会、気軽なお茶会他家へのお呼ばれやご訪問など
晴れ着まで着ることはないけどちょっとおしゃれにお召し頂く為に
又、先方を立てるために着物でご訪問なんて素敵と思います。
そんな時にお締めただくと何気ない気づかいやキチンとされていると
思われます。

ちょっとしたことでも着物を着るようにすると生活にメリハリも
できます。
そんなお手伝いができたら私共も嬉しいです。

きもの むらたや 

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小紋まつり~

投稿日:

むらたやでは、気軽に着物を楽しんで頂きたいと思い小紋まつり”を
開催します。

例えば、
むらたやが自信をもってお薦めできる小紋の中で80%offはこちらです。

生地もしっかりとしていてとび柄の小紋は、着る用途が多く大変重宝します。
お茶会などにもお召いただけますし、同窓会や気軽にお食事会など。
ちょっとしたお出かけに便利です。
これからですと、入学式などで少し控えめにされたい方は宜しいのではない
でしょうか。

また、小紋柄をコートにされたり羽織にされると楽しいです。
着尺(着物用)ですので長羽織もお仕立てできますし、おしゃれになります。
お薦めの着尺がこちらです。
秋月洋子先生監修のおしゃれ小紋です。生地も光沢のある紋意匠で
正確には施されていない格子がまったりとしたホンワカなイメージを
感じさせます。お色も色白の方には大変きれいに映る淡いピンク色です。
ピンク色だからといって若い方だけにという訳ではございません。
派手ではない明るい色目ですのでご年配の方でも上品に映してくれます。

小紋でお召しになられた時のお薦めの帯は

こちらの帯は、しゃれ袋帯です。派手ではないけれど面白く楽しい組み合
わせと思います。

色違いとしてこちらもございます。

こちらは、お色がダークブラウンですのでハッキリとした感じになります。
遊び着の小紋にされても良いですし、道行や羽織にしても面白いと思います。

上のピンクと同じ袋帯を合わせてみました。
こちらはメリハリがついてはっきりしています。



こちらの小紋は、シダ唐草文様で柄は全体的に細い線で描かれています。
小紋にお仕立てするもよし、コートや羽織にしても良いのではないでしょうか。

色違いの小紋をお買いになられた方は、道行にされました。
こちらです。↓

優しい色目ですので上品に仕立てあがりました。
お客様もお喜びで、小紋の柄を考えて道行や羽織にお仕立てすると
選ぶときに楽しいですし、お洒落な感じになります。

そんな使い方もできますので是非ご利用ください。

格の高い帯に合わせる着物として、普通の小紋では帯だけが浮いてしま
いますので、やはり訪問着や無地、江戸小紋などに合された方が宜しい
かと思います。

袋帯で正装にもお洒落にもどちらにもお締め頂ける雰囲気の帯もござ
います。そんな帯ですと、小紋でも大変手間を掛けて仕上げた小紋なら
きっと乗せてみても小紋と袋帯に違和感はないと思います。

左と中央左は入荷したての新柄です。
右はこちらより加納幸謹製の袋帯
中央右はこちらより藤原織物謹製の袋帯

例えば、右側の加納幸の袋帯等は、加工のしっかりとした小紋などには
ぴったりとくると思います。

こちらも加納幸謹製の袋帯です。準礼装にもお洒落にもお召し
頂けます。写真より質感が良くこちらは重宝する袋帯です。

 

こちらは、上段が名古屋帯で下が袋帯がかかっております。

上段左側  →こちらより
左から二番目→こちらより
右から二番目→こちらより
上段右側  →こちらより

こちらのような小紋に合わせるとお茶席にもちょっとしたお出かけにも
重宝すします。特に上段の小森の帯などは、お茶席向きです。
右から二番目の弥栄織物の帯で合わせるとちょっとしたお出かけになります。

こちらの小紋はこれからの季節に良い色合いです。
単衣にされてお茶席にも宜しいかと思います。

きもの むらたや 

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春にお薦めの小紋と名古屋帯

投稿日:

昨日、やっとひな人形を出しました。重い腰をあげてお雛様を出したときは
「ああ~。やっぱり良いものね。」と一年ぶりのお雛様を見て思いました。

桃の節句ですので、今日は、お嬢様やお孫様と着物を着てお過ごしになられたら
いかがですか。

少しずつ暖かくなっていきます。
お花見に、観劇に、ショッピングに、お食事会にと色々と着物を着たくなる
時期です。
そんな時にお薦めの小紋がございます。

[紋意匠に葡萄唐草文様]

アイボリー地でとび柄の小紋です。簡単なお茶席やお食事会、観劇そして
お花見にいかがですか。
普段と違った雰囲気になりますので、気持ちもリフレッシュしますよ。

こちらの小紋に合わせる名古屋帯は

[小森織物・粋華七宝連珠柄]


どこをお締め頂いても大丈夫ですので、気軽に、お急ぎの時に色々と
重宝します。季節もないですので、夏以外はいつでもお締め頂けます。

[唐華文・パステルグレー]


流れるような柄付で上品な装いになります。
グレーというお色は、お茶をされる方は好んでお使いになられます。
春のお茶会やお花見、観劇など色々な場で楽しんでお召しになって
頂ける小紋です。

こちらに合う名古屋帯は、

[大光謹製のスリーシーズン用名古屋帯]

着物の地色のグレーと同系のお色が名古屋帯の地色に使われていて合わせると
統一感がでて上品にお召いただけます。

ひと言でいうと「小紋」には、カジュアルで着る小紋と改まった雰囲気で
着こなす小紋がございます。

カジュアルで楽しむ着物であるならば、個人の趣味を強く表現したり、色
使いや柄を選び、そして帯や小物をコーディネイトします。
結構楽しいですよ。そこで自分の自身のセンスが分かり、続けることにより
センスが磨かれてきます。

改まった雰囲気で着こなしたい小紋は、お茶席や簡単なパーティー向きで
その他に七五三や入学式や卒業式の時のお着物にお使いいただけます。
色柄の選び方やコーディネイトを変えることでより一層お洒落になります。

着物がお好きな方にとって、日常の生活の中で着ることのできる着物は
「小紋」で洋服をおしゃれに着こなすように着物もおしゃれにコーディ
ネイトして楽しくお召いただけます。小紋は、カジュアルだと決めつけず、
着物と帯のコーディネイトの色柄模様を上手に使い分けて本来の小紋の
本質である自分自身のおしゃれを楽しんでください。

[東京染め小紋・貞子好みより]


お薦め名古屋帯
グレーの東京染めの小紋に合わせるとしたら
カジュアルにしたい時は、
[山田織物の創作アートの柄]

[弥栄織物・斜め立湧きに唐華]

お洒落な藍色の名古屋帯です。グレーの小紋には似合う名古屋帯と
思います。

改まった雰囲気にされたい時は、こちらの帯はいかがですか。
[加納幸謹製・市松柄六通]

お洒落に粋にお召いただけます。東京染め小紋が人の手によって
大切に仕上がっていますので、袋帯をお締め頂いても引けを取りません。
(但し格の高い帯金銀加工を除く)

きもの むらたや 

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小紋を楽しんで着ましょう

投稿日:
小紋を楽しめるシーン

お稽古や観劇、同窓会や友人との食事会などいろんなシーンで楽しめます。
ちょっとしたパーティやおでかけに、気軽に着て行ける着物ですので1枚ある
と大変便利です。
昨日お越しになられたお客様などは、お嬢様が海外にいらしたので七五三を
されていないと言うことで「みんなで着物を着て神社に行くことにしたのよ。」
とおっしゃられていました。
折角だから桃の節句もいっしょにされたら良いのに・・・・と何気なく私が
言ったところ「本当ね。そうしましょう。思い出になるわ。」と乗り気でした。

着物を着ることは大変なことかもしれませんが、普段と違った感じになるので
お嬢様も喜びお孫様も大変お喜びになられています。その思い出が後々お孫様
の心の中に残り『着物って良いわ』という感情となってきっと思い出されます。
着物を着るのは、やはり楽しく着ないといけないし、幼いころの習慣が大人に
なってから大事なのだと思います。

おしゃれ着として幅広く重宝する便利な着物は「小紋」です

織りの着物とひと味違う、やわらかな風合いが魅力の小紋です。気軽に街着と
してや、格式張らない場所でも、はんなりと着物で過ごしたい時などに楽しむ
ことができるのが小紋です。
何気ない日常も、着物を着て過ごすだけで気分は華やぎます。
粋に、かわいく、上品にと色々な雰囲気で着こなすことができます。
結構楽しいですよ。

今日から三月です。これからは、お花見の時期です。おしゃれに着物を着て
ご友人とのお花見にお出かけになられても良いのではないでしょうか。

私共の所では、雪舟庭園がございます。そこに見事なしだれ桜があり
その庭園を拝見しながらお抹茶を頂くというお茶席がございます。

気軽にお茶席という場合ですとやはり小紋が重宝します。
小紋は、既婚・未婚問わず着られますので、貴方様の雰囲気でお選び
いただけます。

小紋は、カチカチの正装ではないですが、きちんとした服装といえます。
洋服でいうと、ワンピースのような感覚ではないでしょうか。
そんな小紋には、名古屋帯やおしゃれ袋帯を合わせられます。


[京染め・華文]

[京友禅・橘桐菊文様]


[京染め・五嶋紐監修小紋]

[京都手描き友禅]

こちらの小紋に合わせる名古屋帯


[となみ織物謹製・佐賀錦]

[となみ織物謹製・佐賀錦]


[吉村織物謹製・綾羅織]

[となみ織物謹製]

こちらは、袋帯でおしゃれに結べます。

流れのある小紋やとび柄小紋は、イベント的なお茶席ですと上品に素敵に
なります。観劇などにご友人といかれると、はんなり気分で過ごすことが
できると思います。
お食事会などにも良いですし、これからですと桃の節句でお祝いというお席
に小紋と名古屋帯を締めてはいかがですか。

きもの むらたや 

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着物を着るなら小紋から

投稿日:
小紋の着物とは

全身に小さい紋様が散りばめられている着物のことで、前回お話を
したように、初めての一枚は行事ごとで活躍する訪問着や付け下げを
選ぶ方が多いです。しかし、小紋の着物を着られていると着物好きで
着物が良く分かってらっしゃるという雰囲気を感じます。着物離れと
言われているので尚更と思います。
実の所小紋は、普段のちょっとしたお出掛けから、格の高い着物にまで
なれる小紋あり、その魅力をご存じかどうかで着物の着方も変わってきます。

小紋の種類

小紋の着物は、とにかく種類が多いです。
代表的なのは江戸小紋や京小紋ですが、加賀小紋・紅型・更紗・ローケツ
絞りなど様々な染色技法がございます。

[江戸小紋]
江戸小紋は、色無地と同格に扱うことができ、一つ紋を入れて袋帯をお締め
頂ければ、格式のあるお茶席や式典、形式的な訪問などにも着られて大変便利
な一枚となっております。

「鮫」は、江戸小紋にも様々な柄がありますが、代表的といって良いのでは
ないでしょうか。
遠くから見ると色無地にも見えるほどの細かい柄が特徴的です。

お定め柄の三役の内の一つです。

「行儀柄」は、仙台藩伊達家の定め柄で、たくさんの点がお行儀よく
お辞儀をしたような模様から行儀と付けられました。

「角通し」は、細かい正方形が縦横に連続した模様です。
こちらも江戸小紋三役のひとつです。 先端が正方形の彫刻刀で彫り抜いた
錐彫りの型紙で染められる江戸小紋で、角通しは縦にも横にも筋を通す
という意味を持つと言われています。

以上がお定め柄三役とよばれています。

江戸小紋に袋帯を締めれば、お茶席やお宮参り、形式的な訪問などに
お召し頂けます。
他の技法の詳しくは、こちらをどうぞ

小紋はおしゃれ着なのでちょっとした外出にどんどん着ていけるのですが、
とは言え「着る場所を用意して欲しい」とよくおっしゃられます。
おしゃれ着であることを考えるとこのような場所に着て行けます。

展覧会や展示会
レストランや懐石料理でのお食事
ホテルのレストランやティールーム(アフタヌーンティーも◎)
京都・金沢・浅草など「和」の街でのお散歩や観光
美術館
歌舞伎などのお芝居
クラッシックコンサート
同窓会
新年会や忘年会

着物を着てレストランにお食事に行くと、華やかな雰囲気になりますので
レストラン側にも喜んで頂けます。良い席に通してくれることもあり、やはり
日本の民族衣装だなと思います。華やかな感じになるので、通りすがりの人に
も「素敵ね」なんて声を掛けてもらえたりもします。


右の小紋
中央の小紋
左の小紋

これらは、とび柄小紋で柄行も小紋の中では格があります。しかし色目
や柄などでおしゃれに着こなすことができ、しゃれ袋帯をお締め頂くと
又、お召いただく場の幅も広がります。

こちらは、となみ織物謹製の袋帯です。少し格がございますが、
このような袋帯をお締め頂くと全体がしまって見えます。

こちらは、加納幸謹製の袋帯です。

こちらは、藤原謹製の本紬唐織


とび柄小紋ですとこのような袋帯を合わせられます。
レストランでのお食事や歌舞伎等にお召いただくとおしゃれになります。

名古屋帯を合わせるならば

九寸名古屋帯[山田織物謹製]のような帯ですと
楽しくなると思います。

こちらは、小森織物謹製の名古屋帯七宝柄です。

一般的な小紋の着物は、気軽に着れるオシャレ着として1枚持っていれば
存分に楽しめます。

しゃれ着として楽しめる染めの着物が「小紋」ですので、格調が高い正装
にはなりませんので、結婚式などフォーマルな場には不向きとなります。

ただし、柄のデザインによって幅広く活用できる小紋は、街着にもなり、
多くのシーンで楽しめる着物です。織りの着物とはまた一味違ったやわらかな
風合いが魅力の小紋ですので、気軽に街着に、格式張らない場所に、ゆったりと
しとやかに着物で決めたい気分のときに楽しめるのが小紋です。

何気ない日常も、着物をサラッと着こなすだけで気分は華やぎ、違う空間の中に
いるようなリフレッシュ気分で着物を着こなして下さい。古典柄や個性的など
お好きな小紋をお一つご用意して、普段と違ったご自身を発見して下さい。

きもの むらたや 

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初めに作る着物は何?

投稿日:

「きもの」に興味はあるけどどうしたらいいのか分からない方や
好きだけど一歩が出せない貴方に向けてお話いたします。

着物には「格」や「季節感」があるので難しいとおっしゃる方が
多いです。だから、着物離れ現象がおこって今の時代となってきたの
だと思います。気軽に着物をと言っても決まりごとは、きちんと説明を
された方が良いと思います。
その方が着物を着てまた着たいと思って頂けるような努力を私共も
していかないといけないのだと思います。

取りあえず、一枚持っておくとしたら『訪問着』ではないでしょうか。

帯→高島織物謹製[慶寿]


右の袋帯→京藝謹製[白眉]
左の袋帯→河村織物謹製[本手織]

[河村織物謹製]

[京藝謹製]

 




いざ着物を買うという時に、どんなものを買えばいいのかは難しい問題です。
洋服と違うので着物を見慣れていない方は、何が良くて何が良いのかを困っ
てしまいます。普段から目を肥やしている方ですと、何となく「これいいわね。」
とすんなりと言葉に出ます。高い買い物となるので失敗したくないというのが
本音かと思います。

むらたやのお客様のお話ですが、お母様は、大変着物がお好きでらして
その方のご子息様のお嫁さんと大変仲が良く、一緒にご来店された時、初めは
良く分からないまま好きか嫌いかでお選びになられたいましたが、今では
着付けの練習をしておひとりで着られるようになり、色々と着る機会などを
考えて欲しいものを抜粋してお選びいただいております。
何度かお母様とご来店されてからは、おひとりで色々と見るうちに目が肥え
良いものは、やはりよく見えるようになったみたいです。

どんな方も色々と見ることから始まり、決まり事を呉服屋さんに聞きながら
ひとつずつ覚えて行けば良いと思います。

初めに作るなら「訪問着」と言いましたが、それは確実に一枚はあったら
便利だからそうお話をしただけで、

普段から着物を着たいわ・・・・・とおっしゃられる方には
おしゃれ着として季節を問わない柄の小紋や紬の袷のお着物が良いのでは
ないでしょうか。

着付けの練習に、お茶のお稽古にという場合も良いかと思います。

東レの小紋(洗える着物)もいいですが、それは本当に練習着や雨の日用として
お作りになられた方が良いと思います。(むらたやでもお取り扱いございます。)

ちょっとした場にもお出かけしようと思われたら、正絹の着物にされた方が
良いのではないでしょうか。


左上の格子柄小紋 
上段の中央 蛍ぼかし
上段の右シダ唐草
左下の雪輪と貝合わせ
下段中央唐草華の宴
右下東京染め小紋、貞子好みより

上の小紋に合う名古屋帯はこちらよりお選びください。

次は、気軽に着れる小紋から帯のお話を致します。

きもの むらたや 

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名古屋帯と袋帯の選び方

投稿日:
帯を選ぶとき

まず初めにどの着物に合わせるかを考えた上で、帯の格について
お考え下さい。
考え方として一般的なのが
・袋帯→フォーマル
・名古屋帯→セミフォーマル

これは、帯結びは(振袖の変わり結びを除けば)二重太鼓の方が
一重太鼓よりも格が高いためであり、礼装は二重太鼓となっている
からです。しかし、フォーマルな場である喪の場面では名古屋帯が
使われています。それは、不幸があった場合は「重ならないように」と
いう意味ですので、喪服の黒共帯は一重となっているのです。

袋帯でも最近はカジュアルな柄ものが多く出回っており、袋帯だからといって
全てがフォーマルかというと、そうではございません。

[吉村織物謹製・綾羅織全通柄]

[大光謹製・格子に唐草文様]


こちらのような袋帯は、お洒落に付け下げや小紋江戸小紋やお召しに合わ
せられますので幅広く重宝する袋帯です。

合わせる着物

格が違うため、合わせる着物も変わってきます。
袋帯の金糸銀糸が控えめなものや色糸だけの袋帯はお洒落着用で紬や
小紋、江戸小紋、付け下げ、色無地に使えます。

[京染め・唐華文]

[東京染め・貞子好みより]

[高級付け下げ・花筏柄]

[高級付け下げ・流水に橘柄]

[西陣織お召し・皇室献上工場謹製]

[西陣織お召し・皇室献上工場謹製]

 結婚式には袋帯と名古屋帯のどっち?

結婚式では古典柄の訪問着に金糸銀糸を使った華やかな袋帯でお出かけください。
二重太鼓ですので、おめでたいことは二重にという意味を込めています。
帯揚げや帯締めも白系もしくは淡い色合いでまとめると上品になります。
しかし、絶対に「名古屋帯では駄目」とか「二重太鼓にしなければならない」と
いうことではありません。

これは、私の娘の卒業式でした。紋付色無地を着て名古屋帯を締めました。
おしゃれ感の名古屋ではなく、金銀の使った格の高い名古屋帯でしたので
着物の上に乗せてみても全体のバランスも良く着物に引けを取らない感じでし
たのでそのコーデで出席しました。

格の高い名古屋帯

[河合美術織物謹製]

[帯屋捨松謹製]

結婚式では「喜びが重なるように」という意味で二重太鼓を締めますが、
これは単なる縁起担ぎですので「一重太鼓だから結婚式に絶対使えない」
ということではなく、ただ単に「二重太鼓の方が望ましい」という程度の
ことなのです。
結婚式などの礼装において重視すべき点は、袋帯とか名古屋帯という種類
ではなく、生地の良し悪し(金糸銀糸を使っているか否か)、絵柄が格調
高いかどうか(おめでたい柄行か等々)という事が最も重要と思います。

袋帯や名古屋帯については長さの違いが一番大きいです。しかし、それだけ
では語れない様々な違いがあります。いわゆる格の違いは「袋帯だから~、
名古屋帯だから~」という話ではなく、素材に金糸銀糸を多く使っているのか、
吉祥文様など格の高い柄なのか、というようなことでお締め頂く場所や着物が
変わってきます。

全通の名古屋帯を袋帯に直された方も、むらたやのお客様には、多々おい
でです。お茶をされていらっしゃったので、紹巴織の全通の名古屋帯を裏を
付けて(裏はお好きなお色を選ばれたり地紋があるしゃれた裏地にされたり)
楽しまれています。このようなことも可能ですので是非覚えておいてください。

きもの むらたや 

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50代からの小紋選び

投稿日:
小紋を選ぶポイント~礼装との違い~

小紋は、留袖や訪問着のような礼装と比較すると、見た目の豪華さは
劣ります。ですが、小紋とは日本人の粋やおしゃれや柔らかさもっている
着物です。
お召しになる方が主役であり、その方のの魅力を充分に引き立たせることが
小紋をお選びになる時には、着用時を想像してみたり、実際に手にとってご覧
頂けるのでしたら体に合わせるなどして自分の印象を鏡に映してご覧ください。

むらたやでは、見てさわってというスタイルで販売しております。

[京染め・江戸五嶋紐監修]

[京染め・紋意匠に葡萄唐草とび柄]

  こちらの小紋は、おしゃれ着としてお召いただけますし、格の高い名古屋帯を
合わせてお紗席でお召し頂けます。

[東京染め・江戸更紗]

[京染め・紋意匠にとび柄葵文様]

こちらの小紋は、おしゃれ着にもなりますし、道行や羽織にされても宜しいかと
思います。色違いの江戸更紗を羽織にされた方がいらっしゃいます。
長羽織でおしゃれに仕上がりました。

袋帯の方が名古屋帯よりも60~70cm以上長いです。
それは、袋帯は二重太鼓を結ぶからです。
お慶びのお席には、二重太鼓で出席します。
よって
袋帯→4m~4m30cm程度
名古屋帯→3m60cm程度(仕立てあがって)

名古屋帯はでも格の高い帯もござますので、おめでたいお席に
お締め頂けます。袋帯と違って一重太鼓しかできませんので、その分軽くて
締めやすい帯となっております。

お太鼓とは、後ろから見て四角い部分(背中にあたる所)が二重になる事を
二重太鼓といいます。
二重太鼓とは、おめでたい場面や喜びが何回あっても良い場面=「喜びが重
なるように」の意味となっております。

格の高い名古屋帯
[となみ織物謹製・九百佐賀錦]


どちらも松の柄ですので、いつお締め頂いても大丈夫ですし、格も有り
上品にお締め頂けます。

一重太鼓とは、不幸があった場合そんな場面で=「重ならないように」と
いう意味ですので、喪服の黒共帯は一重となっております。
喪服自体は紋が五つあり礼装ですが、不幸が重ならない為に帯は一重と
なっております。

結婚式などのおめでたい場面では袋帯を締めて葬儀などの不幸があった
場面では名古屋帯をお締め頂くといのが一般的です。

こちらの説は戦後からです。それ以前に作られた喪服については丸帯や袋帯
が一般的でした。(礼装だから)
名古屋帯が喪の場面に登場したのは、縁起と言うこともありますが、どちら
かというと、袋帯よりも名古屋帯の方が葬儀の場面で着付けしやすい(二重太鼓
よりも一重太鼓の方が簡単)という理由が根底にあったそうです。

きもの むらたや 

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TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

 

お茶席向きの小紋と名古屋帯と袋帯

投稿日:

小紋とは、普段着感覚で気軽に着ることのできる着物です。
格式を考えることなく、目的にあったものが選べます。
よって自分の好きな模様や小紋の種類(京染め小紋や江戸小紋、紅型小紋他)
を探してお好みのおしゃれ着としてお誂え頂けます。

むらたやでは、様々な柄やお色の小紋を多数取り揃えております。
特に、とび柄小紋はお茶やお稽古をされる方には大変好評です。
サイトはこちらより→きものむらたや(小紋)
是非、ご自分のお好きな柄をお探し下さい。

お薦めの小紋
[京染め・とび柄雪輪重ね]
[京染めとび柄小紋・蛍ぼかし]

[京染め・四海波雪輪ぼかし]
[京染め地紋おこし・華唐草文様]

小紋の種類について

江戸小紋とは、伝統の技法と理念を忠実に守り続ける職人がつくる
ホンモノの江戸小紋―職人の「技」に、型と型の組み合わせでできる
柄や色づかいなどに表れる「粋さ」が融合してできたものが「東京染小紋」
すなわち「江戸小紋」です。
もっと簡単に言い換えますと
伊勢の型紙を使って東京で伝統工芸士の方が染めたものを『江戸小紋』と
言うのです。
その他のものは、江戸小紋とは言えないと言うことです。

江戸小紋は、非常に細かい柄が施されているもので、遠くから見ると
無地のように見えます。粋な着物で、すっきりと、大人っぽい印象を
感じさせます。

[江戸小紋・鼓と束ね熨斗]
[江戸小紋・家内安全柄]

帯は通常名古屋帯が多いですが、江戸小紋の場合は袋帯を合わせられても
大丈夫です。おしゃれな普段のお召し物ですが、紋をつけることで格が上
がり、お茶会やお子様の行事などにも着用いただけます。

お薦めの名古屋帯
[小森織物謹製・有職段文]
[白綾苑大庭謹製の名古屋帯]

気軽にお締め頂く名古屋帯ですと

[山田織物謹製・市松地紋に牡丹唐草]
[山田織物謹製・校倉裂さがら段文]

名古屋帯は、大正時代に名古屋の女学校の先生が考案し、昭和初期にかけて
開発されたといわれています。
詳しくはこちらより→名古屋帯の歴史
袋帯は二重太鼓にして結ばないといけないので長い帯が必要となります。
しかし名古屋帯ですと一重太鼓にして結びますので二重にする分だけ節約に
なると言うことです。

お薦めの袋帯
[吉村織物謹製・全通柄]
[織楽浅野謹製・新蒔絵七宝]
  • 袋帯とは、表裏を縫い合わせた形状のもです。詳しくはこちらより
  • 名古屋帯→お太鼓になる部分(約114cm)はそのままで、残りを半幅の
    形状に仕立てたものを名古屋仕立てといいます。その他、手先を折らない鏡仕立てや額縁仕立て、手先を少し折った松葉仕立てがあります。詳しくはこちらより
京小紋

京友禅の型染めで豪華さを持ち合わせたものが、京小紋といいます。
江戸小紋とは異なり、多色染めですのでとても色鮮やかです。雅な色遣いの
中にも、気品を持ち、はんなりとしとやかな雰囲気がございます。

小さな柄だけでなく、洋花や文様などが大胆にデザインされたものも増えて
小紋の中でも種類が豊富になっています。お洒落が楽しめる、お稽古ごとや街着にぴったりです。

 

きもの むらたや 

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