単衣向き着物と名古屋帯 ~着物の部位名豆知識~

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単衣向き東京染め小紋です。
生地も柔らかく単衣に良い風合いでお色も優しい感じです。

光沢のある生地に季節を問わない柄付で帯によって表情が変わるので、
華やかな場所にも落ち着いた場所にもお召いただける小紋です。
この生地にこの柄でとこだわった『むらたや』オリジナルの一品です。
生地        :丹後ちりめん
江戸小紋登録商標証紙:有り
伝統工芸品証紙   :有り
日本の絹スタンプ  :有り
染め元       :富田染工芸

こちらの小紋に合うお薦めの名古屋帯です
メリハリがあって良いと思います。九月からの単衣時期には最適です。
今ですとお仕立て付き20%off~30%offとなっておりますのでお得です・

藤原織物謹製の六通名古屋帯です。紹巴・正倉院唐草文様

【紹巴織】
「紹巴・しょうは」という名の由来に明確な史実がないのは残念ですが、
一説では千利休の弟子の「里村紹巴」から名をとった説があります。
高級品として代表的な「つづれ織」に似ていて、緯糸(ぬきいと)が
経糸(たていと)を包み覆うような織り方であり、緯糸によってのみ、
柄デザインや配色を織り上げています。よってきもの着用の帯として、
締められた時、他の織物の帯と比較すると、緯糸同士の摩擦が大きい
ので「絹鳴り」がして、ゆるみにくく、締めやすいのが特徴となって
おります。更に、最高級の国産絹糸のみが持つ、しなやかさと柔軟性、
伸縮性に優れ、織物として薄くて、軽くて型くずれしにくい、最高の帯の
風合いと締め心地です。

となみ織物謹製の全通帯です。七宝文様の柄が続いていてどこを出されても
いい締めやすい帯です。
七宝文とは、同じ円を円周の四分の一ずつ重ねていく文様で、輪繋ぎの一種
です。「七宝」は仏教で金、銀、瑠璃、玻璃、珊瑚、瑪瑙、真珠の貴重な宝
を指しますが、いつからかこの文様の名になりました。
上品な華やぎを求められるパーティーなどに、品格漂う華麗な存在感を身に
付けていただける柄作品です。

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【着物の豆知識】
呉服の常識語としてよく使っている言葉でも改まって意味を聞かれると返
事に困ることがございます。
この際ですので、若干の点検をしてみたいと思います。

ふき・・・袖口や裾に表より少しのぞいている部分で、これは「ふきかえし」
という意味です。これがあるから、袖口や裾が痛まないですんでいます。
(袷の場合の袖口・裾に八掛が少しのぞいていることをさしています。)

衽(おくみ)・・・身を置くので、置く身が衽になったそうです。
上半身の寸法や形を、この衽で調整するので、和服を仕立てるのに大切な
場所です。だいたい四寸巾と決まっていますが、衿をつけるのもこの衽が
土台になっていて、この部分のおかげで丸みのある着付けができるのです。
(たまに、お茶をされる方は、前幅を少し広めにとおっしゃられます。)

身八つ口・・・発汗作用の多い子供の為にできた脇の口が始まりです。
八枚に裁ち分かれた身頃と袖をしっかりつなぎとめています。夏は、
この身八つ口から入る風が胸と背中にまわり涼しいのです。日本家屋と
同じ発想で冬はこの空気が暖まります。

身八つ口で身幅の調整をしたり、手を入れて衿元や、脇の始末をしますので、
着くずれ予防に欠かせないところです。
胸高に帯を締める方は、袖付けを少なくしています。逆に帯を下目に結ぶ人は
袖付けをよくとって、あまり身八つ口をあけないようにします。

若い方は帯を上目に締められるので袖付けは少なめでその下の身八つ口を
帯でふさがないようにします。何気ないようですが、この身八つ口の扱い方の
上手・下手で装いに品格がでるかが決まってくると言っても過言ではないと思
います。

この様に、少しでも着物の名前や意味合いが分かっていると着物をお召しに
なる上で役に立ちます。

 

きもの むらたや 

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TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

袋帯は格調あるフォーマルな装いで、名古屋帯に比べて柄に特徴があるのも魅力の一つ

投稿日:

 

◇表地と裏地、2枚の生地で仕立てた高級帯

帯には、「丸帯」「袋帯」「京袋帯」「九寸名古屋帯」「八寸名古屋帯」
「小袋半幅帯」「単衣半幅帯」などがあります。この中でも最も格の高い
第1礼装用の帯が「丸帯」です。織がしっかりした生地に芯地を入れて仕
立てるため、重さは3キロ程度になります。大変重いうえに締めにくく、
気軽に締めるのが難しい帯です。

【丸帯】


花嫁衣裳用の帯

この丸帯を少しでも軽く締めやすいように生まれたものが、現在の袋帯
になります。半分の幅の生地に無地の別裏地をあてて仕立てるため、軽
くしなやかになり、価格も抑えられるようになりました。丸帯は、現在
では花嫁や芸者の装いなどにしか使われなくなっています。しかし、黒留
色留などの礼装や華やかな訪問着、お茶席向けの付け下げ、江戸小紋など
に合わせることも可能です。
袋帯は、帯の中では比較的歴史が浅いものですが、結婚式や披露宴、お見
合い、お茶席、入卒の式典などのフォーマルな場面でも用いられています。

【藤原織物謹製】正倉院文様尽くし

【加納幸謹製】華丸文に吉祥柄

【山城機業店謹製】雪輪取り吉祥文唐織

30 年7月1日~7月31日までは、こちらよりご覧ください
只今セールに付きお仕立て付きで20%offから30%offとなっております


◇袋帯は華美な柄が魅力

 袋帯の柄付には、全体に柄のあるものや六通柄(垂先から手の途中、
無地の箇所を挟んで手先に柄があるもの)、ポイント柄などがあります。
本来、フォーマルな場面で用いられるものだけに、吉祥文様の鶴亀や
正倉院名物裂に由来する文様など、格調ある柄が多いのが袋帯の特徴です。
袋帯でよく用いられる王朝風模様や御所解模様などは、日本の模様の基盤
でもあり、装いが品よくまとまります。

【山城機業店】寿宝尽くし段文
とにかくおめでたい柄を取り入れてある唐織の逸品です。
格の高いお着物に合わせやすい柄や色遣いをしています。

このほかにも、植物文様や人物文様、風景文様、器物文様などがありますが、
いずれも季節やめでたいことを表す華美なデザインが施されている傾向です。
そのため、フォーマルな席にふさわしい装いになるのです。袋帯の裏地を地紋
のある生地にしたり、表地の柄と色味を合わせてみたりするのも、粋なおしゃ
れといえるでしょう。

【京藝謹製】白眉吉祥文様尽くし

【洛陽織物謹製】輪(りん)粋の極み松竹梅柄
お茶席などにお締め頂くと大変良いです。

着物とのコーディネートを考えるときに、「色味が合うかどうか」「格が調和
しているか」「模様が調和しているか」などを考えてみると、装いの美しさが
一層際立ちます。

◇まとめ

 

「むらたや」では、場面ごとのコーディネートをご提案し、その場にふさわし
い品格を備えた着物の着こなしをアドバイスしてまいりました。
「フォーマルな場なのか」「ややくだけたカジュアルな場なのか」によって、
着物も帯も変わってきます。お祝い事や改まったシチュエーションでは、やや
カジュアルな印象を与える名古屋帯より、格調の高い袋帯がおすすめです。

 

「むらたや」の通販サイトではさまざまな袋帯を扱っており、お客様の着物に
合わせて選んでいただくことができます。お気に入りの袋帯を探している方は、
ぜひ、「むらたや」の通販サイトをご覧ください。

30 年7月1日~7月31日までは、こちらよりご覧ください
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参考情報

https://www.kimono-murataya.com/blog/fukuroobi

 

夏のお茶会の着物と帯 

投稿日:

 

もうじき七夕です。
娘が幼稚園の頃に、短冊にお願い事を書いていたことを
思い出します。

さて、七夕を“たなばた”と読むのはなぜでしょうか。ご存知ですか?

いわゆる「たな」とは棚のことで、「はた」は機なのです。

七夕の夜 神を迎える為に、水上に棚づくりをしてその上で女性が機を織ることからきた言葉です。

しかも、それが七月七日の夕べの行事だったので『たなばた』に『七夕』
の字を当てたのです。

万葉集では、「織女」と書いて「たなばた」と読ませています。
新古今和歌集では、七夕となっています。

ともあれ、機(はた)を織る祀りからきたものですから、七月七日は、
夏のきものの日と呼ぶのがふさわしいのではないでしょうか。

最近は、夏物を着る人が少なくなりました。それだけに上手に着こなすと
目立ちます。
思わず「素敵~」とか「おしゃれ~」と言いたくなります。
(逆に一部では、「何事?」といやみを言われる方もおられます。)

どうしても「暑いから」・「面倒くさい」・「時間がない」等と言い訳を
して着ない方が増えてます。
夏物に夏の着物に袖を通すことは『究極のおしゃれ』ではないでしょうか。

こちらは、夏の付け下げです。絽の変わり織りですのでおしゃれにも
粋にも帯次第で変わります。おとなしめのお色ですので、お茶席には重宝します。
社中以外でのお呼ばれにお召いただけますし、社中が催すお茶会にお呼びする
お客様によっては、この辺りクラスのお着物をお召しになられた方が
間違いがないと思います。
また、夏の結婚式などのおよばれに是非どうぞ。

※帯はイメージです

こちらのような夏の袋帯をお薦めします。

シンプルな絽の付け下げ

※帯はイメージです。

気軽に小千谷ちぢみで夕涼みや社中でのお茶会(夜噺)などに

綿麻のきものです。

九月の単衣の着物にお薦めします。

その時の帯は、こちらはいかがですか。

帯地は軽くてしなやかな風合いですので、締めやすく、重さをまったく
感じさせません。お柄には更紗の柄を使った創作文様となっています。
袷のお着物にはもちろんの事、6月・9月の単衣の着物にも締めていただ
ける、スリーシーズンの袋帯です。


デザイン性の高い創作袋帯です。「綾羅織」と題された独特なよろけ模様を
織り上げた帯です。軽やかな風合いは、単衣の時期にも重宝して頂けます。


九寸名古屋帯(正絹)【弥栄織物謹製】「忍冬に華文様・淡グレー系色」
観劇・九月からのお茶会・研修会などにどうぞ


九寸名古屋帯(正絹)【小森織物謹製】「有職段文に菊づくし 六通」
お茶席やご友人との会席や観劇など9月からは重宝する一品です。

きもの むらたや 

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名古屋帯のバリエーションが豊富な「きものむらたや」でコーディネート選びpartⅡ

投稿日:

◇母とお出かけ用に桜柄の名古屋帯を購入しました


20歳の誕生日を迎えた私を、母が「2人でお祝いしましょう」と銀座へ
デートに誘ってくれました。普段、友人とも銀座に足を運びますが、今回は
母とのお出かけです。ちょっとおすましして出かけたいと、気合いを入れよ
うと思い「むらたや」で名古屋帯を購入しました。季節に合わせた桜柄の帯
を手にして、着物はどれを合わせようかと、数日前からコーディネートを考
えては楽しみました。

 

母の着物や、母から譲り受けた着物をとっかえひっかえする時間も楽しく、
「むらたや」さんのアドバイスなどをうかがいながら選んだのは、京染の
とび柄小紋。20歳になったばかりの私には少々大人っぽい小紋ですが、桜柄
の名古屋帯がとても華やかで、ちょうどバランスが取れた組み合わせになった
のでうれしかったです。ちょっとシックな大人の装いを身に着け、背筋をぴん
と伸ばして母と銀座を歩きました。

 

母も春らしい地紋起こしの生地に若草模様の着物を着て、2人で食事しました。しかし、普段よりちょっとフォーマルなレストランでも気後れすることがなかったのでよかったです。そのまま東銀座まで歩き、歌舞伎座の夜の部を観劇しました。
歌舞伎座のロビーには和装のご婦人がたくさんいましたが、その中で堂々と振る舞えたのも、身に着けている着物と帯のおかげだったと思います。

 

こんな感じの親子関係って素敵ですよね。
いっしょにショッピングもお食事もありですね。

こちらは、それぞれ帯を変えて合わせてみました。上の方がメリハリが
ございます。

こちらの小紋は、上質ですので、小紋とはいえしゃれ袋などをお締め頂き
お茶席に出られると大変映えると思います。

名古屋帯の新作です。この度のSALEにだしています。
鮮やかなブルー地に松や笹や唐草文様が上品に施されていて
おしゃれにお締め頂けるお薦めの一品です。


7月1日~7月31日まではこちらより
それ以降はこちらより

こちらは、九月からお薦めの袋帯です。
人形作家:奥田小由女先生の作品をとなみ織物さんが袋帯に再現してくれました。
こちらも7月中は、セール品となっております。
合わせている着物は、西陣織お召です→7月中はこちらより
それ以降は、きものむらたや の無地お召をご覧ください。

こちらの小紋は、とび柄小紋で名古屋帯で合わせても良いのですが、上品で
落ち着いた雰囲気のお着物ですので袋帯を合わせてみました。
こちらの小紋は→こちらからどうぞ
単衣仕立てのお仕立て付きで「むらたや価格より20%off」となっております。

きもの むらたや 

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名古屋帯のバリエーションが豊富な「きものむらたや」でコーディネート選び

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◇女子会に行くために江戸小紋に合わせて名古屋帯を探しました

 

30歳を超えると、たとえ女子会といえどもそれなりに力を入れたいのが女性
としてのプライドかもしれません。
同世代の女性が集まる場で、品のある格好をして一目置かれたいと考えたとき
私は着物を選択しました。でも、あまりにフォーマルに決め過ぎてしまっては
周囲から引かれる可能性もあります。そのため、気品がありながらも、あまり
フォーマル過ぎない格好や雰囲気を心がけました。

 

そんな条件でいろいろ手持ちの着物を見ているうちに目が留まったのが、江戸
小紋でした。一見すると無地のようでありながら、近くから見れば粋な模様が
一面に散っていることにはびっくりです。

同世代の女性という厳しい目にもしっかりアピールできる着物だと思います。
もともと、「カジュアル」「フォーマル」のどちらでも着られるものを相談
して購入したので、観劇やちょっと気取った食事の席などにも着ていました。

女子会の席に気合いを入れて行きたいとも思っていたので、この機会にちょっ
と奮発して、お気に入りの江戸小紋をいっそう引き立ててくれる帯をとお願い
したのです。格のある白綾苑大庭の名古屋帯を「むらたや」さんに薦めてもら
い、一目で気に入って購入しました。


女子会の日には、批評家のような厳しい目を持った女性ばかりの中で一貫して
褒めてもらい、大満足しました。この名古屋帯を合わせるための着物へ手が延
びてしまいそうで、自分を戒めるのに必死です。

九寸名古屋帯【となみ織物謹製】九百佐賀錦

こちらの帯も薦めて頂きました。確かに濃紺に松竹梅と竹垣根の柄ですので
松の柄の名古屋帯はとても合っていると思います。
格も高くなり、お茶席にもバッチリかなとも思いました。こちらも捨てがたい
良い帯です。


◇まとめ

名古屋帯は、カジュアルにもフォーマルにも使えるお品もあり、とても使い
勝手のよい帯です。20~30代という若い世代でも、最初に手に入れる帯とし
てはとてもお薦めです。名古屋帯には「八寸名古屋帯」と「九寸名古屋帯」
の2種類がありますが、九寸名古屋帯は、体型に合わせて仕立てることがで
きます。(松葉仕立て、お染の松葉仕立て等)
色や柄も豊富。着る際にもさほど手間と時間がいらないのも、名古屋帯の魅力
です。「むらたや」では、高品質でお求めいただきやすい価格の名古屋帯が揃っ
ております。「むらたや」自慢の名古屋帯の味わいを、ぜひご自身の目でお確か
めください。

 

参考情報

https://www.kimono-murataya.com/blog/archives/3216

むらたやの江戸小紋が選ばれる理由とは

投稿日:

 

◇江戸小紋の細やかな柄には数十年の修業が必要


江戸小紋は、数ある小紋の中でも特に細やかな模様が特徴です。一色染が基本で、遠目には無地にも見えるほどですが、近寄ってみるとその柄の粋な計らいに気づけるでしょう。これは、江戸っ子ならではのおしゃれでした。

 

裃(かみしも)の模様として始まった歴史から、各大名家で柄が定まっていたというのも、江戸小紋ならではといえます。柄が細かければ細かいほど「格」が高いとされたため、腕のたつ型彫師や型染め師が重宝されました。当時、精緻な技を持つ型彫師が集まっていたのが、三重県です。

こちらは、江戸小紋の型紙を保管している所です。
かなりの数の中からむらたやは、厳選し色もそれぞれ変えてお客様のオリジナルな一品になるように考えております。

一度使った型紙とお色は一緒にして使用しませんので、同じものが仕上がることは
決してございません。

これらの型彫師が仕上げた非常に細かい模様の型紙を生地に置き、継ぎ目をずらさないように型を送ること数十回で反物になります。これが、型染師としての技で修得するのに10年、さらに細かい小紋を仕上げるようになるまでに20年かかるともいわれてきました。こうした職人の技と、伝統的な柄や色づかいが相まって生まれるのが、江戸小紋の魅力です。

 

◇本物の江戸小紋にこだわって

 近年では、こうした技に関係なく江戸小紋風な柄を機械染めしたりシルクスクリーン染めしたりしたものが売られるようになっています。しかし、本来の江戸小紋と比較すると、その違いは明らかです。
「むらたや」では、職人の手による本物の江戸小紋をより身近に楽しんでいただけるようにと、「伝統的工芸品『東京染小紋』」のマークが付いているものだけを取り扱っています。

これは、手作りで型を染め、作り手の個性が息づいている本物の江戸小紋だけに付けられるマークです。1974年に伝統工芸品として指定されたものです。このマークを付けられた江戸小紋は生産量が少ないため、関西圏ではなかなか手に入れることができません。しかし、生産者から直接仕入れることで、高品質な江戸小紋をお手軽な価格でお求めいただけるのが「むらたや」の強みです。

◇まとめ

 「伝統的工芸品『東京染小紋』」のマークを付けることができるのはごく一部です。江戸時代までに完成されている技術もしくは技法、伝統的に用いられてきた天然の原材料のみが用いられているものなど、主要部分の工程が手作りであるものだけになります。

 

「むらたや」の江戸小紋にはすべて、「東京染小紋」であることを示す証紙が貼られています。「むらたや」がこだわるのは、伝統の技法と理念を忠実に守り続ける職人の手による本物の江戸小紋。それが、「むらたや」の江戸小紋が選ばれてきた理由です。「東京染小紋」の証紙が付いた本物の江戸小紋をお求めなら、ぜひ「むらたや」にお声がけください。

 

参考情報

江戸小紋の魅力

人気の江戸小紋どこで買うか迷ったら「きものむらたや」の通販サイトにお任せ下さい

投稿日:

◇江戸小紋は礼装や正装として着用できる

 小紋というのは、反物に上下の向きはなく、型染で全体に同じ模様が、
一方方向に繰り返し描かれている着物全般を指す言葉です。
小紋には、染めの技法によって、「紅型小紋」「絞り小紋」「更紗小紋」
など、さまざまな種類があります。
小紋の中でも、皆さまの耳になじみが深いものは「江戸小紋」「加賀小紋」
「京小紋」の3つでしょう。

[ 江戸小紋 柄:家内安全 ]

[ 京小紋 柄:菊と橘 ]

ほとんどの小紋が型染めといった柄付けの技法で作られていて、 カジュアル
タイプから華やかなドレスアップタイプまで、幅広く活用できるのが小紋の
着物です。お稽古着や街着に優れていますし又、ドレスアップして幅広く活用
できるのが小紋の着物の良さです。
しかし小紋は一般的に、礼装や正装としては着用できないことになっています。
それは、着物全体に同じ模様が繰り返し描かれていて、一方向に柄を繰り返し
ていて全体に模様が入っているからです。

訪問着などは、生地を染める時点ですでに違い、上前から下前まで柄が続いて
います。胸やお袖と肩の方の経ち目の部分も柄がきれいにつながっているように
模様付け(絵羽)されています。「縫い目をまたいで繫がる。」それが格式を高め
ているのです。
しかし、「礼装や正装としては着用できない」という小紋の「常識」にも、例外
があります。コーディネート次第でカジュアルにもフォーマルにも着ることがで
きるのが江戸小紋です。

[ 江戸小紋 柄:扇子に小花柄 ]

 

 

◇フォーマルにも着られるのは江戸小紋の歴史から

江戸小紋の始まりは、裃(かみしも)です。裃は大名家で着用された武士の
礼装で、おしゃれな武士のたしなみでもありました。それが高じて、裃の
豪華さを競い合うようになった結果、幕府から規制を加えられる結果になっ
たのです。それでもおしゃれしたいという思いでこらされたさまざまな工夫が、
江戸小紋独特の模様につながりました。

 

遠目では無地にも見えるような細かな模様は、非常に高度な染色技を駆使した
ものです。各大名家ではそれぞれに使う模様が固定化していて、代表的なもの
だけでもいくつもの柄があります。紀州藩徳川氏では「鮫」「行儀」「角通し」
加賀藩前田氏では「菊菱」、薩摩藩島津氏は「大小あられ」、佐賀藩鍋島氏では
「胡麻柄」などさまざまです。これらの柄が、各大名家のシンボルとされました。

[ 徳川将軍家:御召十 ]


[ 紀州徳川家:鮫(江戸小紋三役の一つ) ]


[ 柄:角通し(江戸小紋三役の一つ) ]

[ 柄:行儀(江戸小紋三役の一つ) ]

[ 島津家:柄:大小霰 ]


[ 武田家:柄:武田菱 ]


[ 前田家:柄:菊菱 ]

こうした歴史があるため、江戸小紋は、柄の選び方や帯の合わせ方次第では、
略式の礼装としても見なされるようになりました。コーディネート次第では、カ
ジュアルにもフォーマルにも着られるというのが、重宝な着物として現代に至る
まで江戸小紋が愛用されてきた理由です。

◇まとめ

おしゃれな女性から江戸小紋は大人気です。一見すると地味にみえるかもしれ
ませんが、よく目をこらせば、一面に散りばめられた白抜きの繊細な柄が気品
を感じさせるでしょう。これが、江戸小紋の魅力です。「むらたや」にも、
かつての大名家のように、オリジナルの江戸小紋があります。
こうした江戸小紋が、通販でお安く手に入るのが、「むらたや」ならではの強み
です。ぜひ、「むらたや」オリジナルの江戸小紋でご友人の結婚式やお茶席に
出席して、周囲の視線を集めてみませんか?

 

参考情報

https://www.kimono-murataya.com/

 

単衣向きの袋帯~おしゃれに粋に~

投稿日:

お仕立て付き袋帯のご紹介です。

これからの季節締める帯どうしよう?????
と悩まれる方も多いのではないでしょうか。

「まだ㋄だけど暑い」、「お茶席だったら季節がほしいな」
「でも、長く使えた方がありがたいな」等々と色々と考えてしまいます。

また、お持ちの着物にも合わないと意味がありません。

私がお薦めするのは、こちらです↓

鎖美織の全通です。
柄の位置を気にせず、多様な結び方が楽しめる便利さも魅力です。
グレーの流水のような柄付に銀白の鎖のような織を施して、軽さやおしゃれ感
を出しています。
袋帯お仕立て付きSALE終了後は→こちらより

無地や江戸小紋、付け下げにも良いですが、とび柄小紋に合わせてみては
いかがですか。

紋意匠に葵文様が施されています。とび柄で尚且つ柄が小さいので
無地感となりますので重宝する一品です。又、お色からいって単衣にされて
これからの季節にお召し頂けます。
単衣お仕立て付きSALE終了後は→こちらより

こちらの袋帯の裏は、又おしゃれです。↓

他の小紋を合わせてみましょう↓

上品な柄付で流れるように施してあるので、着姿が大変美しいです。
そんなお着物に合わせますとおとなしめに感じます。
落ち着いた雰囲気をとお考えの方はこのような合わせ方はいかがですか。
単衣お仕立て付きSALE終了後は→こちらより


こちらは、とび柄小紋でも地色が淡いクリーム色で明るいイメージです
ので、鎖美織の帯と合わせるとメリハリが利いて粋な感じになります。
単衣お仕立て付きSALE終了後は→こちらより


同じ小紋ですが、写真の関係で色が違って見えますが、同じものです。
鎖美織の違うお色の柄模様に金白の鎖を施してある袋帯と合わせてみても
充分まとまっています。
単衣お仕立て付きSALE終了後は→こちらより

こちらの袋帯の裏はこんな感じです↓

無地ではありますが、織に工夫がありちらっと見える帯の裏にも注目して
頂きたい一品です。

 

きもの むらたや 

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「奥田小由女の世界」の袋帯~となみ織物

投稿日:

今日は、お茶席や観劇にお薦めの袋帯をご紹介します。

先日、仕入れたばかりの“ほやほや”です。
こちらは、奥田小由女の世界よりとなみ織物の袋帯です。
人形作家でいらっしゃる奥田小由女さんは、今も現役で人形作家をされています。
その、女性らしいほのぼのとした、上品な仕上がりはお茶席やパーティー
ご友人と観劇へと色々と活用できます。

5月31日までのお仕立て付きSALE期間が過ぎますとこちらよりどうぞ

こちらの東京染め小紋に合わせてみました。
生地が単衣向きの小紋で、画像よりも良い染具合となっております。

5月31日までのお仕立て付きSALE期間が過ぎますとこちらよりどうぞ

こんな感じになります。

こちらの小紋にも合わせてみました↓

5月31日までのお仕立て付きSALE期間が過ぎますとこちらよりどうぞ

私の撮った写真ですので上手には撮れていませんが、色合いはぴったりです。

こちらは、西陣お召です。

合わせますとこれもまたぴったりです。

5月31日までのお仕立て付きSALE期間が過ぎますとこちらよりどうぞ

このように、奥田小由女の袋帯は何にでも合わせやすく上品に決まります。
無地の着物や無地感に近い着物でも華やかな感じになります。一本持って
いると重宝し何にでもあうので、ついつい締めてしまいます。

こちらの帯は、綾羅織と言って7月・8月以外は十分お締め頂けるお品です。

経(たて)糸または緯(よこ)糸がそれぞれ浮いて、織面に斜方向に綾線が走って
いる織物で織組織の一つです。地合は密で柔らかく、伸縮性に優れ、シワがよ
りにくい等の利点があります。生地を柔らかくするために考えられた織り方です。
その綾織りと羅織という搦み織(からみおり)、または捩り織(もじりおり)
とも呼ばれ、夏の着物や帯になる絹織物をミックスした高度な技術で織られた
袋帯なのです。

是非一度ご覧ください。ホームページはこちらより

只今、お仕立て付きSALEとなっております。

日にちも5月31日までとなっておりますので、その内ですとお仕立てが付いて
尚且つ上代価格からむらたや通常価格さらにむらたや特別価格となっております。

きもの むらたや 

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単衣向きの着物と帯お仕立て付きSALE

投稿日:

 ◇単衣向きのきものお仕立て付きのSALE→こちらより
◇お仕立て付き袋帯・名古屋帯のSALE→こちらより
◇お仕立て付き振袖用袋帯大特価SALE→こちらより
◇夏の付け下げお仕立て付きSALE→こちらより

着物は、単衣仕立てで、衿裏・ゆのし・居敷当はが付いているお値段です。
居敷当無しでも同じお値段となっております。その場合は、セブセをお付けいたします。
夏の付け下げは、セブセと衿裏付きとなっております。

帯に関しては、芯・仕立て込みのお値段となっております。

着物にしても帯にしてもSALE品に関しては、本来のむらたや価格よりも格段とお安く
させて頂いております。

※パールトーン加工や紋入れは別途料金となっておりますの。
必要がなければ「加工なし」「紋入れなし」をご選択くださいませ。
着物にかんしては、お仕立て方法「居敷当て有なのかなしなのか」のご選択をお願い致します。

東京染め小紋(貞子好みより)

こちらは、サラッとした生地ですので単衣向きです。東京染め小紋ですので
染めた方も分かっていますしお薦めの一品です。

 

袋帯(綾羅織)

袋帯(スリーシーズン用)

軽くて締めやすくこれからの季節にはもってこいの袋帯です。お茶席や
観劇、色々と重宝する一品です。

 

名古屋帯

気軽におしゃれに着ものをお召しになりたい方にはこちらの名古屋帯を
お薦めします。
一見、見た感じでは、地味目に見えますが結構合わせやすく紬の単衣などに
合わせておしゃれにお召ください。

一部をご紹介いたしました。