京友禅小紋と名古屋帯

投稿日:

お薦めの透けない単衣の小紋のご紹介です

こちらは、先日入荷したばかりのお品です。

京友禅小紋です。名は、「花の夢舞」となっていて桜をモチーフにして
色や桜の中の柄付を工夫しています。
小紋としてお召いただいても宜しいですし、羽織りやコートとしてお仕
立てされてもおしゃれです。
こちらの小紋に合う帯のご紹介です。


袋帯ですが、しゃれ感が強いですので、小紋に合わせても良いです。
上の友禅に合わせるとメリハリも付き粋におしゃれにとパーティーや
観劇、お茶会などにお召いただけます。帯締めを桜の花のお色と合わ
せて、赤や黄色に合わせると全体が締まった感じになります。
帯揚げは、淡いお色にされると上品に濃いお色を持ってくるとおしゃれに
粋になります。


先練りお召し小紋です。
淡いピンク地に蔦の葉・唐草が施されています。単衣でも袷にでもお仕立て
してお召し頂けます。

合わせる帯としてこちらはいかがですか。



【藤原織物謹製】「紹巴織り華唐草柄・淡いクリーム色・総通」
白っぽいクリーム色の紹巴の名古屋帯ですので、お茶席に良い帯です。



【藤原織物謹製】「紹巴 正倉院草花文 六通」
こちらの名古屋帯ですと格も有りますし六通で細かい柄の続きですので
お急ぎの時お太鼓の柄を気にせず結べるので便利です。
又、先練りお召しのお色とマッチしていますのでメリハリがあって良い
感じになります。



【藤原織物謹製】「紹巴 ぶどう笹蔓文 六通」
綺麗なブルーですが、画像よりもう少し色のトーンが抑えてあります。
お茶席向きの柄ですので小紋、江戸小紋、無地に合わせてください。
これからですと、お茶席だけでなく、観劇や同窓会、コンサートにお締
め頂くと着用する幅が広がります。

同系色で合わせても良いです。
こちらの小紋「江戸五嶋紐監修の小紋」

弥栄織物謹製の幾何学文様の名古屋帯です
こちらを乗せると同系で統一感があり品よくなります。

帯締めを決めるなら、線と線が交じり合う所に紫・ブルー・クリーム
とポイントが有ります。そのお色の濃い目の帯締めをされたらまとまりが
出ていいと思います。ボルドーのようなお色を持ってきてもいいです。

◇着物を着られる方について
ここ数年のことですが、着物を着られる方が増えてきたように感じます。
そんな時に質問され
るのが、「着物に夏・冬ってあるの?」です。
お茶をされている方なら常識かもしれませんが、今まできものに縁がなかっ
た方は、分
からなくて当たり前です。その辺りは気にせずに
「聞くは一時の恥。聞かぬは一生の恥。」のように何でも聞かれた方が得です。
そこから一つのステップアップになります。

そして、少し慣れてこられると「この着物は何月ごろ着るの」と尋ねられます。

季節の変わり目が微妙に昔の頃と変化しているので、決まりごとはありますが
大幅に
違っていなければ許される範囲の場合もございます。
お茶をされている方でも9月・6月は単衣を着られる方、9月末に着用ですと
袷にされる方もいらっしゃいます。又、5月でも単衣を着用される方もいらっ
しゃいます。不安な場合は、先生やご出席の皆様にお聞きして合わせられた方
が宜しいかと思います。

着物が好きで着られる方でお聞きする方がいらっしゃらない場合は、お近くの
呉服屋さんや着付けの先生などとお知り合いになられて「これは?」と不安を
感じる時にお聞きできる方をおひとりでも良いですのでお知り合いになってい
れば大丈夫です。

暑い日にがまんして汗をかきながら着物を着ているのも辛いですし、着物に
とっても良くない
と思います。又、汗をかかれた後の始末も気をつけて着用
後は、陰干しをして2、3日汗を抜いて
ください。その後、着用シワが残る
ようでしたら汗を結構汗をかいてます。是非汗抜きクリーニングをお勧めい
たします。

これからのお茶席に良い「しゃれ袋」

投稿日:

9月に入り肌寒い朝・夕ですが、だんだんときものを着る機会が増えていく
時期です。お抹茶・お煎茶の研修会等が催されたり、観劇にきものでお出掛
けしてみたり、結婚式や叙勲で晴れ着を着る機会も増えていきます。

むらたや では、特に小紋・名古屋帯・袋帯を数多く取り揃えてネットで
販売しております。勿論、本店舗での営業は呉服全般を扱っております。

「きものを着てみたいという方」や「お稽古等で着物が色々欲しい。」という
方々大歓迎です。

今日も新しい商品をアップしました。


「あぜなみ織」という技法を使って織り上げた袋帯です。
立体感を有するうねり紋様を施しているおしゃれな袋帯です。洛陽織物が
抱える「伝統工芸師」の資格を持つ最高の職人によって丹念に手織りで仕上
げた袋帯は、織の密度が高く、華やかな色合いを表現しており、着物愛好家
や呉服のプロをうならせる仕上がりとなっています。

こちらの帯に合わせるとしたら


こちらの付け下げなどに合わせてみたらいかがですか。
柄は、少ないですが、加工が素晴らしく扇面の中に四季折々の花や樹木が
施されていてこれからの季節、お茶席、七五三、結婚式と色々と重宝する
付下げです。結婚式の場合は、あぜなみ織の袋帯ではなく、下のような
袋帯の方が好感度が良いです。



西陣老舗機屋【帯清謹製】の最高級袋帯

こちらの袋帯などは結婚式に丁度良い帯です。留袖に合わせても良い
ですし、色留、訪問着にも大丈夫です。いわゆる無地から上のお着物
でしたら間違いございません。

秋の大茶会などにも重宝します。又、最近の若い方は、披露宴をレスト
ランで簡単にされる方が増えています。そんな時にも重宝します。
その時の案内状に「平服で」とあります。これは、普段着ののことでは
ないので、注意しましょう。この時は、略礼装を指します。パーティー
の趣旨や会場に合わせて装いは考えましょう。

又、貸衣装でという方も増えてきました。振袖がいい例です。
後の片付けやお手入れが楽ということみたいですが、それは、いかがな
ものでしょうか。貸衣装になるとサイズがぴったりではなく概ねのサイズ
となっております。着物を着るという事は、「大変」なのはどなたも承知
のことです。だからこそ相手や同席者の方に、礼を尽くすという意味でお
着物が良いのではないでしょうか。

サイズが合わないことが、着た時にはっきり分かるようではいただけません。
サイズがあわないと動作が不自然になります。

最近は、外国の方のほうが衛幾、きもの等「和」のことに興味を持たれてい
て、逆に外人の方から、日本の素晴らしさを教えて頂くことがあります。

是非とも日本の誇らしい所を残していきましょう。

秋のお薦めの名古屋帯

これからのお茶席に是非どうぞ

 

ターコイズブルーの名古屋帯(古典柄)~今更聞けない着物の知識~

投稿日:

◇【今更聞けない着物の知識】 ~八掛編~

八掛と言うと大体の方がお分かりになられます。
最近はお客様の方が知識が豊富な場合がございます。ならば我々呉服屋は、
今以上に知識を増やし、それをお客様に提供していかなくてはなりません。

たまに、八掛はどれにされますか?とお聞きすると『八掛って何?』と
答えられます。きものでの生活環境になっていないのでそれも仕方のない
ことかもしれません。ならば、私共呉服屋が売るばかりでなく 必要な知識を
お教えする・・・それが大切なのではないでしょうか。

補足ですが、「何故八掛と言うのか。」それは、八掛の八は、衽(おくみ)、
前身ごろ、後ろ身ごろ、袖口にそれぞれ左右二枚ずつ、合計八枚に裁った所
から付けられた名称です。最近は、衿先にも同じ布を用いるようになったの
で現在は十枚裁ちです。並み幅で約4メートル10センチ裾回しという言い方
をされる方もいらっしゃいます。

ちょっとしたことですが、知識として知っておいて頂きたい。そう思います。
そんな事は常識よと お叱りを受けるかもしれませんが「知りたくても聞くの
が恥ずかしい。」「どう聞けばいいか分からない。」等々と思われている方も
いらっしゃいます。聞きたいことがあれば遠慮なく聞いていただける、そんな
雰囲気のお店にしたいと思っております。

◇お薦め名古屋帯と小紋

九寸名古屋帯(西陣織)【藤原織物謹製】「紹巴 ぶどう笹蔓文 六通」
お茶席・お稽古・観劇・お食事会にそうぞ

綺麗なターコイズブルー色の名古屋帯です。どんな着物に合せたら
いいのか分からないとおっしゃられる方が多いです。
光の加減で左が明るく映っていますがどちらかというと右に近い
発色となっております。


「紋意匠にとび柄華文」こちらの小紋に合わせると上品な感じにな
ります。


こちらは、東京染め小紋の「貞子好み」よりの見本帳から“むらたや”が
生地を指定して染めて頂いた小紋です。単衣にされても良い雰囲気のお色で
画像よりはるかにいい感じです。
こんな感じの小紋で合わせてターコイズブルーの名古屋帯をお締め頂くと
おしゃれに決まります。帯締めと帯揚げを工夫するともっといい感じになります。

これらの小紋ですとしゃれ袋をお締め頂いてもいいです。

例えば、

染匠 市川純一郎作【染匠いち川謹製】「網野織・裏地も純一郎オリジナル」

「ちょっと控えめだけど、目立たずして目立つ」を目指していらっしゃいます。又、「主人公は着る方。我々の仕事は脇役で、お客さまがどう素敵に見えるかが
大事なんです。」その思いで作られた帯がこちらになります。


西陣織袋帯【加納幸謹製】「華文平」

こげ茶色の生地に上品な華文を形・大きさを変えてバランスよく位置してあり、
派手ではなく、控えめな色彩が上の小紋とメリハリがつき良い感じになると
思います。

秋の小紋と袋帯と名古屋帯

投稿日:

本日より秋の感謝セールを致します。
気になっているお着物や帯がございましたら是非こちらよりお入りください。

きものの買い上手になる秘訣は『貴方自身のきものを見る目を肥やす』ことです。
日頃から『本当に良いきものを数多く見ておくことが大切』です。
呉服店のウィンドーやデパートの呉服売り場、きものの作家の展覧会等、少し気
にかけていれば案外あるものです。
今ではネット社会となっておりますので、インターネットで色々と検索すれば
てきます。しかし実際に手に触れるのと画面だけでは違いが分かりずらいと思い
ます。写真はいくらでも修正ができますが、生で見ると修正はききません。
でも今現在では、ネットで買い物をされる方が増えてきていますので、注意する
点だけは押さえておいて賢い買い物をされるようにお手伝いできたらと思ってお
ります。

きものの選び方の基本
実際にきものを選ぶ際に、基本的な心づもりとして色や柄ゆきを選ぶ。
① 決して無理をせず、予算に見合う範囲で出来るだけ良い品を選ぶ。
② 自分がきものを着る機会を考えてその場にふさわしい柄ゆきの 物を選ぶ。
③ 洋服にはないきもの特有の季節を大切にして、季節に合った 柄ゆきの物を
選ぶ。
④ 自分の髪や肌の色、背丈、体型などを考慮して、自分にあった柄ゆきや
色合いのものを選ぶ。私の経験上ですが、訪問着を選ぶ時絶対に選ばない
ような色合い、柄ゆきを選びました。ですから、自分が着たい好きな色と
似合う色と違う事もあると思います。身近な方の意見も参考にしてください。
⑤ 店内の蛍光燈の下だけで色を判断しない。必ず外光のもとで 正しい色調を
確認する。

小紋:変わり七宝とび柄小紋です。生地もしっかりしていますので単衣にも
お召し頂けます。袷にすると長い間お召し頂けます。
 :袋帯です。古典的な「青海波」の柄を、洋風なアラベスク模様に
ちょっとアレンジした、都会的な感覚の袋帯です。

こちらの小紋は、東京染め小紋[貞子好みより]です。

こちらの小紋に合う袋帯は、これからですと秋らしい色合いのこちらの袋帯は
いかがですか。

少し明るく合わせたいならばこちらの名古屋帯はいかがですか。

幾何学模様ですのでお締め頂く時期は問いません。
どちらかというと、気軽にお締め頂く名古屋帯と思います。
ご友人とのお食事会やお茶会のお手伝い、紅葉狩りなど着用場面は様々
です。楽しんで着物を着て頂ける手助けになると思います。

雰囲気を変えたいならば濃いお色のこちらの名古屋帯はいかがですか。


秋らしいお色で、柄も季節を問わないので締めやすく、ポイント柄ではない
ですので、お急ぎの時もどこを出してもOKですので締めやすくメリハリも付き
バランスも良いです。

秋のお茶席に良い江戸小紋と帯

投稿日:

むらたやは、東京染江戸小紋に力をいれております。出会いは、明治時代から続く老舗の東京の染色工芸の会社の社長さんが、快く弊社の話を聞いて頂いた事が始まりです。
社長さん自らが弊社にお越し頂き講義をして頂きました。
「目から鱗が落ちる」のは、こう言う事を言うのだと思いました。
東京染小紋とは江戸時代、諸大名が着用した裃の染めに由来する小紋です。
現在は、伝統柄で基本的には、単色染め絹しか使わないという特徴の『江戸小紋』と自由な創作が特徴の『東京染おしゃれ小紋』二種類に分けられてます。
前者は、大名家間で模様付けの豪華さを張り合うようになり江戸幕府から規制を加えられたため、遠くから見たら無地に見えるような細かな模様になり、よってかえって非常に高度な染色技を駆使した染物となりました。
後者は庶民がこの小紋を真似するようになり、生活用品等身近にある物を細かい模様にして洒落をたのしみました。宝尽くしなどのおめでたい柄や野菜や玩具、動物や気象などさまざまです。このような庶民の遊び心から発祥した柄を『いわれ小紋』といいます。江戸小紋は、型紙を使って染めるのが特徴です。この型紙は、江戸で作ることができずもっぱら伊勢に注文していました。(伊勢型紙)

柄【家内安全】

【品 質】

生地 浜ちりめん(高砂縮緬)
家内安全
薄紫
江戸小紋
登録商標
有り
染元 富田染工芸
染め師 雅号:佐藤勇山
生地幅 9寸8分
長さ 12.5m
量目 740g

江戸小紋にあう帯のご紹介です。

【浅山織物謹製】「蘭奢待」おしゃれな袋帯です。
色合いから上の江戸小紋に合わせて上品にお召いただけます。

クジャクの羽をイメージした柄と唐草文様を調和させ銀糸を折り込んで
施されて華やかさを表現しています。

【吉村織物謹製】備長炭染 全通
袷・単衣のスリーシーズンご使用いただけますので長い期間ご使用に
なれます。


地色の黒はどんなお色のお着物にも合わせやすく落ち着きます。
持っていて重宝するお品です。柄も雪輪ですので時期は問いません。
柔らかさと“こく”のある色彩がひと味違う『上質』を漂わせています。
羅織物に見られる独特の「よろけ模様」を二重だてにして織上げ、幻想
的な帯の表情を作り上げています。全通ですので、お太鼓の部分を気に
せず安心してお締め頂けます。軽くて、しなやかな締め心地です。
お茶席などにもぴったりなひと品です。

お薦めの名古屋帯です【藤原織物謹製】「紹巴 正倉院草花文 六通」

紹巴という、しなやかな帯地がチョコレート色の濃さで、華やかなムードで
立湧きの唐草の中に華文を施しお締めの時期を考えずに重宝する一品となっ
ております。江戸小紋に合わせてお茶席に是非どうぞ。

【弥栄織物謹製】「忍冬に華文様・淡グレー系色」

柄の中に紫のお色がございますので、上の江戸小紋にもピタっとしくる
名古屋帯です。また、グリーンやサンドベージュなどのお色の小紋などに
合わせても素敵です。

【白綾苑大庭謹製】「色紙集・太白」付け下げや無地や江戸小紋
とび柄小紋にどうぞ

白綾苑大庭の九寸名古屋帯は、名古屋帯といえど重厚な感じを受けます。
柄も松竹梅や観世水や波、シダなど施した図柄を切り取って大胆であり華や
かに仕上げています。流行に左右されない古典柄ですので長くお締め頂けます。
帯あわせのむずかしい、加賀友禅のきものや、東京染江戸小紋などに合わせて
下さい。

秋のお茶会の着物

投稿日:

先日、お茶会のために着物を見に来られました。
男性の方で、その流派は男の方のお点前なのです。

である程度お持ちなのですが、お稽古程度のお着物
という事でしたので
(ご本人さんがおっしゃっているだけで本来は良いものではないかと思います)
素無地の着物を探すこととなりました。
紬や紋意匠の生地では、お茶席には無理という事でちりめんで探すことと
なりました。“ちりめん”???どうかしらと心配をしていましたら
それはそれは、しっかりとした生地でパリっと感があり染めてお仕立てを
するときっと良い感じになると思いました。
また、通し裏が良い感じです。生地から色から素敵です。
他にもいろいろなお色がございますのでどのような表のお色にしても大丈夫です。


白生地も通し胴裏も1尺1寸ございます。
ですから、ある程度の男性の方にお仕立てができます。

昨日は、色無地が良いのですが・・・・とご相談にお越しになられました。
ご予算は、お仕立て上げて10万円くらいとお聞きしましたので
ご予算の範囲になるようにその方にも白生地(4丈)をお薦めしました。

既に染め上がっている反物で言えばお仕立て上げて10万はきついのですが
“むらたや”のお薦め商品として
坂井教人作「かたくりの地紋無地付け下げ」
斉藤三才作「無地ぼかし」
こちらがお薦めです。


坂井教人作色違いとなっております。
地紋にかたくりが施されていて付け下げ調になっています。しかし肩には
地紋がなくすっきりとしていてお召しになられて上品に着こなせます。

帯を合わせてみました。
【服部の帯】

こんな感じになります。
具象的なデザインが多く糸目友禅が主体で希には蝋も併用する場合も有る。
今までに多制作してきたモチーフかたくりの花、水芭蕉の花です。
風景では、木場風景・オーロラ等となっております。

こちらは、斉藤三才の無地ぼかしです。

こちらの色無地ぼかしは、生地もしっかりしていて結構評判で好んで
お仕立てされる方が多かったお品です。ぼかし加減がそれぞれ違っていて
お仕立てすると同じ着物には思えないようになります。


地味目なお色ですが、無地ですので格のある袋帯を合わせてみました。
坂井教人作のかたくりの無地付け下げと同じ袋帯を合わせてみました。



北出与三郎さんの無地付け下げです。
お茶席に良いグレーのお色で、画像では分かりにくいですが地紋が付け
下げ調になっていています。肩はすっきりとしていて帯は色々と合わせ
られ重宝する一品です。

月も超しましたので透けない単衣の時期となりました。
むらたやでは、決算も無事に済み新しい年度となります。
今までのお客様、又これから“きものむらたや”を知って頂いた方に
感謝を込めてセールを致します。

楽しみにしていてください。

 

お仕立て付き袋帯のお薦め品

投稿日:

お盆も過ぎ日差しも少し緩やかに感じます。
だからでしょうか?一見さんがお越しになられます。
有り難いことです。

先日は、若いご夫婦で「宮参りの着物はあるけどフードセットが
ないのでありますか?」と尋ねていらっしゃいました。

またある時は、「名古屋帯が見たいのですが」・・・・とご来店
されました。こちらも若いご夫婦でした。
実家に家族で帰られた時で、明日にはお帰りになられるという事で
仕立て屋さんに大急ぎで出して23日には必着という形をとらせて
頂くことになりました。

只今、着物(訪問着・付け下げ・江戸小紋)と名古屋帯と袋帯がお仕立て
付き価格となっておりますので喜んで頂きました。


小紋:京友禅染め [蔦草花模様・ライトグレー色]
小ぶりの柄が流れるように施されています。

袋帯: 西陣織袋帯 【高島織物 謹製】鎖美織全通銀白
鎖美織全通柄のおしゃれな袋帯です。裏地はグレーで表は鎖美の織と
流水ぼかしが施されています。袷のお着物はもちろんですが、単衣の
お着物にもお締め頂けます。


小紋:京染め[紋意匠生地に蛍ぼかし]
凹凸のある立体的な紋意匠の生地が、一色のはずなのに平面的でなく
霞やさざ波のように見える軽い濃淡があるように見えてしまう素敵な
生地に、どこからとも分からず現れたホタルが飛んでいるような配置。
全体が優しく柔らかい雰囲気に見えます。女性らしい大変品の良いお着物です。

名古屋帯:西陣織九寸名古屋帯【大光織物謹製】「伊勢型紙浪漫・全通」
しなやかに織り上げられたグレーをベースにした帯地です。透け感のある
薄い織り地ですので4月頃より秋頃までスリーシーズン締めていただけます。

これからの季節に良い袋帯のご紹介です

特選西陣織袋帯 【加納幸 謹製】「華文平」
こげ茶色の生地に上品な華文を形・大きさを変えてバランスよく位置
してあり、 派手ではなく、控えめな色彩が、より一層品格を表しています。
見る方に重たい印象を感じさせず、軽くて、しなやかな締め心地は、どの
ようなお方にもお薦めできます。


特選西陣織袋帯 【となみ織物 謹製】「優彩正倉院華文・金色」
品のある薄金、銀で表現をした配色に、優雅に装飾 された
「華文唐草文様」のお柄です。

まさにこれからの袋帯です。お茶席や結婚式や同窓会など色々と活用
できるお品です。袋帯はお仕立て付きとなっております。

むらたやは、決算市ですのでお仕立て付きとさせて頂いています。

きものむらたや 

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TEL 0856-22-0095 (代表)
TEL 0856-22-0098 (ネット専用)
商品に関するお問い合わせは 、こちらまで

お仕立て付き特別価格の商品のお知らせ

投稿日:

お盆も過ぎ少しずつですが日も和らいでいる気もします。
9月は単衣の時期です。
この度、お仕立て付き価格で『訪問着』『付下げ』『江戸小紋』
『袋帯』『名古屋帯』をお出しいたします。
8月末までの価格ですので是非ご覧ください。

夏の着物と絽の名古屋帯はお仕立て込みall30%offとなっております。

九月に入るとお茶会やご友人とのお食事会、観劇などと、暑い夏には
動くことができなかった分活動的になります。
そんな時のお着物や帯はいかがですか。

この度は、お仕立て付きと言うことで、単衣、袷もさせて頂きます。
訪問着や付け下げ、江戸小紋などはこの機会にぜひお求めくださいませ。

※袷の場合は、八掛のお色が必要となります。
ご相談の上、対処させて頂きます。必要ならば本品と八掛の見本長を
お送りいたします。その中からお選びください。
お任せいただけるのならばそれでもかまいません。

【江戸小紋・家内安全柄】

上品なお色の紫ですので主張しすぎずお召しになる事ができます。

こちらの証紙も貼ってございます。
正真正銘の江戸小紋です。
最近は、シルクスクリーンなどで綺麗に江戸小紋らしきものが多々出ています。
本来は、「江戸小紋」という名称は特許庁で地域商標を取得していますので
美濃の型紙を使用して、東京で染めたものしか
「江戸小紋」という名称が使用
できません。


こちらの袋帯で合わせたらいかがですか。
【吉村織物謹製】備長炭染 全通 《袷・単衣のスリーシーズン特集》

玄人好みの上質なお品を作る帯屋さんとして有名で、備長炭を細かく砕き
混合液として先染めいたしました。柔らかさと“こく”のある色彩がひと味
違う『上質』を漂わせています。羅織物に見られる独特の「よろけ模様」を
二重だてにして織上げ、幻想的な帯の表情を作り上げました。総通しの全通
ですので、お太鼓の部分を気にしなくてすむ安心なお品で、軽くて、しなや
かな締め心地です。 カジュアルな訪問着、付下げ、江戸小紋や小紋など、
幅広いコーディネートでお楽しみ頂けます。

【浅山織物謹製】「蘭奢待」です

クジャクの羽をイメージした柄と唐草文様を調和させ銀糸を折り込んで
施されて華やかさを表現しています。

お茶席向きの袋帯を合わせますとこちらはいかがですか。

【洛陽織物 謹製】 「輪(リン)・粋の極み」


白地にグレーでおめでたい松竹梅をお洒落に粋に変形させて施してございます。
お茶席に適している袋帯と思います。
これからのちょっとしたお茶会から、正式なお茶席までお締め頂ける重宝する
袋帯です。

 

きものむらたや 

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着用頻度が多い小紋と名古屋帯

投稿日:

正絹京染小紋【江戸五嶋紐監修】
柄は、飛柄ですので帯も合わせやすく、季節を問う柄ではないので、安心
して着られるおきものです。色は、ライトグリーン色ですので年齢は幅広
いと思います。これこそ帯によって年齢、季節等を変えられて便利な一品
になると思います。柄域は、まるで 蛍が飛んでいるかのような配置です。
その中には、厄除けのウロコ模様が施され正統派といえる柄です。女性の
厄年の時に長いものを送る等の際に活用することもおすすめです。シンプル
ですが、生地もしっかりしていて着用シーンは結構多いと思います。
お茶会は勿論、お花見、美術鑑賞、ご友人とのお食事会や忘年会、新年会と
気軽に着用できます。
これからですと、単衣の着物としてお仕立てしてお召いただけます。


特選総柄九寸名古屋帯【山田織謹製】

淡いグレー色を基調として縦にやや濃い色のグレーストライプでおしゃれ感
を出しています。しかし柄は正倉院の御物にある唐花模様の間に七宝模様の
柄が施されています。全通ということで自分で締めるには大変締めやすく
尚且つ、品格のある柄ですので、お稽古事は勿論観劇、美術館等の格式の
ある場所へ気軽に着て行く余裕を持ちいつもと違う時間をお過ごしして
ください。色無地や江戸小紋等にも合わせてみてください。幅広いシーンで
御召いただける重宝する一本です。


むらたやの逸品もののご紹介です。

右から:松井清々(初代)の付け下げ
あだち雅一の付け下げ
坂井教人東京染め作家作無地付け下げ
東京染江戸小紋(宝尽くし柄)
江戸更紗
江戸小紋の貞子好みより

色々な場所で活用できるお着物だと思います。

きものむらたや 

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九月からの小紋と名古屋帯~付け下げの語源~

投稿日:

もう少しでお盆です。
早い人で帰省された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私の娘は、試験も終わり本日戻って参りました。
ひとり暮らしで少し痩せた気がします。(本人も喜んでいます)
まあ、高校生頃が一番ピークな体重でしたから・・・・・

お盆には、
きゅうりは足の速い馬に見立てられてあの世から早く家に戻ってくるように、また、ナスは歩みの遅い牛に見立てられ、この世からあの世に帰るのが少しでも遅くなるようにと供物を牛に乗せてあの世へ持ち帰ってもらうというように願いがそれぞれ込められています。

奥が深いですね~。

お盆が過ぎるとすぐ9月になり単衣時期のお茶会も増えてきます。
そんな時の袋帯や名古屋帯、着物をご紹介します。

単衣向きの着物です。
小紋:正絹小紋 京染め[江戸五嶋紐監修・ライトパープル色]
お茶席や観劇、コンサートや同窓会にどうぞ

名古屋帯です。色の取り合わせは上の小紋とバッチリです。気軽なお茶席向き。
幾何学文様で、直線どうしが交わっている所にブルー、黄色、紫とそれぞれ一つ
の色の点を施しおしゃれに、色の取り合わせを幅広く合わせられるように工夫
されています。六通ですので出るところを考えることなくお締め頂けます。

こちらも名古屋帯です。幾何学文様でしゃれ感があります。
上の小紋と合わせるとメリハリがあり帯締めでグッと締めればバッチリです。
長方形がランダムに並んでいてその中に有職文様が施されていますのでおしゃれ
であり、古典調の小紋にも合わせられても良い感じになります。
単衣の着物だけでなく、袷の着物に合わせて、忘年会などにもご出席できます。
いろいろな場面に活用できますので重宝すること間違いございません。

こんな感じで名古屋帯を合わせても良いです。
こちらの名古屋帯は【山田織物謹製】「院蔵特殊織裂・グレー色・総柄」です。

縦にやや濃いグレーストライプのオシャレ感を演出しています。 柄は正倉院の
御物にある唐花模様の間に七宝模様の柄が施されています。 しかも全て柄の
ある全通の帯という、贅沢な逸品ですので、締めやすく重宝します。

【付下げについて】

付下げと言われ訪問着とどう違うのと悩む方がいらっしゃいます。
実は私も嫁いだころは違いなど全く分かりませんでした。

訪問着より気軽に着れる・・・という事と付け下げは別八掛がつき、訪問着は
共八掛がついていると言うことと訪問着の方がボリュームがある。又、仕立て
る前は、訪問着は仮絵羽状態で、(着物の形にして仮に塗ってある状態)
付け下げは反物状態ですので違いは分かりやすいと思い、そんな感じで自分で
自分のものさしをつくり区別をしていました。

実は、まだまだ奥が深く、
『付け下げ』は、着た時に、前から見ても後ろから見ても柄が上を向いてい
ます。花も鳥も上を向くようにあらかじめ計算して柄付けされています。
肩山や衿山などを中心に柄をつき合わせて染めれば仕立てた時にすべて柄が
上を向きます。
このようにして一反の着物から作り上げてくるのです。
勿論、訪問着も同じで、一反の着物で縫い目を挟んで柄が続くようにと計算
されて作り上げていく熟練の技があってこそなのです。

付け下げが急速に広まったのは、昭和40年代の初めころではないかと思います。当時上前の身頃と衽を中心としてあっさりとした柄付けされた着物でした。そして、この付け下げの模様が、格(位)を高くして、訪問着の代わりに着られる迄
に至りました。
付下げとは、「肩山や袖山から柄を付けて下げる」とい所からきた語源ではない
でしょうか。

 

そんな付け下げをご紹介します。


※帯はイメージです。
こちらは上前と衽になります。↓

生地の感じはこちらからご覧ください。↓

こちらの付け下げに合わせる帯はやはり袋帯が宜しいかと思います。

袋帯のご紹介です。

【浅山織物謹製】「蘭奢待」
箔糸を贅沢に使った世界感の名門機屋【浅山織物】の特選西陣織袋帯です。
オフホワイトの地と淡いグレーの地色を交互に織り上げた上にクジャクの
羽をイメージした柄と唐草文様を調和させ銀糸を折り込んで施された袋帯です。

西陣織袋帯【織匠小平謹製】「変り七宝菊牡丹唐草」


きものむらたや 

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