11月のお茶会の付け下げと袋帯

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先日、気軽なお茶会に行って参りました。おもてなしのお心遣いが感じられ楽しい
時間んを過ごすことができました。

外の景色を活かして坪庭を待合の所に作られたようです。

お着物は、無地、付下げ、とび柄小紋と色々でした。気楽にということでしたので
お点前をされる方、半東の方は無地から上のお着物でした。

 

紅葉の季節。大寄せ茶会なども催されることでしょう。

11月は、風炉から炉に替わり、新茶の封を切る月です。
いわゆる炉開きをし、「口切の茶事」これが一番重要視されるお茶事です。

茶人のお正月ともいえる特別な月ですでお茶事です。
お道具もおめでたいものが使われます。

そんな神聖なお茶事を各社中で催されていると思います。
一年の無事を願い、11月始めの亥の日(いのひ、いのししのひ)に炉を
開きます。この日は、火事がおこり難いという言い伝えからきています。

やはり「炉開き」「口切の茶事」ともなれば、無地から上のお着物が宜しいかと
思います。また、お茶の世界でのお正月ともなれば明るく少し華やかなお色が
お勧めです。社中だけでの会ならばとび柄小紋ということもありなのかなぁとも
思いますが、そこはやはり上の方のご意見をお聞きしてください。

【付下げ】


※帯はイメージです

日本の四季は、人の感受性を豊かにしてくれます。歴史ある文化と共に
育まれた『きもの』は、時代が変わっても形は変わらず、柄行や品質に
こだわり続け末永くお召いただける日本の民族衣装として生まれてきま
した。そんなおきものの中の付け下げをお探しの方に自身を持ってお薦
めします。単衣にも袷にも良いお色の付け下げです。

 

合わせる帯で末永くお召頂けます

【京藝謹製】袋帯

名門帯屋ならではの洗練された柄で、流れるように菊柄の毬や華文様の
毬、桔梗や椿や桐などを施し、図柄の区切に七宝を連ねたりして手の込
んだ柄行となっております。帯の地色は、黒系統ですが金色やブルーグ
リーンを散りばめている様な生地ですので高級感がございます。

上の付け下げに合わせると、おめでたいお柄ですので、華やかに感じ
30代~50代と結ぶことができます。

 

こちらも【京藝謹製】「美粧・正倉院華文様」

地色が白です。上の袋帯とは雰囲気が違っていて上品に結べます。
素敵に着物とマッチしてくれます。帯締めで全体を締めると尚良いです。

留袖にも結べる一品です。

桜ネズ色…桜色がかった鼠色です。見られる方によっては、藤色が入った
ネズのようとか、薄梅ネズのような感じに見えるます。それほど日本の色
に対する感性があり日本独特の素晴らしい色彩を表しているのが“きもの”
と思います。江戸時代「四十八茶百鼠」といわれるほど茶や鼠の色が愛好
され、茶や鼠のつく色名も流行したので、何々鼠と呼ばれる色が多くなっ
てます。桜鼠は鼠のつく色の中では、明るい部類に属し、わずかに紅の色身
を含む色名です。お茶をされている方は、グレーを好みます。また、派手
すぎず且つ控えめ過ぎない柄行で上品に仕上げた京友禅の付け下げです
お勧めの帯は

特選西陣織袋帯【加納幸謹製】「縦雲取草花文様 金色・六通柄」

「雲取り」とは、古典的な模様の一つです。雲の形の曲線を図案化して、その雲取りの中に、草花などの柄が納められています。金には、シックな泥金を使い、流行に左右されない、まさに高尚な古典フォーマルの高級袋帯です。 結婚式での黒留袖用に、また正式なお茶席での訪問着や色無地、また江戸小紋に合わせられます。

特選西陣織袋帯 【となみ織物 謹製】 ≪優彩正倉院華文・金色≫
金彩はあくまでも 派手ではなく、その控えめな色彩です。雰囲気が洋風ですが
和系のお柄の付け下げにも合うように、 品のある薄金、銀で表現をした配色に
優雅に装飾 された「華文唐草文様」としてございます。 見る人に重たい印象を
感じさせない女性ならではの、 気品豊かな袋帯です。
神在月SALEの時だけの特別商品です

K-iwami 化粧ポーチ

超軽量な新素材「神ノ糸®」を含有した布を伝統技法「江戸小紋®」の技法で染め上げた逸品。
ファスナーが大きく開き出し入れスムーズ。プレゼントにもオススメのひと品です。コロンとした貝殻形が魅力なポーチです。手元やバッグの中をフェミニンに演出してくれます。ファスナーが大きく開くので、小物の出し入れもスムーズにできます。 内側には貴重品などの収納に便利なポケットが付いています。

 

名残の月の着物~口切の茶事の帯

投稿日:

 

10月は名残り月です。
これは、昨年から使ってきた茶壷お茶が底をついて残り少なくなって
きたことを名残惜しむということと、この月で風炉の惜しむ別れの二
通りの意味があります。

 

ゆく秋を惜しむ心、詫び錆の心で情緒を楽しむ。だから、

装いは、箔使いの帯やきものではなく、また派手な付下げや訪問着は
避けた方が宜しいかと思います。

帯のお勧め

 

 

帯地はとてもしなやかで、裏地も表と同じ織機で織られたものです。
表と裏が同じ糸、織機を使っているということは手間がかかってい
るということです。それは、自ずと価格にひびいてくるものです。
しかしながら、さすが織悦さん。
良いものを妥協せず作られています。
こちらは、名物裂の有悦織り太子間道です。そして全通です。
茶系のお色で太子間道を表していておしゃれに、粋に結ぶことが
できます。
上の柄は、同じ織悦さんでもルーマニア立菱縞文の有悦織りです。
そして全通です。ほのかにピンク系のお色でまとめてあり、優しい
雰囲気の帯に仕上がっています。

 

特選正絹西陣織袋帯 【洛陽織物 謹製】 「あぜなみ織」

黒地に洛陽織物の誇る、立体感を有するうねり紋様を施しています。
洛陽織物が抱える「伝統工芸師」の資格を持つ最高の職人によって
丹念に手織りで仕上げた袋帯です。織の密度が高く、着物愛好家を
うならせる仕上がりとなっております。
また、「あぜなみ織」という織成特許をとられています。

 

[お勧めの着物]

1.     無地
縫紋一つ/お色は秋を思わせる茶系、緑、紫系統で地紋のある生地より
ちりめんのしっとりしたものが好まれます。
大寄せの場合ですと無地に見えるごく細かな縞でも用いてお召しにな
ります。

2. 付下
派手めな訪問着より落ち着いた付下げ。おくみ中心に柄を施してある
附下が向いていると言えます。秋草、小菊、などの柄、縮緬にろうけ
つで施されているのも良いでしょう。秋草や辻が花の刺繍の付け下げ
いいです。

3.小紋
更紗やロウケツ染め、深みのある地色のとび柄小紋など

<ロウケツ吹雪染め小紋>

 

とにかく、おとなしめに名残惜しく去りゆくものをしみじみと
感慨深く・・・・・・・・

その後は【口切の秋】となります

[口切の茶事]

11月は茶の湯のお正月ともいわれています(*^-^*)

☆茶室の畳、障子、路地の竹垣、枝折戸、筧等青竹に新しくします

☆内口切・・・・茶壷一つに対して一度しか行われずお客も5人以下
の場合が多い。※年に一度の客に選ばれることは光栄なこと

 

[口切のお茶事に形式]

基本・・・正午形式で席入り後、すぐに壺の口切の儀式を行う
雑煮、八寸などの献立はお正月と同じとなります。
懐石の中盤に、先ほど口を切ったばかりの茶壷から
だした茶葉を茶臼で挽く音が水屋から聞こえてきます。
口切ならではの風情で厳かな緊張感の中に、挽きた
てのお茶を頂く格別なもので重要な茶事でです。

 

装い・・・正式な装いはやはり色無地紋付です。
染め抜きの5つ紋が正式ですが、そこまででなくても
3つ紋もあれば大丈夫です。(亭主や正客となれば別)
お色は、深い上品な色あいで季節にふさわしいものを
選びましょう。茶系、紫系、緑系などはいかがですか?

 

華やかなのは紋意匠でしょうが、素無地のちりめん生地は、どっしりと
重みがございます。紋生地の場合軽く感じる場合もございます。
もし紋意匠にされるのであれば、古典調の格のある紋意匠にされた方が
良いでしょう。

紋が3つも5つもつけば勿論帯は礼装用の帯を合わせます。
唐織、亀甲、松や菊、おしどりを織り出してあったりおめでたい感んが
する帯が好まれます。

百の格調高い吉祥紋
「吉祥百宝図」と長寿を願う寿をかくした「かくれ寿松文」です。
全く雰囲気の違う吉祥文ですので一本の帯で二タイプ楽しめます。
一つは色々な色の糸を使っていますので無地でも色々なお色が
選べます。お慶びの席などでしたら、この上ない後姿を演出して
頂けます。 全てのフォーマルな着物に合わせられるます。

こちらは、格が高いです。 人間国宝・大場松魚の世界を描いた
【となみ織物謹製】の「平文花鳥段重」の袋帯です。

 

【藤原謹製】「彩王朝菱文」

落ち着いたお色がベースになっていて菱型の中に青海波・紗矢型
有職菱などを織り込んだ中に松竹梅や紅葉・唐華を施してある
お茶席向きの袋帯となっております。

 

 

 

西陣老舗機屋【帯清謹製】

カチッとした帯地お締め頂いている間に馴染んで大変結びやすく
なります。金銀糸箔ですので光沢感があり華やかです。柄も、松
梅・桜や四季折々の草花、そして風景を思わせるように水辺に船
や橋の一部分を入れ込んでいて、何時お締め頂いても対応できる
ような柄行となっています。

見た目に華やかで格のある帯ですので留袖から色留袖、華やかな
訪問着や付下げ、色無地紋入りのお着物に合わせられます。

 

【秦生織物 謹製】全通

しなやかでありながらハリがあり軽い帯地です。

 

【都 謹製】「松華飾文・六通」

白地に豪華絢爛な吉祥文様で施してある格の高い袋帯です。
七宝の部分を松で施しその中には色とりどりの華文をあしらって
います。お嫁入りのお道具にも、お茶席にも、結婚式や披露のお席
にもどうぞ。

 

 

 

 

 

11月になればもっと茶会も開かれお茶をされている方はお忙しくなるのではないでしょうか?

研修会なども行われ絶えず勉強されていることでしょう。

私共の地域では、今年、追善茶会が行われたそうです。
9月の中途半端な時期なので汗もかき大変だったとの事

丸洗いにお出しいただきましたが、やはり背中がかなり大変な
事になっていました(^^;)

 

来年も供養があるとのこと。今からその対策に頭をかかえます😢

どなたか良いお知恵の方ご存じの方あればご一報ください

 

 

九月からのお勧め着物と帯

投稿日:

まだまだ暑い日が続きますがそろそろ単衣から袷を考える頃?かなとも
いえます。秋はもうすぐ。9月の単衣にお勧めの無地付下げのご紹介です。

鎌倉友禅「坂井教人作・かたくり」です

お茶席向きのお着物です。帯はこちらはいかがですか?

 

藤原織物の袋帯「正倉院文様尽くし」

 

 

陰山織物謹製・箔屋清兵衛「悠久の美・茶の心青褐色(あおかちいろ)」


全通とはいえ柄にメリハリがございますので結んでいて色々な表情が
伺えて楽しく品よくお召いただけます。上の藤原の帯よりご年配向きです。

 

名古屋帯を合わせるとしたら

こちらの藤原の帯はいかがですか?
ブルーのお色が品よくまとまっていてベージュのお色に映えます

「紹巴 天平菱華文 六通」

【紹巴織】
「紹巴・しょうは」という名の由来に明確な史実はないのですが、
一説では千利休の弟子の「里村紹巴」から名をとった説があります。

高級品として代表的な「つづれ織」に似ていて、緯糸(ぬきいと)が
経糸(たていと)を包み覆うような織り方であり、緯糸によってのみ、
柄デザインや配色を織り上げています。
「絹鳴り」がして、ゆるみにくく、締めやすいのが特徴です。

最高級の国産絹糸のみが持つ、しなやかさと柔軟性、伸縮性に優れています。

 

濡羽色の帯地に上品に有職文様が施されています。
ベージュの無地付下げに合わせるとメリハリが利いて素敵です。

「紹巴 松葉木瓜華文 六通」

 

【小 紋】

丹後ちりめんを使用し、三種類の唐華華文をとび柄であしらっています。
華のある上品で控えめ過ぎず主張しすぎずといった感じの柄となっており
JAPAN蒼blueの企画お品ですので品よくまとまっていてきれいな
ブルーのお色が特徴です。

こちらも9月の単衣にお勧めです。勿論袷にもどうぞ。
藤原織物の紹巴の「天平菱華文 六通」と合わせるととてもおしゃれです。

 

【おおばの帯】

しなやかながら打ち込みしっかりとした帯地は、錆御納戸色です。
鉤取辻が花文をあしらっています。ブルーのとび柄小紋に大変合う
名古屋帯です。

 

 

こちらは柄からいって袷向きでしょう。少し気が早いですが正月の初稽古などに
気分を変えて新しいお着物はいかがですか?

 

 

 

 

こちらは一本で二度お徳の帯です
【謹上之帯令和・百の吉祥文様尽くし】

百のおめでたい柄が織り込まれている帯です。裏は松のみの柄です。

若いころは派手なお柄で、ご年配になられたら松だけのシックな柄で結ばれると
粋です。長く結んでいただける帯です

上品にこんなこんな感じの訪問着と合わされても格があり素敵です

夏のお茶事と着物と帯

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茶事には、季節や時間や趣向によって様々な茶事があります。
基本は正午の茶事(昼の会)です。

今回は、夏の暑い時の茶事についてです
【朝茶事】
日中の暑さを避けて、午前6時頃の涼しい時間に開く茶会のことを言います。

席入り、初炭、懐石、中立、濃茶、薄茶の順に行われます。

〇流れが色々と省略されている短い茶事
〇暑い盛りなので、普段は刺身が入る向付に生魚は出しません。代わりに
事前に作っておいたものや、魚ではないものを出します。
〇夏なので献立は、さっぱりしたもの。そしてお濃とお薄のお茶を頂きます。

【蓮見の茶会】
朝早く、花が開くのを待つ間、持参の茶箱で一服頂き、美しく開いた花を見な
がら点心をご馳走になる。
必ずしも蓮池のある広い庭園でなくとも、蓮池のある寺院や個人のお宅で
朝茶事を兼ねた「蓮見の茶会」でも宜しいかと思います。

 

【暑い時の茶会の心得】~亭主~
夏の茶会では涼しさを工夫するのが、亭主の心入れです。
路地には、たっぷり打ち水をします。
茶室の障子は外して簾にして風通しを良くし、お道具の取り合わせや点心の
献立で涼感を盛り上げます。

~お薦めのきもの~

【小千谷縮】

夏には涼感のある麻のきものはいかがですか。
透け感も涼し気で気軽にお召いただけて堅苦しくなくお召いただけます

紺のお色は濃いですが、白の襦袢をお召しになられると透け感が見た目に
も涼しそうです。

 

汗が気になる方には、東レの絽の無地や小紋をお勧めします

【東レ絽の無地】

 

【夏の東レの小紋】

 

 

【絽の名古屋帯】

西陣織九寸名古屋帯【佐々木染織謹製】「夏の花文様」

西陣織九寸名古屋帯【京都イシハラ謹製】「幾何学文様」

お仕立て上がりの名古屋帯もございます。
急に絽の名古屋帯をご入用の方にはお薦めです

西陣織名古屋お仕立て上がり 【佐々木染織謹製】

西陣織名古屋お仕立て上がり【京都イシハラ謹製】

 

 

お薦めの小紋と帯

投稿日:

「お茶会がないから寂しいわね」とお客様とそんな話をしていました。
「いつになったら皆でお稽古できるのかしらね(T_T)」

せめて、コロナが流行る前のように楽しんでお茶会がしたいという願望が
多いと思います。でも、我慢、我慢と自身に言い聞かせているようです。

お稽古はされているようですが、大勢ででなく、一人か二人でされている
ようです。
本来は、炉開きが有り、初釜、年末はチャリティーのお茶会等々あるはず
なんですが、「何か初釜は、しない気がする」とおっしゃっていました。
それが何とも言えず「寂しさを」物語っていました。

でもいつの日かの為に“きものむらたや”はむらたやが選んだ品を今こんな時期
だからこそSALEを致しております。

高級京友禅染め [シダ唐草柄・ブラウン色]


小紋にされても宜しいですし、コートにされても素敵です。
年齢関係なくお召し頂けます。

普段使いということでしたら江戸小紋染め風の生地がございます。

葡萄唐草文様の紋意匠生地に極萬筋文様を施しています。
あくまで江戸小紋風柄と言う意味でお安くなっております。
こんな感じのものを気軽にお召しになられてお過ごしになるか
お稽古着にされても宜しいかと思います。

 

こちらは、先日入荷したばかりのとび柄小紋です

地色は画像よりもう少しきれいです。💧

特選八寸名古屋帯【斎藤織物工房】「手織・ぜんまい裂織帯・伝統工芸織元」


気軽に、普段使いにされたらおしゃれです。

こちらは、藤原織物の袋帯です。

名古屋帯と比べると格は上がります。色留、訪問着にあわされたり、無地ですと
ある程度のお色でも合わせられて便利です。

普段使いにお薦めの袋帯はこちらです。
【織の弘彩 謹製】「籠目」

柔らかい帯です。気軽に結んで頂きたいおしなです。

正絹西陣織袋帯 【秦生織物 謹製】全通

こちらは、濃いめですのでこれからの季節には重宝します。上品に結んで頂ける
お品です。西陣織物の老舗の機屋さんですので質を第一にお考えですので一本は
持っていたい帯ですね。

泰正織物のお薦めの名古屋帯も入荷しております。こちらも素敵な名古屋帯ですので是非ご覧くださいませ→こちらより

着物や帯の柄について

投稿日:

本日は、着物や帯の柄についてお話をしましょう。

【椿の柄について】
椿の柄は縁起が悪いとおっしゃられる方がたまにいらっしゃいます。
椿の花が落ちる時ポロッと首が落ちるようで、着物には合わないと
勘違いされている方がいらっしゃるのです。
その昔、中国に「荘子」という学者が
『樹齢八千年の大椿あり、八千歳をもって春となす、即ち椿は長寿長命の
シンボルであり、椿寿(ちんじゅ)という意味の由縁もそこにある』そうおっ
しゃられています。だから、縁起の良い柄ですので着物や帯に用いられてい
ます。

【有栖川文様】
有栖川錦は名物裂の一つです。もともと有栖川宮家の所蔵品だったことから
この名で呼ばれています。
文様の特徴は、直線文様の中に鹿や馬、飛竜などの動物が織り出してあり、特に
鹿を織り出した文様は有名です。よって、有栖川鹿の文とよばれています。

こちらは、名古屋帯になります

【ウロコ文様】
「厄年の女性は、鱗文様の持ち物を身に着けると良い。」
そういわれています。この場合の鱗は、魚ではなく蛇のウロコのことです。
家紋にもウロコ文様が使われています。この場合「三つ鱗紋」「九鱗紋」
「北条鱗紋」などの種類がございます。
細長いフォルムで荷物の出し入れがしやすく、大人の女性が上品に使えて、コンパクトさと使いやすさを両立。 内側には貴重品などの収納に便利なポケットが付いています。 ベルトを外してクラッチバッグにもなるため、ちょっとしたお出かけから、パーティシーンまで、ライフスタイルを豊かにしてくれます。

上記のbagは、「(株)むらたや“きものむらたや”」がオリジナルbagとして
作り上げた品です。「k-iwami」オリジナルバッグです。

帯などの裏地にうろこ模様が使われている場合がございます。

こちらは、博多織の袋帯です。両面使えるようになっておりますが、表は
こちらです。三角形の柄がウロコ文様です。

~お薦めの帯~

秋には丁度良いお色です。合わせている小紋は単衣にも向きます。

袋帯:西陣織袋帯【ふくい謹製】「雪輪の柄・六通」

小紋:正絹小紋 京染め[紋意匠に葵唐草文様]

自粛でも楽しもう~着物生活~

投稿日:

田舎の人は、とてもまじめに自粛をしています。
お年寄りも多いせいなのか、自分自身にもお相手の方にも気を
使って外出は控える方が多いです。

だからこそ、私共のような呉服屋は大変です。毎年している6月の
売り出し催事も取りやめ。7月になると暑いので着物を着られる方も少なくなっています。この辺りでは、お茶をされている方が、絽の
小紋や無地を着られてお稽古やお茶会に出掛けるくらいです。

おしゃれと気安さ、そして涼感が感じられる「小千谷ちぢみ」を
定番で置いているんですが、お茶をされている方が買われるくら
いで、趣味で着られる方はなかなかこの田舎にはいらっしゃいません。寂しいものです。

最近、サイトにアップした夏物の着物と帯をご紹介します。

【小千谷ちぢみ】



画像では、お色の加減が分かりにくいですが、シャリ感があり
素敵です。これからの時期に重宝する一品です。

むらたやお薦めの夏の袋帯です

オフホワイトの地色の帯地に各菱の中に「松・唐華」が金糸銀糸が互い違いに施されています。格のあるお着物に合わせて下さい。

夏の結婚式や夏の正式なお茶席に無地から上のお着物に合わせて下さい。

普段使いの着物はこちらです。⇓

綿のきものです。仕立ては単衣で仕立てます。
着用時期は、6月・7月・8月・9月のお月見の会にも宜しいと思います。普段使いでお召しになられるのであれば、5月にも着用可能です。
是非、着物ライフを楽しんでください。

お勧めの帯は、
気軽に締められるお仕立て上がりの名古屋帯がございます。


お薦めの年代は20代・30代から50代でしょうか。


その方にもよりますが、40代からかなり上まで結べます。


こちらも40代からずっと結べるタイプでしょう。


こちらは、八寸つづれ帯です。
一つ、西陣織ではないと思います。(証紙が無いので)
でも、普段使いには最適です。
年齢は30代から上ですと大丈夫でしょう。若すぎるとお色が寂しいのでかわいそうかと思います。

只今決算SALE実施中ですので是非ご覧くださいませ

夏の茶事~夏の着物と帯

投稿日:

夏の茶事と言えば、朝茶が一番思い出に残っております。
若いころお手伝いで毎年先生のお宅に行ってました。そこで
色々と学ばせて頂きました。「おもてなし」がいかに大変か
ということと、その教えがいざという時に役に立つということを。
もの音をたてず粗相なく、流れよく運ばせることがいかに難しいか
ということを。
夏の早朝、午前6時ころからはじめられます。
席入り、初炭、懐石、中立、濃茶、薄茶の順に行われます。

亭主はもちろんですが、お手伝いの方も大変です。物音をさ
せずにことを運ぶ。静かな朝、床の間、掛け軸と花、お道具。
お客様を“おもてなし”する姿勢が素晴らしいと思います。

多くは、正午の茶事(昼会)です。こちらは一年を通して行われ
る茶事です。茶会の招きを受けますと、招かれた先に挨拶をし
ます。当日は、「寄付」に集まり、お客が揃いますと案内を受
けます。「外待合」で亭主の迎付を受け蹲で手や口を清めて席入
りをします。風炉の正午の茶事は、懐石、初炭、菓子、中立、濃茶
後炭、薄茶となります。

茶事に招かれるとなるとやはり絽の無地が無難でしょう。
勿論、絽の付け下げもありと思います。
暑い夏の日の茶事ですので、見た目も涼しそうな着物が好まれます。

お手伝いの方にお薦めの着物はこちらです。

【小千谷ちぢみ】

【小千谷ちぢみ】

【麻の名古屋帯】

 

【仕立て上がりの名古屋帯】

【絽つづれ】

【夏の名古屋帯】

こちらは、黒っぽく見えますが、紺です。

【紺仁綿紬】

【紺仁綿麻紅梅】

 

密にならないようにお茶のお稽古も増えてきています。
この夏のお茶事はどうでしょう。される所は十分に気をつけて
茶事をされることと思います。
是非、楽しんでください。

覚えておきたい茶道ミニ用語

投稿日:

「初めてのお茶席」、「茶道を習い始めた方」に、又、着物のお好きな方で
「お茶は習ってないけど、いざという時には覚えておいた方が良いかも。」
という方の為に茶道のミニ用語をお話しします。
気軽にご覧ください。

【茶銘】お茶席で茶銘という言葉を聞いたことがあると思いますが熟年され
た方はご存知ですが、習い始めの方は、何のこと?と思われる方もいらっ
しゃいます。実は私もそうでした。(T_T)
お席で正客が亭主に「お茶銘は」とお聞きすることでお茶の大切さが解り
ます。茶銘とは、茶につけられた名前(銘)で茶道のお家元が好みのお茶の
味に付ける名前のことです。濃い茶、煎茶にとってお茶は大切です。
名水のとれる場所の地名や禅語からお茶に因む言葉を引用するなど様々な
名づけ方がございます。

【亭主】茶事、茶会を主催される方を言います

【半東・伴頭】亭主の補助役を務める方のことです。禅院で大衆に粥飯を
供する役目の飯頭からきた言葉とも言われています。お運びとも言いいます。

【詰客】お詰、末客とも言います。お茶席で一番末席に座るお客のことです。
茶事では、正客の代わりにお茶を頂いた後のお道具を返すという大事なお役目
です。概ねお茶席に慣れた方がそのお役を負われることが多いです。

【寄り付き】お席入りする前に身支度をする場所で、部屋を指します。そこは、
亭主の趣向により季節飾りのしつらいや香煎などが頂かれます。
寄付きについての作法はこちらからどうぞ。
香煎のいただき方の作法はこちらから

【点前・点法】お茶を点てる(入れる)作法のことです。

【床の間】座敷を設けて床を一段高くし、掛け軸(掛物)などを掛けて、花入れ香合
を飾ります。座敷に通されたお客様は必ず、お床の拝見を致しますので亭主は、季
節のものやそのお席に合ったものを選んで飾られます。その亭主のお気持ちに感謝
しながら拝見されると宜しいかと思います。

夏の茶事やお稽古にお薦めの着物のご紹介です。

お太鼓柄 麻の名古屋帯

絽の名古屋帯です。気軽に結べる上品な帯です。生地のお色はほのかに
ピンクがかっています。合わせている帯締めは五嶋紐の夏の帯締めです。
こちらも持っていると便利です。


こちらは小千谷ちぢみの紺色です。画像ですと分かりにくいですが、清涼感
ある生地です。こちらはまだサイトに掲載しておりませんが、もしアップしたら
今アップしている小千谷ちぢみと同じ値段となります。こちらからどうぞ

まだまだ、ご紹介したい事がございますので、次回をお楽しみくださいませ

きものむらたやのLINE公式アカウントのQRコードです

お茶席の席入り

投稿日:

寄付きで香煎をいただいた後、茶室に入ります。
席入りについても簡単な作法がございます。
お茶をされていらっしゃる方は「当たり前だわ」と思われるでしょうが
昔、お茶を習ってて最近又始めた方。全くの初心者の方。
やはり心配なので予習しとこうかしらという方の為に書いてます。
いわゆる「困った時のお茶会のお席入り」です。

私も若いころ習っていて結婚を機に長いお休みを頂きました。
でも、お茶券をを頂いたり、誘われたりすると元々が好きなので「行く。」
と後先考えずに返事をして結局予習しておけば良かったということが数多く
ありました。気軽にお読みください。
多少、私の思い込みも入っているかもしれません。その辺りは臨機応変に
して下さい。

【お席入り】

襖の前20cmあたりに膝を揃えて座り、右手は膝に置いて左手で襖を
ゆっくりと10cmほど開けます


襖の下から約15cmの所を右手で触れて、一度で襖を開けます
2枚の襖は締めやすいように少しだけずらしておきます


膝の前に扇子を置いてお辞儀をします
腕を自然に伸ばして指先を畳につけて腰から体を折るようにして
お辞儀をします
それから、右手で扇子を取り、左の手のひらで受け右手で扇子の要を
持つようにして立ち上がります。

※立ち上がる時はつま先を立てかかとを上げます。顎を引いて
背筋を伸ばしたまま立つようにします。立ち上がる時は必ず左右の踵を
付けるようにします。離れていると後ろから見た時美しくありません。

立つときは背筋を伸ばしつま先を立てて、かかとに腰を載せて右膝左膝と
ひと膝ずつ立ち上がるようにします
立ち上がったら、一気に茶室に入らず、扇子を持ったままひと足踏み出します


歩き出すときは、柱の壁の側から踏み出すようにします。
敷居は建築の大切な部分ですので茶室に限らず踏まないように
しましょう。

これが、お席入りを簡単にまとめたものです。

※流派によって異なる部分があるかと思います。

今は自粛時期ですが、良かったらご覧ください。
近直、仕立て上がりの夏の帯をアップします。