最も着用時期が長い着物は、「袷」の着物です。
十月から五月は、裏地の付いた(胴裏・八掛)「袷」となります。
四季を表す柄は、その時期に着られるとおしゃれです。
しかしながら、現代では時期を限らず着られる模様のきものが増えました。
そんな場合は、着られる時期に応じて、季節のモチーフを装いのどこかに
取り入れたり、色合わせを工夫するなどして季節感を表現されると
おしゃれ感の楽しみ方が一層増します。試してみてください。
こちらは、江戸小紋染「貞子好み」です。
どちらかというとおしゃれ着です。
少し勿体ない気も致しますが、こちらの生地でコートを作られてもおしゃれです。
こちらの着物で帯と帯揚げ帯締めを合わせてみました。
帯締めはそれぞれ五嶋紐です。
帯揚げはぼかしになっています。
帯はこちらです。
九寸名古屋帯(正絹)【小森織物謹製】「有職段文に菊づくし 六通」
六通ですが、お太鼓の所の菊の雰囲気が違っていておしゃれです。
時期をお考えならば、10月~1月、5月と6月に結ばれたら宜しいかと思います。
逆にいつでも合わせたいとおっしゃられる方ですと、
こちらはいかがですか?
全体をしゃれた感じにするために帯揚げを少し濃いめにしてみました
帯締め帯揚げは合わせていませんがこんな感じも素敵です
九寸名古屋帯(正絹)【山田織物謹製】「三彩織格子柄・淡いピンク色・総柄」
コーディネートをするのは結構楽しいものです。
帯締め、帯揚げでガラリと変わりますもの。その醍醐味を是非皆様に味わって
頂きたいです。