今年はコロナ禍ですのでお茶会もほとんどなく「寂しい」と思われている方も
多いのではないでしょうか。
着物で生活をするスタイル。そこまではいかないまでも、着物に袖を通すこと
により、普段の生活では味わえない感覚。リフレッシュ出来るのではないで
しょうか。
そんな時のお手伝いをさせて頂くのが、私共「呉服屋」であり気兼ねなく
分からないことを聞いて頂きお応えするのも私共のお仕事です。
そうやって、数多くの方に着物の良さを知って頂きそして「きもの」を気軽に
着て頂くことが私共の務めと思います。
最近小物もサイトにアップし始めました。
地元での反響はかなり良いです。色々なものがあるとみるのも楽しくて、それが
可愛ければテンションが上がります。と30代女性のお言葉
まだまだ、数は少ない方ですが陳列に工夫をしていこうと思います。
クリーム色の生地に橘・桐・菊の柄が華やかに描かれています。橘は、長寿と
幸福の理想国、常世国の象徴としています。
優しいお色の小紋です。しゃれ袋や格のある名古屋帯で合わせて下さい。
特選西陣織袋帯 奥田小由女の世界【となみ織物謹製】「綾羅織」
人形作家さんの帯の柄ですので、図柄がかわいい感じになっていますが
着物とあわせるとメリハリがあって良い感じです。
九寸名古屋帯(西陣織)【高島織物謹製】唐織
格のある名古屋帯の帯で合わせると上品にまとまるのではないでしょうか。
こちらで合わせても素敵です。メリハリもありこちらの帯自体が能装束の
上衣の水衣のようにふんわりとした風合いです。枯茶色(こげ茶に近い)と
胡桃染め(こげ茶にグレーを足した感)との横段に暈し織り上げられた帯地
にペルシャ小花紋を流れるように施してございます。
こちらは、私一押しの袋帯です。
他のお着物を合わせるとしたらこちらはいかがですか?
生地は国産の丹後ちり緬を使用。 綺麗なライトブラウンの色を基調として、
シルバーグレーとシルバーブラウンの細かい格子柄です。
同系統のお色ですが、泰生の袋帯と相性の良い着物です。
特選西陣織袋帯【織悦謹製】「ルーマニア立菱縞文、有悦織」
こちらの帯と合わせても良い感じになると思います。
帯地はとてもしなやかで、裏地も表と同じ織機で織られたものです。
表と裏が同じ糸、織機を使っているということは手間がかかっていると
いうことです。価格が上がっても良いものを作ると言う志がある織悦さん。
さすがです。良いものを妥協せず作られています。
普段使いから春に向けてのお薦めの着物と帯でした。