お盆の風習と着物と帯のSALE

お盆も間近、着物のこともですが風習について考えたいと思います。

私の友人で、関東圏にお嫁に行かれた方のお話です。

ナス牛キュウリ馬をご存知ですか?私も若いころは知りませんでした。

お盆の時に作る“なすときゅうり”の飾りは夏野菜なのでお盆に手に入りやすい

という事でナスとキュウリが使われるようになったと言われています。

それぞれ、精霊牛と精霊馬といわれナスが牛でキュウリが馬を表しています。

キュウリで作られた精霊馬は足が速い為、ご先祖様が早くあの世から家に戻れ

る乗り物とされています。

ナスで作られた精霊牛は歩くのが遅いため、少しでもこの世に(家族の所に)

長くいられるようにという意味が込められた乗り物です。

又、牛は、ご先祖様を供養するお供え物を、乗せて楽に帰って頂けるよう

に選ばれたとも言われています。

精霊馬は、お盆の間に家に飾り送り盆になると処分してしまします。

考え方は、各地域によって様々ですので、その地域のご年配の方にお聞きして

から取り扱ってください。

逆のパターンもございます。

ご先祖様を十分にお迎えをする時間が欲しいために迎え盆に牛を作り

早くあの世に帰られるように送り盆に馬を作る場合もございます。

あくまで私の主観ですが、新盆の場合は、早くお帰りになりたいでしょうから

馬を作って差し上げるのが宜しいか思います。

宗派によっては飾らない場合もございます。

お盆とは、自分自身の精進の為の日というお考えの宗派ですと

親類縁者が集まり親鸞聖人の教えやお経を聞いて、生きている人たちのご縁

を深めていくという過ごし方もございます。

それぞれの地域や家庭にあった供養をして差し上げましょう。

 

今時期は、朝茶をされる、されたというお話を聞きます。

夏ですので浴衣でもと先生はおっしゃってくださいます。でも折角ですので

麻の着物や紗の着物を着られてはいかがですか。暑いですが見た目が

「涼」を感じさせてくださいますので喜ばれます。

 

これからお作りになられるのなら、透けない単衣、袷でしょう。

秋のお茶会には間に合います。

“きものむらたや”では秋の単衣と袷の着物と帯のSALEを開催しております。

是非ご覧ください。

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