おしゃれ着の小紋

小紋とは、おしゃれ着・遊び着・お稽古着とされています。

どちらかというと普段から ショッピング・会食・美術館

などにお出かけになる際にファッションセンスで選ぶお着物です。

気軽なお茶会などですと小紋をお召しになっていらっしゃる方が

多いようです。

紋付の無地は確かに格は高いです。

目で楽しませるとしたら小紋がお薦めです。

昔で言うところの街着ですので、お茶会は無地が無難と思われて

いるようです。

さりげなく着ている方を見ますと着こなしから

『慣れてらっしゃる。』『粋だわ~』と感じます。

こちらの小紋は、東京染め小紋です。しゃれ感があり粋になるお着物です。
羽織や道行にしても素敵です。

こちらは、とび柄小紋で、お色もあまり使っていませんので
お茶席にも着やすく、観劇やこれからですと忘年会などにおしゃれに
お召いただけます。

 

本日、結城紬を着られて、その上から道中着を羽織ってお客様が

いらっしゃいました。

さりげなくお洒落をされていて素敵だなぁ~と感心しました。

その方曰く、『今あるものを大切に染め替えや仕立替をして着たい。』

とおっしゃられていました。

なんて素敵な発想なんでしょう。

売れてナンボかもしれませんが、お着物をや帯の思い出ごと大切にお考えに

なられていて素敵な方だなぁ~と感じました。

今は、多くの方が『着物…今着ないでしょ。持たせてもねぇ~。』と

おっしゃいます。正直寂しくなりますよね。

確かに喪服はあまり着ることがないかもしれません。

しかし、持っていると持っていないとでは違います。

これもひとつのお道具です。冠婚葬祭の葬では、第一礼装です。

故人を思い偲び喪に服す。亡くなられた方のことを大切にお考えでしたら

是非、喪服をお召ください。

あまり着る事が無いのは、良いことです。だからと言って作らなくて

良い訳ではなく、もちろんお道具や御守りのつもりでお仕度されたほうが

間違いなく良いと思います。お嬢様が嫁がれたら尚更です。

是非お考え下さいませ。