夏の結婚式にはどの着物?

お客様からよくご質問されるのですが、
『夏の結婚式は黒留は絽でないとダメかしら?』
夏の礼装のきものをお持ちの方は是非お召しになってださい。
しかし、今は袷のきもので出席されてもかまいません。
最近は、冷房が効いているから室内なら袷でもかまいません。

現在、花嫁さんは一年を通して袷ですから装いを揃えるという意味もございます。
また記念写真に一人だけ夏物となると、周囲の袷のきものと違って見えます。
ただ、最近の記念写真は、屋外(ホテルの屋上)などで撮られる方が多く、
『暑くて汗びっしょりになったわ。』とよく耳にします。
実を申しますと私共の姪が結婚式をした時も屋外で記念写真を撮りました。
11月でしたので、まだ良かったです。

今日お越しのお客様は、8月に結婚式に呼ばれたの。どうしたらいい?
とご相談にいらっしゃいました。

お嬢様が嫁ぐときに単衣のお着物(上等の訪問着を単衣に)を作られ、それに
合わせて私共が言うのも変ですが、良い帯を合わせられてその帯は、ある程度の
格のあるお着物には合わせやすい格のある袋帯でした。
お嬢様は、「単衣の着物を着たい。」とおっしゃっていて、帯をどうしようと
お母さまが悩んで、考えた末、むらたやにお越しになられたのです。

はじめは、8月だから帯は夏用が良いのではと一緒になって悩んで帯締め帯揚げも
一緒になって悩みました。

着物と帯を改めて見たときに、「暑いけど我慢してその着物と帯にされたほうが
良いと思う」と私共が結論付けました。本来なら夏の着物ですが、
着物を今からお仕立てするのは間に合わないということと、
単衣に絽の帯を合わせてみましたが、しっくりこなくて(お買い求めいただいた
袋帯が良すぎて)一時のことだからということと、夏の着物はこれから先着ると
いうことがないかもという事でお手持ちの着物と帯にされました。
帯締めと帯揚げをボストンに忘れてきたからそれだけを合わせて差し上げました。

お喜びになられたのでそれで私共は良いと思います。
ただ、結婚式が終わってから、汗抜きクリーニングにはお出しになられた方が良い
と思います。とだけお伝えしておきました。

留袖と袋帯

夏に結婚式や結納、お茶席等に良い着物です。

横絽に縦絹混ざり織り変わり絽の生地

衽と上前

夏のきもの≪小千谷ちぢみ≫

麻100%
夏のきものです。反幅も十分ございますので裄の長い方でも大丈夫です。

 

 

 

 

 

 

単衣向き帯締め(五嶋紐)です。

夏用の帯締め(五嶋紐)です。

夏のきもの(絽の無地)と袋帯

 

小千谷ちぢみと名古屋帯
  

瓶覗色の高級付け下げです。(帯はイメージ)

衽と上前です

日本の四季の植物紋様が描かれています。
色合いから、単衣に良い付け下げとなっております。

勿論、袷にもできます。

きものむらたや 

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