お謡いをされていらっしゃる方が増えているように感じます。
時々お話を伺わせて頂くのですが、皆様、楽しんでされておられます。
先日は、新しい襦袢を作りたいというお話を頂きました。
年に数回ということですが、流石に襦袢が限界と言うことでしたので
白の襦袢にグレーの半襟を付けさせて頂くことになりました。
黒紋付をお召しになられるので、後々紋付を譲れるように白をお薦め
しました。
そうやって“和”のお稽古ごとをして頂くのは、嬉しいものです。
外国の方は、結構着物が好きで憧れるとおっしゃってくれるのですが、
日本の方で、「着物の買取りはしていないの。」と聞かれた折は
気持ちがかなり沈みます。「喪服?着るかどうか分からないし、娘が
いらない。と言っているから。」・・・・・・ともおっしゃられます。
着物の文化は昔に比べて、確かに減ってきたかもしれませんが、
まだまだ、着物を好きでいて下さるお客様がいらっしゃる限りは、私共も
頑張っていきたいと思います。
これからの季節ですと
野点をされるお茶席が増えるのではないでしょうか。
新緑を拝しながら、季節のお菓子を頂きお茶を飲む。
なんて風流なんでしょう。
こんな時は、色無地・江戸小紋・小紋などのように、かしこまった装い
ではなく、気軽な装いのもので大丈夫です。
小紋ですと、華の柄をモチーフにしたとび柄小紋などが、新緑に映えるのでは
ないでしょうか。
こんな感じで茶会での着物選びは、茶会が催される時期や、お茶会の種類に
よって違ってきます。
そして、茶会で選ぶ着物は、亭主のもてなしの邪魔にならないように、
又、着物が主張しすぎないようにと着配ることも大切です。
[お薦めの小紋]
上品な唐華文様が施されています。
上質な丹後ちりめんを使用し地色がパステルグレーに抽象的な華の柄を
流れるように描いていて、金で描かれた華の部分が一層上品さを出しています。
こちらは、特定の花をさすものではないですので、季節を問わずお召いただけ
ます。
色違いの小紋です。柄の配置はこんな感じになりました。
後ろから見た感じです。柄どうしを並ばせないように工夫してお仕立て
あげました。
前から見た感じです
衿の感じです。上前の衿が小紋でありながら見ごろと繋がっている感じ
になるように仕立て屋さんと相談をして配置しました。
[お薦めの名古屋帯]
地色が黒で巧みに織り成された橫段模様の間に、古典調で、尚且つ
モダンな花柄が配置されています。ワンランク上の名古屋帯として、
茶席にもお薦めです。【山田織物謹製】
こちらの名古屋帯は、【小森織物謹製】です。
有職柄に七宝と若松菱柄ですのでこちらも季節を問わずお締め頂けます。
※7月、8月以外です。
上の小紋とでしたら上品に合わせることができます。
きもの むらたや
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