30代から70代向けの小紋

少しずつ春めいてきましたが、
何故でしょうか?あまり気分が乗りません。世間全体が冷え込んで
いるからなのでしょうか。

問屋さんが来られても良い話(売れている)は聞きません。
あえて言うなら振袖が売れていると言うことでした。
周りも振袖を着るから、娘にも晴れ姿をという親心が売り上げに繋がって
いるのではないでしょうか。
他の着物については、「着ないから」・・・・と言われます。
「喪服は着なかったから、要らないと思う。だから娘にも作らないのよ。」
寂しい話です。

喪服は、無地に五つ紋です。最高礼装に入ります。その喪服を着て
故人をお送りするのは当たり前のことでした。又『五つの家紋』には
ご先祖様やご両親を現していて、お嬢様を御守りするという意味も入
っているのです。

大抵喪服を着る時は急ですよね。結婚式と違って前もって分かりませんし
予想もつきません。長い間病床についていたならば時間もありますが
「病人を抱えているから喪服をつくります。」何ておっしゃられる方も少
ないです。又、亡くなるのを待っている様に思われるので作りにくいものです。

喪服は、反物から紋を入れてお仕立てをするのに時間がかかります。
むらたやで最短で4~5日かかりました。それは、稀で本来ならできない
お仕事です。
その時は、仕立て屋さんに無理を言って仕上げて頂きました。
もちろん紋屋さんにも大急ぎでお願い致しました。(今から10年位前の話です)

できれば、前もって作っておかれた方が宜しいかと思います。

地域によっては、白生地から染めてお仕立てされる所もございます。
無地がいい例で、白生地を選びお好きなお色に染められる。
(色見本があれば分かりやすいです。)

昔、この辺では、「やはり反物がないとね。」とおっしゃって白生地から
選ぼうとはされませんでした。
しかし、今は色無地といっても色々とあり、呉服屋に好きな色があるか
どうかが分からないので、好きな色に染める方が良いとおっしゃられる方
も増えたので “むらたや”では、白生地と色見本を置くようにしてございます。

お急ぎの方には、弊社においてある紋意匠の無地や斉藤三才の無地ぼかしを
お見せしております。

 

こちらは、とび柄小紋などの春らしい小紋です。
30代から70代までの小紋を揃えてみました。
上段左(グレーに雪輪ぼかし) →こちらより
上段中(サーモンピンクに格子)→こちらより
上段右(華縁取りに染びった) →こちらより
下段左(蛍ぼかし)      →こちらより
下段中(華文パステルグリーン)→こちらより
下段右(サーモンピンク)   →こちらより

上段ひだり

上段中央

上段みぎ

下段ひだり

下段中央

下段みぎ

店内にてこんな感じでセールを行っております。
お近くの方は、是非足をお運び頂き色々とご覧ください。

セール期間  3月26日まで
遠くの方は、お電話を頂けるとご相談にも乗れます。

きもの むらたや 

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