きもの豆知識

帯には様々な種類がございます。初心者の方はどんな帯を選んだら
良いのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

着物の柄や色によて雰囲気も変わります。
着物を着るときには必要なものですので納得がいくお品を選んで着こなす
ことが大切です。本日は、初心者の方でも迷わない帯の選び方をお話します。

帯の種類は、大きく分けて三種類ございます。その中でも初心者の方に
お薦めの帯は、名古屋帯といわれるカジュアルで扱いやすいタイプのものです。
帯の柄にも様々のものがございますが、選び方のポイントとして
「柄が全通か六通」といって全体的に同じ間隔で柄が全体的に続いているもの
ですと、ご自身で帯を締める時どの辺をお太鼓に出したらいいのか
あまり考えないで帯を結べます。

六通(帯をまいた時一番下に来る部分に柄がない)で、柄も同じ柄続きですので
悩むことなくお締め頂けます。


こちらは、全通です。(手先~垂れ先まで柄あり)

このように全通、六通の同柄続きでしたら締め方に悩まず手軽に扱うことが
できます。また、ご購入の際にご自身の着物とのバランスを考えてお店の方に
相談するなり、ご親族のなかで着物慣れしている方にお知恵を借りるのも
良いのではないでしょうか。


正装で着用するのは、袋帯です。主に留袖、振袖、訪問着、付け下げ、無地等。
名古屋帯には、小紋や紬等
半幅は、浴衣に締めます。普段使いで、ウールの着物にもお締め頂けます。


着物を着るとなると、着慣れていない方の多くが「和装の主役は着物」と
イメージされています。すべてが着物という訳ではありません。又、和装にとって
帯はとても大切です。帯の色合いや結び方を変えるだけで着物のイメージが変えられます。

例えば、
帯は、結び方と位置によって着物の表情の違いです。

全般的に、若い方は高めに結び、お歳を召すごとに低くします。
しかし、高すぎると野暮ったくなり、低すぎると品がなくなります。

若いお嬢さんなら胸のトップからこぶし半分上げた位置に帯の上の線が
くるくらいが良いのではないでしょうか。
ミセスなら、もう少し下で、胸の丸みの底辺あたりに下げても良いの
ではないでしょうか。
締める方によって(雰囲気)もございますので一概には言えませんが
そうすることによって品よくお着物をお召し頂けると思います。

名古屋帯【河合美術織物謹製】 お太鼓柄

名古屋帯【白綾苑大庭謹製】六通

それぞれ格のある柄行ですので、無地や付下げにも合わせられます。

こちらは、普段使いの小紋に合わせて下さい。
地模様が市松になっていますので、高級感もあり、古典的な柄ゆき
ですので長くお締め頂けるお薦めの一品です。

小紋や紬に向く名古屋帯です。
網のような立体感ある地紋の中に、ところどころ帯締めかと間違えるような
ストライプが配置をされオシャレ感覚のなかにも高級感がございます。


きもの むらたや 

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