【衣替え】
五月も終わりに近づいてきました。
今日もシミ落としのお客様がいらして、暑いから胴抜きの
仕立の着物にしたのよ。・・・・・と
何故か私共の地域ではそのお仕立を昔から「お化け」と
呼んでいます¿?¿?
襦袢は絽、半衿は普通の半襟を絽の半襟の上にかけてお召しになられた
と言うことです。
「お気持ちは分かります」と話をおききしていました。
「洗える襦袢は助かるわ」とお客様はおっしゃられ、コロナ禍で着物を着れ
なかった分手が上がりにくくなったのよ・・・・・帯が結びにくくて大変よ。
と、嬉しい響きがあれば苦悩もあるようです。
年齢と共に帯の場合手が上がらなくなり結びにくくなるというお話を
良くききます。
そんな時は、文化帯をお勧めしております。
お茶の先生に(只今88歳)好評で一緒に出掛ける方に迷惑が掛かってはいけない
から何とか帯を自分で簡単に結べる方法はないかしら?と数年前にご相談を受け
それからずっと文化帯に仕立て直していらっしゃいます。
切断するタイプもございますが、切断せずにいずれ一本に戻すことができる
文化帯仕立もございますのでそちらもお勧めしております。
こちらは、無地付下げとぼかしの無地に絽の袋帯です。
やはり帯は先取りなので、絽を合わせてみました。
こちらの三反は単衣でも袷でもでどちらでも宜しいかと思います。
帯はどの帯をどう合わせても合うと思います
サイトには載せておりませんが、似たお品は載せてございます。
坂井教人作 モチーフはカタクリの花 無地付下げです
「鎌倉友禅」とは、凛とした決意が感じられる気品ある友禅です。
それを生み出した方が坂井教人先生。この無地付け下げの作者です。その先生
のモチーフは「かたくりの花」や「水芭蕉の花」、風景では木場風景・オーロラ
などです。その方の作品の無地です。主張しすぎないように地紋でかたくりを施
しています。全体に地紋の「かたくり」が施されているのではなく裾(上前・後・下前・衽)とお袖(左の前・右の後)にあり他は、地紋がなくすっきりとしてい
て帯も合わせやすい感じになっています。
夏・特選西陣織袋帯【大光織物謹製】「松と唐華互い違い菱型・六通」
オフホワイトの地色の帯地に各菱の中に「松・唐華」が金糸銀糸が互い違い
に施されています。お色からして涼しさを感じさせます。格のある柄行とな
っております。又、上品にまとまっていますので夏のお茶席、六月はもちろ
ん柄からいって季節を問いませんので九月のお茶席にも結ぶことができます。
単彩ですのでお召し物にも合わせていただきやすいです。
夏・特選西陣織袋帯【大光織物謹製】「華唐草文様・六通」
アイボリー色の地が変わり織りで織られていて涼しさを感じさせます。
松・梅・桜・菊の模様化した図柄に垣根と波や七宝が施されています。
上品にまとまっていますので夏のお茶席、六月や九月のお茶席にも結ぶ
ことができます。
夏の袋帯【田中義謹製】「丸に雪輪中に柄・六通」
帯地は、淡いグレーパープルです。金糸・銀糸で雪輪や波、観世水、
抽象化した花などを施しています。夏の暑い時期に涼しそうなお色と柄行です。
夏の着物「小千谷織物 片貝綿麻紅梅」【紺仁工房謹製】(左)
夏の着物「小千谷織物 越後片貝・紺仁綿紬」【紺仁工房謹製】(右)
こちらは、暑い夏でも気軽に着れるきものです。綿と麻でできていますので
家で着物生活をされる方、お茶を習っている方がお稽古に、納涼会、夕涼み
などにお召いただけます。夏に着物を着る場合汗が気になります。お家で
手洗いができるタイプですと安心して着れます。こちらの着物は、幅が広い
ですので今どきの若い方の裄にも対応できます。着物は、日本の四季を感じ
ることができる日本ならではのお品です。夏のきものは特にでしょう。
お茶をされている方にお勧めの東レの絽の無地
東レの絽の無地の着物(横絽)
雨の日、雨が降りそうな時のおでかけやお茶の水屋仕事にどうぞ
東レの生地は最高級ポリエステルきものとして、フォーマルな装いから
普段のお洒落着まで愛用されている「シルック®きもの」です。
洗濯機で洗えるので、天候を気にせず着用できます。
お色は、淡紅藤色と言えます
東レの絽の無地の着物(横絽)
雨の日、雨が降りそうな時のおでかけやお茶の水屋仕事にどうぞ
東レの生地は最高級ポリエステルきものとして、フォーマルな装いから
普段のお洒落着まで愛用されている「シルック®きもの」です。
洗濯機で洗えるので、天候を気にせず着用できます。
お色は、淡い千草鼠と言えます
このように着用時の天候を考えてお召しになるお着物を考えるのも一つの手かも
しれません。また、練習用にも宜しいとも言えます。
洗濯機で洗えるので便利なので、汗をかいてもすぐ洗濯機と言う考えがあれば
安心できます。
ただ、大切なお茶会などは正絹が宜しいかと思います。
招く側は尚更かもしれませんね。
雨が降ってもでしょう。(お家元がいらっしゃるようなお茶会ならば尚更)
だから、コートが必需品となってきます。
コートは少なくとも2回は作るべきとされてるようです。
若い時と年配になってからと言われています。(雨コート)
道行や道中着は好みも変わるのでそれはその時の気分で宜しいかと思います。