単衣の着物にお勧めの帯~名古屋帯とこれからの袋帯

春うららかな日と久々に感じられましたが寒いです。

実家のタラの芽はまだかしら?と思いつつもいつ掃除に
帰ろうかと悩んでいます。外の草むしり、部屋の掃除。

近所の方から父が亡くなる前に原木に植菌していたらしく
今年大きなシイタケができていたようです。

しかし、度々帰るわけにもいかず、近所の教えてくれた
おじさんに、取れるだけ採って食べてくださいと伝えた
次の日に根こそぎ採られたと電話がございました。
何とも、せちがない世の中なんでしょう。かといって近所の方を疑う気にも
なれずそのままに・・・・・・・・(T_T)

流石にタラの芽を採られたらちょっと悲しいかも。夏の間成長しないように
トゲに気を付けて伐採しましたので・・・・・・・タラの芽は多分これから
かと思います。

実家は冬は寒いので暖かくなるのはもう少し先のような気もします。
ちょっとショックだったので思わずブログに書いてしまいました💦

気を引き締めて、

特選西陣織袋帯【西陣まいづる謹製】「裂取花樹獅子文」

変化に富んださまざまなベースの断片の中に、吉祥文様のがらや、獅子
の柄などをさりげなく配置し、古典柄の中にもモダンな雰囲気を表現り、
個性的で、かつ織りの豊かさをダイナミックな柄に仕上がっています。
お茶席で結ぶなら色紋付や付下げや訪問着で合わせます。

こちらの訪問着は同系統の色合いの着物ですので合います。

特選無地付下げ [鎌倉友禅作家/坂井教人・八掛付き]

「鎌倉友禅」とは、凛とした決意が感じられる気品ある友禅です。
それを生み出した方が坂井教人先生。この無地付け下げの作者です。その先生
のモチーフは「かたくりの花」や「水芭蕉の花」、風景では木場風景・オーロラ
などです。その方の作品の無地です。主張しすぎないように地紋でかたくりを施
しています。全体に地紋の「かたくり」が施されているのではなく裾(上前・後
下前・衽)とお袖(左の前・右の後)にあり他は、地紋がなくすっきりとしてい
て帯も合わせやすい感じになっています。「かたくり」の凛としたたたずまいが
上品です。

 

西陣織袋帯【大光織物謹製】「唐華と幾何学文様・スリーシーズン」

しなやかに織り上げられたブルーグレーをベースにした帯地です。透け感
のある薄い織り地ですのでスリーシーズン用にとメーカーさんが作られた
帯です。できれば盛夏を外した3月終わりから4月~7月始め、9月~11月
ごろ。(寒くなってきましたら帯が薄く感じると思います)気候を考えて
結んで頂きたい商品です。変わり市松の中に単彩ですが唐華と菱型が上品
に柄付られています。※お茶をされている方は、7月は結ばれない方が賢明
かと思います。(見た目薄いので分かりにくいですが絽ではないですし完璧に
透けている訳でもございません)

単衣向きの帯です

単衣にお勧めの小紋(勿論袷でも宜しいですが・・・・・)

京友禅染とび柄小紋[蔦の葉文様柄]

オフホワイトのお色のちりめん生地に小さな蔦の葉文様のとび柄
の小紋です。反物の幅が1尺5分ございますので裄の長い方にも
お仕立てができます。柄やお色からしてお茶席に適したお色です。
名古屋帯はもちろんですがしゃれ袋帯でも結ぶことができます。

 

東京染小紋(正絹)≪貞子好みより≫

生地は国産の丹後ちりめんを使用。光沢のある生地に季節を問わない柄付
で帯によって表情が変わるので、華やかな場所にも落ち着いた場所にもお召
いただける小紋です。この生地にこの柄でとこだわった『むらたや』オリジナル
の一品です。

柄は、「貞子好みより」こちらは、 粋な着姿をテレビや映画で披露してくれた
沢村貞子さんがこちらの染工場の先々代の奥様とお知り合いで柄を色々と染めて
貰っていたのから始まりご自身で柄をお考えになるようになり、それをまとめて
「貞子好み」というブランドにされたそうです。彼女のきもの美は、今でも多く
のファン方々のお手本として語り継がれています。

画像でこのお品の良さが分かって頂けないのが難点で残念です。

西陣織九寸名古屋帯【となみ織物謹製】

 

淡黄色と青磁鼠色と薄青色の三色段の続きに桜が施してございます。
帯は、軽く何処を出されても良い全通となっておりますので締めやすい
です。国の象徴の桜が施されていることによりスリーシーズン(夏以外)
お召し頂けます。特に春やおめでたい時にお締め頂くと尚宜しいかと思
います。小紋は勿論、無地、江戸小紋などにお締め下さい。

さくらの柄づくしですのでしゃれ感もありお茶席にも良いですし、時期は
問いませんが、4月の大寄せ茶会などにお締め頂くと着物も映えてしゃれ感
を感じさせてくれます。

 

特選八寸名古屋帯【繧繝霞・博多織物・全通】

春夏秋冬オールシーズン使える八寸名古屋帯のご紹介です。

「繧繝霞」その名の通りまるで霞がかかているように色がやんわりと水平に
変わっていくのが特徴です。この帯の場合裏地を付けなくても仕立てられる
ほど強度がありながら透け感がありとても軽い帯です。「柄」と呼べるもの
はなく玉虫色調のボカシのみで表現されていて発色も、見る角度によって色
あいが異なり様々な表情が楽しめます。
横糸の束を織る前にグラデーションになるように染め分けており、そうする
ことにより動きが均一ではありませんが色糸が変化する美しい織に仕上がり
ます。メーカーさん曰く「1年中使える帯」とのことなので持たれていると
非常に便利で重宝していただけます。

冬場に気になられたら、結ぶのを控えるということもできます。

結ぶのはその方に任せます。