6月も20日を過ぎ着物は絽や紗になってきます。
それでは、今までお召しになってこられたお着物(単衣や袷)は
どうされてますか?
4月、5月とお茶会が多かったので着物のクリーニングを持って
来られる方が多かったようにおもわれます。正絹は特に汗で衿が
汚れほっておくとそこが落ちにくくなり色合わせ等でお金もかかります。
汚れだけは早いうちに落とされた方が賢明です。
お茶をされている方は雨の日用に東レの反物で着物を作っていらっしゃいます。
研修会の時などに便利とおっしゃられています。
とはいえ帯はやはり正絹の方が結びやすいです。
夏・特選西陣織袋帯【大光織物謹製】の帯です。東レとはいえ無地ですので
袋帯を締められた方が宜しいかと思います。
こちらは、夏・八寸名古屋帯[絽綴れ お仕立て上がり]の帯です
麻のきものと麻の名古屋帯です。
夏には麻が涼しくて軽いです。色違いを羽織にされたお客様がいらっしゃって
大変お喜びになられています。勿論着尺ですので、生地があまります。
残りは、半幅帯にされました。
こちらが、上の麻の着物の柄です縦の線が粋でおしゃれです。
夏とはいえ、お茶会がないわけではございません。
「朝茶」「月釜」「蓮見の茶会」「夕涼み茶会」と色々とございますが
TPOにあわせてお召しになるものをお考えになるのが一番。また、立場
を考える。お茶をされている方が一番悩むところです。
「亭主よりも正客よりも目立たぬようにとか、社中の先生のお立場を考えてとか」
大変です。
だから、無地が無難ということになるのでしょう。紋があれば格はございますし
安心という訳ですが、何故か少しさみしい気がします。少しで良いので華やかさが
欲しいものです。だからこそ帯はや小物は大切です。夏ならば尚更です。
こちらは、変わり絽の夏用付下げです。
帯は、
特選博多織紋八寸名古屋帯【本場筑前博多 大倉織物謹製・誠之輔ブランド】
です。
雑誌「美しいキモノ」の日本のきものブランド50に選ばれたことのある
大倉織物の≪誠之輔≫ブランド。その帯です。博多織の名門処で、洒落帯
を作っておられます。経糸の数が多いため、しなやかなハリと締め心地の
良さを持つ上質な博多織の帯となっております。
色無地や小紋、江戸小紋、紬の他、御召などに結ぶことができて色々な
お席で使える帯となっております。お茶のお席にもちょっとした趣味の
時にも楽しめます。
柄は、甲冑の部分を表現しています。硬い感じもしますが、そこが又、
「キリッ」と感じ柔らかいキモノの生地にも合っていて素敵になると
思います。
こちらは、9月の単衣にも良い感になっております。
夏は、お仕立て上がりの名古屋帯も揃えてございます。
余りお召しになることのない夏着物ですが、イザという時には必要です。
ご自身の寸法に合った着物でお仕立がどうしても必要ですが、帯はお仕立
上がりでもなんとかなるものです。(気に入っていれば)
そんな時にお使いください。
色々とご要望を承っております何かございましたらお問い合わせくださいませ。